大滝経由でアプローチするルートで大岳山(オオダケサン・東京都で5番目の高さで標高1266m)に登った家内が、深山に咲き誇る見事な藤の写真を撮って来てくれた。

滝の如き山藤
雪崩れる山藤

遠くに山藤、近くにはノダフジの房も垂れ、藤三昧だったと自慢した。

ノダフジ
ノダフジ・蔓が右巻とのこと

そこで、家内の描写の世界に身を置き、わたしは、独り、瞑想し、一句ものしたのである。

山の藤
そして、豆知識といおうか、初めて知ったのが、一般的に藤棚に垂れる観賞用のフジはノダフジといって、蔓の巻き方が右巻だそうです。
新緑のなか、フジの花がそこここに顔を出す
一方、山藤は蔓が左巻きなんだそうです。さらに、花の房(正式には花序というみたいですが・・・)がノダフジよりも短いのだそうです。そして、山藤は本州中部以西の山野に自生しているということで、大岳山あたりの藤は山藤ではどうもないようですが、写真で見るかぎり蔓の巻き方も分からず、どなたか、この山の藤が何という名か教えていただけないでしょうか。