首都圏大停電、スワ! 無差別テロか・・・

 

 8月14日の午前40分頃に、都内で千代田、中央、港、世田谷、江東、江戸川区などで一斉に停電したほか、横浜市北部や千葉県市川市、浦安市の一部でも送電がストップした。

 

 世田谷に住む弟から電話が入った。「大きな停電で、TVもつながらず状況が分からぬ。そっちはどうだ」との一報で、TVのスイッチを入れた。こちらは何事もなくTV画面が現われた。都心が大規模停電で電車がストップ、信号機も機能停止で交通網に混乱が生じている。そしてビルのエレベーターも止まり都市機能が混乱を来たしているとのニュースが流れていた。

 

 

 弟は固定電話が一切通じないので、携帯のみが情報の窓口だと言った。そして、この充電が切れるとまずいので一旦、電源を切るとひと言残し、通話が途絶えた。TV画面には次々とテロップが流れてくる。交通情報が主体である。

 

 わたしはテロップを目で追いながら、「これって、テロじゃないよな・・」と心中で呟いていた。東京の都心が狙われたのでは・・、と思ったのである。

 

 都市機能をマヒさせるまず手始めは電気だということが、今朝の停電事故でよく分かった。高層オフィスや高層マンションが林立する都心は、電気が人間で云う心臓にあたることが明瞭に分かった。そこで多くの人間を足止めしてから、順次、通信、メディアと攻撃していけば、日本の中心である東京の機能停止は簡単である。

 

 情報の入らぬ恐怖。もし、携帯も使えぬ状況であったら、今朝の混乱は、場合によっては都市型パニックにもつながりかねないものであったと、容易に想像される。情報伝達を報道機関に安易に依存せず、警察なり自衛隊が空中よりヘリコプターなどで、広報活動を済々と行なうことなども、平時にマニュアル作成なり、訓練をしておく必要があると感じた。そして、われわれ市民も情報から隔離された緊急事態のときには、空などから情報を冷静に受け取る心積もりもしておくべきと、今回の大停電のニュースを聞きながら強く感じた。

 

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