番菜亭(ばんさいてい)=西麻布グルメ・地酒「元文」
流山の京料理“かねき”はホンモノの職人の味!!
港区西麻布1-4-40 篠ビル1F
電話:03-5411-1070
定休日:日・祝日
営業時間:昼11:30-14:00 夜:17:30-23:00
西麻布の「番菜亭」がこの5月、京料理「かねき」として装いも新たに、スタートした。あの「かねき」の流麗な字体が看板にうっすらと浮かび上がる黄昏時、新装なった「かねき」を訪ねた。
5月一杯は謎の美女がおもてなしをしてくれると言うので、急遽、仲間とその真偽を確かめに行った。
表の暖簾も新たに、祇園を思わせる「つなぎ団子」の赤い提灯が、「京」の趣を添える。そして、階段脇に飾られた蘭の鉢植えが初々しく開店を祝っていた。
店内に一歩、足を踏み入れて、どこかすっきりした、清々しい印象を持った。よく見ると、窓側にあった丸テーブルの席が簡素な個室に別れ、テーブル席も従来より使い勝手の良い形態に変わっている。
オーナーの渡辺昭一郎氏と板長の篠宮氏と新たなカウンター
番菜亭時代のカウンター
こじんまりとした個室
テーブル席もすっきり
番菜亭時代のテーブル席
さらにカウンターの上部に木目も美しい皿置きの部分を取りつけたことが、店の統一感と清潔感を生みだす効果を生み出しているのだと気づいた。
カウンターでの料理と一献がますます愉しみとなった。
当日はオーナーの渡辺昭一郎氏も板場に入っておられたが、これからも従来同様、月曜のみ西麻布に入り、ほかは流山の本店「かねき」で包丁を取るという。西麻布はこれまで通り篠宮信之氏が板長として、一名増員の四人体制で運営するそうだ。
相方待ちの間に心憎い一品が・・・
これが、なんと先付けです!
鯛と鰹のお造り、碗は烏賊そうめんです
鮑のあえ物(スッポン鍋がダメな私用に作ってくれた一品)
焼き魚
う〜ん、なんだっけ・・・、おいしかった!
「あいなめ(京ではあぶらめ)の煮おろし」とのことでした
苦みがほどよい稚鮎の揚げ物
お酒のおともにカラスミのサービス
かき揚げまで出てきちゃいました・・・
〆はわらび餅、おいしかったです!
当日の料理はまぁ、写真を見ていただきたいが、素材、意匠、味、創意工夫と、客の舌と目を楽しませてくれる、絶品ぞろいであった。最後にわらび餅が供されたのも、一瞬、京都の夜を堪能しているような気分になり、その心遣いに感服した。
ところで、謎の美女にもお酌をいただき、そのしなやかな手つきにいたく心踊り、恐縮したものである。写真には手しか映ってないのが残念であるが、その妖艶な?着物姿をご覧になられたい殿方は、ぜひ、5月中に足をお運びください。