彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

京都のランチ・ディナー

京都の“割烹やました”で春の珍味・花山椒に遭遇

日中は古刹で櫻花を存分に愛で、宵には“割烹やました”で大将お薦めの料理に舌鼓を打つ。わたしたち夫婦が古都京都をこよなく愛す所以である。

醍醐寺不動堂と桜
醍醐寺不動堂と桜
その京都へ。昨年はコロナの嵐で緊急事態宣言が解除された11月にたった一度訪れたのみである。

2020.11割烹やましたを訪ねる
2020年11月17日にその年、初めてやましたを訪れた
そして、「来年は早々2月に来るね」と大将に堅く約束し、店を後にしたのに、またまた緊急事態宣言で予約したホテルをキャンセル、宣言解除の3月に花見を兼ねて京都行きを決行。

その日“やました”には6時半に予約をいれていた。少し遅れて入店したところ、すでにカウンターは私たちの二席を残して満席。一番手前の席であったが、これはこれで板場の景色が変わって見えて新鮮な経験。

当夜はまずオコゼの薄造りからはじまった。

.コゼの薄造り
ワンパターンになりつつあるが、やはり旨い。

昨年、わたしが体調を崩してから今後、お酒は一合までとこわ〜いお医者様から申し渡された。不満顔のわたしに酒好きでもあるドクターは心中を察してくれて「これからは値段は張っても旨い酒を一合呑めばよい」と、一合呑みの極意を伝授してくれた。

一合の鳳麟を嗜む
そこで、この日も大将お薦めの伏見の酒・「鳳麟」を一合いただくことにした。

一口舐めては、皿に箸を伸ばす。最近はこの振付が板についてきた。つましいものである。

そして当夜は、学生時代からの畏友・Y氏がつい先日、“やました”を訪れた際、うまそうだったとわざわざ連絡をくれた毛蟹を注文。

い笋呂衄味えあった毛ガニ
味噌も含めて美味この上なし。わが家の娘はいつも海老・蟹アレルギー(ものすごく軽いのだが・・・)だと騒ぐ。だから海老・蟹は娘がいないときにしか注文できない。そうだからなのか、猶更、美味しく感じるから不思議なものだ。

ソ佞猟遡・花山椒
手前の緑が花山椒
そして、大将が旬の珍しい花山椒が手に入ったから花山椒鍋を食べろと薦めてくれた。わたしは鍋料理があまり得てではなく、つい逡巡した。すると殺気のようなものを右頬に感じるではないか。そこで隣の家内に目を遣ると春の旬を食すのが通というものとそれを断る気か!とその瞳は糾弾の色を濃くしている。つまらぬ我を通すのも野暮というもの。春の彩、刹那を食すのも良いかと、当夜は注文することにした。

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確か、昆布と鰹節と薄口醤油だったか。上品でシンプルな出汁である。

それから順に具材を鍋に入れていき、丁寧に灰汁とりをする。

最後にメインの緑鮮やかな花山椒をさっと鍋に入れて、素早く小鉢に小分けする。

ゾ鉢でいただく花山椒鍋
出汁を吸い、花山椒ごと豆腐を口にする。山椒と名がついても花山椒の風味はやさしい。小さな春が口腔いっぱいに広がった。

機会があったら是非、京都の春を口腔と目で愉しんで欲しい。

この度、これまでの“割烹やました”の写真を見返していたら、ええ〜っ!!

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2019年4月にちゃんと写真を撮っていた花山椒鍋
二年前の421日に、花山椒鍋を食べていたことが判明。

その時は鶏肉ではなく、牛シャブ花山椒鍋であった。この老夫婦、認知症が始まっているらしい。あぁくわばら!くわばら!

そのころ、ブログをお休みしていた時期で、記憶があまり整理できていなかったのかもしれない。

そして、鍋の最後はさっぱりと素麺で〆め。おいしかった。

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それと、当夜、琵琶湖の珍味、本モロコとならぶビワマスなるものを酒のツマにいただいた。「琵琶湖八珍」と呼称される琵琶湖の固有種のひとつである。

H琶マス
脂がのってトロリとしているのだが、しつこくなく上品な味わいであった。

さて、料理も最後となったが、従来、やましたは常連客が多く、入れ替えで10時近くまでにぎわうのを常としていた。ところがコロナ騒動になってから緊急事態宣言解除で営業時間が延ばされたというのに、もう8時過ぎにはバラバラお客も席を立ちはじめ、9時前なのに残る客はなんとわたしら夫婦とあと一人ということになった。

こうなると不思議なもので、慣れ親しんだ“やました”でもどうも尻がむずむずしてくる。われわれもそろそろ退散だと席を立ったのは9時ちょっと過ぎである。

木屋町通り 高瀬川沿いの夜桜
押小路橋から高瀬川の夜桜
そして見送りに出てきてくれた大将とお互いの健康を誓い合い、高瀬川の夜桜を横目に見ながらホテルへとそぞろ歩いた。

心地よい夜風が頬をなでて、まだ手を振ってくれている大将の彼方へと流れていった。

京都・嵐山の松籟庵(ショウライアン)で評判の湯葉コースでランチ

亀山公園(嵐山公園亀山地区)のなかに位置する松籟庵(ショウライアン)で昼食をいただいた。松籟庵の建物は近衛文麿元首相の別邸と呼ばれ、現在は豆腐の懐石料理で有名な料理屋となっている。

松籟庵の玄関
場所が公有地の公園内とあって、タクシーで行けるのは嵐山吉兆までで、そこから桂川(保津川)沿いに川縁の小径を上流へとそぞろ歩いていくことになる。

保津川沿いにつづく遊歩道
松籟庵までは距離にして500mほど、ほんの6、7分の散策となるが、時季は紅葉の季節である。
保津川下りの舟の船着場
遊歩道の途中、保津川下りの船着場や茶屋があり、11月とは思えぬ暖かさとも相まって旅人気分は全開となった。自然に行き交う人々とマスク越しに「こんにちは」とあいさつを交わすことになる。

松籟庵の案内板を掲げる茶屋
松籟庵の看板を掲げる小さな茶屋はまとまった時間がとれないときには、軽食のサービスもあるので店内の席から嵐山の風情を楽しみながらランチをとるのも一興だと感じた。京都通の嵐山隠れスポットとでもいってもよいか。

保津川と嵐山ともみじ
茶屋を過ぎてしばらく進むと、保津川に張り出した楓の葉叢から保津川下りの舟や遊覧船が顔をのぞかせて、のどかな嵐山の秋景色が満喫できる。

もみじ越しにボートや遊覧船がみえる
そんななか、突然、船頭が嵐山に響き渡る大声を発した。鴨の一群が我先に餌をまく船頭めがけて飛来する。大道芸ならぬアクロバティックな大河芸に鴨の羽音のなか船客が一斉に、そう全員が腹の底から快哉を叫ぶ。コロナ感染騒動の状況下、わたしはそんな光景に今年はじめて出合ったなぁと、思いっきり愉快な気分になった。

保津川下り 船頭が鴨を呼び寄せてみせる
さて、遊歩道の突き当りにぶつかると、右手に折れて自然石の石段がのぼっている。

保津川遊歩道の突き当りから松籟庵への石段
そこを上った先、左手に松籟庵の看板が立つ。
松籟庵看板 小径を入っていく
その看板を左に折れ細い砂利道をゆくと十段ほどの石段を下りたところに玄関がある。

砂利道を下った先石段を
当日は予約客でいっぱいで玄関で断られているお客もいたが、幸い当方は事前予約をしていたので、安心して案内を請うた。導かれた席は保津川と紅葉を間近にみながら食事ができる窓際の一等席である。

奥の窓際の席でいただきました
予約したコースは最近メニューに加えられた評判の“松籟の湯葉コース”(税別4600)

昼食のメニュー 松籟湯葉コース(税別4600円)
以下写真でご紹介するが、盛り付けが美しく整っているだけではなく、味付けも上品に仕上がっていた。

ボリュームたっぷりの八寸
ボリュームのある八寸
表現が少々失礼にはなるが、観光地でよく出会う形ばかりを懐石風に似せたまがい物とは異なり、気の利いたミニ懐石料理であるといってよい。

先付け(雪塩添え豆腐・梅酒)
先付け(雪塩添え豆腐)
次に料理の品をいくつか紹介しておく。どれもとてもおいしかったので。
樋湯葉の揚げ物  揚げ出し豆腐
樋湯葉の揚げ物           揚げ出し豆腐
当日のメニューのなかで創作料理と謳われているものは書画家で女将の小林芙蓉氏の作品をテーマにつくりあげた一品だそうだ。

女将の秋の紅葉を題材にした作品
料理のテーマとなった小林芙蓉女将の作品
豊穣の秋と紅葉をイメージしたものだろう、味覚のみでなく視覚でも料理を味わい尽くせるアーティスティックなひと皿であった。

収穫の秋 朴葉にのせた創作の一品
秋の創作の一品
かくのごとく和建築の室内を飾る見事な書が懸かる部屋で、窓外にもみじと保津川を眺めながら、次々繰り出される洒脱な料理に舌つづみを打つ。

窓越しに保津川と紅葉
なるほど松籟庵には大人の心をくすぐる贅沢な時間が用意されているのだと感心したところである。

湯葉のしゃぶしゃぶ   湯葉のしゃぶしゃぶ鍋
湯葉のしゃぶしゃぶ
これから嵐山を訪ねる際には、時間に余裕をもってぜひこの松籟庵で食事をとられることをお勧めしたい。

松籟庵の書
そして、お腹がいっぱいになったのちには、公園内の展望台にまで足を運んでほしい。後日、ブログにアップする予定だが、対岸の山腹に大悲閣千光寺を見晴らし、眼下に保津川下りの舟を見下ろし、タイミングがよければ渓谷を走るトロッコ列車の姿をみることができる絶景スポットなのである。
嵐山・大悲閣千光寺   嵐山・星野リゾートを見下ろす
渡月橋から見るありきたりの景観とは趣を異にする嵐山の景勝にふれて、あなたは嵐山のちょっとした通になったと感じること請け合いである。
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