杉村太蔵は国民の負託を受けた国会議員たりうるか

 杉村議員が一昨日(14日)、またその見識のなさを性懲りもなく国民に見せつけた。厚生労働委員会を抜け出し、私事である自身の結婚の話を小泉総理に報告に行った件である。余りに馬鹿馬鹿しく情けないので、こうしたことなど話題になどしたくはないが、TV各局がこれでもかこれでもかと杉村議員のインタビューを垂れ流しており、国会議員が何たるかをご本人もインタビューする報道記者も分かっていないのではないか、そしてTV局が事あるごとに云う「公共の電波」を使ってまで報道すべき事柄なのか、いや報道すべき視点が全く違うのではないかと思い、ここに呆れて物も云えない気持ちで記してしまう。

 女性記者が芸能人にインタビューするかのように根掘り葉掘り杉村議員に小泉総理に何を話したのかを問い質す。すると、彼は慎重に言葉を選びながら、「僕の一生を懸けてお守りしたい女性ができたと報告した」と語った。それから記者は総理が何と云ったのかなどと訊ねた後に、「何故、総理に?」と云った。すると「普通は上司に報告するのかと思った」との議員の返答であった。

 杉村議員のこの幼稚な答えと余りの見識のなさに愕然とし、小泉総理を上司と考えているとは呆れて物も云えぬと心底、日本の将来を思い、落ち込んでしまったのである。是非、他の国会議員は怒りを爆発させてもらいたい。もし、どうしても「国会議員の上司は誰か?を答えろ」と迫られれば、「それは、選挙で選んだ国民である」と、答えるのだと彼に教えて欲しい。また、それ程の低レベルの議員は税金の真に無駄遣いであるし、即刻、辞職をしていただきたい。それが、小泉総理が今、やろうとしている行革の真に小さな一歩ではないのだろうか。

 民主党の川端国対委員長代理が同日の代議士会でさすがに批判を行なったが、メディアは抑々、当初から杉村議員の行為を批判すべきであり、川端議員が苦言を呈してから「そうだ、そうだ」と報道するのでは、「社会の木鐸」としての資格はないし、これから自らの主張の中でそうした表現を自らに冠するべきではないと考える。

 杉村太蔵と云う人物の行動をメディアが追っ掛け回し、面白おかしく放映し、記事で取り扱うのをしばしば目にするにつけ、この国は本当に国家の背骨を米国にへし折られ、その結果、劫火により熔けて行くようにして国家と云う姿を失っていっているように思えてならないのである。「ナンマイダ〜!ナンマイダ〜!」