TBSの昼ドラ・愛の劇場「砂時計」のロケ地巡り=宍道湖の見える白潟公園・仁摩サンドミュージアム・琴ヶ浜
なんだか、久しぶりのブログアップなのに、TPPでもなく、安保関連法案でもなく、昼ドラの、それも8年も前のドラマのロケ地巡り、しかも愛の劇場なんて一体どうしたんだい彦左衛門というお方も多いことと思う。まず、その事情から説明しなければならない。
それは、出雲風土記の世界に遊びたい私がしばらく一緒に旅行に行っていない娘を連れ出したいという、まぁ、子離れしていない親爺の切ない思いが、娘が大好きであった昼ドラ「砂時計」(TBS・2007年3月〜5月)のロケ地観光を行程に組み込んだ旅にして、ようやく、娘と家内との家族旅行の夢がかなったという情けない話である。
まず、われわれが羽田から到着した出雲空港。ここも早速であるが、水瀬杏と北村大悟が別れの場面などで効果的に使われたポイントである。
ここで、正直に白状するが、娘が所持していたDVD(全60話)をわれわれ夫婦は、この出雲、石見、萩4日間の旅を終えた後、一挙に鑑賞したのである。
水瀬杏と北村大悟の出会いから初恋、大人の恋へとつながる恋愛ドラマ。これでもかこれでもかと繰り返されるすれ違いのストーリーに、わが老夫婦は涙腺を緩めっぱなしの、脚本家の思う壺状態の視聴者となったのでした。
そんな、砂時計のロケ地めぐり。旅とドラマ鑑賞を終えてみて、やはり、あの北村大悟の住む街並み(太田市大森町)や大悟の家・北村商店、あの石橋、江田駅(JR山陰線波根駅)はカットせずに見ておくべきだったと後悔しきりである。
まぁ、こんな話は別として、まず、出雲大社のコイン投げを紹介しよう。
神楽殿の大注連縄の円錐台のような形をして垂れ下がる“〆の子(しめのこ)”の真下から硬貨を投げ上げ、その藁縄の房の隙間に挟まったら願いが叶う、恋が成就するということで、ドラマでは杏が何回も挑戦するものの、失敗続き。挙句には、刺さった他人のコインまでが衝撃でバラバラと落ちてくるといったシーンで、他人の恋路を邪魔しちゃダメだよと、つい、突っ込みを入れてしまう微笑ましくも初々しいカットでありました。
わが娘もこれがこの旅のひとつのメインイベントでありましたが・・・
え〜っ!!!!の結果でありました。
その大きな“〆の子”の下面は細い金網で覆われ、硬貨が入らぬようにしてあったのです。
コインの処理が大変なのか、そこに人がたむろし過ぎて危険だからということなのか、娘の落ち込みぶりは見ててもちょっと可哀想でした。
折角、東京からやって来たのにと・・・なんだかなぁ・・・最近の神さまも効率性なんて考えだしたりしてるのかなぁ・・・
次に、鏡池の縁占いで若い人たちの参拝客の絶えない八重垣神社を紹介しよう。
杏と大悟、中学校三年生の時の初デートで出雲へ行った際に、水占いをするシーン。硬貨を載せた占いの紙が池から近くで沈めば近くにいる人との縁が早く結ばれるというもの。遠くに沈めば、遠くにいる人と遠い先に縁が結ばれるという、恋人たちにとっては、結構、ドキドキの占いでもある。
そういうことなのか、われわれが訪れた日も多くのカップルに家族連れや老夫婦といったいまさら何を占うのといった雑多な人々で、鏡池には長蛇の列。ビックリ・ポンでした!!
わが娘も水占いに挑みましたが、結果はなかなか沈まず・・・、浮き出た文字は下の写真でした。
さて、ドラマのシーンでは・・・。
占いの紙に「信念を持て。願いかなう。西と南 吉」と出て、池のふちから遠くの方で紙が沈み、せっかくの初デートで身近にいる二人には期待外れの占いの結果でした。
そんな、初々しい初デートのロケ地をまずはご紹介しました。次回はいよいよ、仁摩サンドミュージアムへ向かいます。お楽しみに。