さぼりにさぼった彦左の正眼、誰かさんから早くUPしなさいと尻を叩かれ、リ・スタートはまず、大好きな花めぐりのご報告から。 3月11、12日で春の訪れを告げる花々を求めて秩父を訪ねた。特にセツブンソウを観てみたいという家内の希望で、秩父郡小鹿野町にある節分草園(両神小森)の見ごろの時期に合わせることになった。 そこで、泊りは、目的の節分草園に近い国民宿舎両神荘を予約した。 花園ICで関越自動車道を降り、途中、長瀞で宝登山山頂にある蝋梅園と梅百花園にも立ち寄った。時季は蝋梅が少しでも残っていれば・・・梅が少し咲き始めているはず・・・と、帯に短し襷に長しと中途半端であったが、かなり意欲的な?(世上、それを欲張ったと云う)計画を立てた。 その両日は、関西方面や北海道、日本海側が荒天という気象条件のなか、関東だけは申し訳ないほどのお出かけ日和であった。午前10時45分、宝登山へ到着。早速、ロープーウェイで頂上へ。 山頂駅の広場では福寿草がお出迎え。 そして、急階段を軽やかに?昇り、奥宮を参拝する。 そのすぐ上が標高497mの宝登山山頂である。 そこから秩父山地にある二つの百名山である両神山(標高1723)と甲武信ヶ岳(こぶしがだけ・同2475)が見晴らせた。 山頂の真下に広がっているのが、東蝋梅園であった。見ごろは既に過ぎていたが、青空を背景に何とか遅咲きの蝋梅を楽しんだ。 冠雪の秩父山地をバックに撮られた玄人の写真をまねようと試みたが、何せ蝋梅の花が少なすぎ、やはり満開の時でないとそんなショットはとても無理とつぶやいた。 それを耳にした家内が云うには、それでもアングルの取り方がかなり難しいのではとの辛辣なコメント。まぁ、今回は腕が試されずに幸いであったということか・・・ ここからは武甲山が見渡せるので、梅と武甲山の揃い踏みが撮れるので、おそらくこの週末当りはアマチュアカメラマンが押し寄せ、この山肌にカメラレンズの砲列が並ぶことになるのだろうと想像した。 梅園を跡にして、椋神社を経由していよいよ節分草園へと向かうことにした。 到着したのは14時40分。閉園が16時半であるので、ゆっくりと堪能が可能である。 山間の傾斜地に自生しているため、底冷えする山気が直接、襲うので、閉園間際や天気の悪い日は、相当着込んでいかないと鑑賞どころではないと感じた。 当日はほんとうに幸いかな気温も暖かく、絶好の鑑賞日和であったが、前日は寒さでじっくりと鑑賞するどころではなかったと売店のおばさんが教えてくれた。 園内に足を踏み入れると、陽射しの関係で一面、真っ白に見える箇所がある。 これって、満開・・・と目を凝らすと実に山肌一面に淡雪のごとく節分草の花が咲いている・・・とわたしが嘆声を発した。 すると、家内が白い花に見えるのは萼片(がくへん)で、花びらではないのよとご教授くださる。 ありがとうとお礼を言いつつも、内心、興ざめさせるな!!と小声でつぶやく真正理科音痴。あぁ、小学校でもっとしっかり理科の授業を聴いておけばよかったと反省。 家内が必死に携帯で接写していたので、わたしが鮮明な映像を撮ってやった。 どうだ、これが節分草の萼片(白)と花弁(黄)と雄蕊と中心にあるのが雌蕊であります。 それとかわいいと叫ぶので、蕾が開花しかけの花も撮りました。うん、なるほど結構、かわいらしいと思った。 そんな節分草園。そんなに人は多くはなかったが、われわれは園内を端から端まで探検しつくし、写真も丁寧に撮ったため、通常の人は20分ほどで一周するものを50分もかかってしまった。 家内は満開の節分草に出会えて、それはそれは満足のご様子でありました。
山頂から下りかけに梅園が山腹に張りつくように広がる。梅の方はこれから満開となるところである。今日あたりは一斉に開花したのではなかろうか。
セツブンソウはキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草である・・・とWIKIPEDIAに書いてあった。和名はやはり節分の時分に花を咲かせるので、この名があるというが、それくらい想像はつく。
花弁自体は退化して黄色の蜜槽となり、多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいるのだそうな。
宝登山の蝋梅園
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