速谷神社・・・安芸の國の一の宮
〒738-0026 広島県廿日市市上平良308−1
TEL 0829-38-0822 FAX 0829-38-0341
弥生、初春の一日、安芸の國の一の宮神社の速谷神社を訪れた。当社のご祭神は13代成務天皇の御代に安芸国造を賜った飽速玉男命(アキハヤタマオノミコト)であり、ご神体は本殿の下に埋まる巨石である。
拝殿正面 神門正面 神門より楼門を
広島といえば厳島神社が日本三景の一つにあげられ、有名すぎるため速谷神社の名前を全国で知る人は少ない。しかし、安芸の國の一の宮は速谷神社であり、この神社の歴史も、いつ祀られたのかは定かでない。しかし、当社の略記によれば嵯峨天皇(在位809年〜823年)の弘仁2年(西暦810年)に名神に列せられ、その後の「延喜式神名帳」(延長五年・西暦927年編纂)のなかで安芸の國三社(速谷・厳島・多家)のうち唯一、名神大社(延喜式に記載された3,132座のうち創建年代も古く、とくに霊験の顕著な全国285座をいう)の殊遇を受けている、それほどの社格のある神社である。
拝殿内部 家内安全のご祈祷 境内の狛犬
厳島神社とちょうど南北に相対座するように本殿の位置取りがなされているという。また、神社の神紋も両神社はわずかに異なる程度とのことで、古来からの両社の深いつながりが窺われる。
ご利益は交通安全であるというが、初代国造の長命から長寿の神様ともいわれているとのことである。なにしろ、ご利益はあるのである。
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