肴や 味泉(あじせん)
★★★★★
中央区月島1-18-10
電話:03-3534-8483
いまNHKの朝ドラで放映されている「瞳」の舞台になっている月島にあるお店である。このお店は、10年ほど前から知人(故人)お薦めの店であった。ただ、月島に馴染みのないわたしは、どうも気が向かなくてこの日まできた。
何のことはない、「月島の土地を踏んだこともない」ではちょっと、だらけて何を伝えたいのかわからぬ「瞳」のストーリーを厳しく批判しても迫力を欠くと思ったまでである。
アールヌーボー 予約済みテーブル席 本日のおすすめ
名店「味泉」には甚だ失礼かつ不純な動機で、月島在住の知人にお願いし、ひと月くらい前に予約を取ってもらったのである。知人はすでに味泉の常連。この店の価値を十分に知り尽くしている。だから、その日は酒も料理もお任せの心づもりであった。
当日、ネットで「味泉」を検索したが、おいしいとの評価の一方、あまりの評判に予約をとるのが厳しい、何度かトライしたがやっぱり駄目で、結局、行けずじまいといった書き込みを見るにおよび、「味泉」に何の苦労もなく行けることに感謝した。
粋な割烹の店構えを想像していたわたしは、店の外観を一目し驚いた。路上の看板や外壁を飾る街燈はアールヌーボー風、イメージとあまりにかけ離れた店構えにまず一撃をくらった。
入店したとき既にカウンターは一杯であったが、テーブル席はまだ空いていた。ただ当然、予約客でそっちもいっぱいで飛び込みは不可能であった。店主の荒木眞一氏に店内の写真撮影の許可をとり、幾枚か撮らせてもらったが、何のことはない、結果は好きな酒と肴の写真だけに。
カウンター上の棚に飾られた珍しい日本酒の銘柄の多さにまず驚いた。山形の銘酒「十四代」・洞爺湖サミットで選ばれた「礒自慢」・佐賀の「東一(あずまいち)」・福井の「黒龍」・・・。酒呑みには本当に目の保養・・、いや目に毒。
それも形だけ空瓶を飾ってあるわけではなく、実際に注文するとさっとそのお酒が出てくるから、いたって心もちがよい。まぁ、酒呑みの単純さである。
「この店は本物!」
刺身の盛合せも、その新鮮さが写真でもお分かり頂けると思う。本当においしかった。日本酒をいろいろと試すうちに、当たり前だが酩酊の度は深まる。したがって料理の写真は中抜けとなってしまった。
次回、行くときにはちゃんと粋な料理を撮って来よう
「ウィー、酔っ払っちゃったイ!」
人気ブログランキングへ