彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

共謀罪反対

田原総一郎の媚びと共謀罪5

「田原総一郎の媚びと共謀罪」

 

 かねてより田原総一郎が一切を仕切る日曜朝の、テレビ朝日「サンデープロジェクト」は、その報道姿勢と内容について疑問と不快の念を吹っ切ることの出来ぬ番組であった。

 

 従って、ここ三、四年はほとんど番組を目にすることはなかった。たまたま先日、チャンネルを変える際に、チラッと番組を垣間見た。相も変わらず田原氏が勉強不足のワンパターンの思い込みと陳腐な切り口で「如何にも俺様が一番、偉いんだ」と言わぬばかりの傲岸不遜な態度をとりながら、出演者の政治家(閣僚)に物申す姿は醜悪を通り過ぎて、滑稽ですらあった。

 

 田原氏の真実は権力に摺り寄る魂の醜さに嫌気がさす一方で、合法的な選挙運動と調子に乗り、顔をTV画面にさらすことしか考えぬ政治家の軽薄さと思慮のなさに、国民の一員として情けなさと憤りを感じてしまった。少しでも良識をもった国民、いや平凡な国民であるわたしですら、この番組で展開される政治談義もどきが、「正確に事実を分析報道し、それに基づき建設的議論を展開するという本来の政治報道番組の内容」とは、遠く離れた代物だということをとっくに見抜いている。

 

 だから、「サンプロは不愉快で気分が悪くなるから見ない」という人がわたしの周りにはたくさんいる。そんな番組に嬉々として出演している国会議員、政治評論家、学者たちに私を含めて多くの人間は、胡散臭さとTVを通して人気取りを狙っているとしか思えぬ軽薄な言動に眉をひそめているのが実際である。

 

 「反権力」、「権力のチェック」を標榜し、巧妙にその仮面をかぶった田原氏とそれを取り巻き自分達の糊口を漱いでいる人たちも、もうその道化じみた振る舞いは止めた方がよいと感じる。とくに、最近の田原氏は反権力とは正反対の「権力という色男に媚びを売る老いさらばえた女郎」のようで、如何にも見苦しく憐れささえ覚えてしまう。

 

 このような人物が公器といわれるTVの報道で大きな顔をして、永年、一番組を壟断してきた事実が、現在、審議されている「共謀罪」がこの国では非常に危険な法律になることの具体的な目に見える証拠である。

 田原氏の思い込みによるヒステリックな議論の誘導の仕方、番組運営のあり方、出演者の大衆迎合的な発言、所作を見聞きして、やはりこの国は本来の民主主義を骨の髄では理解していないと強く思う。大衆の感情や時代の風潮にあらがうことが苦手な国民性や、そうした歴史的習性を抱えた民族であることを思う時、強引に世論を誘導するかのような田原氏のやり口が永年此の国で通用してきた、いや許されてきたことを考えると、思想、思考の自立・独立がこの国民には未だ欠如していると、残念ではあるが思わざるを得ない。

 

 田原氏には早々にTV舞台からの退場を望むとともに、そうしたメディアの世論誘導により自由な言論の自由が脅かされる懸念の極めて強い共謀罪につきその白紙撤回を強く求めて止まない。

後世の日本人を裏切るべからず!5

「共謀罪の恐怖を知らしめよ!」

 共謀罪の採択日程が衆議院法務委員会で詰められている。新聞、TVの大手メディアの報道は手ぬるすぎる。法案成立までこれだけ切羽詰った状況にもかかわらず、メディアが「共謀罪の怖さ」、「運用面での恣意性」についての国民への啓蒙、周知徹底が足りない。と云うより、あまりにも問題意識が希薄であるといわざるを得ない。

 共謀罪特集を早急に製作し、報道すべきである。戦前の治安維持法の運用がどんどん拡大解釈されていった歴史の検証とあわせて国民に知らしむべきである。いま、報道機関がその本来の権力チェック機能を果たさずして、なんの存在意義があるというのか、是非、戦前の轍を踏まないでもらいたい。いや、決して踏むべきではない。

 戦前はいつしかメディアが権力の走狗となっていたことを、メディア自身がよく考えるべきである。村八分をある種、共同体のなかで歴史的に行なってきた国民性を考えた時に、この共謀罪が成立し、ある年数を経て、時代の不安が高まり、国際情勢が混乱した暁に、どのように陰湿な行動にこの国民はでるのだろうか。魔女狩りという言葉が私の頭に浮かんでくる。

 怖い!

 本当に怖い!

 日本人はつい60年前に魔女狩りを行なった国民であることを忘れてはならない。あなたの隣人が突然、密告者、いやあなたを貶(おとし)める人間に豹変する恐怖を想像してみて欲しい。そして、あなた自身、いやこの自分が密告者あるいは魔女狩りの先頭に立っている姿を想像してみて欲しい。

 われわれ平凡な人間が「ひとつの法律」と「時の権力の運用拡大」により、いとも簡単に加害者になり、そして被害者にもなった忌まわしい歴史を思い起こすべきである。

 共謀罪の議論は十分な国民的議論をした上で、厳格、限定的な適用範囲を定めるべきであると考える。決して、「国際組織犯罪防止」の観点という奇麗ごとに目を反らされるべきではない。

 権力はわれわれ国民ではなく、権力自らを護るために、この法律、共謀罪を使い、『619種類にもおよぶと言われる罪状について、「ただ、われわれが共謀するだけで」「合法的に摘発、逮捕する」、つまり共謀罪の適用範囲を拡大解釈する』時が必ず来るのである。

 

共謀罪の対象は厳格に限定すべき4

ブログネタ
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「共謀罪の怖さ」

 

 9日、衆議院法務委員会で共謀罪についての参考人質疑が実施された。

参考人として藤本哲也中央大学教授(刑事政策)、連合高橋副事務局長、ジャーナリストの桜井よしこ氏が発言した。

 

 藤本教授が政府案賛成の意見、高橋、桜井氏が反対の立場で意見陳述をした。藤本氏の民主党修正案について「国際的犯罪に(適用範囲を)限定するなど条約に違反する」との批判は、当を得ているのか否かを知りたいところである。国際組織犯罪防止条約に民主党案が則っていないのであれば、どういう目的・対象に限定すべきであるかを同氏は言うべきであった。この共謀罪という法律の性格上、適用範囲を限定するのが当然であり、良識ある国民はそうあるべきだと思っていると信じている。

 

そしてどう考えても、条約のいう国際組織犯罪の対象が、政府案の「4年以上の刑罰」に該当する犯罪行為を組織的に共謀するものという投網を掛けるような杜撰な対象であるはずがない。日本政府の案は法律の解釈権を有する権力当局の恣意性が余りにも高いものと言わざるを得ない。

 

 本件の基本的な対処の仕方は、桜井氏が言うように「国民を(組織的国際犯罪から)守るという共謀罪の趣旨は大事。だが、(共謀といった)心の問題を法律に規定することは難しい。成立後適用範囲が拡大され、言論の自由が阻害される恐れもある」との視点であくまで立法すべきものと考える。そして同氏の「(対象を)限定する民主党案に共感する」との卓見にわたしも同調する。

 

 当初、連休前の四月二十八日に採択予定の共謀罪の審議が、こうして参考人等の多様な意見を聞き、法の執行者の暴走に歯止めを掛ける工夫をすることが、現在、われわれに課された重大な責務であると考える。われわれ自身が、後世の人々に対して不幸の種を蒔くような行為を、軽々に、しかも短兵急に、決してすべきではないことは自明である。

共謀罪審議日程の怪5

「共謀罪審議日程の怪」

 

 衆議院法務委員会で共謀罪の審議が四月二十一日に開始、二十八日には採択の予定と報じられている。過去二回の国会ではその内容の問題性から廃案となった法案であるが、今次国会では、メール問題、耐震偽造問題等に国民の目が行ったことから、憲法で保障される思想・表現・結社の自由に関わる重大な法案である「共謀罪」の審議が行なわれることすら国民は知らされていなかった。メディアがこの数日ようやく本件につき報じ出したが、冒頭の日程では具体的な反対や行動は一部の動きに止まらざるを得ない。まさに日弁連などがHPで反対意見を述べてはいるが、それが国民的議論へは到底、達していない。

 

 さらに、奇妙なことにこの審議日程に合わせるようにして、長く拘留中であったホリエモンの保釈が、この法案採択の二十八日にも行なわれる、そしてその前日の二十七日には長く放置されていた耐震強度偽造事件に関係する姉歯容疑者・木村建設元社長など八名の逮捕が実施された。まるで、共謀罪に国民の目を向けさせまいとするかのように、この連日の目まぐるしい検察や法曹界の動きは、私の目に不可解に映る。事件の真中にいると噂されるヒューザーの小嶋社長、総研の内河社長の名前が偽造事件逮捕者の中になかったことも、今後のこの共謀罪審議の動向如何での隠し球として、いや目くらましの術に使う用として温存しているのではと勘繰りたくもなる。そして拉致被害者家族の横田滋、早紀江夫妻らとブッシュ米大統領との面談が二十八日に急遽セットされたことまでもがそのタイミングのよさに何か裏でもあるのではないかと思いたくなる。

 

 それほどに、この諸々の事件の動きと共謀罪の審議日程がぴったり平仄が合っているようで、気味が悪い。審議入りの二十一日(と言っても当日は開会のセレモニー程度)は金曜日で、土日が休みで実質審議は月曜日の二十四日から。

 

 日曜日朝に目白押しの報道番組が事前に取り扱うにも共謀罪の衆議院法務委員会での採択までは、実は二十三日の日曜日のみで、問題点等の洗い出しや一般的な議論が国民の目に触れる時間を最小限に抑えた巧妙な戦術としか思えぬ日程の組み方である。現に、「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」いわゆる「共謀罪」についてほとんどの国民は、どんな問題がこの法案に潜んでいるのかまったく感知しないまま、法案の成立をただ呆然と見守るしかない状態に置かれてしまっている。

 

 国会審議日程と検察など権力側のこの数日間に焦点を合わせたような捜査スケジュールに私は猛烈な不自然さとそこに潜む権力という暗黒の眼が狙いすましている意思に背筋がすっと寒くなる気がするのである。怖い!

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