真紅の紅葉

どこの局だったか、ニュースで銀杏並木の黄葉が真っ盛りとの報道を見て、日曜日の14日、紅葉狩と洒落込んだ。

 

立川口ゲートから園内を

 立川口の駐車場に車を止めて入口を入ると、映像で観た通りの黄金色の銀杏並木が真っ直ぐに目に飛び込んで来た。たくさんの人出だったが、その賑わいも黄葉の盛りに色をつけてでもいるような、そんな気分になった。惜しむらくは当日、太陽が顔を出さなかったため、裏紅葉や照る葉紅葉の美しさを堪能することができなかったことである。

ゲート前の銀杏並木
ゲート前の銀杏並木

銀杏並木

黄葉を楽しむ人でいっぱい

東京ドームが38個も入るという広大な園内(総面積180ha)である。紅葉の一番の見どころである日本庭園へは、歩くと30分はかかると言われた。わたしは当然のごとく園内周遊の「パークトレイン」に乗った。料金は300円。3両編成の汽車の格好をした可愛らしいバスである。当日は園内の各停留所に人が列び、日本人の「紅葉好き」を見せつけたものである。

パークトレインに乗って紅葉を堪能

回遊式池泉庭園である「日本庭園」(59,000?)も、通常は開いていないVIP用の門も開放し、人の出入りをスムースにさせていた。園内に人が次々と吸い込まれてゆくのもよく頷けた。我こそはという名写真家がひときわ目立つ「歓楓亭」の辺り。真紅に色づいたモミジはまさに圧巻であった。さまざまなアングルからベストショットを狙う人々。その群れの一員にわたしが即座になったことは当然である。

歓楓亭の黄葉 

日本庭園、歓楓亭辺りの紅葉

日本庭園の紅葉


池泉越しに清池軒を望む

何はともあれ、身近で紅葉の醍醐味を味わった秋の静か?な一日であった。