手打ちそば処 藤亭 −−−蓼科グルメ 11★★★(最高評価★5つ)
山梨県北杜市小淵沢町10255-1
電話:0551-36-3921
中央高速小淵沢ICを降り、すぐぶつかる八ヶ岳高原ラインを右に曲がり上り坂を2km、約5分ゆくと、左手に藤亭がある。幟のような縦長の大きな看板があるので、見つけるのはいたって容易である。
数年前に一度立ち寄っておいしかったので、久しぶりにお店で昼食をとった。お店の外にテーブル席が3つほど出来ていた(以前はなかったと思う)。そこで八ヶ岳山麓の涼風のなか7、8人のグループがそばを食していた。3、4人はビール片手に当店自慢の「もつ煮」(並600円、小400円)を肴に乾いた喉をうるおしていた。
わたしたち夫婦は暖簾をくぐって左手のテーブル席に座った(テーブルは二つ)。右手は畳席になっており(4座卓)、落ち着いて食べたいときは、畳席もいい。テーブル席の奥にガラスで仕切られたそば打ち部屋がある。当日も店主の新海純二さんが一生懸命そばを打っていた。
道路沿いの看板 藤亭正面 葦張の向うに椅子席が
そこでわたしは「もりそば」を、ダイエット宣言中の家内は「天もりそば」?を頼んだ。そばは以前と変わらずおいしかった。
店内の畳席 もりそば(700円) 天もりそば(1150円)
ただ難点を云えば、そばがなぜか短くて「蕎麦のコシ」や喉越しの蕎麦をじっくり味わうというわけにいかなかったことである。
家内も同じ感想を述べていたので、その日だけたまたま短かったのだろうか(以前、食べたときにはそうした違和感を二人とも持っていなかった)、ちょっと残念であった。そこで、評価は5つ星でなく、3つ星となった次第である。
店内に今年で18回目を迎える「八ヶ岳薪能」のパンフレットが置いてあった。
身曾岐神社(北杜市小淵沢町上笹尾3401)の奉納薪能は、全国に数ある薪能のなかでも八ヶ岳山麓の自然の中、神池と呼ばれる水上に浮かぶ舞台群で有名である。薪の焔(ほむら)の明かりのなか浮かび上がる能の演舞が水面に映る幽玄の世界。チケット入手が難しいとのことだが、今年は知人が見にゆくことになったというので、来年は是非、チャレンジしようと思っている。
八ヶ岳薪能は毎年、大祭前夜の8月3日に宵宮として奉納されるお神楽であり、要は恒例の神事である。午後3時開場、4時開演である。
八ヶ岳薪能 八ヶ岳高原ラインから メニュー
さて薪能はともかくとして、当日はわたしが運転していたので、「もつ煮」とビールは断念したが、今度は家内に運転させて、ちょっと藤亭の「自慢作」をつまみにちょっと一杯、やってみたいと思う。
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