彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

橋下徹大阪市長

朝日という名のつくメディアには愛想が尽きた、一体、どこの国の報道機関なのか?

橋下徹の「慰安婦は必要だった」発言は、なぜ、ここまで批難されねばならぬのか!(2013.5.18)

テレ朝の日曜午前中の“報道ステーション SUNDAY”に慰安婦問題で渦中にある橋下大阪市長が大阪からだがテレビ出演をしていた。


そのなかで、橋下発言に関する韓国や中国、米国という海外での反応について映像が流れたのにつづき、ニューヨークの派遣駐在員に回線をつなぎ、直近の米国の状況を尋ねた。


そして、長野智子メインキャスターが米国務省のサキ報道官の反応について、「サキ報道官がわざわざ橋下市長の発言を取り上げてコメントした」ほどに、この問題に米国が大きな関心を寄せ、憤りを覚えているといったニュアンスの発言があった。


このサキ報道官の会見の詳細を知らぬ人は、あたかもサキ報道官が自らこの問題を取り上げて、この会見で米国の考えを敢えて述べたように思ったのではないだろうか。


16日の国務省での定例記者会見では国際情勢についての質疑が主であり、朝日新聞社の記者の前の質問者は、パキスタンの総選挙で勝利したシャリフ元首相の首相就任式への米国の参列の有無を問うものであった。(以下、会見内容については“極東ブログ”から引用させていただいた。一部、訳は当方で意訳)


その質疑の後に、サキ報道官が、「Why dont we go to the back?  Youve been very patient.(じゃぁ、後ろの方にいきましょう。 さっきからずっと辛抱されてましたからね)」と、朝日の記者を指名している。


その質問は、


「日本の朝日新聞から来ました。橋下大阪市長は最近、いわゆる『従軍慰安婦』問題に言及し、倫理的な点からは受容しがたいとしても、戦時に慰安婦は必要だったと議論しました。また彼は、売春によって性的なサービス提供する他の国の軍隊もあったのに、日本だけが米国や他国から批判されるのは公平ではないとも主張しました。そこで米国としては、米国に向けられた彼の批判についてどのような立場を取りますか?」と、


「米国や他国の軍隊も当時、売春によって性的なサービス提供していたのだから、日本だけが批難されるのはフェアーじゃない」という“米国に向けられた彼の批判”についてどのような立場を取るかというものであった。


そこで、サキ報道官は、次のように述べているのである。


We have seen, of course, those comments. Mayor Hashimotos comments were outrageous and offensive. As the United States has stated previously, what happened in that era to these women who were trafficked for sexual purposes is deplorable and clearly a grave human rights violation of enormous proportions. We extend, again, our sincere and deep sympathy to the victims, and we hope that Japan will continue to work with its neighbors to address this and other issues arising from the past and cultivate relationships that allow them to move forward.


(もちろん、そのコメントは見ている。橋下市長のコメントはひどすぎるし、非礼である。米国の立場は前に述べたように、その時代に性的目的で売買された女性たちに起きたことは、嘆かわしいことだし、それよりもっと、はるかに厳粛な人権侵害であった。われわれはその犠牲者の方々に重ねて衷心より深い同情の意を表します。そして、日本が、過去に起因するこうしたことや他の問題に向き合い、近隣国と議論を続け、その関係を未来へ向けて深めてゆく努力を続けてゆくことを強く望んでいる)」、と。


そして、さらに朝日の記者が、「Do you describe this issue sex slave or comfort women? (この問題を、性奴隷または慰安婦、どう評しますか?)」と、こうした公開会見の場でどうかと思うが、問い質したことに、


Again, I dont know that Im going to define it. You kind of laid out the specific details there, and we have described this issue in the past as comfort women.(繰り返すけど、いま私がそれを定義する必要があるのか分からない。あなた、それこそ、そこに詳細な資料を持っているのでしょ。私たちはこの点は、以前に、慰安婦と述べている。)」と応じ、


Go ahead in the back (次、その後ろの人)」と、次の質問者を促し、その問答を打ち切り、フィリピン沿岸警備隊による台湾漁船銃撃の質疑に移っていったのである。


さらに、後刻、公表された会見記録に、Do you describe this issue sex slave or comfort women? 」の質問に対し、会見場でコメントしたことに加え、わざわざ、注書きが添えられている。


Rather than focusing on the label placed on these victims, we prefer to address the fact that this was a grave human rights violation of enormous proportions. The United States is also committed to working with our partners and allies around the world to denounce modern-day slavery and trafficking in persons no matter where it occurs.(私たちは、これら犠牲者の人たちにどのような符牒を貼るかに関心を置くのではなく、このことが、はるかに厳粛な人権侵害であったという事実に向き合う方がよい。また米国は、今日の奴隷制や人身売買がどこで起きようとも、世界の友好国や同盟国と協調して弾劾することを約束している)」


つまり、米国は日本の野党党首、しかも一市長が言ったことであり、そのことは知ってはいるが、訊かれたから答えた。それに、公開の場でsex slave と呼ぶのか、comfort womenと呼ぶのかと執拗に訊く記者に、少々、業を煮やした感があり、木で鼻をくくったような答弁となっているように思える。


それで、わざわざ、当日の会見記録において、その部分に考え方を丁寧に添えたものと考えられる。


そうした顛末があるにも拘らず、長野智子キャスターがいかにも米国が質問もされないのに、敢えて、橋下市長の慰安婦発言に対し、強い不快感を示したように紹介するのは、物事を殊更に大事(オオゴト)に見せようとしているとしかわたしには思えなかった。


橋下徹大阪市長は、発端となった13日のぶらさがり会見のなかで、「侵略と植民地政策によって周辺諸国に多大な損害と苦痛を与えたことは、敗戦国としてしっかりと認識し、反省とお詫びはしないといけない」と、繰り返し、村山談話の内容を肯定している。


さらに「慰安婦の方たちが戦争によって意思に反してその苦界に身を沈めねばならなかったことについては、よくよく理解をしなければならぬ、そこに想いをいたさねばならぬ」ということも再三にわたって述べており、その部分はサキ報道官が記者の質問に対し答えた内容と同質のものである。


だから、何かこのサキ報道官と朝日の記者の質疑はチグハグというか、日本国内向けの質問を“為にしている”としか思えぬのである。


“報道”はその発言がなされた状況、なぜそうした発言内容になったかその真意をできるだけ忠実に伝えるのが役目であると考える。


その意味で、今度の慰安婦必要発言で同市長が云うように、その文脈を理解し真意を汲み取る報道姿勢を徹底しておれば、こんな大事になることもなかったし、米国で、しかも各国記者の満座の中で、こうした品格を欠く質問をする事態を招くことはなかったのではないか。


なにしろ、橋下氏に、517日の退庁時のぶらさがり会見(youtube)で「“必要”とはどういう定義か」などと問うている記者とのやりとりを聴いていると、そのレベルの低さには暗澹とした気持になったのである。


もう朝日と名のつくメディアにはほとほと愛想が尽きたし、ネットで言われているように、このメディアは一体、どこの国の報道機関なのかと正直に考えてしまうのである。

橋下徹の「慰安婦は必要だった」発言は、なぜ、ここまで批難されねばならぬのか!

朝日という名のつくメディアには愛想が尽きた、一体、どこの国の報道機関なのか?(2013.5.19)

橋下徹大阪市長の「慰安婦制度は必要だった」発言が、国内だけでなく、韓国はいうにおよばず米国防省、国務省など海外諸国を巻き込み、轟々たる批難の嵐が拡がりつづけている。


発端は513日の大阪市役所での登庁時の定例のぶらさがり取材である。


記者団からの「昨日も自民党の高市政審会長が侵略という言葉はどうかといった批判的なことを言ったり、安倍首相も侵略ということをはっきりとおっしゃっていないのだが」につづいて、「村山談話についてどう思うか」という質問に対して答えたもの。


当日の1542秒に及ぶyoutubeにアップされたぶらさがり取材を見たが、村山談話に対する考え方を11分半にわたり語ったなかで、いま問題となっている慰安婦問題について一部、語っているものである。


この橋下徹大阪市長・日本維新の会共同代表の話を聴いて、わたしは、なぜ、日本のメディアや自民党をはじめ他党がこれほどに批難しなければならぬのか、どうもよく分からない。


他党が一斉に非難の声を挙げているのは、来たるべき参議院選挙の民意を我が党へ向けようとの魂胆丸見えのようで、こっちの方が事の本質を見極めることをせず、日本の政治家、政党として、大きな問題なのではないかと思っている。


なるほど、この会見は橋下氏のいつもの断定的物言いが気にはなるが、これはいつもの橋下節といおうか、橋下という人物のディベート・テクニック、政治テクニックのようなものと理解している。


そして、この会見の時間中に同氏の発言がここまで海を越えて拡散し、批難の嵐が起きようとは、同人も、取り囲んだ記者たちも、考えていなかったのではないだろうか。


その証拠に、この慰安婦発言の後にはエネルギー問題について原発再稼働の話についての同氏の話が淡々と続き、会見は終了した。慰安婦についての同氏の発言を咎めたり、再確認をする質問も一切なかったのである。


さらにYoutubeをご覧いただくと分かるが、橋下共同代表は、村山談話については、「侵略と植民地政策によって周辺諸国に多大な損害と苦痛を与えたことは、敗戦国としてしっかりと認識し、反省とお詫びはしないといけない」と、繰り返し、談話の内容を肯定しているのである。


さらに慰安婦の方たちが戦争によって意思に反してその苦界に身を沈めねばならなかったことについては、よくよく理解をしなければならぬ、そこに想いをいたさねばならぬということも再三にわたって述べている。


また、被害にあった当事者や中立の第三者がこの話は終わりということにならない限り、この種の問題は、加害者側が60年経ったのだから、70年経ったからもう謝罪はこれでよいと考えるのは間違いとも語っている。


では、何が問題なのだということだが、「過去の戦争においても、各国の軍隊は慰安婦制度を持っていた。時代的に(現代とは違い)そういうものだった」、さらに会見開始916秒後の「銃弾をくぐって、命をさらし、気持ちが昂った猛者達に、慰安婦制度が必要だったことは誰だってわかる話だ」という下りであろう。


そして、いま、日本のメディアや政党、韓国や米国など諸外国の批難がこの橋下発言全てが問題だと断じているが、わたしはまるで偽善者の言葉を訊くようで非常に気にくわぬのである。


1995年、沖縄で起きた米海兵隊3人の兵士による小学生暴行事件(レンタカーを借り、拉致監禁・暴行)において、時の米太平洋司令官であるリチャード・マッキー海軍大将が、「兵士らは、レンタカーを借りているが、その金があったら女が買えた」と発言した。要は暴行するくらいなら、レンタカー代で女を買っていた。だからそんなことをするはずがない。そして女は金で買えるのだと太平洋司令官が言ったのである。


こんな米国から「言語道断で不快だ」などといわれる筋合いは一切ないと私は断言する。彼らは人権、人権と言いながら、日米地位協定を盾に、その時、12歳の女子を暴行した卑劣極まりない犯人の引き渡しを拒絶した国なのだから。


本題に戻るが、橋下発言の「過去の戦争においても、各国の軍隊は慰安婦制度を持っていた。時代的に(現代とは違い)そういうものだった」の部分だが、これは歴史の事実である。


さらに、「銃弾をくぐって、命をさらし、気持ちが昂った猛者達に、慰安婦制度が必要だってことは誰だってわかる話だ」の部分についてだが、これも言葉がきついので、つい時制を混同してしまうのだが、今の時代にそれが許されるとは言っていない。実際にいま、そんなことは許されないと言っている。


そうした橋下氏の発言の真意を色眼鏡なしに受け止めれば、本来、この問題はここまで大きくなるべきものではなかったと考える。


同氏は、村山談話を肯定している。ただし、いわれなき批難、評価については違うことは違うということをはっきり言うべきだと言ったのである。


慰安婦問題について、現段階で日本軍乃至政府が組織として強制的に拉致、強制した証拠はない。2007年の閣議決定でもそうなっている。その根拠がないものを、国際社会のなかで“レイプ国家”と貶められていることが許せないのだと言いたかったのである。


これは会見内容を普通に聴けば、そのように彼が言おうと努めていることは分かるはずである。


さらに、「もし、そうした証拠が出てきたのであれば、それはきっぱりと謝罪すべき」だとも言っている。


そして、橋下氏は514日のツイッターでこう呟いている。


「敗戦国として反省とお詫びをしなければならないところはしっかりやる。ただ、不当に侮辱を受けるようなことに関してはしっかりと反論する。これが、本来の政治家の態度振る舞いだと思う。」


わたしは、その通りだと思っている。よくぞ言ってくれたというのが、わたしの正直な気持ちである。


大手メディアや自民党や民主党など野党の輩こそ、本来自らが言わねばならぬこと、信念をもう一度問い直すべきである。


ただ、橋下氏も、もう少し丁寧に言葉を選び己の真意が伝わるように発言すべき政治家としての時期が来ていることは十二分に自覚すべきである。

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