民主党壊滅
3月2日の衆議院本会議場において永田議員、前原代表、鳩山幹事長がそれぞれ自民党の小泉総理、武部幹事長に頭を下げる光景がTVで全国民に放映された。この信じられぬ画像を見て、国民は一体、何を感じ、何を思っただろうか。
二大政党政治などこの国には未来永劫定着するはずはない
真に目を疑うような光景であった。野党第一党の党首と幹事長が本会議場で、与党党首と幹事長に平身低頭する姿は日本の憲政史上でも初めてではなかろうか。民主党には野党第一党として国民を代表して権力をチェックする重い使命があるはずである。こんなことは一市民が声を大にして云うべきことでもない。誠に残念ながら、この党の人間には国民の負託に応えようという政治家の気概と志が完全に欠落していると断じざるを得ない。これほど虚しいブログを書くとは、思ったこともなかったし、今、自分が書いていることが夢であって欲しいと思いたい。
平成18年度の予算は野党のチェックを受けずに通過したと云ってよい。こんな議会政治でこの国は21世紀という混迷の時代を乗り越えて行く気でいるのだろうか。暗澹たる気持ちにならざるを得ない。民主党は本当に政治の原点に立ち返る決意を持って、解党し、憲法改正・教育基本法の二つの大きな視点で、整理し直し、国民に分かりやすい政党に生まれ変わるべきであろう。これが、ここに来て民主党が公党として示すことの出来る最後の誠意であろう。
自民党の疑惑の四点セットを国民は忘れずにいることを民主党の人間は肝に銘じて欲しい。一からやり直す勇気を持って欲しい。国民に政治家としての誇りを見せて欲しいと強く願う次第である。