小保方晴子・理研研究ユニットリーダー(UL)が、8日1時より大阪市内のホテルで、弁護士を伴ない記者会見を開いた。


そのなかで、「STAP細胞は(これまで)200回以上作製に成功しており、真実です」と語った。


今回のSTAP細胞論文疑惑の騒動のなかで、もっとも知りたかった事実、つまり、STAP細胞の存在の有無であるが、この件につき同氏は冒頭の発言をし、「真実」という言葉で、疑惑を一蹴しようとした。


3時現在でまだ、記者会見は継続中だが、ご本人はSTAP細胞なるものの作製に200回以上も成功し、それを自分は確認しているとした。


ある記者の方が「(STAP細胞の存在を証明するため)、これまで以上の強力な材料を新たに提供することはあるのか」といった質問をしたが、これに対しての納得できる確答はなかった。


そして、記者会見を訊いていて、どうも小保方
さんは今回の騒動の本質がわかっておられないのではと感じられてしようがなかった。


今回のSTAP細胞論文不正疑惑は、論文の作成過程のねつ造、画像改ざんがあったかどうかが本質ではなく、STAP細胞という再生医療の世界において夢のような万能細胞が本当に出現したのか否かということが確認されれば、言葉は乱暴で適切でないことは承知のうえで申し上げれば、夢のようなSTAP細胞の作製が現実に存在するのだと世界に知らしめることが出来るのであれば、画像をねつ造しようが一部、改ざんしようがそんなことはどうでもよい。


人類の夢である再生医療に多大な貢献をするSTAP細胞が創出できたのだから。


しかし、それが科学的な客観的データで再生が確認されること、それこそが科学者としての反論、ロジックで正当性を立証するのが、自然科学の世界の常識だと考える。


同氏がいう「200回以上も作製に成功」というのであれば、3年間で200回のSTAP細胞が作製できたことになる。


そうすると、単純なわたしの頭で算数すれば、(365日×3年間)÷200回=1回/5.5日という計算になる。


要すれば、平均5.5日で1回のSTAP細胞の作製が可能であると言うことになる。


そうであれば、すぐにでも、第三者を側に置いた実験においてSTAP細胞を作ってみせることである。理研が言ったような1年間も再現実験にモヤモヤの月日を費やす必要はないし、貴重な頭脳、費用を無駄にすることはない。


さらに、会見の席上で、小保方
さんとはインディペンデントな第三者がSTAP細胞を作製していることを同氏が明らかにした。


名前はこの場では言えないとしたが、これほどの大発見である。堂々とその第三者にもご登場いただき、速や
かにこの偉大な発見に対する謂われない疑惑、中傷を払拭してもらいたいし、科学の発展のためにも当然そうすべきである。


と、言いながら、何だかなぁ・・・この大発見・・・、算数の問題で結論がでるような気がしてきたのも、会見を訊いた後の率直な感想である。




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