新緑に映える美山荘(中編)

京都市左京区花背原地町375
電話番号:075-746-0231

盛り付け、器、食材の命である新鮮さ(ここまでは何とか写真でお楽しみいただけるが)、そして味付け、そのすべてがそろったのがここ美山荘の摘み草料理であると云ってよい。以下、献立に沿って写真で料理を紹介する。まずは当日の御献立である。

 

当日の御献立

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、せっかくのお料理も名前を(加齢のためか?)忘れてしまうので、大女将に御献立の明細を知りたいと無理をお願いしたところ翌日、こんなにりっぱなものをいただいた。お忙しいなかこうした我儘をお許しいただいたことにいたく恐縮したところである。

 

そこで、その献立に沿って写真での紹介に移ることにする。中にピントボケが多いのはお料理に舌鼓を打ち過ぎたあまり、つい写真への集中力が減殺されたためであり、決してお神酒の所為ではないことを言明しておきたい(誰に?)。

 

向付と汁

向付

 鯉造り 其皮湯引・芽独活(ウド)・

 のびるおろし・野人参花

 よもぎ生麩・からし白味噌仕立

 

 

 

筍杣焼き

 

青竹杣(そま)焼き筍 木の芽味噌

 

 

 

 

 

 

揚げ物

揚物

 

蒲公英・こごみ・つつじ花・行者にんにく・

こしあぶら・みつ葉・いたどり・たらの芽

 

 

 

 

 

口取

口取詳細お凌ぎ

 

 

 

 

 

 

 

口取(若狭鰈・雁足・うるい・芽うど・たら芽) お凌ぎ

 

 

凌ぎ鯖すし

煮物椀

焼き物

 

 

 

 

 

 

 粽鯖すし      揚岩魚の煮物椀   天魚塩焼・夏蜜柑酢

 

若女将

 

 

談笑する若女将

 

 

 

 

 

「鯖すし」は祭の日に昔から京都では、町衆の御馳走として食べる風習があったそうです。若狭から鯖街道を通って運ばれてきた、周りを山に囲まれた京都では貴重なお魚だったのでしょう。葵祭本番の15日を翌日に控えた夜、往時に想いを馳せたところです。

 

 

 

 

 

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