彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

半夏生

6月の京都、花の寺社めぐり(平安神宮・法金剛院・しょうざん庭園・建仁寺両足院・蘆山寺)

此の度、ようやく念願かなって蘆山寺の桔梗を鑑賞できたが、そのほかにも京都には花をたのしむ神社・仏閣がたくさんある。

山門より
蘆山寺・薬医門

そこで、ここでは花の寺社めぐりを紹介しよう。季節は2年前のやはり6月。家内とともに京都の花めぐりをした際のものである。


まず平安神宮である。

大極殿
平安神宮・大極殿

平安神宮は東西に池がめぐらされている。東が東神苑といい、泰平閣(橋殿)で有名である。

東神苑、橋殿を望む
東神苑

西が西神苑である。

西神苑・花しょうぶ
西神苑

6月は花しょうぶなどが美しくこの神苑を彩る。

花菖蒲がきれい

その水辺の河骨、睡蓮、花しょうぶの花の競演は見事である。

花菖蒲、河骨、睡蓮の揃い踏み
手前より花しょうぶ、河骨、睡蓮

睡蓮が咲く。

睡蓮

河骨もまだ多くはないが、緑の葉のなかから黄色の花をいくつかのぞかせていた。

河骨がチラホラ咲いています

河骨の花はどこか印象的であり、一度見たら忘れない花である。

河骨が咲いています 河骨の花がのぞく


次いで、花の寺あるいは蓮の寺の名で有名な法金剛院である。

花の寺・法金剛院

ここは蓮がとくに有名だが、6月なので、沙羅双樹と菩提樹の花が見られるはずと、家内の強い希望で訪れた。

手前、方丈玄関の唐破風と本堂を望む

平家物語の書き出し部分のあのあまりに有名な条(くだり)。


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」

沙羅双樹落花

沙羅の木の高みに花芯が黄色のくっきりとした白い花、樹下にその花びらが数片、散華しているのを認めた家内はいたくご満悦であった。

沙羅双樹の花が咲く
沙羅双樹の花

もちろん、わたしも、“盛者必衰の理をあらわす花の色”とはいったいどんな花で、どんな色をしているのか興味津々で観察した。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
盛者必衰の落花の図

そして、菩提樹の花も見つけた家内は、今日はラッキーと喜色満面であった。

菩提樹の花
菩提樹の花

そこで、ちょっと薀蓄を・・・


釈迦が亡くなったのは“沙羅双樹”の下であるが、わが国では“夏椿”を間違って、沙羅双樹と呼んでいるそうである。だから、インドの沙羅双樹は法金剛院のものとはまったく別物ということだそうだ。


ただ、平家物語に謳われている沙羅双樹はまさにこの“夏椿”のことなのだから、日本人の感性でいう盛者必衰をイメージさせるのは、まさにこの花の色なのである。

沙羅双樹花弁
日本では、これを沙羅双樹というのです

さらに云えば、釈迦が悟りを開いたのは“菩提樹”の木の下ということだが、これも正しくは“インド菩提樹”の下であるとのこと。

菩提樹の名札

これもわが国では、“菩提樹”を“インド菩提樹”と混同しているのだそうだ。


だから、この法金剛院の菩提樹の下に坐っていても凡人はなおさらに悟りなど開けぬということになる。

菩提樹の花の下で
菩提樹の花が満開

いやぁ、つまらぬ理屈をいって申し訳ない。「本当に無粋なんだから」とつぶやく声がすぐ耳元で聴こえてきそうだ。


法金剛院には“苑池”と呼ばれる平安時代の浄土式庭園が残されており、季節は異なるが蓮の花が水面に咲いたらさぞ美しかろうと思ったものだ。

苑池
浄土式庭園の苑池

ただ、この時季、花しょうぶが咲いていて、さすが花の寺と呼ばれるだけあって、花が尽きず、来る者の目を愉しませてくれる。


花しょうぶといえば、洛北の“しょうざん庭園”も訪れる価値はある。此の時はまだ一面というわけではなかったが、静かな園内をゆっくり散策するのもよい。

しょうざん庭園
しょうざん庭園
しょうざん庭園・花しょうぶ

菖蒲がきれいです 石と苔と清流
落ち着いた雰囲気の庭園です

紅葉の季節などは人出も多かろうが、季節の節目節目で訪れても面白いところである。


あと、以前アップした建仁寺の両足院の半夏生はぜひご覧になるとよい。

両足院・半夏生の庭
半夏生の庭です

これだけの株数の半夏生が植わるのはここだけだという。

いつ見ても、半夏生は不思議な謎めいた植物である。とくに雨がしとしと降っているときの濡れた白い葉と緑の葉のコントラストは何ともいえず清らかで美しい。

雨にぬれる半夏生
半夏生、大好きです

最後に、おまけで、蘆山寺の桔梗の花の写真を掲載して、“京の花めぐり”を終了しよう。

桔梗と楓

二年越しのブログのアップとなったが、前から気になっていた“花めぐりの記”であったので、これでようやく小さな肩の荷を下ろすことができた。

青梅市・“吹上しょうぶ公園”の花菖蒲は今が盛り、30日まで!!

青梅市・“吹上花しょうぶまつりHP

いま、花菖蒲が満開とのニュースを観て、梅雨の合間にと早速、青梅市吹上にある“吹上しょうぶ公園”を訪れた。

長井系・出羽万里
長井系・出羽万里

“吹上しょうぶ公園”は圏央道青梅ICより5km、中央道八王子ICより20km、JR青梅駅より徒歩約15分のところにあり、山間に深く切れ込んだ、いわゆる谷戸(ヤト)地一帯2.1haが公園となっている。

いわゆる”谷戸”です
浅い谷が切れ込んだ谷間の地・多摩丘陵に多い”谷戸(ヤト)”という地勢である

パンフレットには、「貴重な谷戸地を保全するため、霞丘陵の一角、勝沼城跡歴史保全地域に囲まれた谷戸および、その周辺の歴史的資源を積極的に活かし、花しょうぶを主体とした公園として整備」と、説明されている。

駐車場から・奥にしょうぶ公園があります
駐車場の奥に”吹上しょうぶ公園”が広がる

園内は畑地が30区画ほどに分けられ、江戸系・肥後系・伊勢系・野生種・長井系・米国種・雑種、約10万本の花しょうぶが植えられている。

花しょうぶ、盛りです

鑑賞形式は回遊式となっているが、土の道、板敷の道ともに幅が広く、休憩ベンチもほど良く点在し、よく整備されていたので、足が不自由なわたしでも安心して歩くことが出来た。

花しょうぶを楽しむ人々
ゆっくりと鑑賞ができる回遊公園

それと望外の喜びだったのが、なんと半夏生の花と白く粉をかぶったような葉が見られたことである。京都建仁寺の両足院以来の半夏生との再会であった。

水辺に咲く半夏生 突端にわずかに緑を残す葉も
これぞ半夏生
見事な半夏生である

さらに“ミズカンナ”という初めての水生植物にお目にかかったのも、

初めてです、ミズカンナ 自信作・ミズカンナ
珍しい植物である・・・ミズカンナ

それでは、花しょうぶの万華鏡の世界をじっくりと写真でお楽しみください。

これから雌蕊へもぐり、蜜を吸います
まずは花しょうぶの雌蕊にまさに潜り込もうとする蜂を撮りました
長井古種・日月 長井古種・野川の鷺
長井古種・日月            長井古種・野川の鷺
肥後系・秋の錦 米国種・ピンクフロスト
肥後系・秋の錦             米国種・ピンクフロスト                 
肥後系・日の丸一号 肥後系・白玉兎
肥後系・日の丸一号            肥後系・白玉兎
肥後系・蒼茫の渉
肥後系・蒼茫の渉


こうやって撮った写真の数を見ていると、わたしは長井系の素朴な花しょうぶが好みのようである。 

菖蒲だらけです

みなさんはいかがであろうか。それを確かめに“吹上しょうぶ公園”へ急がれては。

伊勢系・衆華の誉 菖蒲だらけ!

“吹上花しょうぶまつり”は6月30日までである。

「半夏生(はんげしょう)の寺」、両足院(りょうそくいん)を訪れた

東山区大和大路通四条下る小松町591

 

建仁寺半夏生
「半夏生」の御朱印

今年の半夏生は72日である。

 

「半夏生」は「はんげしょう」と読み下し、俳句の季語でもある。

 

「半夏生」はかつて夏至から数えて11日目の日をいい24節気以外の「雑節」のひとつであるが、現在は太陽の黄経が100度となる日をいう。したがって2011年の夏至が622日であったものの、10日目の72日が今年は「半夏生」ということになる。そして古来、半夏生の日までに田植えを済ませ、以降の田植えは収穫を減らすとされていた。また半夏生の日には天から毒気が降ってくるため、井戸に蓋をしろとか、地に毒気が含まれるため筍や蕨、野菜を食べてはならぬ、種を撒いてもならぬ等々、禁忌があるという。

 

三重県の熊野や志摩地方にはこの日に「ハンゲ」という妖怪が徘徊するとの言い伝えが残されているなど、「半夏生」という言葉にはどこか妖しげで不気味な語感がある。


半夏生の庭園特別公開
両足院の門

 

その「半夏生」を謳う寺院があったので、今回、訪ねて見た。

2011_06142011年6月14日京都0175
唐門前庭を通り、両足院へ
扁額
阿弥陀如来さまが安置されている方丈
方丈前庭

 

臨済宗総本山建仁寺塔頭の「両足院」である。610日から710日までの半夏生の庭園の特別公開である。


書院からの書院前庭
半夏生の葉
半夏生の葉が白くお化粧したようになってゆく

 

私はそこで初めて半夏生という植物を知り、家内は半夏生という俳句の季語があり、72節気のひとつであることを知ったのである。


葉先に向かって白くなる、ねじれて垂れているのが花だがまだ咲いていない

 

両足院の書院前庭の池辺には約600株の半夏生が群生し、わが国でもこれほどの数の半夏生が見られるのはここだけだという。当日は梅雨時とあって小雨が降り出したが、この雨だれに毒気が含まれているのだろうかなどと考えながら、半夏生の生い茂る庭を巡った。


前庭より書院を望む
2011_06142011年6月14日京都0198
左が国宝如庵の写し「水月亭」・右が大村梅軒好み「臨池亭」と、二つの茶室
臨池亭から書院前の池と半夏生、方丈を見る

 

そして、茶室「臨池亭」でお薄をいただきながら、池面に落ちる雨音に耳を傾け、池を縁取るように植わる白く粉をふいたような葉を持つ半夏生を愛でた。


両足院の寺紋の三日月と星をあしらった松寿軒の饅頭

坪庭・閼伽井の庭

 

お茶受けの菓子の豆餡の緑と白い皮がまるで半夏生のようにも見え、細かな雨が降る日のおだやかで心落ち着くひと時であった。

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