北野天満宮・重要文化財三光門
観梅の参拝客でにぎわう一の鳥居

今年はどこも梅の開花が大幅に遅れている。10日ほど前に知人が天満宮を訪れた際に、写メで送ってくれたものは、京都までわざわざ行って、そりゃ可哀そうにといった一、ニ分咲きの状況であった。

北野天満宮と紅梅
国宝社殿と紅梅
北野天満宮国宝社殿
国宝社殿
七分咲きの梅苑
七分咲きの梅苑

そこで、10日遅れで入京した私はやはり日頃の行いがよいのか、二万坪の境内に植わる約一五〇〇本の梅は七分咲きで私を迎えてくれて、まずはニンマリと・・・。

白梅
白梅

と、思っていたら、一転にわかに空はかき曇り、チラチラと白いものが舞い落ちて来るではないか。なんと、粉雪である。


やはり、行ないは・・・、いいわけないか・・・

五弁の紅梅
見事というべき五弁の紅梅

でも、遠路の客人を天神様はそう邪険にはしない。ちょっとして黒雲が過ぎると、弥生の青空が顔を見せ、咲き誇った紅梅、白梅の花びらに空の青味が透けて見え、それはそれは美しいものでした。

弥生の空と紅梅
弥生の空と紅梅
紅梅

ただ、写真は見事に咲いているものを選んで写したもので、まだ硬い蕾のままの梅の樹も結構、残っていたので、今年は一面満開というのはやはり期待はできないのだろう。


逆に梅を愉しむ時期が長くなるので、それはそれでよいのだと考えた方がいいのかもしれない。   

朱色と紅梅
朱色と紅梅

まだまだ、北野天満宮の梅は見頃が続くので、機会があれば覗いて見られるとよい。