出早雄小萩(イズハヤオコハギ)神社という聴きなれぬ神社である。ここの社叢にカタクリや二輪草が群生しているというので、訪ねてみた。

カタクリの群生
境内にカタクリが無造作に咲いている
二輪草が群れ咲くなかにカタクリが・・・
二輪草が群れ咲くなかにカタクリの花が・・・

鳥居をくぐり一本道の簡素な参道の脇に、そう、何気にカタクリの花が咲いている。


カタクリ、清楚です
カタクリの清楚な花が咲いている

それもその傍らに可憐な白い花を咲かせる二輪草が群生しているというとても心豊かな景色である。


カタクリと二輪草が混じって群生
二輪草のなかにカタクリの花が・・・

木漏れ日の中、愛情豊かに大切に育まれてきた社叢であるからこその光景であると、感じた。


二輪草の群生
二輪草の群生

そして、神社の本堂裏手には渓流をそなえる広々とした“出早公園”がある。

本殿裏に広がる出早公園
出早公園

秋には紅葉が見事であるという。いまは、モミジの小さくてかわいらしい花が満開を迎えようとしていた。


これからモミジの花が満開を迎える
モミジの蕾がもう開花しそう・・・

カタクリというこの紫色の花・・・、この時代、こうしたほの暗い草むらに、こうしてまだひっそりと、でもみんなで力を合わせて群れている。

カタクリの花
凛と咲くカタクリの花
カタクリの花がたくさん咲いてる
カタクリ、カタクリ、カタクリ・・・

いいよな!! この空気感・・・、そう思ったのである。


二輪草揃い咲き
二輪草の揃い咲き
一輪と蕾
一輪と蕾

出早雄小萩神社、聴いたことはなかったが、諏訪大社の祭神、建御名方神の御子神の第ニ男の出早雄命(イズハヤオノミコト)と、第八男、興波岐命(オキハギノミコト)を御祭神とする「中古勧請の社には無之、神代鎮座也」たる由緒ある神社である。

出早雄小萩神社
出早雄小萩神社
出早雄小萩神社拝殿
拝殿

拝殿の真正面、鳥居の遠くにいまだ白き雪をまとう神々しい北岳が見える。鳥居を額縁とした一幅の崇高な絵画・・・

参道から鳥居の彼方に北岳が見える
注連縄が触れる北岳の峰

気ぜわしい日常から解き放たれたひと時。“時”という気まぐれな抽象がポツリ、ポツリと空を覆う木々から滴り落ちるような・・・、そんな幻想的時空がこの社叢に息づいている、そう確かに感じたのである。

社叢に滴る木漏れ日
社叢から洩れ滴る初春の陽光

そんな由緒古き社の社叢に咲き乱れる可憐なカタクリと二輪草・・・、ぜひ、ひっそりと息をひそめて訪れてみられてはいかがでしょうか。