あの日、この堤防を大津波が越えていった・・・(石巻市・12月23日・撮影者は息子)
新宿からビルが密集する小さな人の営みを望む
そんな2011年の大みそかに空を見上げた。
そこにはどこまでも、どこまでも、青い、青い・・・空が広がっていた。
そして中天にうっすらと白い昼の月を見つけた。
もう少しで上弦の月なんだ・・・
一秒、一秒、太古から変わらぬ息遣いをしている自然の不敵さを見た。
右に目を移すと、そこにキラキラと耀く太陽があった・・・
まぶしくて直視できない。
そのまぶしさを手に入れようと写真に収めた。
そこには不思議な六つの赫い光輪が太陽を守るかのように取り囲んでいる姿が映っていた
それは、わたしに”まぶしさ”を独り占めさせないかのように見えた。
まぶしい命はひとしく人々の上にそそぐのだと云っているかのように・・・