高幡不動尊あじさい祭り
入梅直後の日野高幡不動尊のあじさい祭り。境内は初夏の日差しで暑い。しかし、あじさいに彩られた不動尊の法の山の山路に入ると、木陰はひんやりとして気持ちがよい。
法の山に蜘蛛の巣のように岨道がめぐらされている。その径を無作為に選び、あじさいの放列に身を投じる。色とりどりのあじさいは、まるで万華鏡のなかを覗き込んだような世界を眼前に展開する。
もっと別の筋へ・・・、そこはまた万華鏡を揺り動かしたように、彩の祭典が繰り広げられていた。
そしてもっと奥の世界へ・・・、そこは法の山の桃源郷・・・
あじさいは梅雨を彩る花ではあるが、おしとやかな花との印象を持っていたが、その種類の多さに驚くとともに、ガクの華やかさを花びらとつい間違えてしまうほど、実はあじさいは贅沢な花であることを知らされたひとときであった。
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