第一日目は浜名湖をちゃんと見てみたい(新幹線の車窓を瞬時に横切る浜名湖しかみたことがない)という細君、もとい、観音様の要望で浜松のダイワロイネットホテル浜松とうなぎの老舗、「うな炭亭」を予約。
しばらくはワイパーをフルに振り切り運転を続けていたが、静岡県に入るころだろうか雨が上がりはじめ、途中、富士川SAでトイレ休憩。そしてあろうことか浜名湖に近づくにつれ青空が広がってゆくではないか。もうビックリである。
青空が広がる浜名湖の舘山寺ロープーウェイに到着したのが、15時半過ぎ。
説明版の地図で確認すると、大草山は浜名湖の北東部に位置している。雨の後ということもあり晩秋の空気は澄み渡り、眺望は見事である。
また展望台から俯瞰する浜名湖は予想と異なり、入江が複雑に入り組んだ汽水湖であったのには驚いた。
そのうちにいつしか日が傾いてきた。秋の日は釣瓶落としとはこのこと。
湖面と大空にかすかに茜色の紅がさしてきたようだ。
会計をしようとレジに行くと、横に小澤征爾氏の写真が・・・
世界の小澤さんも当店にしっかり足を運んでいるではないか!!
この旅、端から幸先が良い!!と、わがグルメ眼力の確かさに一人静かに唸ったものであった。