蓼科行最終日、いつもの定番コース、ビーナスラインを駆けて車山肩で高原の夏をすこしだけ味わう。

0ビーナスライン車山
ビーナスラインを走る 正面に車山

天気によって立ち寄る富士見台展望台から八ヶ岳の雄大な裾野の先に富士山の山影をみる。

⓪富士見台展望台から富士山
富士見台展望台から富士山をみる

そして夏のビーナスアインの名物、高原の稜線のうえに雲が湧き、刻々と姿を変えてゆく。

高原の夏 ニッコウキスゲと夏雲
高原の雲 ソフトクリームが融け落ちそうだ!

その雄大な景色はいつ見ても爽快である。

入道雲がなぜか大好きなわたしはいつも細君に笑われながらも、飽きずにパチパチと懲りずに写真を撮る。

0入道雲もくもく
俺は入道だ!!

幼き頃に綿飴やソフトクリームや兎や見えた入道雲はこの令和の世になってもその姿は変わらない。

昨今はニッコウキスゲも鹿害でかつてのような山肌一面黄色というわけにいかず、その迫力は半減以下となっている。

1車山肩 ニッコウキスゲ群生地
ニッコウキスゲ、がんばっている!!

それでも踏ん張ってニッコウキスゲここにありと“ひと花”咲かせているのが健気である。

ニッコウキスゲ・車山肩
このしっかりした黄色が美しい ニッコウキスゲ

そのニッコウキスゲの自己犠牲のお陰か、高原の夏を彩るハクサンフウロが緑のなかから可憐に顔をのぞかせる。

9 ハクサンフウロ
ハクサンフウロ

カワラナデシコもわたしもがんばっていますよと、五弁の花びらを精一杯ひろげてみせる。

8カワラナデシコ
カワラナデシコ
なぜかわたしがいつも先に見つけ出すコウリンカ。

6高原の花 紅輪花(コウリンカ)
コウリンカ見〜つけたぁ!

そして七月下旬なのに、高原ではもうワレモコウが咲き、いつも精霊トンボが羽をやすめている。

7ワレモコウとトンボ
ワレモコウに羽を休める精霊トンボ

この日はコロボックルのテラスがハイカーでいっぱいなため、定番のココアを諦めた。

ころぼっくる
コロボックルのテラス

コロボックルのココアは絶品なのだが・・・残念・・・

蝶々深山に浮かぶ夏雲
コロボックル近くから高原をみる

そしてビーナスラインをくだって白樺湖湖畔の“すずらんの湯”で温泉に浸かって早々に山のいえへと戻った。

中央高速の夕刻の渋滞をさけるため明日の午前中出立の帰京にそなえたのである。

その時、わたしは8月に入って老妻と二人でもう一度、のんびり来ようと考えていた・・・。