2010年夏、ニッコウキスゲ、開花せず!!
満開までもう一声、蓼科のニッコウキスゲ
二〇〇八年の蓼科は久しぶり暑い夏を迎えている。じりじりと肌を射す夏本番の陽光は、何か久しぶりのような気がする。
7月20日、ニッコウキスゲはもう見ごろ、満開に違いないと、ウッキ!、ウッキ!の気分で車山へ向かった。
白樺湖を過ぎて、車山への上り坂に入ったところで、そのウキウキ気分は一挙に吹き飛んだ。な〜んと車、車、車・・の大渋滞ではないか。わたしのふやけた脳みそに残された記憶によれば、あのバブルの時代でもこの場所からの渋滞は覚えがない・・・。
嘘だろ〜 渋滞の車から白樺湖 Uターン!!
3時にあるご家族とホテル・ハイジでお茶の約束をしていた。その時、午前11時ちょっと前・・・。ここからだと車山肩まで・・・、う〜んっと、いや帰りも渋滞すると考えると・・・、う〜んっと。ということで、今回の目的のニッコウキスゲ鑑賞は、一応、お預けにしてUターンの大英断を家内が下した。
遅めの朝食だったので、久しぶりに蓼科牧場へ向かい、そこでちょっとインチキだが、ニッコウキスゲを見た。ケーブル乗り場の脇の一画に4坪ほどのニッコウキスゲやハクサンフーロなど園芸コーナーがあった。いざというときのために、そこで写真をとったが、標高が低いと、すでにニッコウキスゲの満開は過ぎ、花は精彩を欠いていた。
蓼科山と夏雲 夏、満開! 蓼科牧場にて
途中、プール平の村の温泉(わたしが勝手につけた名前で歴(れっき)とした公営温泉)でひと風呂浴び、ハイジに向かった。それでも十分時間は間にあった。
プール平公営温泉 ガーデンよりホテル・ハイジ
ティー・ガーデンで久しぶりに会うご家族と尽きぬ話・・・。時間は午後6時。尽きぬ話を無理やり跡切れらせて、別れた。
「今から行きましょう!」と家内がまた大英断!(明日の朝早く、行けばいいかななんて、朝が弱いはずのわたしは考えていたが・・・)
「これからで暗くならないか?」と、暗に面倒くささを表明したが、却下。一路、大門街道へ出て、車山を目指した。降りて来る車が当然多い。こんな時間に山を目指す乗用車は車山へ宿泊する観光客くらい・・・。
そして昼の渋滞は嘘のようにノンストップで車山肩についた。
満開までもう一声 七分咲き ニッコウキスゲ一輪
暮れなずむ丘 五里霧中のニッコウキスゲ
いろいろあったが、この日のニッコウキスゲは、満開にいま一歩。なかなか、タイミングが難しい。しかし、暮れなずむ丘に立ち、人影もまばらな中に咲いているニッコウキスゲの景色は、これはこれで一興だと思った。
今回は、「ころぼっくるひゅって」に寄ることもせず、急速に陽を落とす車山から退散することとした。何せ、霧が出てきたので、帰りの運転がこわ〜い!から・・・。安全運転で帰りましたとさ・・・。
この週末は本当に一番の見ごろかも・・・。先週も、なんかそんなこと書いてしまったよね・・・。秋の空と女心とニッコウキスゲの満開日ほど移ろい易いものはないのだそうだ・・・、そんなこと、と〜い昔に高校の先生が教えてくれなかったっけ・・・。 おしまい!
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