彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

トロッコ列車

2012年秋、保津川下り=乗って知った“便利な豆知識” 朝日の瀬・嵐山まで


のんびりと曲り淵を抜けると保津川下りもいよいよ後半戦をむかえる。


その後半戦の最初に、保津川で最後の瀬となる“朝日の瀬”が待っているのだが、その瀬に入る前に、川中に猪の形をした“イノシシ岩”があったのだが、わたしは次なる“朝日の瀬”に気を取られ、写真を撮る余裕がなかった。


前方、狭い水路です

水量が少ないため、前方の水路が極端に狭くなっていて、注意がそっちにとられたのである。

舟がその狭まった水路をあっという間に抜けて、“朝日の瀬”に入ると一挙に川面は泡立ち、瀬音が高くなる。


11:35 朝日の瀬です
朝日の瀬です

“あっ!”、岩にぶつかる〜・・・と思った瞬間、船頭さんは馴れた手つきで竿を岩にぶつけるようにして船首の向きを変える。

11:36 ギリギリ、竿で岩をかわす
瞬時に竿で岩を突き放す

われわれは舟の前方に坐るため、艫で舵を切っている様子は分からないため、余計に恐怖感が増す。


瀬を抜けると川幅も広がり、流れは一転、ゆったりとなる。心地好い揺れに身を任せていると、前方の岸辺で鮎釣りを楽しむ人がいた。渓谷に架かる橋と釣人・・・まるで一幅の山水画を見るようである。

釣人を後方に置き舟が進むと、江戸当初から昭和24年頃まで続いた戻り舟を曳いた曳き綱の跡が左手の岩場に見えてくる。


戻り舟を曳いた綱の跡
写真をクリックし拡大して見てください

そして船頭たちが乗船場まで舟を曳き、走り歩くために設けられた綱道が川岸のところどころに残っている。




平らになっているところが綱道です

その往時の様を“虞美人草”は次のように活写している。


“向から空舟が上ってくる。竿も使わねば、櫂は無論の事である。岩角に突っ張った懸命の拳を収めて、肩から斜めに目暗縞を掠めた細引縄に、長々と谷間伝いを根限り戻り舟を牽いて来る。水行くほかに尺寸の余地だに見出しがたき岸辺を、石に飛び、岩に這うて、穿く草鞋の滅り込むまで腰を前に折る。だらりと下げた両の手は塞かれて注ぐ渦の中に指先を浸すばかりである。うんと踏ん張る幾世の金剛力に、岩は自然と擦り減って、引き懸けて行く足の裏を、安々と受ける段々もある。長い竹をここ、かしこと、岩の上に渡したのは、牽綱をわが勢に逆わぬほどに、疾く滑らすための策と云う。”


遠く想いを馳せていると、今度は右手の山腹に、トロッコ列車が走ってゆくのが見えた。緑の中に紅色と橙色の車両が見え隠れし走る様子は、どこか紅葉のはじまりのころの渓谷の景観のようにも見えた。

11:45 トロッコ列車にみんなでご挨拶しました

手を振る舟人と汽車人との山気を通した交わりはまた爽やかである。


トロッコ列車に御挨拶

次に船頭さんの熟練の腕の披露があった。数百年の間に幾千、幾万の船頭の竿によって穿たれた岩の穴に、竿をピタリとはめる妙技である。お客たちは穴の開いた岩が近づくにつれ、その趣向に固唾を呑んで見入ることになる。


入った〜!お見事! 


11:47 400年間、竿を突き続けた窪みに見事に入りました
ピタリと入りました!!

さすがの腕である。すると船頭さんはまるで勧進帳の弁慶ではないが、竿を頭上高くクルクル回し大きく見得を切る。その姿は海老蔵も顔負けのなかなかな千両役者である。


イヨッ、大統領!じゃなくって、成田屋〜!!

名演技を堪能する間もなく、すぐに左手に“屏風岩”が見えてくる。変わった形の大石である。


屏風に見えますか? 見る角度が大事です

今度は右手一帯が清和天皇(在位858876)が鵜飼を楽しまれた場所だという“鵜飼の浜”となる。歴史を感じさせる保津川下りです。

  
右手の岩場一帯が”鵜飼の浜”    左手のがけ中腹に”鵜飼の浜”表示板

そのちょっと先に川鵜がいたが、嵐山の鵜飼(7/19/15)や長良川などのいわゆる“鵜飼”で使われる鵜は海鵜で、川鵜はそれよりずいぶん小さいことを知った。

川鵜がいました
川鵜がいました。海鵜に較べてかなり小さいです

保津川下りも残り30分となったころ、右手の大岩に向かってみんなでポーズ。いわゆる観光用の記念写真を撮ってくれます。1枚1300円で、後日、自宅に送ってくれます。人生のひとコマを切り取った素敵な写真が届きましたよ。


橋の下辺り、パラソルの立つ岩場からパチリ!

橋上の駅として有名な“トロッコ保津峡駅”を下から見上げます。



トロッコ保津峡駅

次にミステリーのロケ地として頻繁に使用される崖が見えてきました。

12:04 左の崖上で殺人が起こり、下の河原で犯人が捕まるのだとか
左の崖上で殺人劇、下の小さな浜で”片平なぎさ”さんが何と犯人を逮捕したのだそうです

崖の上で殺人が起きて、崖下のこんなに小さな砂浜で、犯人が捕われるということでした。こうして一望すると、随分お手軽なロケ場所なんだと感じ入った次第です。


そして、次に登場したのが、ここから猿が対岸の岩に跳び移るのだとか、だから“猿岩”というのだそうだ。対岸の岩まで結構距離がありましたが、本当かなぁ・・・


右手前方の岩上に”猿岩”の表示

橋桁がないことで有名な“保津川橋梁”をくぐります。


トロッコ列車で通った保津川橋梁です

この橋を岸で支えるレンガ造りの柱に印された赤線は過去の最高水位だそうです。もの凄い水量です・・・、ぞ〜っ・・・


保津川橋梁の袂に過去の増水時の印が
写真をクリックし、拡大して下さい。丸で囲んだ所まで水が来たというのです・・・

そろそろ、終着点が近づいて来ました。左手先に見える石積みの塔は船頭さんの守り神だとかで、船頭さんたちによって祀られているとか・・・云っていたような・・・


この石塔だと思うのですが・・・

上流の“不動明王”と混同しているのかもしれません。皆さんで船頭さんに確認して見てください。スイマセン・・・


ライオン岩です。これ、似ていましたよ。



ライオン岩です、かなり似ていると思いました

これはオットセイ岩、可愛らしいのですが、ちょっと造作が過ぎますかね・・・なんて・・・

12:15 オットセイ岩
オットセイ岩ですが、ちょっと凝り過ぎですよね・・・

な〜んて、のんびりしているといきなり来ました。ドスンと落ちました。安心しきっていたので、少々、驚きました。保津川下りに油断は禁物でした。


12:17 落ちました
落ちちゃいましたぁ〜、ビックリです

そしていよいよ終盤。百年余の歴史を誇る嵐山の琴ヶ瀬茶屋の名物、“水上屋台”が遠くに見えてきました。


12:18 遠くに琴ヶ瀬茶屋の水上屋台が見えます
遠くに水上屋台の舟が見えています。緑の屋根の舟ですよ・・・、ず〜っと遠くです

舟が横づけになると舷側同士を縄で結え、しばし小休止。メニューはまるで水上コンビニです。


  
        いらっしゃ〜い!      イカ焼き、おでんなどいろいろあります

御手洗団子に烏賊焼きなんぞを頼んでしまいましたねぇ。おいしかったなぁ〜。

12:20 みたらし団子も食べました  

さて、心躍る水上屋台とお別れすると、もうそこはなんと嵐山ではありませんか。



右手がかの有名な嵐山です。川から見上げる嵐山、イケマスよ!!

そしてこの先すぐの左崖上に近衛文麿公の元別邸で、豆腐料理“松籟庵”も見えてきました。

12:25 近衛文麿公の別邸で現在は豆腐料理”松籟庵”
樹間に松籟庵が見える

あぁ遠くに渡月橋が・・・、すぐ手前左に着船場が見てきました。いよいよ保津川下りも終了です。

12:29 左手に着船場が見えます
遠くに渡月橋、左手先に桟橋、手前の建物はトイレです

トウチャ〜ク!! 12時半の下船ということで、ちょうど1時間40分の川下りでした。


桟橋に到着です

そして、下船する際に舟の舷よりちょっと高い桟橋にどうやって移動しようかと思案していたところ、馬車でご一緒したお嬢さんが”どうぞ”と手を差し伸べてくれた。つい、”大丈夫ですよ”と、無理やり何とか飛び移ったものだが、いつも”最近の若い者は・・・”と嘆いていたのが申し訳ないような事態に自分が遭遇しドギマギしてしまったようである。

と云うより愛らしいお嬢さんであったことが、この初老の男心に時ならぬ動揺をもたらしたのかもしれぬ。

桟橋に無事降り立ったわたしは、下船の所作を心配そうに見守ってくれたお嬢さんに”幸せになってくださいね”と言葉をかけた。

彼女はにっこりと微笑み返し、”ありがとうございます”というと、さっと踵を返して、あの素敵な彼氏と嵯峨野の町へと歩み去って行った。

その様子を眺めていた家内が、”どうして、手を握ってもらわなかったの”と優しく声をかけてくれたが、”手を握られるとかえって不安定になるんだ”と、なぜか無愛想な返事をした。

そして、話術というより話芸といったほうがピッタシの船頭さんたちにお礼を言い、お別れした。

本当に楽しい川下りだった。皆さんも是非一度、トロッコ列車を乗り継いで保津川下りを楽しんでみてください。


ありがとう!!船頭さん

最後に、さてさて、この舟はどうやって上流に戻すのかということですが・・・



もう、椅子をはずしてます

渡月橋へ向かって川岸を歩いていると、さっきの舟はあっという間に屋根から椅子から取外されて、何の変哲もない簡素な和船に姿を変えていました。


屋根もなくなりました

これをトラックに積み込み、乗船場まで運んでゆくのだそうです。納得されましたか?


それと船頭さんたちはJR山陰本線で亀岡駅まで帰ります。トロッコ列車ではありません・・・


われわれはこれから嵐山でお昼を食べる先を探します。それでは“保津川下り乗船記”、長々とお付き合いいただきありがとうございました。

2012年秋の嵐山・嵯峨野=“トロッコ列車”で保津川下りに行ってきました!!

2012年秋の保津川下り=保津川下り乗船場へ“馬車”に揺られてポッコ、ポコ
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2012年秋、保津川下り=乗って知った“便利な豆知識” 小鮎の滝・曲り淵まで
2012年秋、保津川下り=乗って知った“便利な豆知識” 朝日の瀬・嵐山まで

保津川下りをしようと嵯峨駅から亀岡までトロッコ列車を利用した。


トロッコ列車に乗りました
トロッコ列車に乗りました

保津峡に沿って走る“トロッコ列車”は嵯峨野観光鉄道が運営する25分間のメルヘンチックな旅である。


本来は紅葉や桜の季節がよいのだろうが、大勢の観光客が押し寄せるのはどうも苦手な私たちは緑がきれいで風も心地好い今の時期にゆくことにした。


当日はホテル地下に直結する地下鉄を使い京都駅へ。


JR山陰本線・嵯峨野線各駅停車

それからJR関西嵯峨野線に乗り継いでわずか16分で嵯峨嵐山駅に到着。


JR嵯峨嵐山駅ホームです

そして嵯峨嵐山駅のホームから徒歩2分で隣接する“トロッコ嵯峨駅”へと向かう。


JR嵯峨嵐山駅改札口・出て右の階段を下りるとすぐに”トロッコ嵯峨駅”です

駅舎はメルヘンチックな佇まいで、どこかのお嬢さん方は早速に「可愛い〜!」とか嬌声を発しておりました。


かわいいトロッコ嵯峨駅舎ですが、急いでいたのでボケてま〜す!

その駅舎でトロッコ列車のチケットと保津川下りの予約を行ない(別々のカウンターでした)、毎時07分発の一時間に一本のみ運行というトロッコ列車へ乗り込んだ。


ほとんどお客は乗り込んでいました・・・、われわれが最後かなぁ・・・

みなさん、もう準備万端ですなぁ、とろいお客を許して下さい

その間、少々乗り換え時間が短かったために写真がボケたり、機関車が写っていなかったりとカメラマンの不手際が多いのはご勘弁を。やはり、旅はのんびりと・・・・である。


秋晴れの朝、いよいよトロッコ列車が出発である。


一応、以下のトロッコ列車の基礎知識を頭に入れていただいたうえで、写真とともに25分のトロッコ列車の車窓の旅をゆっくりと愉しんでください。


トロッコ列車は5両編成で、われわれは4号車(ネイチャー・サルーン号)に乗りました。


4号車は空いていました

窓は上下に大きく開閉できるので、保津峡の風を顔いっぱいに受けて、景色を愛でることができます。

ネイチャー・サルーン号が見えます
この車輛がネイチャー・サルーン号です(保津川下りの船上から撮りました)

ちなみに5号車がザ・リッチ号といって、窓ガラスが取り外された超オープン車輌となっており、晴れた日のみ先着順で指定席券が入手できます(われわれは出発ギリギリの乗車だったので、残念ながら乗れませんでした)。

トロオコ列車、ザ・リッチ号が見えます
機関車の次の車輛がザ・リッチ号です。窓ガラスなどない、まぁスッポンポンですなぁ・・・

全長7.3kmの距離を時速25kmというゆっくりとした速度で走ります。そして絶景地においてはサービス停車をしてくれます。また渓谷に沿って線路があるため、終点までに8つのトンネルがあります。


それでは、いよいよトロッコ列車嵯峨野1号、しゅっぱ〜つ!進行!!


たくさんのブーケがお見送りしてくれました


それでは、写真でトロッコ電車の旅をごゆっくりお楽しみください


嵯峨駅の次の駅、トロッコ嵐山駅は、なんとトンネルのなかでした

本当にトンネルが多いんですよ


トンネルに入りま〜す!!
トンネルに入ると車内はこんなに暗くなります
車内がこんなに暗くなります

この日、お天気は最高でした

青い空と緑の山も素晴らしい
最高の秋の天気でした
風も木々も川もあっという間に流れてゆきます
窓外に秋の風が走り、緑の木々が飛び去り、川ぞ水が流れ去る・・・

保津峡の駅を過ぎます


トロッコ保津峡駅です。橋梁の上にあります。

保津川橋梁を渡っています

保津川橋梁からの景観

これはJR山陰本線の保津川第一橋梁です

そしてトロッコ列車は保津川渓谷の真っ只中に分け入っていきます。

保津峡を走るトロッコ列車のこれぞ醍醐味!!
機関車が見え、保津川と山並みが車窓をよぎる・・・、最高です!!

JRの鉄橋が遠くに見えてきました

迫る渓谷にJRの鉄橋
渓谷の狭まるあたりにJRの鉄橋が見えます

保津川の水量はこの日は少ないようです。眼下に見えるあの大きな石の脇をほんとうに舟がすり抜けるのだろうか。ちょっと、心配です。


あの岩の左脇をすり抜けるの?

上から見ると、保津川下りって、結構、スリリングなんじゃないのかと考えてしまう。あそこなんて、水量が少なく川筋ほとんどないんじゃなのか・・・

あの狭い瀬を船下りするのかい?
この瀬は左側の細い川筋に沿うのかしら・・・、ええ〜っ!!

眼下に保津川下りの舟が見えてきました。二漕下っています。結構多くのお客が乗っています。

眼下に保津川を下る二艘の舟が見えました
見つけた〜、保津川下りの舟ぇ〜!!

いよいよトロッコ亀岡駅へ到着のようです。遠くに亀岡の町が見えてきました。


遠くに見えるのが亀岡の町です

船着き場まで乗ってゆく京馬車の乗り場も見えます。


馬車が見えました

ホームに入線すると、すごい人じゃぁないですか。もちろん、われわれのお出迎えではありません。


トロッコ亀岡駅・折り返し列車で嵯峨へ帰る人たち
トロッコ亀岡駅のホームにはすごい人、人、人・・・

この列車で嵐山、嵯峨野状面へ向かう人たちであります。あっという間の選手交代で、みなさん車上の人となりました。

トロッコ亀岡駅ホーム・乗って来た列車が戻ります
これからトロッコ嵯峨駅へ出発で〜す

日本人ってすごいですね、あれだけの人が済々と降車、乗車しては準備完了、ほんの23分の間の出来事でしたね。



馬車乗り場から見たトロッコ亀岡駅舎

亀岡駅の駅舎は外から見たら、結構な大きさでした。 そしてバス・タクシー乗り場は駅舎の反対側です。


駅舎から下ってきた先にこの看板があるので、大丈夫です。左がバス、右が馬車です

そしてわれわれはこれから保津川下りの乗船場まで利用する馬車乗り場へと向かったのでした。

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