2008年びっくり! 紅葉の蓼科
今年の紅葉は全国的に素晴らしいとの予想がなされている。10月の「体育の日」の三連休を利用し蓼科へ行った。蓼科の紅葉は基本的に黄色主体の「黄葉」であるとこれまで勝手に思いこんでいた。しかもこの時期の三連休ではタイミングが早すぎたりして、これまで「黄葉」自体にもあまり感動の声をあげた記憶がない。たまに、一、二ヶ所で素晴らしい銀杏の黄葉にめぐり合って「わ〜!」と、叫んだことがあったこともあるにはあるが・・・。
そんなこんなで今年も気象情報などで紅葉のニュースを耳にしても、あまり関心も示さず、期待など一切せずに蓼科を訪れた。
その日、今年の春、足を運んだ御射鹿池の秋の景色が見たくて、湯みち街道を走った。そのときの御射鹿池については「御射鹿池――新緑の候」にアップしたので、そちらをご覧いただきたいが、今日はそこからもう少し入ったあたり、奥蓼科の紅葉に遭遇した喜びをお伝えしたい。
横谷観音展望台の紅葉
展望台の黄葉
展望台より色づく横谷渓谷
王滝の紅葉
蓼科の秋は黄葉と思い込んでいたわたしの不明を恥じる三連休であった。奥蓼科の翌日、トレッキング・コースを歩き八子が峰(標高1833m)に登った(実際の登山は標高1600mからの約200m)。そこからの景色はまさに「日本の秋」であった。
中央アルプス
すすきと八ヶ岳
すすきと中央アルプス
中央アルプスのグラデーション
紅葉と山と熱気球
秋の日差し
空気が澄んでいるのだろう、遠く中央アルプスの山並みまでが濃い緑から灰色へとグラデーションをなして重なって見通せた。さらにくっきりとその稜線がなぞれたのには驚いた。手前のススキと遠景の山並み、そこここに紅や黄を散りばめた景観は、まさに「絶景」のひと言であった。
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