彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

蓼科グルメ

メルヘン街道沿いのランチ 懐石料理・“たてしな藍”はいかが=蓼科グルメ 37

(当ブログの写真の転用・二次利用を禁じさせていただきます)


茅野市蓼科高原横谷峡  ☎ 0266-67-5030


本来、“たてしな藍”は藍染と懐石料理のお宿で有名である。

1・藍染の暖簾がかかる入口門
藍染の暖簾がかかる”たてしな藍”の門

しかし、われわれは宿客ではなく、今回もお食事のみをたのしみにいった。前日までの予約を必要とするが、宿泊がなくともお料理のみでも対応をしていただける。


20年ほど前に伺ったきりで長い無沙汰をしていた“たてしな藍”に「もう一度、行ってみたいね」と語り合いながらもだらだらと月日が流れてしまった。

2・たてしな庵の宿玄関
たてしな藍の宿泊処・玄関

猛暑の東京を逃げ出して、パン工房での作業に従事する娘のお盆休みも兼ねて、今回は別荘でのんびりとと思ってお店の予約もほとんど取らずに蓼科へ向かった。


しかし、やっぱり食いしん坊のわたしたち。今日のお昼はどうしようかと迷ったその日、家内が藍はどうかとの提案があった。スマフォでHPを開けると、食事のみでも可とあったが、前日までに予約が必要との注意書き。電話だけでもと連絡したところ、ちょっと確認しますといってしばらくして大丈夫ですとの回答。当方、お昼にありつけたと胸を撫でおろし、早速、“たてしな藍”へ直行。

3・メルヘン街道沿いの”たてしな藍”駐車場
メルヘン街道沿いに、”たてしな藍”駐車場

駐車場へ車を止め、あぁ、こんな風だったなと思い出しながらその風情のある門をくぐる。

4・たてしな藍の門
この門内が”たてしな藍”

淡い木漏れ日を落としてゆるやかにのぼる石段がつづいている。

5・木漏れ日を落とす石段
木漏れ日を落とす石段

突き当りのところで、石段が左右に分かれていた。

6・石段の突き当り
石段の右手に”たてしな藍”の宿、左手に食事処・山味庵

案内を見ると右手が宿の“たてしな藍”となっていた。

7・たてしな藍・宿
たてしな藍・宿の玄関

そして、左手が本日予約の食事処の“山味庵”である。

8・山味庵
山味庵玄関

20余年前に夜の懐石で伺ったときは、確か右手の旅館の大広間に通され、藍染の衝立で仕切られた座卓で懐石料理をいただいた記憶がよみがえった。山味庵なる別棟の食事処など当時はなかったのではないかと思う。


早速、山味庵に入り名前を告げると、こちらですと館内を案内された。

9・山味庵の個室へ
落ち着いた館内

途中には“酒厨ちろり”なる宿泊客用のおしゃれな館内バーもある。

10・酒厨ちろり
酒厨・ちろり

そして、左手奥にあるひとつの個室に通された。最近、よく見受けられる張りぼての安っぽい和室ではなく、しっかりとした漆喰壁の本格的な造りであった。

11・個室食事処
当日のランチの個室

その個室の前で右手を見ると、まだ、多様な個室があることがわかった。

12・個室もいろいろあります
多彩な個室が用意されている

当日は四季の昼懐石3,900円(税・サービス料込み4,633円)のコースであった。他に5000円(同5,940円)のコースがあったが、われわれには3,900円のコースでちょうど良い量であり、質であった。


メニューは以下の通りである。

小鉢 もろこし豆腐 万願寺唐辛子

13・小鉢・もろこし豆腐

椀 鱧の葛打ち 梅肉 茗荷 木の芽

14・椀・鱧の葛打ち
蓼科で鱧 これも粋!

造里 信州サーモン混布〆 豆乳豆腐 妻一式

15・お造り・信州サーモンの混布〆と豆乳豆腐
信州サーモン 脂がのって美味しかった

焼物 信州福美鶏の朴葉焼き

16・信州福美鶏の朴葉焼き  17・福美鶏
朴葉焼き                信州福美鶏

煮物 高原の野菜炊合せ 海老のそぼろ餡かけ

18・高原野菜炊合せに海老そぼろ餡かけ

ご飯 とろろご飯 香の物の二種盛り

19・とろろご飯
とろご飯おいしかったです

水菓子 葛きり 白玉団子 黒蜜

20・葛きり・白玉団子に黒蜜かけ
葛きり、なかなでした・・・

とろろご飯の前にすでにわたしのお腹はいっぱいでご飯を遠慮しようと思ったが、目の前で茶碗にトロロが掛けられるのを見たら、無性にご飯が食べたくなって箸をつけた。


料理のお味はあっさり味で、若い人には量とともに味も少し物足りないかもしれない。しかし、ダイエット目標を確実に達成し続けている娘も量はこれで満足。また、血圧が少し高めの家内もダイエットもかねて良質ともに十分に満足。


そして、高血圧症で、かつ再び、お腹のふくらみが気になりだしたメタボ軍団再加入の危機にあるわたしには、味も量も十分すぎるほどであった。


リゾート地の個室でいただける懐石料理、値段を考えるとコスパ最高の、しかも雰囲気最高のお店であったのだと認識しなおした一日であった。

館内照明もセンスがよい
落ち着いた照明

こうして20数年ぶりに蓼科で味わった懐石料理。三人とも大満足の態で緑陰の小道を帰路についた。

緑陰を帰路につく
緑陰の小道をおりてゆく・・・

たまにはこうした雰囲気で避暑地の時間を過ごすのも目先が変わっていいんじゃないのかな・・・と思わせた大人びた空間であり、静謐なる小世界であった。

うなぎのまち岡谷で鰻を食べた、簗(やな)のうなぎ・“観光荘”=蓼科グルメ36

岡谷市川岸東5−18−14 ☎ 0263−22−2041


諏訪地方の謎のひとつ、洩矢神社(岡谷市川岸東1-12-20)を訪ねたついでに、ちょっと足を伸ばし、お昼に鰻を食べに行った。


岡谷市中心部から天竜川沿いに県道14号線(下諏訪辰野線)を15分ほど走ると、県道と天竜川を挟んで“やなのうなぎ・観光荘”がある。

1・県道14号線沿いに観光荘

観光荘の座敷席から外を見ると真下に天竜川が流れている。

2・裏の天竜川で簗漁を行なっていた

当店の案内によれば、江戸時代中期、当地を治める高島藩によって天竜川を下る鰻を捕獲する仕掛け・“本瀬締切りの簗場”がこの場所に築かれたとある。


この簗場で捕った鰻を提供しようと昭和29年に最後の簗師・宮澤幸春氏が当店を創業したのだそうだ。その頃はまだ蛍が群舞していたことから、蛍の光を観る荘(やかた)ということで、“観光荘”と名付けたとある。その簗場も昭和49年の一級河川護岸工事によって、その姿を消したという。


岡谷市は別名、“うなぎのまち”といわれている。

と云っても、今回、初めて知ったというか、家内の友人が岡谷を訪ねた際に“岡谷は鰻よ”と、鰻を食したと伝え聞いたところからそんな特産を知ったというのが実のところ。

そんなこんなの由来を持った岡谷の鰻を、ここ“観光荘”で食べたわけである。

3・観光荘

店内一階は広座敷の座卓席が八つ。

4・店内

テーブル席が二つとなっている。

5・このテーブル席でいただきました
この席で食べました

そのほかに階下に囲炉裏席を設けた茅葺の部屋もあるとのこと。

6・囲炉裏席を設けた茅葺の部屋
館内の階段(右手)を降りると、茅葺の部屋に続く

さて、当日のオーダーであるが、わたしは“うな重”を頼んだ。


何ごとも最初はオーソドックスにとの我がモットーに則ってのことである。そしてせっかく食べるのだから思いっきりにと三切れの蒲焼がのる“松”を奮発。

7・うな重
うな重です、三切れのっています・・・

蓋をあけてその肉厚、重なり合うボリューム感にはただただ満足・・・


さらに肝吸いには驚愕。

8・肝吸い

こんな肝が大きい肝吸いってお目にかかったことがないような気がする。これぞ真正肝吸いと悦に入った。


一方、家内はいつもの旺盛な好奇心から“観光荘”オリジナルメニューである“やなまぶし丼”をオーダー。もちろん男女共同参画の時代である。家内も“三切れ”にチャレンジしたことは云うまでもない。なんと三段重ねの丼ぶりで登場である。

9・やなまぶし
三段丼ぶりを分解? やなまぶし丼です

“やなまぶし”は長ネギと山葵(わさび)をまぜて蒲焼に載せ、お好みに合わせタレも垂らして食す。

10・長ネギと山葵をまぜて鰻にのせます
こうして山葵と長ネギをまぜて蒲焼のうえに・・・

わたしも一切れ戴いたが(勿論、うな重の一切れと仲良く交換した)、濃厚なタレで焼いた鰻に山葵のきりっとした辛味と長ネギの臭味が、口中に残る鰻の膏をさわやかに流し落とすようで見事なアイデアであると感心した。

これもこれから病みつきになる予感がした逸品である。怖るべし“やなうなぎ”である。


さらに嬉しいことに、タレは自由にお好みの分だけかけることが出来る。ツユ沢山大好きのわたしにとって、これまたホクホク顔の鰻であった。

11・タレをしっかりかけました
タレをたっぷりと・・・

そして、鰻が出てくるまでの待ち時間に、いま捌いている鰻の骨であろう、タレをつけてカラッと揚げた“骨せんべい”が供された。

12・鰻の骨せんべい

これは酒のツマミに最適なカルシューム満載の品であった。お昼だったのでお酒は呑まずに食べたが、頭も二つついてきたがカリッと抵抗感もなく喉を越す。なかなかのモノと見た。


最後に当店の鰻であるが、すべて活鰻(かつまん)を使用しているとのこと。店頭に置かれた樽に大きな鰻が泳いでいたが、その太さにちょっと驚いた。

13・活鰻(かつまん)

手を突っ込み触ることもできるのだが、これは遠慮することにした。


そして、捌(さば)きは関東風の背開きである。しかし、焼きは備長炭でじっくりと焼く関西風の“地焼き”となっている。

14・秘伝のタレで飴色に焼けた蒲焼
秘伝のタレでこんがり飴色に焼かれた蒲焼

そのため身もしっかりとし皮もパリッとした仕上がりで、舌にとろける関東の蒸し焼きとは異なった食感である。


関東風になれたわれわれにとってこの硬めの食感はある種の戸惑いを覚えるが、当店秘伝の甘味のきいたしっかりしたタレがこの地焼きの鰻にまことによく適っており、あらたな鰻を発見したと家内ともども喜んだ。


そしてこれから蓼科へ来た際にはたまには岡谷まで足を伸ばし、この“観光荘”の地焼きの鰻を食べにいこうと話をしたところである。





料理上手の料理長がもてなす本格手打ちそば処・“旬泉(しゅんせん)”=蓼科グルメ35

茅野市北山字鹿山4026−2  ☎ 0266−60−3817


“旬泉(しゅんせん)”は蓼科東急リゾートのセンター地区にあるCP(コスパ)のよい蕎麦処である。

1・旬泉

店内にはゆったりとテーブルが配置されている。

2・開店直後の店内
お客がいないのではありません。開店と同時に入店してパチリだからです

混んで来てもこれだけスペースがあるので、隣が気にならないのもよい。

3・6時半頃にはこんな感じ
こんな感じでゆったり、ちゃんとお客さんもいっぱいですよ

小さな子供さんがいても大丈夫、大人数でワイワイやっても問題ない、それはそれは庶民的で避暑地のディナーなんて気張る必要のない肩の凝らぬお店である。


そして、ここのウリであるが、ずばり“味”である。そして“人”である。


気さくな料理長の黒田正幸氏の腕一本で、新鮮な蓼科の食材にさらなる磨きがかかる。


毎回訪ねる度に、ちょっと目先を変えたひと皿が供される。そのささやかな驚きが最近、当店を贔屓にしている理由のひとつである。


今回は、甘みの効いた味噌に山椒の辛味を絶妙に合わせた“山椒味噌”。

4・胡瓜と山椒味噌

採りたての胡瓜につけて食べると、これは暑い夏の冷酒のお伴にそりゃぁ合うこと、合うこと。

胡瓜がなくなって皿に残った山椒味噌を箸でこすりあげ舌へのせる。

ぴりっとしたところで、諏訪の地酒、純米吟醸の冷酒“よこぶえ”を口へ放り込む。

5・諏訪の地酒・純米吟醸生酒”よこぶえ”

これだけで、うだるような夏の、といっても蓼科の夜はかなり涼しいのだが、まぁ、そこは筆の勢いで“うだる夏”にはもってこいのアテである。


料理長にこれを瓶詰にして売ったらよいと奨めたが、販売するほどの量が作れないのだという。まことに残念である。今年のこの猛暑、のん兵衛には堪らぬ一品である。

東京で販売すれば、飛ぶように売れるはずなんだがなぁ・・・


こう書くと、ウリは山椒味噌だけみたいで他に旨いものがないように思われるとまずいので紹介するが、旬泉の天婦羅は家内がホクホク顔で口にする、これまた絶品である。

6・春の山菜天婦羅
春に食べた山菜の天婦羅(内容は下の絵を参照)

東京の名のある天婦羅屋でも、こうはいかねぇってな“天婦羅”である。


なにせ、素材が違う。産地直送じゃなくて山地直結であるからして口に抛り込んだときの“香り”と“活き”がまったく違う。

7・エビと野菜の天婦羅
この8月のメニュー・エビと野菜の天婦羅

野菜や山菜が育つ肥沃な土質の栄養分がそのままのり移ったようなふくよかな味わいが口中にひろがるのである。


さらに、当然だが、天婦羅のコロモの揚げ方がほどよく、家内に言わせると本当に上手なのだそうだ。


プロだから当たり前ではあるが、天婦羅の美味しくない蕎麦屋が最近、結構、多くなってきているのも現実だからなぁ・・・


ほかにも、まだまだあるんでございますねぇ・・だし巻きたまごも、イケテますぜ。

8・だし巻きたまご

ワカサギの南蛮漬けも、諏訪湖を控えたこの地ならではで、大振りのワカサギが豪勢に盛られた美味のひと皿。

9・わかさぎの南蛮漬

牛すじの大根煮も必ず、最初にオーダーするアテでありますな。とろけるまで煮込んだスジ肉とそのだし汁がほどよく染み込んだ大根が旨すぎる。彦左の推奨する逸品である。

10・牛すじ大根煮

そして、最後に控えるのが、鴨南蛮、鴨汁、鴨おろし蕎麦である。

11・鴨南蛮のつけ汁
鴨南蛮のつけ汁です、葱の香ばしさと鴨の味が絶妙

ここの鴨はなんでこんなにおいしいのか、いつも、そう思う。

12・鴨おろし蕎麦
今回の新メニュー・鴨おろし蕎麦

鴨肉とつゆの味が香ばしくて、いつも「うまい!」と言葉が口唇から飛び出す。


それから当然のことだが、蓼科の清涼な水でしめた蕎麦は美味しいに決まっている。

13・腰のある蕎麦

次なる絵は山菜の天婦羅を注文しその種類を訊ねた際に”手書きの絵ですが”と、いただいたもの。

14・山菜の説明書き
クリックして拡大して見てください。丁寧で上手な絵ですよ。

女性スタッフの西尾さんの手造りである。彼女のテキパキとお客のオーダーをこなしながらこうした質問にも心のこもった対応がなされる。事前の御もてなしの心映えが何とも見事です。

本格手打ちそば処“旬泉(しゅんせん)”は、サービス精神旺盛な料理長の黒田さんをはじめスタッフの人たちの心温まる応対にほっと心が和む、旨くてコスパも最高な蕎麦屋である。


おいしい、楽しい、“蓼科高原チーズケーキ工房”=蓼科グルメ 34

茅野市米沢127-1・0266-82-8286


「蓼科チーズケーキ工房」は、長野県下伊那郡に本社高森町山吹1646-12をかまえる生菓子・半生菓子メーカーの(株)津具屋(持ち株会社)のショップ(形式上はグループ会社)として平成16年に開店、今年で満10年を迎える。

1・ビーナスライン沿いに看板
ビーナスライン沿いに大きな看板

同様の工房は、小淵沢ICを降りて清里高原方面へ1kmほどいった県道11号線沿いに「八ヶ岳チーズケー工房」(H14開店・北杜市小淵沢町2980)としてショップを出している。

2・八ヶ岳チーズケーキ工房

我が家は当初、中央道のICの降り口(小淵沢)の関係から八ヶ岳チーズケーキ工房で、ここのチーズケーキの美味しい味を知った。


その後、蓼科湖の聖光寺・桜まつりの際に出店が出ており、そこで、このチーズケーキを購入するのが常であった。

3・聖光寺桜まつりに出店の蓼科高原チーズケーキ工房
毎年、GWの聖光寺桜まつりに出店が立つ

その幟が「蓼科チーズケーキ工房」となっており、最初は八ヶ岳の工房よりこのテント張の出店の方を数多く愛用していた。


「蓼科チーズケーキ工房」は当初、工場然とした外観だったのだが、2013年5月にリニューアルされ、ずいぶん、お洒落なお店へと変貌を遂げていた。

4・蓼科高原チーズケーキ工房

まず南側の入口からアクセスすると、天井の高い大きな木造の建屋がある。

5・蓼科高原チーズケーキ工房南側入口

店内へ入るとたくさんのカラフルな商品がきれいにならべられている。それだけで何だかうれしくなるお店である。

6・工房のカラフルな店内
チーズケーキ工房の広い店内

ここにはチーズケーキをはじめおいしそうなケーキが数多くならぶ。

7・生チョコとロールケーキの並ぶショーケース

それ以外にワインやチーズ、ジュース、ジャムなどいろいろと目移りする飲食品がきれいに陳列されている。


一方、そこと別棟にお菓子の家のような可愛らしい造りの店舗がひとつある。

8・この突当りにケーキ屋さん

いわゆるケーキ屋さんといってよい。


脇に“たまごとケーキとりんごの樹”というCAFEも隣接しており、そこでケーキと喫茶が楽しめる場所も用意されている。


ケーキ屋さんに入るとショーケースにたくさんの変わったケーキがならんでいる。

9・ズコットチーズケーキが並ぶショーケース

そして、その奥にガラス張りの部屋がある。

10・ケーキ造りも見られます

ケーキ造りの現場である。白い服を着た職人さんがケーキ造りに勤しんでいる姿を常時見ることが出来る。小さな子供さんにも夢のある楽しい店づくりとなっている。


そんなケーキ屋さんで、われわれはカトリック教会の聖職者が被る半球形頭巾のような形をしている“ズコットチーズケーキ”をもとめた。


息子の嫁の誕生日祝い用のケーキである。シンプルなケーキであったが、“たてしな自由農園・原村店”で購入したイチゴと別途もとめた生クリームを家内がデコレーションし立派な誕生日ケーキとなった。

11・ズコットチーズケーキに苺と生クリームでデコレーション

わたしはと云えば、大きな工房の方で大好きな生チョコケーキを目ざとく見つけていたので、それもおいしくいただいた。

12・私の大好きな生チョコケーキ

とっても美味しいケーキ屋さん、と云うより、とてもおいしくて店内を廻るのもウキウキ楽し過ぎるケーキ工房である。

この8月も二人で立ち寄り、美味しいケーキを購入したが、写真を撮る前に胃袋へ入ってしまったと見えて、いまファイルを探したが見当たらずアップできぬ結果となった。

そしてここのシュークリームがまたとてもおいしいのだが、夕方の立ち寄りだったため、既に売り切れ。次回のお愉しみとなった。いずれ、その写真は掲載することにする。

お土産に良し、また、休憩に喫茶と甘いケーキを食べるのもよし、いくつもの楽しみ方のできる“蓼科高原チーズケーキ工房”である、ぜひ、一度、訪ねられることをお薦めする。



やっぱりおいしかった“PIZZERIA・ぴざ屋”=蓼科グルメ 33

最近、息子たちと一緒に蓼科へ行くことも少なくなり、加えて、降り口のインターを昔の諏訪ICから一つ手前の諏訪南ICへ変えてからは、茅野市街に近いビーナスライン沿いの美味しいお店へ立ち寄る機会が大きく減った。


そのひとつがピザの専門店、PIZZERIA・ぴざ屋”である。平成元年創業の当店。四半世紀の時をこの地で刻んできたことになる。

ビーナスライン沿いに看板
ビーナスライン沿いに看板があります

開店時に小学生低学年であった長男も今は結婚し、子供も今年生まれた。われわれ家族のうえにも当り前だが同様の歳月が流れている。

雰囲気はリゾート
ログハウスの”ぴざ屋”
このGW、蓼科で息子家族と3日ほど過ごしたが、息子が久しぶりに“ぴざ屋”のピザが食べたいというので、老夫婦のわれわれも久方ぶりにビーナスラインを下って、“PIZZERIA・ぴざ屋”を訪れた。
入口案内
入口案内

ブログをチェックしたところ、息子が結婚した6年前に、なんと息子夫婦を伴ないここへやって来ていた。このお蔭で、息子が無類のピザ好きということが分った。

今回は孫も同伴である。バギーで店内に入ることも許していただき、総勢6名での入店である。


奥にイタリアンの窯のある厨房
テーブル席からイタリア製の窯を備える厨房を見る

注文は、まずはサラダを二品。

トマトとアンチョビサラダ ホウレン草サラダ

それからメインのピザがいろいろと協議のうえ、4枚。

何故かバジルなしのマルゲリータとイタリアンサラミ。

バジルなしのマルゲリータ イタリアンサラミ
左:マルゲリータ 右:イタリアンサラミ

シーチキンとマッシュルームと、私が推奨の当店人気メニュー“ボンバー”。

シーチキンとマッシュルーム 
シーチキンとマッシュルーム
ボンバー

オリーブオイルをかけて食べるとおいしい”ボンバー”、手早くつぶされそうです・・・

”ぴざ屋”のピザ生地は今風に極薄で、その分なのかチーズの味が濃厚。そしてイタリア製の窯でパリッと焼かれたピザはやっぱりわたしたちの期待を裏切らなかった。


ピザカッターで等分に切り分けられたピザはあっという間に皿の上から各々の口元へ放り込まれる。誰だったか(家内である)、「これって、足りないんじゃな〜い」と、もう一品の追加注文となったのが、オーソドックスに次のミックスピザ。

ミックス

これも、あっという間にみんなの胃袋へ収納された。

デザートをどうしようかとなったところで、家内が昨日の蓼科高原チーズケーキ工房で求めたケーキがまだたくさん残っているので、家にもどってからゆっくりしようとの提案。


午後7時前、さすがに薄暗くなったビーナスラインを、美味しいピザを一口も口にできなかった生後4か月になったばかりの孫とともにワイワイガヤガヤ登って行った。


“俊樹蕎麦・しもさか”で、こだわりの石臼挽十割蕎麦を愉しむ=蓼科グルメ 32

蓼科グルメ、久しぶりの蕎麦処の登場である。

ビーナスライン沿いの”しもさか”看板

“しもさか”はビーナスライン沿い、プール平から1kmほど登った右手にある。

お店が数十メートルほど道路より入り込んでいるので、道路沿いの“石臼そば”の看板を目印にしてゆくのがよい。

ビーナスラインから入り込む
突当りの建物が”俊樹蕎麦しもさか”

“石臼そば”の上に“しもさか”との表示があるが、目に飛び込んでくるのは“石臼”である。

というのも、ここの蕎麦屋の名前が、“しもさか”であるということを知ったのは、今回、初めて当店を訪ねてみてのことなのである。


かなり昔からここに石臼で挽いたにちがいない蕎麦屋があることは、ビーナスラインを登ってゆく際に、必ずと言ってよいほどに白板に“石臼”と墨書された看板が目に飛び込んでくるのでわかっていた。


しかし、車窓からの通りすがりの視界ではその店構えを確認することが出来ずに、これまで気にはかかっていたが、なんとなく行きそびれていたというのが実際のところである。

お店の前を流れる蓼科の清流
店の前には蓼科の清流が流れる

今回は、5月3日から合流した息子夫婦が蕎麦が食べたいというので、ちょっと冒険ではあったが、気になる一見のお店を訪ねたという次第である。

俊樹蕎麦しもさか

どこか山荘を思わせる店の佇まいはお洒落であり、高原リゾート地にはお似合いの店構えである。


GW
真っ只中ということもあって、お店の前で順番待ちの人々が二、三組いたが、まぁ、列んでいるくらいだから、美味しいに違いないと当方もそれに続いた。

テラス席もあります

一〇分ほどで店内へ案内された。テラスにも席が設けられており、蕎麦屋というより、まさに高原の別荘で戴くような風情である。

蕎麦打ちも見られます 和室もあります

店内は小さいながらも、3つのテーブル席に小さな和室(二卓の座卓)があって、小ぎれいなお店である。
そして、メニューを見て、またビックリ。

お品書き

いやぁ〜、シンプルなのである。唸り声を上げるほどに蕎麦一筋の品書きである。

“茨城県水府村の常陸秋蕎麦を脱穀し、その実を石臼でゆっくり挽いて、粉をつくり、つなぎを一切使わず、その蕎麦粉を水だけで打っております・・・”と、お店の案内にあるように、まさにこだわり120%の蕎麦屋である。

石臼挽きの俊樹蕎麦

息子以外は“せいろ”を、息子は“大盛り”、それに “そばがき”と、いたって簡潔明瞭な注文である。

コシがしっかり、しっとり感もあります

蕎麦は腰がしっかりとしており、十割蕎麦にありがちの喉の引っ掛かりがない。

逆に蕎麦はしっとりとして喉越しが極めて良い。

麺の太さもほどよい加減で、わたし好みであった。

薬味に七味はありません

薬味は生山葵に刻み葱におろし大根である。七味は用意されていない。その点についてはわたしは別の意見があるが、それもここの“こだわり”のひとつなのだろう。

海苔付のそばがき

“そばがき”は香りも良く、柔ら過ぎず、初めてだという息子夫婦も気に入りの様子であった。それと、海苔に巻いて食べるのも変わっていて香ばしくて面白い試みだと感心した。


ということで、“俊樹蕎麦・しもさか”を息子夫婦に紹介した親爺のささやかな威厳も何とか保たれたのであった。

惜しむらくは、値段がもう少し安ければいうことなしなのだが・・・


それと、日本酒をこよなく愛する日本男児として、お品書きにある酒を呑むのに、やはり、“あて”に焼味噌ぐらい一品欲しいものだと思うのは我が儘というものなのだろうか・・・

最後に、この”しもさか”は蓼科のエリア的にいうと、蓼科ヴィレッジ別荘地の一画に入っているので、このお店の常連には当然にヴィレッジの皆さんが多くおられることと思う。向学のために後日、ご意見をお聞かせ願えればと考えている。




“ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ”に春が来た〜!!=蓼科グルメ 31

茅野市北山芹ヶ沢4976-2

090-7407-2702


蓼科・ババリアン・ペーターに春が来た〜

ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ

NHK放映の中井貴一の“サラメシ”風に言ってもらうと、より気分がでる。

それでは皆さん、ご一緒に、「蓼科のババリアン・ペーターに昼が・・・、もとい、春が来た〜!!」


アリガトウゴザイマシタ〜


いやぁ、半年ぶりのペーターである。オーナーの坂本さんとも久しぶりのご対面。

この日、春の陽射しで車の中は暑かったので、ベストだけの軽装で店内に入ると、“初夏みたいな恰好をして寒いじゃないの”との第一声。そう、晴れているとはいっても、5月間近の蓼科は、まだまだ風がヒンヤリとして肌寒いのです。

メッチャ、楽しい店内
いつも、ウキウキする店内です

坂本さんの笑顔は半年ぶりでも、何んら変わらない。相変わらず、お若い。
この6月にはマチュピチュへトレッキングの旅に出るというから、体力気力ますます充実されたオーナーである。


さて、当日はお昼時だったので、ペーターで買い物ついでに、軽く食事をとる予定で訪れた。ただし、店内にも表示があるが、お店が混んでいない時にのみオーダーが可能である。


メニューはフォクッチャ・サンド(550円)とグラッシュ・スープ(600円)の二品のみ。


いただきま〜す

当日は、われわれが店内に入った時には、外のテラスにご夫婦が一組おられるのみ。

そこで、坂本さんに食事(二品)をお願いした。「OK!」と快諾される。

蓼科湖畔につづく庭

早速、蓼科湖畔の広い庭へ出て、サンドができるまで景色を堪能。まだ雪をかぶる八ヶ岳を遠くに見て、この開放的な景色に感化されたのだろうか、一挙に胃袋も拡大する。

八ヶ岳遠望

家内と二人でそれぞれを半分個したが、量的には十分である。

グラッシュ・スープ  フォクッチャ・サンド
左:グラッシュ・スープ  右:半分にしたフォクッチャ・サンド

テーブルのある広い庭には可愛い子ブタのオブジェやカブト虫の彫刻などが飾られて、まぁ、まるで露天の美術
館のようである。

  カブト虫です

頬のゆるむ、どこか愛嬌のあるオブジェに目を細め、また、遠くに八ヶ岳を望みながらおいしいフォクッチャ・サンドを頬張る。もちろん、坂本さんご手製の品、味は云うまでもなくおいしいにきまっている。

そして、われわれがサンドを口に入れる頃、店内はあっという間に10人ほどのお客様でいっぱいになっておりました。アブナイ、アブナイ、間一髪、お昼抜きになるところでした。


それにしても、このおいしさ。やはり、中井貴一の言うように「蓼科に〜昼が来た〜」の方が、タイトルとしては良かったかも・・・

絶品のベーコンやウインナー

そして、お腹を満たして店内へ戻り、いつものようにお酒のツマミに・・・、ワインのお供にチーズを・・・と、お土産
を買い求めたのでありました。 

あぁ・・・、そういえば、ペーターに中井貴一も立ち寄られていましたね。その時の写真が店内に貼られています。

以上、“蓼科に昼がキタ〜!!” でした・・・




白樺湖畔に旨い“ダッタンそば”を発見、その名は“きみまち庵”=蓼科グルメ30

茅野市北山3419-1・筺0266-68-3273


8月のお盆明け、久方ぶりに白樺高原の御泉水自然園を訪れた帰り、かなり遅めのランチとなった。

御泉水自然園
御泉水自然園

息子夫婦が蕎麦が食べたいというので、女神湖近辺を探すものの準備中などめぼしそうな蕎麦屋へは入れず、仕方なく、大門街道沿いで適当なところへ入ろうと白樺湖へ向かった。


せっかくなのでいつもと違う景色を楽しみながら行こうと、白樺湖南岸コースを回遊した。


池の平ホテル側から湖畔の道へ入り、のんびりと湖の景色を眺めながらドライブ。

白樺湖畔にあります
白樺湖畔道路沿いにある”きみまち庵”

するとこの時間で営業中の蕎麦屋がひとつ、ふたつと出現するではないか。息子夫婦も娘も、もう湖畔の景色などどうでもよい、「おなかが減った!!」との嘆声が上がる。


それでは次に現れる蕎麦屋へ跳び込もうと、もうグルメがどうこうのと御託を述べる暇はない。駐車場のゆったりとした“きみまち庵”なる蕎麦屋へ車を停めた。

きみまち庵の幟が目印
駐車場に入りやすいです

この出合い頭のすばらしき勇断?が、この怖そるべき“ダッタンそば”とのすばらしき遭遇となったのである。

ダッタンそばの看板を掲げる”きみまち庵”
きみまち庵店頭

お店は小体であるが、店内は明るく思った以上にゆったりしている。

真夏の日差しを葭簀で遮る店内
真夏の日差しを葭簀でさえぎるものの、明るい店内

突当りの壁に“ダッタンそば”なる大きく目立つ垂れ幕があった。

明るい店内にダッタンそばの垂れ幕

そこで、“ダッタンそば”についてちょっと学習。

ダッタンそばの説明書き
テーブル上にあります

『「韃靼(だったん)ソバ」とは中国やネパール等の標高の高い地域で主に栽培されているもので、韃靼民族が好んで食していたことからこの名がつけられたとされている。強い苦みを伴うため別名「苦ソバ(にがそば)」とも言われている。信州そばの国だより』のだそうだ。


『 ルチンは穀物ではソバだけに含まれており毛細血管に弾力を持たせ血圧を下げる作用があるとされている。その(ダッタンそばに含まれるルチンの)量はなんと普通ソバの約100倍である。信州そばの国だより』と、効能も素晴らしい。


この“きみまち庵”では、小麦粉2割、ダッタンそば粉8割が、味と香りのバランスが良いということで、いわゆる二八そばを提供しているという。

ダッタンそば
ダッタンそば

さらにダッタンそばが敬遠される由縁となる、苦み、いわゆる“苦(にが)ソバ”の汚名?を返上できる信州長和町産のダッタン蕎麦を使用しているのだそうだ。


要は、栽培方法はよく分らぬが、信州小県(ちいさがた)郡長和(ながわ)町の農事組合法人「信濃霧山ダッタンそば」(児玉和人代表理事)で生産・加工されたダッタン蕎麦は決して苦くないのだそうで、それでいてルチンが120倍〜140倍も含まれ、蕎麦好きには、願ったり叶ったりの蕎麦ということなのである。


実際に、わたしはダッタンそばの盛りそばを注文したが、口に放り込んだ蕎麦が冷水でしめられ腰がしっかりしていることは言うまでもないことだが、苦みというより蕎麦の香りがきっちりと立っていることに驚いた。

ダッタンそばの盛り蕎麦です
ダッタンそばの盛り蕎麦

これには正直ビックリ!! 期待してなかった分の驚きの増幅を差し引いても、ダッタンそばの魅力は、半端でない。次も食したと思ったのだから本物である。お店の方も素直に「うちのダッタン蕎麦は苦みがなく、評判がいいのです」と、笑顔で応えておられた。

コシがしっかりしています
腰がありました。香りが立ってます。

家内や子供たちは“苦み”という言葉に腰が引けたのか、普通そばの“ざるとろろそば”などを頼んでいたが、食すのであれば、ここ“きみまち庵”では、ダッタンそばの“ざるとろろそば”にすべきであった。

普通蕎麦のざるとろろそば
普通そばのざるとろろそば

ダッタンそばの盛りそばをおいしいおいしいと口に頬張り、一人悦に入るわたしを羨ましそうに見ていた愛しい家族たちでありました。


白樺湖といえば、余りに有名な観光地。得てして、そんなにぎやかな場所にはおいしいグルメは期待できぬと勝手に決め込んでいたいたわたしであったが、此の度ばかりは、観光地と侮るなかれ、観光地こそ怖るべしと、わたしの辞書にも追加しておかねばならぬと感じた次第である。


また、時間の具合によっては、“きみまち庵”でダッタンそばを食し、至近の“すずらんの湯”でゆったりと温泉につかってみるのも、これまた一興であることを付言する。

リゾート感あふれるフレンチレストラン・“フレグラント(Fragrant)”=蓼科グルメ29

茅野市北山字鹿山4026-2 東急リゾートタウン蓼科内

0266-69-3109


“フレグラント(Fragrant)”は蓼科東急リゾートのメインダイニングであるが、もちろん、ホテルの宿泊者でなくとも利用が出来る。

蓼科東急リゾートホテル・エントランス
蓼科東急リゾート・エントランス
レストランゾーンからエントランスを望む
エントランスからフレグラントへ

大きな暖炉が中央に位置するロビーラウンジ・アゼリア(Azalea)でアフタヌーン・ティーを愉しむのもよいが、たまにはリッチに夫婦二人でというときに、このフレグラントは最適である。

ロビーラウンジ・アゼリアを望む
ロビーラウンジ・アゼリア(Azalea

ただ、当レストランはリゾートホテルの宿泊客の利用が多く、これまでもアポなしで訪ねた際は、ことごとく満席で入店が叶わなかった。利用の際は、少なくとも数日前には予約を入れておかれることをお薦めする。

1Fフレグラントへ
エントランスフロアーから下がって左手がフレグラント
お席からレストラン内を
お席からレストラン内を

当夜は6時の予約で伺ったので、窓外の緑がまだ目に映えて、リゾート気分はいやがうえにも昂まってくる(トップシーズンは6時と8時の予約受付となる)。

窓外に緑の木立をみる
テーブルから緑の木立が映える

できたら、前半の予約で行かれると、みずみずしい緑の木立が日の陰りとともに徐々にその緑翳を増し、やがて夕闇の底へと埋没してゆく。


・・・大きな窓にはいつしかレストランの光燭が映り込み、時おり、火影のように妖しくゆらめきをみせる。

そんなうつろいの時を過ごすうちに、まずは、“蓼科浪漫”という黒麦酒で喉を潤す。

まずは蓼科浪漫麦酒を

次は赤ワインにと・・・、食事がいよいよスタート。家内は運転があるので、お水で我慢していただく。

赤ワイン

そのかわりといってはなんだが、わたしはソレイユ、家内は一ランク上のエトワールのコースとなっている。

フレグラント・メニュー エトワール フレグラント・メニュー ソレイユ

メニューに詳しいが、エトワールはまずオードブルが二品と一品多い・・・、それから・・・

本日のお楽しみ一口オードブル マグロのタルタル 初夏の彩り
エトワールのオードブル二品
オードブル・信州サーモンと手長エビのロティ
ソレイユのオードブル

次にスープがサーブされる、う〜ん、なんか家内の方が・・・

アボガドの冷たいクリームスープ・ズワイガニ添え オックステールのコンソメ・黄金軍鶏のクネル入り
左:ソレイユのアボガドの冷製クリームスープ 右:エトワールの冷製オックステールのコンソメ

魚料理もこちらが甘鯛に対し・・・

甘鯛のポワレ

相手は車海老・・・である・・・

伊勢海老のグリエ

ここらあたりで、行儀は悪いが相手のさらに箸が・・・、いや、フォークが延びて、味チェック・・・、う〜ん・・・、なかなか・・・


口直しのシャーベットで一旦、口内を爽やかにして・・・

シャーベット

メインのフィレ肉へ。お肉も微妙にメニューの表現が違うのでありますな・・・。


エトワールは極上和牛フィレ肉のポワレ・粒マスタード風味

極上の和牛フィレ肉のポワレ・粒マスタード添え

ソレイユは柔らかい和牛フィレ肉のステーキ・緑胡椒風味・夏野菜添え・・・

柔らかい和牛フィレ肉のステーキ・緑胡椒風味・夏野菜添え

家内のお肉もちょっとつまみ食いをさせてもらったが、どちらも軟らかくておいしいのでいたって満足!!

そしてお楽しみのデザートですが、


家内にはいかにも女性好みの、“あっ、可愛い〜”のデコレーション。

エトワール・デザート

てんとう虫にト音記号に五線譜・・・、てんとう虫のサンバだ〜!!

ト音記号とてんとう虫

わたしには、でも大好きなアイスクリームが。もちろん、大満足。

ソレイユ・デザート

お腹も膨れ、テーブル上をさまよい続けた視線を久方ぶりに正面へ戻すと、外は疾うに深い夜の帳が下り、大きな窓は一面のスクリーンへと変じていた。

夜のとばりが下りたレストラン

ほろ酔いの瞳に、そのスクリーンはレストラン内に憩う人々の人生を早送りに見せてくれているように見えた。
そして、そのどこか蜃気楼のように少し滲んで見えるコマ送りのシーンは、30数年の間、共に歩んできたわたしたち夫婦の人生を温かく包(くる)んで映し出してくれているかのようである。

何だか、しんみりとした、でも、しみじみとした時間がここフレグラントには流れているのだと感じた。

テーブルセッティング

一流のスタッフによる心のこもったサービス。
尾方勇雄料理長によるアイデア溢れる美味しい料理。


リゾートの大人たちの夜は、あくまでもおだやかに、でも、心のひだの奥底に潜んでいたかつての軽やかなときめきを呼び覚ましながら、しずかに更けてゆくのであった。




ビーナスライン沿いにコスパ最高の“南欧食堂・プティクール(PETITE COUR)”登場=蓼科グルメ28

茅野市米沢3828-2 筺0266-78-7860

月曜日日曜の夜は定休(但、不定休あり)


ビーナスラインをよく利用する方はご存じだろうが、あの池のあるゴルフ練習場から300mほど蓼科湖方面へいった左側に充分過ぎる駐車スペースを備えた南欧食堂・“プティクール(PETITE COUR)”がある。


プティクール外観
プティクール(PETITE COUR)外観

2012年7月に開業したまだホヤホヤのお店である。しかも、この4月からディナーを始めたばかりだという。


プティクール玄関
なんか親しみの持てる玄関です

そんな湯気の立っているお店へ、GWの“昭和の日”という祝日にも拘わらず、夕方、予約なしで飛び込んだ。


テラス席もあります
テラス席もありました。もう少し暖かくなると、この場所は人気が高いのでしょうね

当日最初のお客であったので、席も空いていたのだ。われわれはラッキーというべきである。ビーナスラインに夕闇がうすく折り敷く頃には、店内もいっぱいとなり、その後は入口にて席待ちするお客も出てきたのだから。

家族連れで来られた方の予約席です
この席には予約されたお孫さん連れのファミリーが後ほど、来られました

さて、南欧食堂と銘打つ“プティクール”のお料理だが、ひと言でいえば、かなりの優れもの!!である。お値段を考えると、もうひとつ◎を与えてもよい。

店内の雰囲気です
なんか家庭的雰囲気のする店内です

当日、われわれ老夫婦が年も考えずにオーダーした料理が次の通りである。“本日のおすすめ”から4品。 

めばるのアクアパッア
”めばる”のアクアパッツァ、これなかなかのお味でした
野菜のバーニャカウダ
野菜のバーニャカウダ、このディップは癖になりそう・・・、お塩もイケテました
アスパラバター
アスパラバター、蓼科の採りたてだから、柔らかくておいしいのは当然
フォアグラのバルサミコソース
”フォアグラのバルサミコソース”、これで900円!信じられます?ただ、限定2食です

それから、ちょっとこっそり薦められた、メニューにない一品が次なる“飯ダコのエスカルゴ風煮込み”である。

飯ダコのエスカルゴ風煮込み

これって、お味はエスカルゴなんです・・・、不思議なんだけど。もしチャンスがあったら、お願いして見たら。ビックリ!しますよ


さらに定番メニューからの2品。

魚介のマリネ
魚介のマリネ、蛸がやわらかく香草も大好きです
生ハムとイタリアンサラミ
生ハムとイタリアンサラミ、これもおいしい・・・

なんと計7品目も食べてしまいました。いつもながらこの二人の胃袋はどうなっているのかと、心からの反省・・・と、その反面で僕たちまだ若いってこと・・・な〜んてちょっぴり自信を持ったりして・・・


いや、そんな自信は禁物、禁物。邁進すべきは、ダイエット、ダイエット・・・。がんばります!!

おしかったで〜す!!
ごちそうさまでした!!また、来ま〜す!

でも、この“プティクール”は、子供さんを連れてきても決して肩の凝らない、そして、お値段もびっくりするほどリーズナブルで、しかも決定的に料理がおいしい!! こんなお店、人に教えたくな〜い・・・、以上、蓼科グルメレポートでした。

蓼科高原で絶品の鮨に出会った!!“鮨処みつ山”=蓼科グルメ27

茅野市豊平4734-7906

電話:0266-71-6131


鮨処みつ山
鮨処みつ山・駐車場もゆったりしています

標高1000mを超える蓼科高原に旨い鮨などあるわけねぇ〜と、これまで真剣に鮨屋を探すこともなかったし、鮨処の暖簾が目に入ってもさして食指が動かなかったためか、そこに鮨屋があるという記憶も残っていなかった。


そんな“鮨処みつ山”は、三井の森通り沿い、“縄文の湯”と“尖石縄文考古館”の間にあった。諏訪南ICからは八ヶ岳エコーラインを蓼科方向へ上り、三井の森通りと交差する“尖石考古館西”の信号を左折し、200mほど行った右手の建物である。駐車スペースもゆったりとしたお店である。


以前にご紹介した“料理倶楽部いとう”から三井の森通りをさらに500mほど東に行った先が今回の“鮨処みつ山”ということで、この辺りはほんとに何度も通っていた場所である。


然るに高原の鮨などあり得ぬというわたしの固定観念から、20034月に開店したという“みつ山”の暖簾はまったくわたしの記憶に留まることなく9年もの月日が無為に過ぎ去っていた。 

みつ山の控えめな暖簾
みつ山の控え目な暖簾

当日は車山でレンゲツツジを観賞し、白樺湖畔の温泉、“すずらんの湯”でのんびりと汗を流し大門街道を下って来たので、夕食は芹が沢近辺でどこか新しいお店へ入って見ようということになった。


あれこれ思案しても妙案は浮かばず、大門街道沿いにも魅力的なお店は見当たらず、少し三井の森通りの方にでも行ってみようとなった。


そこで、家内の方からお鮨はどうかとの提案がなされた。最初は蓼科でお鮨? 鮨屋なんか近辺にあるのか・・・、この人は一体何を考えているのかとなどと否定的雑念が交錯したが、近くに鮨屋があると言うではないか。


家内はかなり前からここに鮨屋が出来ていたことに気づいていたのだとかで、一度はお試しもいいかなと考えていたのだそうだ。


そんなこんなで、定見なき、いや、固定観念のない柔軟思考の持ち主たる家内の導きにより、高原の鮨、“鮨処みつ山”にチャレンジすることになった次第である。


まぁ、そんな噺はどうでもよいのであった。要は、高原の“鮨処みつ山”の鮨には感動した!!・・・と、ひと言、そういうことが言いたいのである。


わたしの大嫌いだった小泉元総理(最近の政治の体たらく振りを見ていると、何か小泉純一郎も懐かしくなってきたなぁ・・・)の言葉を寸借してきたようでちょっと心持ちは良くないのだが、その言葉がその夜の自分の気分を素直に表すものであったので、素直に“感動”したと書こう。


さて、いよいよ本題に入るが、店内はほどよい広さで、明るく、そして何より清潔なのが心地良い。


われわれが坐ったカウンター席は6名、テーブル席(4名)が二つに手前奥に8名用の座敷がひとつと、リゾート地の鮨屋としては十分な容量である。 

奥左手が個室
奥に座敷があります

そして海のない高原になぜ旨い鮨が? というわたしの疑念には・・・。店主の牛山光彦氏が愛想よく応えてくれた(因みに“みつ山”という名前は、光彦の“みつ”と牛山の“山”をとってつけたのだそうだ)。

店主の牛山光彦氏
店主の牛山光彦氏

築地場内の仲買さんから、即日仕入れを行ない、また定期的に牛山さん自身も築地へ赴いて仕入れをするのだという答えで、厳選されたネタを即日新鮮なままでこの高原の地まで搬送してくる現在の物流業界の熾烈な競争の恩恵をこうした形でわれわれが享受していることをあらためて知らされた次第である。


われわれ夫婦は美しい檜のカウンター内のガラスケースにならぶ豊富な生きのよいネタを見ただけで、この夜が最高に贅沢で愉快なひと時になることを予感したと言ってよい。

こだわりの新鮮なネタ
築地から即日搬入されたこだわりのある新鮮なネタ

そして、お見受けした店主の人懐っこい笑顔に触れ、その予感は期待へと膨らみ、最初の一貫を口にしたとき、それは確信に変わっていったのである。

お通し  お造り・鮪、赤貝
お通しと鮪と赤貝の刺身

わたしはまずお刺身をツマミに日本酒をいただいたが、家内は車の運転があるため最初から握ってもらうのだが、あまりにネタが新鮮で、いろいろ話をするうちに大好きな岩ガキへと話題が移り、それが頂けると云うことになり、欣喜雀躍という状態となった。


その岩ガキが下の写真である。その今にも弾けるようなプリプリ感と鮮度、そして濃厚な味はまさに極上の岩ガキであった。

岩ガキ
このプリンとした岩ガキは絶品でした

わたしは家内が頼むネタを一貫分けてもらい摘む一方で、透明で新鮮な生蛸を刺身でいただくといった形で、傍若無人この上ない振舞いを続けた。 

真鯛の刺身  生蛸の刺身
真鯛と生蛸の刺身
鮨
品の良い握り鮨
鯵の刺身
脂ののった新鮮な鯵の刺身

一方で牛山氏は厳選し、非常にこだわりのあるネタを手を変え品を変え、シャリの旨さを逃がすことなく程よい握り具合で次々とお皿に供してゆく。

しゃこ  穴子
シャコと穴子
  
生蛸だったか、エビだったか・・・  中トロ
生蛸?と中トロ

その結果、気づいた頃には、まぁ、夫婦二人にして相当に食べ過ぎといった形となった次第である。


カンパチのトロだったかな  コハダ
カンパチのトロだったかなぁ・・・ なかなかのコハダ
アワビ  貝の握り
アワビと何の貝だったかなぁ・・・

鮨の大きさも小さめで上品で、口に入りやすく、量も少ないので、色々な種類をつい食べてしまう・・・、かように飽食してしまったのだと責任転嫁するのが許されるぐらいに、旨くて食べやすく、腹に溜まらない(錯覚なのだが・・)お鮨を高原の鮨処・“みつ山”は提供してくれるのである。 

鯛  貝
真鯛と・・・
貝柱  えび
貝柱とえび、でしたかね・・・

そして最後にはおいしい杏のシャーベットまでいただきました。

デザート

柔軟思考の家内に感謝!感謝! 胃袋も満足!満足!の一夜でした。

シェフのこだわり半端じゃない“アンファミーユ(欧風料理)”=蓼科グルメ26

茅野市北山鹿山4026-2 東急リゾートタウン内

0266-69-3117

アンファミーユ
欧風料理・アンファミーユ

井上政己さんがこの“欧風料理 アンファミーユ”のオーナーシェフである。井上さんは何せ気の置けない御仁で、これから紹介する料理へのこだわりとその凄腕はもちろん脱帽ものだったが、このお店の一番の売りはどう考えて見てもオーナーシェフである井上政己氏ご自身である。

生ハムをカットする井上政己氏
生ハムをカットしてくれるオーナーシェフの井上政己氏

当日は平日でもあったので予約もとらずに“アンファミーユ”を訪ねた。5年前にオープンしたレストランで、前々から気にはなっていたが、食事で入ったのは今回が初めてである(ケーキを買いに2度ほど・・)。以前ここにあったお店が軽食を中心としたお店であったため、同種のコンセプトで作られたものと勘違いしていたこともその理由のひとつである。 

アンファミーユ店内
7時半に入った時には平日のため4組のみのお客様でした(閉店時間の9時過ぎの写真です)

当日は辰野を出て、辰野美術館で仮面土偶を見て、小野宿の小野酒造店で地酒“夜明け前・憑の華”を購入、弥彦神社にお参りし、江戸初期の中山道を通り、途中の天然記念物・枝垂れ栗(森林公園)を観賞し、諏訪湖の釜口水門(天竜川のはじまり)を見て、さらに諏訪の神長官守矢資料館で説明を伺い(栞を購入したかったので)とほんとうに盛りだくさんな見学とお勉強をした。

  
小野酒造店(左)・枝が奇怪な枝垂れ栗(右)
小野峠辺りから諏訪湖を見下ろす
塩嶺王城パークラインの小野峠辺りから諏訪湖・岡谷JCを見下ろす

そしてリゾート内の温泉“鹿山の湯”で汗を流し、さて食事はと考えた時にはもう午後7時を過ぎており、手近なレストランとして、かねて懸案であった“アンファミーユ”を訪ねたというわけである。

窓ガラスより
ガラス窓より店内を

だから井上氏には申し訳ないのだが、あまり・・・、いや、ほとんど期待せずに入ったというのが、大仰な表現ではあるが・・・“事の真相”である。


アンファミーユ入口を入った時は・・・

しかし、人生というものは面白い。期待度が低いと、本物に遭遇した時の感激は尋常ではない。

店内に入ってすぐに大きな生ハムのブロックが目に入った。家内はメニューを見る前に既に、この生ハムに目をつけ、まずオーダーをした。

絶品の生ハム
店内に入ってすぐに生ハムのブロックが置いてある

それがオーナーシェフ井上政己さんの料理人としての魂をきっと揺さぶったのだろう。他のオーダーをしている間に、早速に、この豪勢に盛り付けられた生ハムが運ばれて来た。

生ハム
運命を変えた生ハム

そして生ハムが、井上さんが2年間丹精込めて作り上げた絶品であることを語り始めた。このブロックがなくなるともう今年は終了なのだという。その生ハムについて熱く早口で語る時の子供のような無邪気な顔を見ていると、何だかこちらも愉快になってきたのである。

「そりゃ、今夜は僕らはレアものに当って運がいいね」とか、軽口もつい出たりして、オードブルがもちろん供されたのだが、“アンファミーユ”にはこの井上シェフの料理に対する姿勢と語りが、何にも増して、絶妙なオードブルとなって、以降の料理を一段と引き立ててくれるのだと感じた。


オードブル

何しろ、話が楽しいのだ。料理の素材について、ワインについて・・・、色々と説明をしてくれるのだが、決して押しつけがましくなく、こちらの方からもっと話して頂戴とせがんでしまうほどの話し上手なのである。料理を作るのが楽しくて仕様がない、ちょっと工夫をしてみるのが嬉しくて仕様がない、お客さんの喜ぶ顔を見ると、もう無邪気な子供の顔になってしまう・・・、そんなオーナーシェフの手作り料理が美味しくないわけがない。 

  
スープとサラダもおいしい

素材もその日ごとに産地直送でやって来るのだそうだが、その材料を見てから当日のメニューを考えるという。料理へのこだわりが半端でなければ、そんな芸当を毎日、続けるのは容易でない。

だから、まず本日入荷とあった“サザエのブルゴーニュ風”を頼んだ。

サザエのブルゴーニュ風
当日入荷の”サザエのブルゴ−ニュ風”

なるほど、こんな味付けもあるのだと納得。おいしかった!! 


そして当夜のメインは“本日のおすすめ”からもちろん選ぶことにした。わたしは当日、博多から届いた鱸(すずき)のポワレにした。

本日のおすすめ鱸のポアレ
鱸(すずき)のポアレ・・・、何とかソース・・・

家内は“和牛のタンの赤ワイン煮”をオーダーした。

和牛タンの赤ワイン煮
これも柔らかくておいしかった、和牛のタンの赤ワイン煮(少し摘まんじゃいました)

注文を終えて、オードブルと赤ワインが運ばれて来たが、おすすめメニューのなかに気になる一文があったので、再度、メニューを確認。

赤ワインとオーナーシェフ
赤ワインのなかににシェフが写っています・・・

本日のおすすめメニュー

“ワインのお供にぴったりです♪”と書かれている料理があるではないか。子牛の胸腺肉をパン粉をつけて焼いた“リード・ヴォーのサラダ ハチミツソース”という難しい名の料理もついつい勢いで頼んでしまった。

リード・ヴォーのサラダ ハチミツソース
“リード・ヴォーのサラダ ハチミツソース”・これ、なかなかおいしかったですよ・・・

ダイエットに尽力中?のわれわれがメインディッシュ三品とは・・・、この責任は井上シェフにある。あの愉快な会話で胃袋も俄然、リラックス、何でもござれ!ってな具合となってしまったのだから・・・


そして愉しいお話とほんとうにおいしいお料理で胃袋はもちろん、脳内もα波で満腹という、望外のディナーとなった。


この2年寝かした生ハムも残りこれだけ・・・

もう一度、早めに“アンファミーユ”へ足を運ぼう。あの絶品の生ハムを口に放り込みに・・・。フランス語のアンファミーユとは、”家族のように”という意味、まさにアットホームなお店へまたご挨拶に行かなければ・・・

お手軽な手打ちそば“一八(ひとは)”=蓼科グルメ25

諏訪郡原村15469-1

電話:0266-79-6163


手打ちそば“一八(ひとは)”中央自動車道・諏訪南ICを下りて原村方向へ左に曲がってほんの1分ほどの県道425号線沿い右手にある。レストラン・ペチカの手前と言った方が分かりやすいかもしれない。


レストラン・ペチカ
隣のレストラン・ペチカ

“一八(ひとは)”はプレハブ造りの掘っ立て小屋のような小さな蕎麦屋である。


県道425号線沿いの看板
県道425号線沿いの看板

その店構え?が蓼科というリゾート地の名前にそぐわぬこともあり、以前から気になっていた蕎麦屋ではあった。そして原村のパンフレットか何かで目にしていたこともあって、今回、1時過ぎにインターを下り、お腹がすいていたため、この「一八」で、“一か八か”食べて行こうということになった。その時、“一八”という店名がまさか、こんな“ひとは”なんて洒落た読み方をするとはつゆ知りませんでした。


手打ちそば・一八(ひとは)
何とも・・・飾らぬ・・・店構え

店の前の空き地に駐車したが、なるほど掘っ立て小屋である。写真のアングルをどう変えようが、やはり正真正銘の掘っ立て小屋である。


店内・テーブル席
テーブル席

ところが店内へ入って見ると、テーブル席が3つと畳席が2つで思ったよりは意外と広い、と言っても5組でいっぱいではあるが・・・。お店はその日、女性二人がスペースの小さなカウンター内に入っていたが、蕎麦打ちをどこでやっているのかは定かではなかった。


畳席
畳席

何はともあれ、わたしも家内も“霧ヶ峰二八”のもり(840円)を頼んだ。


二八もり蕎麦
二八の盛り

それと、“季節が香る山菜の天ぷら(780円)”を一人前頼むことにした。


上品な蕎麦です
上品な蕎麦である

蕎麦は細く、清冽な八ヶ岳山麓の清水でしめられた蕎麦は細く、コシもあり上品な味である。若い人には量が少なく物足りないと思われるが、われわれにはちょうど良い盛りであった。


山菜天ぷら
山菜の天ぷら

山菜の天ぷらは、こしあぶら・タラの芽・山ウドの三種であったが、揚げたてのパリパリでこれもおいしかった。


気の張らぬ、そもそも蕎麦屋で気の張る所の方がおかしいのだが・・・、諏訪南ICを下りて小腹がすいた時など、この掘っ立て小屋の“一か八か”じゃなくて“一八(ひとは)”は、思いっ切り手軽でもって、旅人がちょっと立ち寄り腹を整えるのにはちょうど適した食事処であると、感じたところである。

 

 

台湾料理・紅鶴楼(こうかくろう)【旧福金楼】=蓼科グルメ24

驚きの味と値段、台湾料理・福金楼(ふくきんろう)=蓼科グルメ23
茅野市米沢3753-7

0266-78-8808

営業時間:1100-14301700-2400



台湾料理・紅鶴楼
台湾料理・紅鶴楼

昨年のゴールデンウィークに肩の凝らぬ至って庶民的な台湾料理のお店“福金楼”を見つけ、このブログで紹介した。


昨年は”福金楼”の看板であった

その安くておいしい中華が食べたくて、松本へ遠出をした帰り道の夕ご飯にと思い、立ち寄った。駐車場へ入ろうと看板を見ると、あららら・・・名前が変わっていた。


ただ、看板の体裁や色使いに昨年の記憶と変わりがないように思え、まぁ、入って見るかと店内へ足を踏み入れた。すると、内装も一年前とどうもどこも変わっていないようだ。


DSCF8945
福金楼時代と内装は変更がなかった。帰る頃にはこのテーブル席も座卓席も一杯でした

狐につままれたような気分だったが、昨年と同じ位置に在るテーブル席につき、メニューを開いた。お目当ての北京ダックはなくなっていたが、ほとんどメニューには変更がなかったので、みんなでシェアしようと数皿の料理を注文した。


超お得な生ビールセット
料理がふた皿選べる超お得な生ビールセット
台湾風冷奴
酒のお伴のひと皿は台湾風冷奴
焼き餃子
ふた皿目のお伴も6個も焼き餃子がついていた

味も多分、変わっていず、料理人も一年前と同じ人(おそらく台湾の人)なのだろう。帰宅後、この新名称の“紅鶴楼”を検索すると、新潟県上越市にある台湾料理・“紅鶴楼”がヒットし、その店名のロゴやメニューに類似点が多く、“福金楼”が何らかの理由からその系列に入ったのかも知れない。店員の女性に店の名前が変わった訳を訊ねたが、日本語がまだ不得手なため、会話自体が不得要領であり、謎は謎のままということになった。


だが、料理を食べ始めたらすぐにそんな謎解きに意味がないことが分かった。一年前と同じく、料理の盛りも多く、味もおいしく、そして値段がとびっきり安いのだから、名前? 関係ないよねということで、家族一同、至極、納得の体でありました。

そして、まず、当夜はピータン(280円)・青菜炒め(680円)からオーダーしました。


本格的ピータン
昨年と変わらぬ本格的なピータンでした
青菜炒め
ニンニクの効いたあっさり味の青菜炒め

次に豚トロの黒胡椒炒め(780円)・味噌なす(680円)・焼きビーフン(580円)・野菜おかゆ(480円)を各一皿と、わたしが生ビールセット(中ジョッキ・台湾風冷奴・焼き餃子:980円)を頼んで、あっという間に完食。

豚トロの黒胡椒炒め
豚トロの黒胡椒炒め
味噌なす
野菜たっぷりの味噌なす、おいしかったね!
焼きビーフン
薄味の焼きビーフン
胃にやさしい野菜おかゆ
最後に胃にやさしい野菜おかゆ

上の料理を4人でシェアして、みんな「食べ過ぎた!」と叫ぶ、一皿の量でした。

そして最も嬉しいことに、精算も〆て、4名で5千円札でおつりがくるという財布にやさしい超省エネ・ディナーとなったのである。メデタシ、メデタシの夜でありました!!

この看板を目当てにどうぞ
ビーナスライン沿いのこの看板を目印にどうぞ

われわれが帰る頃には、広い店内も地元の馴染み客でほぼ満員となっていた。店構え、内装こそ平凡、いやいたって簡素というものだが、その味・量・値段とも心から満足できる、正直、本気の中華のお店である。リゾート料理に飽きた方々はぜひ一度、騙されたと思って、足を運ばれてみてはいかがであろう。

蓼科湖畔に移転した手作りソーセージのお店、ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ

“ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ”に春が来た〜!!=蓼科グルメ 31(2014.4.30)
ザ・ババリアン・ペーター タテシナ―――グルメ蓼科編?
(2006.8.10)

すっかり蓼科名物と化した手造りソーセージのお店、“ババリアン・ペーター”が7月からビーナスラインを駆け上り、蓼科湖畔に新築移転した。むか〜し、平屋のスーパーがあった場所の隣地である。手造りソーセージやベーコンなどの味がこれまでと同じであることは言うまでもない・・・か。



ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ

芹が沢にあった以前の店は木造りのお伽噺に出て来るような小さなものであったが、今度の店は堂々たる二階建てのログハウスであり、駐車場も広い。

二階建てログハウスのお店
メルヘンチックな入口

当然のことながら店内は広くなり、蓼科湖側にテラスも設けられている。ビーナスラインと湖畔の土手までがペーターの土地ということで、広い庭には豚やクマのオブジェやガーデン・テーブルがゆったりと置かれ、遠景には八ヶ岳連峰の峰々を見やることができる。

ザ・ババリアン・ペーターのテラスから八ヶ岳連峰を
テラスから蓼科湖の湖畔道と遠くに八ヶ岳の峰々が・・・、庭に豚のオブジェ!

その広い庭で以前のようにランチが食べられれば言うことないのだが、オーナーの坂本さんは「食事サービスはやはり大変!」とのことで、湖畔の風が通り抜けるテラスでペーター特製のジェラートやコーヒーをいただき、蓼科の贅沢な時間を過ごすのも一興。


テラスでジェラートを・・・、お洒落だね!

当日は駐車場の車が少なかったので、お客はあまり入っていないのかと店内に足を踏み入れたところ、ショーケースから奥まで人、人、人。「えっ!」と思ったところ、何のことはない、蓼科湖を観光に来たお客が、湖側からテラスへ上り、お店に入っているのである。


なるほど、商売は立地が第一というが、まさにその通りだと納得した次第。

ペーターの店内

おいしいババリアン・ペーターのベーコンやソーセージ、骨付きスモーク・チキン・・・、それにスモーク・ビーフジャーキ・・・、ザワークラフト、う〜ん、まだおいしいのがあったけど・・・、そんなこんなが広く知れ渡ることは、“ペーター”ファンとしてはまことに喜ばしい限りである。

驚きの味と値段、台湾料理・福金楼(ふくきんろう)=蓼科グルメ23

 

台湾料理・紅鶴楼(こうかくろう)【旧福金楼】=蓼科グルメ24
茅野市米沢
3753-7

0266-78-8808

営業時間:平日1100-1400 1700-2300 土日祝日 1100-2300


2011_05032011年5月奈良井宿0489
台湾料理・「福金楼」へようこそ!

 
  リゾート地、蓼科でお洒落なレストランには少々飽きが来たという方々に、朗報をお伝えしましょう。


台湾料理・「福金楼」という名前のお店である。2010年の7月にオープンということだったので、まぁ、出来立てほやほやのお店といってよい(実際の「金」の字は、上の写真のように「金」の字の左右下に一つずつ「金」を加えた、要は「金」の文字を3個重ねたまことに目出度い文字である)。


ビーナスライン沿いに看板、この駐車場も広いので安心


 ビーナスラインに入って下の方、ショッピングセンター「マックス・バリュー」を通り過ぎて、割烹「たむら」から100mほど行った右手にその「福」と「金」に満ち溢れた「福金楼」はある。


店の対面に出光のガソリンスタンド


「北大塩口」信号の手前80mほどの場所で、左手(店の対面)に出光のGSがあるのでわかりやすい。


ゆったりとした店内


 店内はいたって簡素というより、質素。東京の一流中華料理店と比べるのもおかしいのだが、食べてびっくりの「美味しさ」は都下の一流店に引けを取らない。そして、この値段である。


この本式の北京ダックがなんと1080円!!
お肉を包むには少ない皮、いや肉がこんなに多いとは・・・


当日はGWの真っ最中にもかかわらずお店の予約をとっていなかったため、当日予約ではいつものインド料理「ナマステ」ももちろん、予約でいっぱい。そこで、どこか飛び込みで行ってみようと見つけたのが、ここ「福金楼」であった。以前は違うお店だったはずで、新しいお店だという理由だけで、入ったお店である。


本格的なXO醤海鮮炒め(1280円)


それが大正解!!


海鮮おこげ(880円)

お店の人は台湾の方で、まだ日本語もたどたどしい。しかしそれが本格的な台湾料理の味につながっているのだと感じた。変に日本に馴染んで日本人好みなんて下手な誤解で、例えば中華だったら「ジャスミン茶」なんていう決めつけもなく、いたって素直で気持ちの良いお店であった。


本場の味、ピータン豆腐(380円)


  当夜食べたメニューはすべて一流の味であった。


でも質素な店内の造作が逆に「福金楼」というお店の「味」でもあった。つまり肩の凝らない家庭の味ともいってよい心のこもった料理がたどたどしい日本語で供される。何かほっとするひと時であった。リゾートレストランに飽きた方々、一度訪ねて見てください。きっとご満足いただける味とお値段です。そして、そう、そう、大事なことを忘れちゃいけません、「陳年紹興貴酒」もおいしかったですよ!!


 それから最後にちょっと素敵な情報を。「福金楼」にはスタンプ・カードがあって千円ごとにスタンプ一つ、それが4個貯まるごとに「焼き餃子」や「生ビール(中)」、「手羽先」といったサービスがあるんだよ。


甘辛味が微妙においしい手羽先


 家内に子供みたいだと笑われたが、ちょっとこのスタンプ・カードは嬉しいなぁ!と、大事に財布の中に仕舞ってあります。


一度、この福金楼を訪ねてみられたらいかがでしょうか

八ヶ岳チーズケーキ工房---蓼科グルメ 22

住所:北杜市小淵沢町2980

電話:0551-36-4040

 

「八ヶ岳チーズケーキ工房」は、長野県下伊那郡に本社高森町山吹1646-12をかまえる生菓子・半生菓子メーカーの津具屋製菓(有)グループのショップである。同様の工房は、別途、蓼科のビーナスライン沿いに、「蓼科チーズケーキ工房」(茅野市米沢127-1)としてショップを出している。

 

八ヶ岳チーズケーキ工房入口
この中が広いのだ・・・ 

 

 我が家は蓼科湖の対面にある聖光寺にお花見に行った際に、駐車場に臨時出店されるテント張りの「蓼科高原チーズケーキ工房」の出店で、いつもチーズケーキを買い求めていた。それで、ここのチーズケーキが絶品であることは、よ〜く知っていた。

 

絶品のチーズケーキ
 いつも食べるチーズケーキ

 

 そして、いつも使う小淵沢のICを降りて、八ヶ岳・清里方面へ約1kmのぼった左手道路沿いに、この「八ヶ岳チーズケーキ工房」がある。だいたい、ここではアクセルを踏み込んでいるので、いつも、気にはなりながら、アッと思ったら通り過ぎてしまうのが常である。

 

八ヶ岳チーズケーキ工房
いつも通り過ぎる小淵沢の工房
 

 

 今回は、アクセルの踏み込みが足りなかったのか、いや、トイレ休憩だったのだが、工房に初めて立ち寄った。そうしたら、法被を羽織ったおじさんが駐車場所に誘導してくれたのには驚いた。結構、利用するお客が多いのだと、なんか不思議に思った。だって、チーズケーキのお店なのだから・・・。

 

 

 

そもそも、いつも食べている「蓼科高原チーズケーキ」と、この「八ヶ岳工房」が名前が違っていたことすら、今回、初めて気づいたくらいで、同じ黄色い幟(ノボリ)?、ここは垂れ幕だったが、立っているので、この小淵沢の店も、てっきり「蓼科チーズケーキ工房」という名前のお店だとばかり思っていた。いま調べて見て、営業店の土地の名前を頭に冠していることがわかった次第である。

 

 今回は、いまブームのロールケーキが美味しそうだったので、これにしたが、両方のお店の味は同じで、しっとりとして、しかも濃厚なチーズの味が絶品なのは、変わりがなかった。

 

チーズロールケーキ
チーズロールケーキを買った。生の写真は撮り忘れた 

 

 びっくりしたのは、この「八ヶ岳チーズケーキ工房」のショップ兼工場の大きさと面白いお店の中身であった。店に入ってすぐ右手にアンティークな造りの喫茶室「夢二亭」があった。

 

なぜ、竹久夢二なのか?浅学にして分からず・・・
 アンティーク喫茶夢二

 

その奥にチーズケーキやロールケーキなどの入ったショーケースが並ぶ。そして、お店の中ほどの薄暗がりの場所でアンティーク・ランプや民芸骨董品なども陳列販売されていた。

 

アンティークランプ・民芸骨董
思いがけないアンティーク・コーナー が・・・


民芸骨董品の陳列
民芸品の骨董モノも

昔ながらのランプ
面白いランプも・・・・ 

 

 そこで終わりかと思ったら、鍵手に左に曲がると、そこにチーズケーキなどを作る工房(ガラス越しに見学できる)があり、その奥にはギャラリーや山梨の銘酒「七賢」や甲州ワインの酒類コーナー、馬刺しや豊富な種類のチーズの食品販売コーナーもあった。


ガラス越しに見える工房
チーズ作りがガラス越しに見えます
 

 思いのほか、目と味覚を楽しませてくれる「工房」であった。一度、蓼科でも小渕沢でも最寄りの工房を訪ねてみられたらいかがでしょうか。何せ、ここのチーズケーキは本当に絶品なんですから!!

 

ミントガーデン(cafe & plants)---蓼科グルメ 21

Mint Garden(since2005)

 

住所:諏訪郡原村17217-3328

電話:0266-74-2208

 

 原村の八ヶ岳農園(八ヶ岳中央農業実践大学校)から茅野方向へ車で1、2分、御柱通り沿いにある洋風のお洒落なお店である。

 

八ヶ岳農園から八ヶ岳を望む
八ヶ岳農園から八ヶ岳方面を望む

2010_072510年7月23日蓼科0051
洋風のお店

ミントガーデン
アンティークなインテリアの店内

白樺の見えるミントガーデン
白樺を見ながらランチしました・・・

テラスのあるお店 ミントガーデン
もう少し涼しくなったらお洒落な気分満点のテラス 

 

今年は蓼科も暑く、この原村も同様。せっかく白樺が見えるテラスもあるのだが、当日はちょっと木漏れ日も暑いかな・・・ということで、アンティークな室内でランチとなった。

  

 

 Cafe & Plantsと謳っているように、基本的にはちょっと木陰でお茶をといった方に最適のお店。だから、信州のお蕎麦に飽きた時などに、寄ってみてはいかがだろうか。軽食メニューは「特製チキンカレー(¥1050):辛口」と「豆乳野菜カレー(¥1050):甘口」の二種類のセットであったが、ちょっと休憩に寄るには、静かで落ち着いたお店である。

 

 ミントガーデンの新鮮サラダ
ボリューム満点の新鮮サラダとフルーツ

チキンカレーとナン!!
カレーとナン

 

 カレーセットには、お野菜たっぷりの絶品サラダ、選べる特製ドレッシング(マスタード・醤油ガーリック・ゴマ)にコーヒーor紅茶にフルーツがついていて、お得感一杯!!

 

 ただ、ちょっと難を云えば、ナンが少し固すぎて、いまいちだったかな・・・、ナンがナンなんて最後に落ちをつけてみました。

 

渓流料理、東屋(あずまや)=蓼科グルメ 20

 東屋は平成3年に営業を開始したというから、すでに20年ほどこの杜鵑峡(とけんきょう)と呼ばれる名勝の地にある。杜鵑峡は茅野市の「名勝」文化財にも指定されている。

 

東屋全貌
東屋外観 

 

 東屋の横には杜鵑峡の階段状の段差を滝之湯川が流れ落ちてくる。この日は前日の夜の雨の影響か、水量も多く、瀬音が東屋の室内に心地良いマイナス・イオンの律動と旋律を響かせる。

 

横を流れる滝之湯川
岩の段差を下る滝之湯が窓の真下を流れる

滝之湯川
京都貴船の川床より風情はあるかも・・・ 

 

 そして緑の木々に覆われた渓谷一帯には、「ひぐらし蝉」のカナカナという物哀しい啼き声が響き渡っている。

 

夏山の楢(なら)の葉そよぎ吹く風に入日すずしき蜩(ひぐらし)のこゑ

(後鳥羽院「続古今集

 

 そんな素晴らしい自然の中にこの東屋はあった。

 

 20年ほど前、わたしたち家族は、東屋の斜め前にある橋の脇から降りて、まだ小学生であった息子と渓流釣りの物まねみたいなことをしたことがあった。

 

 その時、すでに東屋は現在と同じ佇まいでお店を営んでいた。当時はおそらく釣り客を相手とした宿泊処も兼ねていた(現在、宿泊業は行なっていない)はずである。

 

 一見すると、ご主人には大変失礼であったが、釣り宿兼居酒屋風の店であったため、リゾートの蓼科には似つかわしくないお店として、一顧だにしなかったというのが、正直なところである。

 

 しかし、こちらも年齢を重ね、洒落たばかりの店も疲れたこともあって、ここ数年、家内とこの前を通るたびに、「一度入ってみたいね」と言いながら、とうとうこの日までかかってしまった。

 

 そしてびっくりした。建物は総檜造りで諏訪の宮大工に頼んだというりっぱな和風建築であった。店内は畳席で、テーブルはすべて囲炉裏形式であった。自在鉤と魚の横木が風情を添える。

 

大人数も大丈夫
すべて畳席で囲炉裏形式

囲炉裏を囲んでの食事
川沿いの席は自在鉤のある囲炉裏。ここで食べました。 

 

その囲炉裏に順番に鮎、山女(やまめ)、岩魚の渓流魚料理が運ばれて来る。家族三人でそれぞれをシェアして食べた。おいしかった!!

 

鮎の塩焼き
鮎の塩焼き

岩魚の塩焼き
岩魚の塩焼き

ヤマメの唐揚げ
ちょっと毛色の変わった山女(やまめ)の唐揚 

 

 そして、わたしは、ひそかに狙っていた「岩魚の骨酒」を、とうとう、いただきました。熱燗の辛口の日本酒に塩焼きの岩魚がそのまま横たわって出てきたのには、びっくり。初めての経験で、「熱いので気をつけて」とのご主人の声に、おそるおそる唇をこの大ぶりの皿に近付けた。香ばしい匂いと塩味がほどよく混ざった酒は、まさに甘露であった。最初、二合の日本酒に浸けられてきたが、それを飲み干し、接ぎ酒を一合お願いして、いい気分になって帰宅した。

 

岩魚の骨酒
岩魚の骨酒

岩魚めし(¥1680)
最後に「岩魚めし」、ちょっと、食べ過ぎ・・・
 

 

 東屋は事前にお願いするとホテルや別荘まで送り迎えをしてくれるということで、仲間と遊びにゆくときは、この手を使わない手はないと思った。

 

 また、岩魚の刺身料理(3、4人前から)は事前予約が必要とのことで、今回はありつけなかったが、次は岩魚の刺身で一献といきたいものだ。

玄そば(くろそば)の店、三駒(みつこま)=蓼科グルメ19

長野県茅野市米沢7682

TEL 0266-73-5455 FAX 73-5286

営業時間 11002300 定休日(水)

 

 改装工事を終えた三駒(みつこま)を本当に久しぶりに訪れた。ビーナスライン沿いのあの強烈なオレンジ屋根のお店である。


 三駒正面

 
  最近は八ヶ岳農園で新鮮な野菜を購入するため、小淵沢
ICを利用することがほとんどで、ビーナスラインには芹ヶ沢交差点から入る。そのため、その下(茅野市街方向)に位置する三駒の脇を通ることが少なくなった。

玄関

 

 20年以上前の昔はビーナスライン沿いの蕎麦店も少なく、チェーン展開する「そば蔵」や「三駒」と「そば庄」、そして当時新しいところで「登美」ぐらいが目立った蕎麦店であった。まだ競争が激しくなかった頃である。そんな時代からこの三駒はオレンジ色のトタン屋根で頑張っていた。

 

 三駒は玄そばと信州ほうとうで有名であるが、鉄板焼きなども楽しめるお店でもあり、今どきの「蕎麦」専心を謳い文句にする蕎麦屋とは明らかに一線を画している。お店のコンセプトは昔から変わっていないのだと、久しぶりの往訪でも感じたものである。


囲炉裏の間
囲炉裏の間

民芸風
民芸風の天井
 

 玄関を入ると大きな囲炉裏の間があるが(改装で大きくなったような気がするが)、その囲炉裏を囲む団欒が醸し出す肩の凝らない、暖かなおもてなしのお店である。昔もそう感じたが、今回も同様の思いを持った。素敵に歳を重ねるお店である。

 

 さらにこの店の良い点は、お客によって「ほうとう」や「鉄板焼き」や「玄そば」といった、それぞれの贔屓があることである。殊更に蘊蓄(うんちく)をひけらかすそば屋が増えた昨今、肩も凝らず、庶民的で、多様な使い方のできる「三駒」は逆に貴重な存在となったと言える。

 

 今回は生後3ヶ月半の赤ん坊も一緒であったので、広い畳みにゆっくりゴロンとさせられ、大助かりであった。さらに改装後だと思うが、ドア付きの2畳の畳間(絨毯敷き・遊具有り)が授乳室となっており、乳幼児の授乳やオシメ替えが可能で、幼子を抱えた若い家族連れにはもってこいのお店である。こうした心遣いにも今回は本当に感心させられた。

畳間よりテーブル席と囲炉裏間を

テーブル席と囲炉裏の間を見る
 
ゆったりした畳の間
ゆったりとした畳の間


 最後になったが、味の方だが、わたしは精製しきっていないそばの実を石臼で碾き粉(ひきこ)にした素朴な味の「玄そば」(くろそば)が大好きである。そして以前より麺が太くなったのも、また喉越しの旨味を引き出してくれるようでわたしには好評であった。


玄そば ざる
玄そばのザル
太麺で素朴な玄そば
素朴でおいしい太麺
とろろ蕎麦
とろろそば
 

 これからもちょっと逆戻りにはなるが、もっと「三駒」を利用しなければと思った次第である。



ありがとうございます

最新記事
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
記事検索
livedoor プロフィール
livedoor動画検索
本ブログパーツの提供を終了しました
NAVERまとめ
「NAVERまとめ」ブログパーツは、サービスを終了しました。
  • ライブドアブログ