2010年、裏磐梯・五色沼の紅葉を愛でる

 

 

紅葉はまだ見頃

 


人出でにぎわう吊り橋と舞台岩 

 

 

 

 114日、東北の紅葉もさすがに盛りは過ぎたのだろうと覚悟して会津地方を訪ねた。ところが、今年の紅葉はあの猛暑を凌いできただけあって、紅葉してからもその生命力は強いのだろうか、しっかりと観光客の目を楽しませてくれた。

 


見事な紅葉が覆う奇岩 

 

 

 会津若松から南へ20?のところに「塔のへつり」はある。「へつり」という耳慣れぬ言葉は、会津の方言で「切り立った崖の路」のことを言うのだそうだ。写真を見たら分かるように、凝灰岩が百万年の時を経た侵食と風化により塔のような形に造形されたためにこの名があるのも頷ける。

 



 

屏風岩・烏帽子岩

土俵岩


土俵岩の上にそびえる奇岩


紅葉に隠れる奇岩

 

 

 それぞれの岩に屏風岩、烏帽子岩、九輪塔岩などと名前がつけられている。その景観はまさに奇観であり、1943年(昭和18)に河食地形の特異例として、文化財保護法の前身である史蹟名勝天然紀念物保存法1919制定・1950廃止)の下で、国の天然記念物に指定されている。

 





「塔のへつり」へ架けられた吊り橋  

舞台岩から吊り橋を


藤見橋と川面に映る紅葉

 

 

手前に架かる吊り橋の写真を見て、「あっ!」と思った人は、かなりのミステリー好きの人。

 



後ろに犯人が・・・
あぶない、犯人が後ろに! いや、藤見橋という雅な名前でした



藤見橋から美しい下流の景色を

 

そうです、「火曜サスペンス劇場」や「土曜ワイド劇場」で、ドラマ終盤にヒロインが犯人に追いつめられる場面でよく目にした橋なのです。そして、その橋が「藤見橋」という雅な名前だということを、今回、初めて知りました。