彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

NHKおひさまロケ地

「おひさま」ロケ地・安曇野を歩く その2=陽子(若尾文子)の「百白花」・大王わさび園水車のある風景

湧水の郷、安曇野を歩く その1=NHK「おひさま」ロケ地・陽子の通学したあぜ道

木曽路・奈良井宿、「古き良き日本」を歩く=NHK朝ドラ「おひさま」のロケ地
NHK朝ドラ「おひさま」ロケ地=旧制松本高等学校の本館・講堂 


黒沢明「夢」に使われた水車小屋のある風景
大王わさび園にある水車小屋と蓼(タテ)川

「おひさま」の現代シーンで、主婦の原口房子(斉藤由貴)が若尾文子扮する須藤陽子にその一代記を語り聞かせてもらう場所が、陽子が経営している「百白花(ひゃくびゃっか)」という喫茶店である。安曇野の美しい風景の中にたたずむその建物のセットが大王わさび園にあるので、園内にある黒沢明監督の映画「夢」で使われた水車小屋と水辺の風景とあわせて見学した。

大王わさび園入口
大王わさび園より有明山を見る
わさび園入口より有明山を遠望
「百白花」のセット

 「百白花」はわさび園の大駐車場からも遠望できるが、ドラマで見る瀟洒な店内などのセットはなく、建物外観のみのセットである。「百白花」の店内造作はスタジオセットであるため、まぁ、正直、何だこりゃという次第である。なお、百白花という実在の花はなく、劇中で陽子の祖母が安曇野のそば畑の真っ白な花をイメージして、店の名前として命名したものです。・・・当初、わたしも植物図鑑などで調べたものですが、架空の名ですので・・・、出てませんでした。

「おひさま」に出てくる「百白花」

したがって、近くまでは行かずに望遠で撮影しておきました。


一方で、水車小屋のある水辺の風景は以前訪ねた際にも写真を撮ったと思うのだが、デジカメ時代ではなく、もう一度、入念にその美しい風景を取りなおした。

安曇野水車小屋のある風景
水車のある風景

やはり水車のある風景というものは、己の幼少時にそうした風景を身近に置かない者であっても、どこか日本人の郷愁といったものを呼び起こすものと思われる。

大王わさび園の水車小屋
水車小屋
大王わさび園の水車
清らかな水が滴り落ちる水車
水車の脇を流れる蓼(タテ)川と中州をはさんで流れる万水(ヨロズイ)川の合流する辺りの景色は樹間を吹き抜けるそよ風と相俟って本当に息をのむような美しい情景である。
大王わさび園を流れる万水川と蓼川
手前が蓼川、向こう側を流れるのが万水川
安曇野蓼川にあそぶ水草
澄んだ水中にあそぶ水草

このわさび園に引かれる湧水は日量十二万トンという膨大な流量におよび、その水温も年間を通じてほぼ12℃と一定し、わさび生産に適したものとなっている。 

大王わさび園・蓼(たて)川
この先で万水川に合流する蓼川
湧水を流すわさび田

その湧水を流す水深40cmほどの蓼川には梅花藻(バイカモ)、水ハコベ、ミクリといった清水を愛する水草が気持ちよさそうにその流れに身をゆだねている。その様子を見ているだけで、爽快感が全身一杯につまってくるようで愉快である。


湧水の郷、安曇野を歩く その1=NHK「おひさま」ロケ地・陽子の通学したあぜ道

「おひさま」ロケ地・安曇野を歩く その2=陽子(若尾文子)の「百白花」・大王わさび園水車のある風景
NHK朝ドラ「おひさま」ロケ地=旧制松本高等学校の本館・講堂
木曽路・奈良井宿、「古き良き日本」を歩く=NHK朝ドラ「おひさま」のロケ地
湧水の都・安曇野の早春を賦す(2015.3.30)

安曇野 長峰山より
長峰山より安曇野をのぞむ

その1---茅葺農家と水車小屋(宮本タケオが畑仕事をするあぜ道・陽子の通学路)


85日から7日まで二泊三日で、湧水の郷、安曇野を心ゆくまで楽しんだ。心配された天気も安曇野を巡り歩く間は夏の陽射しが強い好天であった。そして旅館へ向かう頃に立ち昇った積乱雲から夕立が襲うというまさに盛夏の候であった。


安曇野の夏
安曇野の夏

わたしの大好きな雲、そのなかでも入道雲を見上げながらの旅となったことは、旅の神様、安曇野ではもちろん「道祖神」に、こうした時間を与えてくれたことに心から感謝した次第である。


安曇野盛夏の入道雲
安曇野の大入道雲
常念道祖神

10年程前に日帰りで尋ねたことはあったが、その時は大王わさび園、碌山美術館、安曇野ちひろ美術館、本陣等々力家といった観光名所に穂高神社、有明山神社を駆け巡り、落ち着いて安曇野の空気を吸ったという記憶は薄い。


そうしたこともあって、NHK朝ドラ「おひさま」の舞台となった今日、あらためてゆっくりと心静かに湧水の郷、安曇野を歩いて見ようと思ったのである。


DSCF8201
湧水がそこかしこに流れる郷、安曇野


 そこでまずは「おひさま」のロケ地となった場所を訪ねて見た。案内がはっきりとしている箇所は問題なかったが、穂高川の土手の風景は地元の人でないとなかなか探し当てるのが難しく、その辺りを徘徊したものの、結局、撮影スポットには到達できなかった。また夏の厚い雲にさえぎられ、北アルプスの峰々を仰ぎ見ることが出来なかったのも残念であった。

この日、長峰山から北アルプスは見えなかった・・・


 陽子が通ったあぜ道に建つ水車小屋は国営あづみの公園の駐車場から徒歩7、8分の処にある。その道筋に三百数十年の歴史を有す松本藩の大庄屋、山口家の豪壮な屋敷がある。


安曇野の大庄屋、山口家の屋敷林
横一線、山口家の白塀と豪壮な屋敷林
山口家表門


 北アルプスを紹介したイギリス人・ウエストンも常念岳登山の折に当家に逗留しており、江戸初期に造営された見事な回遊式庭園を観賞したという。 



江戸初期造営の回遊式庭園
山口家室内より庭園を望む


 山口家を見学していよいよ陽子が毎朝自転車で通った安曇野のあぜ道へ向かう。 


「ひまわり」水車小屋へ向かうあぜ道
かやぶきの家や水車小屋へ向かう農道


 茅葺家や水車小屋、彩色道祖神はNHKの撮影用に造られたものだと現地近くに詰めるボランティアの方が説明してくれた(行き順を丁寧に教えてくれるので安心)。説明がないと、あまりに周囲の田園風景に馴染んでおり本当にそこに昔からあったとしか思えぬ見事な出来栄えである。 

 



「おひさま」陽子が通った安曇野のあぜ道風景
陽子が毎日通った安曇野のあぜ道と水車小屋の風景


 古き良き日本の原風景である。要は安曇野の風景を借景として造った新しいスタイルの「あぜ道」と言い換えてもよいのかも知れない。



お見事、NHK!! 受信料分はあるか!

われわれが宮本タケオ(柄本時生)が畑仕事をしていたその水車小屋に到達した時にはひと組の家族連れがいたのみで、長閑な田園風景を心ゆくまで堪能することができた。

安曇野おひさま水車小屋前に広がる田園風景
水車小屋の前に展がる田園風景
あぜ道に沿って流れる灌漑用水
清冽な湧水

その撮影スポットにゆくあぜ道沿いの灌漑用水の流れは速く、澄みきっており、手を入れるとヒンヤリとして心地好い。



水辺に咲く可憐な花々
水辺に咲く花々

水辺には高原の花々が可憐に咲き、小さなアオガエルが夏草の緑の中をピョンピョン飛び跳ねている。

 


小さなころ目にした日本の原風景
小さなころは日本にこうした風景はどこにでもあったなぁ・・・


 小さなころ・・・田舎でよく目にした懐かしくも美しい情景であった・・・

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