年末、年始を風邪に見まわれ、文字通りの寝正月となったわが家も、ここに来て、遅ればせのお正月気分を味わっている。
お腹の調子がようやく復した8日に一日遅れの七草粥をいただいた。
ムカムカしていた胸にこの胃腸に優しい粥はやはり優れもの。何だか例年にない幸せを感じたものである。
そして、誰かが熱を出していたお正月。初詣などとても無理。外気を吸ったのは年賀状を取りに玄関を出たほんの10数秒というのだから、大変な正月であった。
そんな私たちも、やはり、初詣には行きたいねと、9日、地元の高幡不動尊へ久しぶりに出かけた。
遅い遅い初詣であったが、人出は多くなく、ゆっくりとお参りが出来た。
お不動さんの三ヶ日は延々と参道に行列が出来て、とても私のような足の悪い人間はお詣りはむずかしい。またお年寄りも寒い中、一時間、二時間と行列に並ぶのは至難の業である。
そこで、ここ数年は人出の多いお不動さんを避けて、やはり近間にある武蔵国一宮・小野神社へ初参りするのが恒例となっていた。
静かな境内に鈴の音が響く初詣は清々しい気分となり、一年の始まりに相応しい場所ではある。
ただ、根が食いしん坊の私どもにとって、惜しむらくは屋台が出ていないこと。
ここも年々、初詣客が増えてはいるが、屋台がでるほどの人出ではない。
ということで、お参りを済ませてから、境内をゆっくりと散策し、風が冷たい中、甘酒を二人ですすった。 最近の甘酒が美味しくなっていたのには驚いた。 もちろん、その前に、ちゃんとご本尊のお不動さんにも手を合わせてまいりました。 五重塔内に安置された観音様にもお賽銭をあげて、一年の家内安全家族の健康を祈願したので、何も食い意地だけではありません。 そして、冬の日もあっという間に傾いてきたので、三ヶ日の人出が引いたなかでの遅ればせの初詣もこれはこれで落ち着いていて、いいもんだなと感想を述べ合いながら、お持ち帰りの大きなたこ焼きを大事に懐に抱いて家路へと急いだ。 胃腸も回復してのお雑煮、やはり、一味も二味も違う格別に美味しいお雑煮でした。 健康第一!! それを肝に銘じて今年一年、楽しまねばと決意を新たにしたところであります。
そして、この三連休に弟家族、息子夫婦もわが家へ押し寄せ、恒例の玄関にての記念写真を10日遅れで撮ったり、いつも通りのワイワイガヤガヤのお正月がやってきました。そして、餡餅入りのお雑煮もまたいただきました。
我が家も孫なども増えていつしか総勢10名となり、2015年も、まぁ、すべてが遅ればせではあったが、結果としてはいつも通りのお正月風景となりました。