異常気象=蝉が鳴かない(2008.8.1)
2010年夏、蝉が鳴かない(2010.7.22)
昨日(17日)、気象庁が九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東甲信、北陸で「梅雨明けしたとみられる」と、昔の「梅雨明け宣言」にあたるものを発表した。そして、わたしは、過去、これほど広範囲にわたる地域の「梅雨明け」が、一挙に宣言された記憶を不勉強にして持ち合わせていない。
梅雨明け二日目の東京。今日も空は晴れ渡り、暑い。これからお昼に向けて温度計の目盛りがどんどん上がってゆくのだろう。
さて、今年も残念ながら異常気象の話をしなければならない。
梅雨明けといえば、西から徐々に明けてくるのが、普通だと考えていたが、今年は違った。西から東まで一挙に明けた。こんなこと、記憶がない。
そして、ここ数年、目につく表現の「ゲリラ豪雨」も、今年はまた、例年以上に多いように感じる。
さらに、台風の数がどうも少ないと思い、調べてみたら、2010年の7月18日現在で、まだ、台風発生はたったの2号である。気象庁の統計数字が残っている1951年から見ても、1〜7月までに2号(今年はまだ7月17日時点だが)というのは、過去にたった1度、1998年(1-7月に1件)にあったのみである。まだ、7月も残り2週間あるので、分かりはしないが・・・。
その台風の少なさの裏返しか、亜熱帯のスコールを、より激しくしかも長時間にしたような「ゲリラ豪雨」も、今年は例年になく多く、被害もひどいように感じる。
何だか、変!
まだ、東京に蝉の声は聞こえない。夏休みが近いと言うのに、おっちょこちょいの気の早い蝉にすら、まだ一匹もお目にかかっていない。ここ数日、東京は暑い日が続いている。しかし、じっと耳を澄ましても、まだ蝉の鳴き声は、一切、私の耳には届かない。何だか変!庭には蝉の幼虫が抜け出した穴があるのに・・・。庭の木の枝を調べても幼虫を見つけ出せない・・・。どうしたんだろう・・・
何だか、今年の夏も変!
今日一日、じ〜っと、耳を澄ませて見よう・・・
でも、やはり、なんだかヘンだ!!