酉年が明けました。家内に言われて庭に出ると玄関わきの梅の木に花が一輪・・・
梅一輪
( ^ω^)・・・なんてものじゃなく、枝によっては満開状態をていしている。
もう、梅が満開
蕾も結構、ふくらんでいます
どうも元旦には開花していたようだが、孫や姪っ子たちの喧騒軍団に占領されたわが家、落ち着いては花のことなど思いも至らぬ心理状態。誰からもこの異常事態についての報告はなかった。
正月飾り
うるさかったお正月
わが家の小さな庭に梅の木は二本ある。ひとつは息子が生まれたときに、当時、住んでいた社宅があった新宿区から希望者に記念樹木の進呈があった。

今は亡き父がこれをもらいに行ってこの庭に植えたもの。少なくとも38年はたっている。この木は日当たりの関係からいつも玄関わきの梅の木より開花がずいぶんと遅れる。だから、今年ももちろん開花はまだである。
こぶしの蕾も大きく膨らんでいます
こぶしの蕾も今年は早めに膨らんでいるような・・・
この玄関わきの梅の木は家内の父から結婚祝いにといただいた盆栽である。若いころ、盆栽の手入れもわからずに枝ぶりがよいなどと口走ったものだから、讃岐は高松の盆栽がわが家に鎮座した。ところが案の定、見事に枯らしてしまった。

打ち捨てるのも可哀そうと家内が庭に植えておいたのが、なんとなんとこんなに大きな梅の木に育った。おそらく枯れ木と思っていたものからヒコバエが芽吹き、こうした命が継がれていったのだと思う。

そう思うと、わが家の庭には今は亡き二人の父から命を託された二本の梅の木があるのだと今頃になって気づいた。

なんとまぁ不肖の息子だといまさらながら、あきれ果てた正月であった。そんなことを思い起こさせてくれた梅の木に感謝せねばなるまい。

それにしても、この地球、健全な命をつなげていける自然環境は確実に破壊されていることは確かである。