彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

杖突街道

信州の遅い春に憩う=高遠城址公園に散り敷く桜

昨日の諏訪湖の満開の桜に味を占め、4月25日は、ちょっと足を伸ばして高遠城址公園の盛り過ぎの桜を見に行くことにした。


一週間ほど前にTVニュースでちらっと“高遠の桜がいま、満開”との映像を観ていたので、もう散ってしまったかも知れぬが、天気も良いし、山間の風情豊かな杖突街道をドライブするだけでも気分がよかろうと、一路、高遠を目指した。

杖突街道の春

杖突街道の春は色とりどりの花々がその路傍を装う。ただ、両脇に迫る山肌に新緑の芽吹きはまだわずか。その冬ざれの景色に山桜だろうか薄ピンクの色を刷いてみせる。


高遠城址公園も盛りを過ぎたのだろう、ピーク時の交通規制もなく、直接に城址公園の駐車場へと車を入れることが出来た。

天地桜模様

南口から入苑。地面に散り敷く桜の花で、疾うに満開の盛りが過ぎたことを知る。


ただ、葉桜になった桜もよし、ちょっと出遅れて満開を誇るのんびり屋の桜もあり、これはこれで、ひとつの風情であると、人出も少ない城址をそぞろ歩く。

満開は過ぎて・・・

上空に広がる盛り過ぎの桜花・・・その光背を彩る春の空・・・

青い空

 

ゆっくりと時が流れる春のひと日・・・
 

桜散り・・・

古戦場の城址に散り敷く桜花・・・



そのなかにも、視線を釘付けにする自己主張の赤枝垂れのモミジ・・・

桜のなかに赤枝垂れのモミジが・・・

不思議な光景である・・・



さくら


そう・・・高遠城址公園の桜は満開を過ぎても、人々に花言葉を紡ぐようにして物語りを語り続けている・・・



2011年11月、信州・高遠城址の紅葉を二人占め!!

秋終わる
信州も秋の終わり・・・

高遠城址の紅葉祭りは113日から13日であったが、それに遅れること3日目に高遠を訪れた。蓼科高原の紅葉も終わり、まだ南信州の方は残っているのではないかと、かすかな期待をしてのことである。

杖突街道の峠の茶屋

紅葉がなかったとしてもあのひなびた杖突街道をのんびりと走るのも、天気も良いし、いいんじゃないかいと思い立ったのである。それに杖突峠の茶屋から晩秋の好日、諏訪を一望するのも楽しみであった。

DSCF4171
峠の茶屋から八ヶ岳連峰を・諏訪の山々も紅葉・黄葉

この日は空気が澄んでいるのだろう、峠の茶屋からは真下に諏訪湖、遠くに北アルプスの稜線がよく見てとれた。

峠の茶屋から北アルプスを
手前に諏訪湖、遠くに北アルプスの峰々が・・・

高遠へはここ数年行っていなかった。杖突峠を下って高遠町の“古屋敷”あたりから期待していた“ひなびた”街道は一変し、道路は拡幅され、りっぱな道に変じていた。

道幅は広がり、整備された杖突街道

途中、商店や住宅が並ぶ辺りは以前と変わらぬ佇まいですっと道路が狭くなっているのだが、田んぼの脇を走る街道は周囲の山里の景色とはどうもそぐわぬ“機能美”を見せているのである。これは都会人の我がままなのだとは思うが、「NHKの“新日本風土記”などこれからの番組制作も大変だなぁ」なんて思いながら、高遠へと向かった。

高遠城址に直結するループ式の道路

そしてまたまたビックリ。高遠の中心街を通らずにループ式の道路が高遠城址へ直接通じていたのには驚いた。以前はクネクネ細い道を町筋から登っていったのだが、あれっという間に、高遠城址公園の北口駐車場へ辿り着いた。

 

駐車場もガラガラで、「こりゃ、モミジもだめだね」と家内と語り合いながら、ひっそりとした城址へと入った。

城址公園内は人影も見当たらず・・・

もう葉っぱも落ちて枯れ枝から真っ青な空が美しく見える。城内に紅葉はチラホラ見える程度・・・。
 


ブラブラしていたら、「こっち、きれいだぁ!」と家内の声がした。南曲(ミナミグルワ)の方である。そちらに目を転じたところ・・・、美しい家内の、いや間違えた・・・、それはそれは美しい紅葉の下で家内が手招きしていたのである。ホント、日本語って、ム・ズ・カ・シ・イですねぇ。

白兎橋の紅葉
白兎橋付近で紅葉が歓迎してくれていた・・・

白兎橋(ハクトキョウ)手前のモミジがわれわれが来るのを待ってくれていたかのように、それはそれは見事な紅いの装いを今を盛りと凝らしていたのである。

DSCF4341
紅葉の屋根

折しも昼下がりの陽光が照紅葉を描き出してくれていた。

高遠城址公園・紅葉
息をのむ美しさの照葉紅葉

われわれはモミジの樹下にたたずんだ。晩秋の光が照葉を透かした様子は、二人の全身を染め抜くかのように思えた。

紅葉・・・

静かな城址の止まったような時間の中・・・、紅の光彩のなか空中を浮遊しているような感覚に捉われていた・・・。

見事な紅葉

白日夢に酔ったあと本丸の方に向かうと、そこには紅葉の巨木が大きく枝を張り出し、豪奢に紅の彩りを誇っていた。それは晩秋の青空に映え見事の一言に尽きた。

高遠城址・紅葉の巨木
素晴らしいモミジの巨木
高遠のご城下通り

そうして目の保養を終えた二人は町へ下り、胃袋の栄養を採りにいったのである・・・

 
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