「蓼科チーズケーキ工房」は、長野県下伊那郡に本社(高森町山吹1646-12)をかまえる生菓子・半生菓子メーカーの(株)津具屋(持ち株会社)のショップ(形式上はグループ会社)として平成16年に開店、今年で満10年を迎える。
同様の工房は、小淵沢ICを降りて清里高原方面へ1kmほどいった県道11号線沿いに、「八ヶ岳チーズケーキ工房」(H14開店・北杜市小淵沢町2980)としてショップを出している。
我が家は当初、中央道のICの降り口(小淵沢)の関係から八ヶ岳チーズケーキ工房で、ここのチーズケーキの美味しい味を知った。
その後、蓼科湖の聖光寺・桜まつりの際に出店が出ており、そこで、このチーズケーキを購入するのが常であった。
その幟が「蓼科チーズケーキ工房」となっており、最初は八ヶ岳の工房よりこのテント張の出店の方を数多く愛用していた。
「蓼科チーズケーキ工房」は当初、工場然とした外観だったのだが、2013年5月にリニューアルされ、ずいぶん、お洒落なお店へと変貌を遂げていた。
まず南側の入口からアクセスすると、天井の高い大きな木造の建屋がある。
店内へ入るとたくさんのカラフルな商品がきれいにならべられている。それだけで何だかうれしくなるお店である。
ここにはチーズケーキをはじめおいしそうなケーキが数多くならぶ。
それ以外にワインやチーズ、ジュース、ジャムなどいろいろと目移りする飲食品がきれいに陳列されている。
一方、そこと別棟にお菓子の家のような可愛らしい造りの店舗がひとつある。
いわゆるケーキ屋さんといってよい。
脇に“たまごとケーキとりんごの樹”というCAFEも隣接しており、そこでケーキと喫茶が楽しめる場所も用意されている。
ケーキ屋さんに入るとショーケースにたくさんの変わったケーキがならんでいる。
そして、その奥にガラス張りの部屋がある。
ケーキ造りの現場である。白い服を着た職人さんがケーキ造りに勤しんでいる姿を常時見ることが出来る。小さな子供さんにも夢のある楽しい店づくりとなっている。
そんなケーキ屋さんで、われわれはカトリック教会の聖職者が被る半球形頭巾のような形をしている“ズコットチーズケーキ”をもとめた。
息子の嫁の誕生日祝い用のケーキである。シンプルなケーキであったが、“たてしな自由農園・原村店”で購入したイチゴと別途もとめた生クリームを家内がデコレーションし立派な誕生日ケーキとなった。
わたしはと云えば、大きな工房の方で大好きな生チョコケーキを目ざとく見つけていたので、それもおいしくいただいた。
とっても美味しいケーキ屋さん、と云うより、とてもおいしくて店内を廻るのもウキウキ楽し過ぎるケーキ工房である。
この8月も二人で立ち寄り、美味しいケーキを購入したが、写真を撮る前に胃袋へ入ってしまったと見えて、いまファイルを探したが見当たらずアップできぬ結果となった。
そしてここのシュークリームがまたとてもおいしいのだが、夕方の立ち寄りだったため、既に売り切れ。次回のお愉しみとなった。いずれ、その写真は掲載することにする。
お土産に良し、また、休憩に喫茶と甘いケーキを食べるのもよし、いくつもの楽しみ方のできる“蓼科高原チーズケーキ工房”である、ぜひ、一度、訪ねられることをお薦めする。