車山肩(霧ヶ峰湿原)のレンゲツツジは今が盛り(2012.7.3)

 

2011年車山肩ニッコウキスゲ
鹿除けの紐が張り巡らされたなかに、2011年のニッコウキスゲがあった!!

昨年はコロボックル開設以来初めてという「ニッコウキスゲ開花せず」という状態だったが、今年の夏はどうなんだろうと心配しながら車山肩へ向かった。

7月末、夏休みが始まって直ぐと云うこともあり、車山肩の人出は多かった。

ニッコウキスゲに親しむハイカーたち

そして、お目当てのニッコウキスゲは・・・・、「あった!」

車山肩に広がるニッコウキスゲ
車山肩に広がるニッコウキスゲ
2011年7月車山肩ニッコウキスゲ
鮮やかなニッコウキスゲとピンクのあざみ

コロボックルの手塚さんに訊ねたところ、今年は二週間ほど前の「海の日(718日)」あたりが開花のピークだったということだった。ただ鹿の害が大きくなったので、無粋だが今年は防護のための対応(侵入をふせぐ紐のバリケード)をしたという。見栄えでいえばそうだが、開花してくれただけで感謝すべきなのだと、去年の惨状、落胆を経験している私には黄色い花がばら撒かれたような草原は爽やかで美しかった。

無粋な柵だが、花が咲いてくれたのが一番!!

蓼科にまたニッコウキスゲの夏が戻って来てくれたんだなぁと、正直、ホッとした。

やはりきれいだ、ニッコウキスゲは・・・

そして色鮮やかなニッコウキスゲに隠れるように高原の可憐な花がそこここに顔を出していた。いつもの、いつもらしい、蓼科の夏がそこにはあった・・・

花に宿る蝶々
アザミの花
何だっけ・・・、高原の花です・・
ハクサンフウロウ
シモツケソウ
ワレモコウ

そして蓼科の樹林では蝉時雨が一日中、かまびすしい。

2011_08012001年8月蓼科蝉時雨0002
強い陽射しを遮る緑の屋根・緑陰
2011年強い陽射しもやわらげる
強い陽射しもやわらぐ・・・
緑陰に蝉しぐれがひびく・・・

木漏れ日がわずかに射す緑陰に響き渡る蝉の鳴き声は、都会のコンクリート壁に反響する猥雑な騒音とは異なり、どこか涼感を呼び醒まし静寂さをかえって引き立てるようで、心のしこりのようなものがいつしか融け、ゆったりとした心持ちになってゆくから不思議だ・・・