彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

東京散策

話のタネに浅草の“大黒屋天麩羅”でボリューム満点のランチをした

台東区浅草1-38-10  03-3844-1111


浅草に行くたびに、一度は“大黒屋”のごま油で揚げたあの真っ黒な天麩羅をたべてみたいと思いつつ、何十年が過ぎた。


この度、ようやくその念願の大黒屋の天丼にありついた。

1・大黒屋天麩羅の玄関
大黒屋入口

前掲の平成中村座の観劇に際し、長年の懸案を解決すべくここでランチを摂(と)ろうと考えたのである。浅草寺でまずしっかりお参りをし、大事な御朱印をもらってから、ちょっと遅めのお昼になったがと、伝法院通りにある老舗大黒屋を訪れた。

2・伝法院通り
伝法院通り西側

店へ近づくと、え〜っ・・・うそっ!! 午後1時40分。昼食の時間は過ぎていると思ったのに・・・この行列は何だぁ〜

3・行列が折り曲がっています
雨のそぼ降るなか、待っていますね・・・

数えると20数名。伝法院通りから店の角を曲がって、行列も折れ曲がっている。どれほど待つのだろう。この日は雨が降ったり止んだりの生憎のお天気。


ほかにしようか、でも今回、食べないともう機会はないかも・・・などと迷った末に、頑張ってみようと行列がとても苦手なわれら夫婦が、小雨降るなか気合を入れて辛抱したこと20数分。ようやく店内へと招じ入れられる。

店内は外人さんだらけ
向こうの三組、全員、外人さんでした

メニューを見て、周囲のお客を観察して、オーダーした。

名物は海老4本がのる海老天丼(1950円)とはわかっていたが、そのボリューム感を目にすると、いかに食いしん坊のわたしでも尻込みする。


結局、二人とも仲良く、えび1本、きす1本、かき揚げ1本の天丼(1550円)を注文した。待つこと15分。どんぶりが目の前におかれた。

5・丼ぶりからはみ出しています

はみだしている・・・天麩羅が・・・おそるおそる、蓋をあけると・・・

6・すごいボリューム
思ったほど、真っ黒ではありませんでした

お〜っ、一番、少ないイメージで頼んだ丼ぶりでこれですか?いや、大変なランチです。早速、箸をつけるが、上手に食べないと天麩羅がこぼれてしまう。そして、やっと、白いご飯が見えてきた。

7・よやくご飯が見えてきた・・・
なんか、露天掘りをやってるみたいでした

何とまぁ〜、これは高齢化社会に貢献するわれわれ夫婦には、さすがに荷の重いランチである。量の問題に加えて、ごま油がやはり、この年になるとキツイ。少々の量であればアクセントとなって食欲を誘うのだが、ここまでくるともうお手上げ感いっぱいでアップアップ。


最後は大黒屋さんに申し訳なかったが、少し、丼ぶりに残してしまった。でも、念願の大黒屋天麩羅を口にできて、浅草へ来てはいつも何か忘れ物をしたような気分になっていたことも、これで終了となるに違いない。


やはり、大黒屋は学生時代に行くべきお店なのだろうが、その時は、ランチにこんなお金使えないし、なかなか世の中、うまくいかないものだと語り合った老夫婦でありました。


それにしても、この“大黒屋天麩羅”、お客の8割は外人さん。海外の旅行ガイドに多分、浅草寺と大黒屋はセットでのっかっているのかもねと、思った次第。


そして、家内がひと言。「これが日本の天麩羅料理と思われるのも、ちょっと複雑ね」

なるほど、カウンターに陣取って好きなネタを選んで目の前で揚げてもらう・・・そんな粋な“お天ぷら”も試してほしいものと感じたところでもあった。


でも、おいしかったですよ、大黒屋さん。ますますの高齢化社会に向けて、半ドンみたいなメニューってどうでしょうか。これだと、もう一回、行くことができるかな。年寄りの愚痴でございました。失礼!!


それと、やはり、浅草で大黒屋天麩羅、これって話のタネにはぜったいなりますよ・・・


“日本橋OIKAWA”で季節感あふれる粋なランチはいかが?

蘇民将来(ソミンショウライ)の心が映えるおもてなしの京風割烹、日本橋・”OIKAWA(おいかわ)“(2013.5.15)

大学のゼミの友人とランチを共にした。彼もわたしも既に隠居の身である。したがって、最近は夜ではなく、ランチをしながら近況を報告し合うことが恒例となっている。しばらく彼が体調を崩していたこともあり、これまではお酒なしの純粋なランチである。


しかし、今回、そろそろ軽く一杯くらいどうだいと声をかけたところ、大丈夫だよとの返事が戻って来た。これで、決まり。彼の気が変わらぬうちに、早速、日本橋OIKAWAに予約を入れた。

1・OIKAWA
日本橋OIKAWA

OIKAWAは東西線・浅草線・銀座線の日本橋駅D1出口(昭和通りと永代通りの交差点)から徒歩1分、走って10秒ほど、昭和通りのひと筋南の路地裏にあり、アクセスはきわめてよい。

2/日本橋OIKAWA 昭和通りの裏筋、永代通りから入る
永代通りから入ると左手にOIKAWAのロゴ

したがってと言おうか無理からぬことと言うべきか、店はオフィスビルの谷間に立つ小さなビルの一階に構え、京割烹店の風情をそのアプローチに感じることは至難である。


ただ、店先にいったん立つと、間口一間ほどの玄関にしつらえられた造作に店主の和風文化へのこだわりや二十四節気、雑節といった季節感への繊細な感性が見てとれ、料理への期待度が弥益すことは確かである。

3/菖蒲の葉が飾られた玄関
ここには季節があります

当日は軒先に菖蒲の葉っぱを翳し、三方には新筍が載せてのあ〜、もうすぐ五月だなと季節を感じさせてのお出迎えである。


そして、店内はと言うと、おさえた照明と簡素な飾りつけの効果であろうかいたって落ち着いた雰囲気を醸しだしている。

4・店主の笈川智臣さん
店主・笈川智臣氏

言い換えれば、ビル街の路地裏という無機質な世界を抜けてくることによって、OIKAWAの敷居をひと跨ぎすることが、逆に、緑苔を敷きつめた中庭の情感あふれる小空間へ引きずり込まれたような感覚を覚える、そんな空間のコントラトも興趣が尽きないところである。


さて、OIKAWAの“売り”であるが、ひと言でいうと、季節感いっぱいの新鮮な食材を使った創造性豊かな料理とそれに合わせて勧められる絶品の日本酒であるといえる。


京の“たん熊”で修業を重ねた店主・笈川智臣さんの食材に対するどん欲さとそれを活かす確かな腕により、他のお店ではなかなかお目にかかれぬ旨くて珍しい料理が供される。したがって、最近では呑ん兵衛に加えて食いしん坊となったわたしには、何とも堪(こた)えられぬお店のひとつになっているのである。


そんなOIKAWAでの当日のメニューは次のとおりである。

先付その壱:白魚・筍・タラの芽・木の芽田楽・花弁京人参

5・先付 白魚・筍・タラの芽・木の葉田楽・花弁京人参

先付その弐:筍の姫皮・花山椒

6・先付 筍の姫皮と花山椒和え

椀:桜えび・うど・飛竜頭・揚おろししぼり生姜・松露

7・椀 桜えび・うど・飛竜頭・松露・揚おろししぼり生姜
手前の丸いのが松露

向付:甘鯛の昆布〆・鯛の白子・ポンズジュレ

8・向付 甘鯛の昆布〆・鯛の白子・ポンズジュレ
鯛の白子、食感が最高

八寸:海鼠腸(このわた)、伊達巻・コゴミ・車エビ、飯蛸・グリーンアスパラ・ヨモギ麩、蕗の薹

9・八寸
八寸、二人前が長いお皿で・・・
10・八寸 このわた・蕗のとう  11・八寸 飯蛸・車エビ
このわたと蕗          飯蛸と車エビ

煮物:若竹煮 筍・鮑・若菜・うど・たたき木の芽・赤万願寺など

12・若竹煮 筍・鮑・ウド・赤万願寺
豪快に筍を器にします

ご飯:長野県産まぼろしの米 漬物盛合せ

水菓子:フルーツポンチ 小玉スイカ・メロン・ブルーベリー

13・水菓子 フルーツポンチ

甘味:草餅


干菓子とお薄

14・干菓子・oikawaです  15・お薄

料理はひとつひとつの調理も手間の入った、どれも季節感あふれるものである。

ことに新筍を器となした若竹煮や希少な松露を使った椀物などは、目にした瞬間に天晴れとつい口走ってしまう出来で、もちろん味も上品なことはいうまでもない。


松露なるものを見せてもらったが、直径2cmを少し超える大きさのものはこれまで笈川氏も見たことがなかったとかで、大変、貴重な松露を戴けたと感激した。

16・松露
これが松露です

さらに、友人もOIKAWA、最高だ!といたく喜んでくれたことも嬉しいの一言に尽きた。


もうひとつのOIKAWAの魅力である日本酒であるが、その銘柄の揃え方は半端ではない。いつも、その季節、供される料理に見事にマッチした日本酒を提供してくれる。それは彼の非凡な舌があってこそのことであり、その多彩な品揃えにいつも感じ入っている。


加えて、並のソムリエなどとてもおよばないと思うのだが(本物のソムリエに会ったことがないので実はよくわからないのだが)、酒の品評の仕方がとりわけ見事である。評する言葉はとても具体的でわかり易くかつ表現力豊かであり、料理を一段と美味しく感じさせてくれる。そんな笈川氏の当日のお勧めが四品、目の前に呈示された。

17・本日のお薦め
的確な品評で本日のお勧めです

そこで、この日は栃木県・松井酒造店の“松の寿”の最高ランクである大吟醸・”源水点”と富山県・枡田酒造店の大吟醸・“満寿泉”をいただいた。

18・源水点・酔鯨  19・満寿泉・米のささやき
源水点と満寿泉

とくに“源水点”は、さらっとした口当たりなのだが、口中に薫りのとろみのようなものを感じさせる銘酒であった。なるほど、2012年のインターナショナルワインチャレンジで「ゴールド」を受賞したのも頷ける逸品であった。


ちょっと我儘もきいてくれるOIKAWAを二人占めにしての久しぶりの旧友とのランチ。あっという間に花が咲き、散っていった今年の四月。

滝山城跡桜の園
都立滝山公園の山桜

そんな気ぜわしかった卯月にまったりとした素晴らしいひと時を演出してくれた店主に心より感謝の気持ちを表わして、筆をおくこととしたい。


追伸。そんな安らぎのあるランチを演出してくれる“日本橋OIKAWA”、ご興味がある方はちょっと店主に我儘を言ってみられたらいかがでしょうか。


2015年度の花見三昧 都立滝山公園(滝山城跡)の山桜は圧巻

滝山城跡は国史跡に指定されているとのことだが、都立の滝山公園(八王子市高月町)としてその景観、丘陵の地形がほぼ往時のまま保護されている。初めて訪れてみて、その規模と地形の保存状態にビックリした。

6 中の丸からの眺望
中の丸から拝島?の方向を一望

ここからの眺望もさることながら、吉野の山桜もこれをそのまま同心円に拡大したのだろうと想像してしまうほどに素晴らしく豊かな景色である。

6 山桜、見事です
山桜の壮観さを堪能

それに加えて、ここはちょっとお城オタクにはたまらぬほどのスポット。

滝山城へいたる堀底道
二の丸へ向かう堀底道 この旧坂を登っていきます

複雑な丘陵を活かした戦国時代の城郭の地形がほぼそのままの状態で残されており、尾根筋から見下ろす大曲輪や千畳敷跡空堀、土塁などは圧巻である。

6 滝山城中の丸
滝山城の中の丸

歴女が訪ねれば、一日、城攻めの攻防に夢を馳せることのできる大規模な城跡で、関東随一の規模を誇るといわれた城郭が天然の要害であったことを肌で実感できる貴重な遺跡であるともいえる。

6 引橋から本丸の枡形虎口を見る
中の丸から本丸へ引橋 突当りに枡形虎口

よくぞ、これまで乱開発されずに自然な形で保存されてきたなと正直、驚いた。

6 本丸に立つ滝山城址石碑
本丸跡に滝山城跡石碑

さて、戦国の世に身を置き妄想の世界に遊んでいたところ、中の丸へゆく途中で突如、家内がスイカズラ科のニワトコの花が咲いているという。あまりに喜ぶものだから写真を撮った。わたしには変哲も何もないただの木に見えてしまうのだが・・・

6 スイカズラ科 ニワトコの花が咲いていた
ニワトリ・・いやニワトコの花です(4月6日)

家内は一週間前にも、かの前世が植物学者の泰斗であったに違いないとわたしがひそかに思っている女史と一緒にここを訪ねている。その時にはこのニワトコは蕾だったのだと家内はいう。その時、命は一秒一秒を確実に刻んでいっているのだという当たり前のことに感動する家内を少しうらやましく思ったことは事実である。

30 ニワトコの蕾 一週間前
3月30日のニワトコの花のつぼみ

そして、ニワトリかニワトコかさえもよくわからぬわたしには、少々、それほどに喜ぶことなのだろうかと女心の不可解さにも久方ぶりに感じ入ったところでもある。


それから三の丸から尾根伝いに古峯ヶ原園地へ向かっていると、また、「見て!見て!」とはじまった。


今度はリンドウ科のフデリンドウという花が咲いているという。これも一週間前に訊ねた際に見つけていた花だという。

6 フデリンドウそろい踏み
小さな花です フデリンドウ

たくさん咲いていると路傍ばかり見ているのも、花見に来ているのに、ずいぶんと不思議な光景だな・・・なぞと思いながら、どれどれとそのはしゃぐほどの花を見てやった。すると、おっ・・・かわいい・・・この年の大の男がとも思ったりもするが、美しいものは美しい、かわいいものはかわいい。それでよい。

6 滝山城址のフデリンドウ
家内が必死でローアングルから撮りました

そう素直に言える人間になりたいものと、ちょっと小さく心のなかで思わせた可憐な花がフデリンドウであった。

蕾がかわいいので、この写真も撮ってほしいというので撮った。だから、ここに掲載する。

6 フデリンドウと蕾
後ろに立っているのがもう少しで花になる蕾です

戦国の山城というよりちょっとした丘陵の風情のなかでそのなりのままの山肌に植わる山桜。

6 大曲輪の山桜
この日はなんとか天気がもっていました

幹が根元で10本ほどに分かれひょろひょろと空へ向かって高く伸びる山桜。

滝山城跡桜の園

なかなかに見事である。人工的でないのがさらによい。来年も必ずここに来ようと思った夢想空間の爽快な場所である。



 

 

2015年度の花見三昧 新宿御苑・多磨霊園・高幡不動・浅草寺

今年の桜は開花が予想より早く、開いたと思ったらもう満開ですと慌ただしいことこのうえなかった。花見日和に生憎、予定が入っていたりとタイミングも悪く、そんなこんなで、実はこれぞお花見〜というショットが今回はあまりない。


さらにお天気の具合が今一つといったことで、やや充実感に欠ける“お花見”レポート

になることをまず申し上げておく。


そして、二回に分けてアップすることになるが、一回目が4月3日の新宿御苑。4月5日の多磨霊園、4月6日のおまけの高幡不動尊、4月7日の浅草寺の桜。2回目がそんな不作の今年の花見のなかで、ちょっと新鮮な驚きを感じた4月6日の都立滝山公園(八王子市)は少しくわしく案内することにする。


それでは、日付順にどうぞ。

4月3日の新宿御苑、これは家内が友人とランチ込みの花見(花より団子)のショットです。

1・2015年の新宿御苑の花見
曇り空の新宿御苑

風が強く、曇り日であったため、爽快な花見というわけではなかったそうだ。

2 桜と旧御涼亭
桜と御涼亭

ただ、風のおかげで、この桜吹雪は見事にその雰囲気が出ているので採用した(偉そうにという家内の声が聴こえそうではある)。

3 新宿御苑の桜吹雪
桜吹雪・・・おみごと!!

4月5日の多磨霊園の桜並木。

4・4月5日多磨霊園の桜並木
もう葉っぱが出てきています

その二、三日前のニュースで満開の映像が流れていたので、急遽、花見ついでの墓参となった。

5 至る所、桜、桜
多磨霊園内のそこここに桜の樹

そんな心がけであるから、途中からパラパラと雨が落ちてくるといった天候で、まぁ、霊園の花見だからこれはこれで風情があると負け惜しみのひと言。

5 霊園内の桜も満開
やはりきれいです・・・

そして、我が家の菩提寺は、梅が中心で桜はこの枝垂桜のみであるので、ここに掲載する。根元近くのハナモモがきれいだったので、これもまぁいいかと・・・。

5 菩提寺の枝垂桜とハナモモ

4月6日は滝山城址公園へ行く途中に、高幡不動尊の桜もまだ何とか大丈夫だったので、一枚アップしておく。

6 高幡不動尊の桜
車中から一枚、高幡不動尊の桜です

4月7日は平成中村座の公演を見に浅草へいったので、浅草寺境内の桜もまだ何とか残っていたので、どうぞ。これまた、雨模様の天気で色合いが今一つで残念であった。

7 浅草寺五重塔に桜
浅草寺の五重塔と桜

ただ、たまたま伝法院が公開中とのことだったので、初めて小堀遠州の庭を拝観した。

7 伝法院庭園よりスカイツリーと五重塔
大書院の屋根越しにスカイツリーと五重塔

その大書院の横に大きな枝垂桜があった。

7 浅草寺伝法院の枝垂桜

これも空が青かったらなぁと、嘆息。真青なる空より枝垂れ桜かな・・・とはいきませんでしたな。



しかし、こんなりっぱな庭がこの都内にあったとは、東京はなかなか奥深いと感慨にふけったところであった。




 



あと3日、東京国立博物館にて開催中の日本国宝展へ急ぎ足を運ぼう

東京国立博物館の平成館特別展示室において開催されている「日本国宝展」 はこの12月7日(日)までで終了。好評のため最終日の7日まで毎日午後8時まで時間を延長し開館中とのこと。

東京国立博物館
東京国立博物館

この2日まで奈良へ行ってきた。日本書紀の記述の跡を巡る旅であったが、そのなかで、せっかく訪れたのにお目当てのお宝がなくて気落ちしたのだが、この東京で開催中の国宝展に出品中とのこと。

日本国宝展・平成館
平成館にて開催中

帰京直後であったが日にちがない。雨模様の寒い一日であったが、上野まで足を運んだ。


まず、法隆寺の玉虫厨子。

玉虫厨子
玉虫厨子(館内売店絵葉書より)

大宝蔵院に置かれているはずの“玉虫厨子”がなかった。百済観音はお目にかかれたが、そこでわれわれは厨子の複製を目にしたのみであった。今回、東博平成館で入場と同時に本物の“玉虫厨子”に対面できた。江戸の敵を長崎で討つことが出来た? ちょっと違うか・・・


次に安倍文殊院で日本三大文殊のひとつ、国宝・渡海文殊菩薩像を拝観したが、その脇侍仏である国宝・善財童子立像と国宝・須菩提像がやはり東京へ出張中。

安倍文殊院善財童子立像
可愛らしい善財童子立像(同上)

それも本日、ようやく本物とご対面。文殊院では写真パネルが文殊菩薩の両脇に置かれておりました。何だかなぁ・・・味気なかったなぁ・・・


そして、奈良市の元興寺(がんごうじ)では宝物殿に置かれているはずの五重小塔が見当たらず、その場所にはほかの仏さまが・・・

元興寺五重小塔
五重小塔(同上)

そんな五重小塔、いやりっぱな五重塔であった、何せ高さが5・5mもあるのだから・・・やはり目にしてみて初めてその小塔という名はふさわしくないと思うほどに大きかった。


例の漢の委の奴な国宝の金印も・・・と思ったが、これは11月末で終了でした。残念!!

IMG_0003
悔しいので金印の絵葉書、買っちゃいました

国宝展のポスターに採用されていた三千院の阿弥陀如来の脇侍、勢至菩薩坐像と観音菩薩坐像の二体は久しぶりのご対面であった。

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左:勢至菩薩坐像    右:観音菩薩坐像

厳しい大原の寒さの中、阿弥陀如来さんはさぞかしお寂しいことであろうとご同情申し上げたところである。


一度は目にした、耳にしたことのある有名な日本の国宝が一堂に会した国宝展、行って損はしません。

日本国宝展
平成館館内

今日は天候不順ということか20分待ちの行列ですんだが、多い時は2時間待ちというが、国宝、それも名品ぞろい、ぜひぜひ、ご覧あれ。あと3日です!!


2014年、紅葉の高尾山、11月20日頃が見ごろ

11月13日の快晴の一日、強欲にも紅葉と富士山とスカイツリーを見に行こうと、高尾山への登頂を試みる。京王線・高尾山口駅を降り、ケーブル駅へ向かう道にあふれる登山客にびっくり。

1・京王線・高尾山口駅前からケーブル駅へ
高尾山口駅からケーブル駅へ向かう人、人、人

平日というのに高齢者の御一行様でなかなかの人出。小学校の遠足以来の山頂踏破を目指すわたしも、それには、正直、呆れてしまう。

ケーブルカーに行列を作ることはなかったが(土日は行列がすごいのだとか)、この乗車率は半端じゃない。

2・行列がなくとも乗車率は?%・・・
麓のケーブル・清滝駅

山頂に着くと、その乗客たちはあっというまに山のなかへ溶け込み、私たちの視界からどんどんと姿を消してゆく。皆さんの健脚にまずは素直に脱帽 ”(-“”-)”


まずは薬王院を目指して一号路(表参道)を歩くが、野草園の付近でまず紅葉、見っけ!!

3・野草園近くの紅葉

やはり紅葉は陽の光が当たって“何ぼだね”などとまずは余裕のコメント。

浄心門もあっという間にくぐりぬける。

4・浄心門のあたり
浄心門

そして二股に分かれる場所にやって来た。家内の説明で左にゆくと男坂、右にゆけば女坂だという。

5・左が男坂、右が女坂
左:男坂 右:女坂

帰り道にゆるやかな坂の方が良くはないかとのサゼッションで左の男坂に進入。急な階段が見えた。

6・108段の男坂

煩悩の数の108段あると言われたが見た目で実感できず、平気だよと豪語。手すりに支えながらではあるが、スピードを落とさずに一気に登り切る。

7・この急坂を一気に
急勾配でした

脈拍は鰻登り、息はゼイゼイ!! この齢で見栄を張るものではないと素直に反省。爾後、スローペースへと一気にギアチェンジ。ゆっくり歩いてゆく。

8・薬王院への道
杉の苗木の寄進者名札が続く道。30万本の京王電鉄が最高でした

小さな子供さんにも抜かれながらも10分ほどで山門に到着。

9・山門

山門脇の紅葉も始まっている。緑の葉叢のなか秋の陽光に黄色や紅色が浮かび上がり、美しい。人々もしばし足を止め、頭上にかかる紅葉に目を輝かす。

10・山門脇の紅葉

薬王院の本堂にはちょっとした階段を昇る。そこに仁王門が待ち構える。

11・本堂から仁王門を
本堂から仁王門を見る

その仁王門をくぐると本堂はすぐ正面である。われわれも線香を焚き、痛い膝に煙をまぶし、平癒を願う。本堂へ昇り、賽銭箱にお賽銭をあげる。


みなさん、真剣にお祈りをしている。むずかしい世の中である、わかるわかる。みんな頑張っているんだよね。

12・高尾山・薬王院本堂
薬王院本堂

本堂の両脇の壁には高尾山の修験の象徴である大きな天狗の面が掛かっている。

13・本堂左手の天狗面  14・本堂右手の天狗面

天狗様のご加護を身に纏い、次に薬王院本社へと向かう。ここも急勾配の階段を昇った先に朱塗りの鳥居がある。その鳥居の横に朱色を打ち消すほどの鮮やかな紅葉が真っ青な秋空に映えて、これぞ、紅葉といった景色である。

15・薬王院本社の鳥居脇の紅葉

鳥居の正面すぐに色鮮やかな彫物で装飾された見事な建物がある。東京都の重要美術建造物に指定されている薬王院本社で、正式名称は飯縄権現堂である。

16・薬王院・本社

その絢爛豪華な本社を後にして、奥の院不動堂へ向かう。ほんのわずかな距離である。建物は宝形造のいたって簡素な造りとなっている。

17・不動堂
奥の院

奥の院にお参りして、いよいよ、山頂踏破は近い。アップダウンが続くが、道には板が敷かれていたり、舗装がされており歩行に困難はない。そして、緩やかにのぼる坂の先に山頂の広場の気配が見えて来る。

18・山頂が見えてきた

そして、山頂の広場に出た。小学校の遠足以来の登頂である。もっと広い平坦地を予想していたが、工事中の幔幕で覆われた個所もあり、えっというような狭い場所である。

19・山頂です

ここら一帯に坐ってお弁当をひろげ、ワイワイガヤガヤと・・・4年生はあの当時、4クラスであったから二百名余の人数がここに坐ったはずなのだが・・・

半世紀以上も前の懐かしい光景は・・・にじんで・・・そして輪郭はおぼろげで・・・そして喉を通る唾はなぜか甘酸っぱくて切ない・・・


広場を少し下った先に富士山の見通せる展望台のような張り出しがある。天気がいいので、人もすごい。

20・富士山の見える展望台辺りはすごい人
富士山に少し雲がかかる

小さな浮雲を頂きに添わせた冠雪の富士山が見えた。何度も来ている家内もくっきりと富士山が見える日は少ないのだと、当日はいたくご満悦である。

21・富士山遠景
なかなかクリアーな富士山

アップの富士山もしっかりと撮った。

22・富士山のアップ
どうです、冠雪の霊峰は・・・

富士山をバックに一人ずつ交代で写真に収まる。何枚、富士山の写真撮ったかって、数えたら45枚に及んでいました。さすがに、バッカじゃないのと我ながら呆れているところであります。


そこで当日のメインでもある高尾山山頂の紅葉の写真をどうぞ。

23・紅葉です

秋の空に映える紅葉。街中の紅葉と違い、青空と紅葉以外に何も映っていないのが何とも清々しく、痛快である。

24・秋の絶景

それからこの一枚、富士山と紅葉はいかがでしょうか。ちょっと、うらやましくないですか〜

25・富士山と紅葉
ちょっと雲が邪魔なのですが・・・

そして、そこでお弁当を食べて、いよいよ下山開始。帰りは3号路といって、舗装されていない山道を経由してケーブル山頂駅まで向かうことにした。その3号路は麓まで下る登山道であるが、われわれは途中で本堂の仁王門の下で1号路と合流する道へと入って行った。

26・3号路をゆく

すべて、高尾山ガイドも十分勤まるのではないかと思う家内さまのご指導の賜物であります。

途中で頭上を見上げると紅葉になっている部分が・・・

27・下山途中の紅葉

そしてケーブル駅に到着するちょっと前に最後の絶景スポットがあると家内が指さした先に・・・

ありました、スカイツリーが・・・

28・新宿のビル群の向こうにスカイツリーが見えた

遠くて小さいので写真はズームにしていますが、肉眼で確認することが出来ました。これもそう頻繁には見えないのだとか。本当にラッキーな秋の一日でありました。


最後に、この高尾山登山で感心したのがトイレ設備でありました。

29・高尾山の頂上下の綺麗なトイレ
りっぱなトイレでした

山頂真下のトイレは二階建てで、混雑時には二階も開放するそうで、一方通行で人を流す方式で、洋式トイレ装備のそれは立派なものでありました。


高尾山の紅葉はこれから1週間ほどが最盛期の見頃。ぜひ、健康と目の保養のためにも一念発起、高尾山へ足を運ぼう。


チューリヒ美術館展で芸術の秋を愉しむ=国立新美術館 12月15日(月)まで

ーーー印象派からシュルレアリスムまでーーー

 

1・チューリヒ美術館展ポスター

友人の誘いで六本木にある国立新美術館で開催中の“チューリヒ美術館展”を見に行った。

2・国立新美術館
六本木の国立新美術館

スイスを代表する美術館のひとつであるチューリヒ美術館は、中世美術から現代アートまで10万点以上の作品を所蔵し、特に19世紀の印象派以降の近現代美術コレクションは圧巻であるという。

3・チューリヒ美術館展

モネ、セザンヌ、ピカソといった近代美術の巨人たちが描いた傑作やその代表作がなんと74点も一挙に、一堂に会している。

4・パブロ・ピカソ 大きな裸婦
ピカソの”大きな裸婦”(館内売店・ポストカードより)

美術の素人でもどこかで目にしたことのある一点や名前を聞いたことのある作品がならんでいる贅沢な美術展である。

5・ワシリー・カンディンスキー 黒い色斑
カンディンスキーの”黒い色斑”(同ポストカードより)

シャガールの“戦争”は国土を戦火で嘗め尽くされた日本人には特に胸に迫る迫力をもつ辛い大作である。

6・マルク・シャガール 戦争
シャガールの”戦争”(同ポストカードより)

ゴッホも南仏の陽光を燦々と浴びて、こんなに健康的な作品を描いていた時期もあったのだとあらためて思った作品である。

7・フィンセント・ファン・ゴッホ サント=マリーの白い小屋
ゴッホの”サントマリーの白い小屋”(同ポストカードより)

このなかで、この絵、感じがいいなと思ったのが、モーリス・ド・ブラマンクの“シャトゥーの船遊び”という一作である。

8・モーリス・ド・ヴラマンク シャトゥーの船遊び

左手の街路樹の幹ひとつ描くことでで絵に奥ゆきを見せる見事な一品と見た。

 

美術ファンはもちろん、芸術の秋を満喫されたい方にはこの秋必見の美術展のひとつである。

9・国立新美術館館内
国立新美術館・館内

金曜日は夜8時までの開館となっており、仕事帰りにちょっと寄って見ることができるのも魅力。

 

このチューリヒ美術館展は12月15日(月)まで開催中である。



立川の“インカメラ・コンテラッツァ(In Camera con TERRAZZA)”は大人のアジール(自在空間)

立川市柴崎町3-7-14 植源ビル2F  ☎ 042-548-9848


0・インカメラ名刺

立川に蕎麦処・無庵に加え、ひとつイタリアンの素敵なお店を見つけた。

1・2Fがインカメラ、1Fがatrio
左廻ったところがインカメラ入口。一階は姉妹店”atrio”

というより、ある妙齢の女性を初老の男性二人で食事にお誘いし、その方にこのお店を紹介いただいたという、まぁ、何とも締まりのない話ではある。

01・インカメラ入口
インカメラの入口。階段を昇って二階がお店

“インカメラ・コンテラッツァ(In Camera con TERRAZZA)”とはイタリア語で“テラス付きのお部屋で”という意味になる。

BlogPaint
落ち着いた雰囲気の店内(午後10時頃・いっぱいだったお客も既にご帰宅)

Ⅼ字形のカウンター席に8名、テーブル席が3つの10名で計18名のお客をおもてなしする“インカメラ”は、その言葉通りにまるでお洒落な自分の部屋で憩うかのような肩の凝らぬくつろぎの空間を演出してくれる。


われわれ3人の席はカウンターのⅬ字に曲がった奥にセッティングされていた。

3・セッティング
いいムードのお席です

ゆったりとした個室のような感覚にとらわれる不思議な空間である。橙色の温かな間接照明がそうした雰囲気を醸し出していたのだろうか。


お店の若いスタッフ方はお酒の選定、料理の説明などくどくもなく平易な言葉づかいでやってくれる。スタッフのサーブや対応も礼節のなかにもフレンドリーな心が伝わりなかなかにスマートである。


まずスターターとしてスパークリング・ワインがお薦めだというので、わたしは“勝沼のあわ”というのが気取らぬ名前で面白そうだったのでそれをお願いした。

4・スパークリングワインの”勝沼のあわ”です

初夏にぴったりな爽やかでクールな味わいであった。


料理は8000円のコース料理を彼女が予約しておいてくれた。当夜は基本的に美しい女性を真ん中に挟み、美味しい料理に舌鼓を打ちながら飾らぬ会話を愉しむというのが趣旨である。


ゆめゆめ女性を口説こうなどといった下衆な下心はないことをここで断っておかねばならぬ。実はこのように大上段に言い訳したりするのが余計におかしいのだと家内は云うのだが、やはり紳士を自認する男二人、言うべきことははっきり伝えておかねばならぬのである。


そんなことであるからして、話題はグルメにはじまり、旅紀行、政治・・・果ては医療問題と多岐に亘り、美味しい食事の際にはやはり会話もスマートでなければ・・・と思いつつも、あぁ〜やはり、わたしは喋り過ぎるのであった。いつものことながら・・・反省!!


さて料理の方だが、まず付出にどうですかと好物の岩牡蠣を奨められた。一目見て、その美味が伝わる代物。

5・銚子のふっくらした岩牡蠣

もちろん一挙に相好は崩れ、「それ、それ、お願い」と注文したのがこのふくよかな千葉県銚子産の岩牡蠣である。


次に前菜5種が一皿に盛られて供される。手の込んだ豪華な盛りつけである。

6・前菜5種

中央のカップがインカメラの夏の定番であるトウモロコシのパンナコッタ。

7・インカメラ夏の定番・トウモロコシのパンナコッタ
インカメラの人気、パンナコッタ

それとサザエのオーブン焼きと鮮魚のカルパッチョ。

8・前菜・サザエのオーブン焼き  9・前菜・鮮魚のカルパッチョ

さらに季節野菜のテリーヌに合鴨のローストの五種盛り。

10・前菜・季節野菜のテリーヌ  11・前菜・合鴨のロースト

これだけでも大変なご馳走であるが、われわれの会話の様子、食事の進み具合などを見計らい、絶妙のタイミングでパスタが目前へ供された。

12・タラバガニのソース・パスタ

タラバガニソースというのだが、タラバガニの生身が半端でなくトッピングされていて、感激のひと品である。


次にメインディッシュ。話に夢中で丁寧な説明をいただきながらフムフムと頷いていたが、赤めばる?でしたか・・・の、なにしろポワレであった。皮がパリパリと上手に焼かれていたのが記憶に残っている・・・

13・赤メバル?のポワレ

お肉は牛フィレの赤ワインソース、トリュフ添えで、これももちろんGood Taste!!

14・牛フィレの赤ワインソース・トリュフ添え

そしてデザートには、まだ赤ワインが残っていたので・・・

15・赤ワインとお肉
この赤ワイン、しっかろとした味でおいしかったなぁ

我が儘を言ってイタリアチーズの取り揃えをお願いした。

16・イタリアチーズの取り揃え

それからエスプレッソで口直し。すでに時間は10時ちょっと前。いっぱいだった店内のお客も我々の他は一組残すのみ。


話題は尽きないが、わたしを除きお忙しいお二人の明日の仕事に差障りがあってはならずと、四時間におよぶイタ〜リアンな宴は大満足のうちに大団円を迎えた。


帰りは一階の外までオーナー以下、スタッフの方々5、6名が出てこられ、立川駅へ向かう私たちの姿が見えなくなるまで、ずっとこちらを見守っておられたのにはほんとうに恐縮の至りであった。


とても贅沢でフレンドリーな空間を演出してくれた “インカメラ”。

まさに大人だけのアジール(自在空間)を立川の夜に見つけた一日であった。


そして、インカメラの一階に“atrio”という同じイタリアンの姉妹店があるが、お手頃価格ということもあってこちらも人気店となっている。

17・atrio
一階が”atrio”、玄関という意味だそうです

実はわが細君も、この2週間ほど前に“atrio”で女子会ランチをしたばかりであった。


ということで次は妙齢の女性とはいかぬが、“腹心の”細君同行にて、もちろんわたしの奢りで、“インカメラ”でお洒落な大人の夜を過ごしにいこうと考えている。


最後にこのような素晴らしいお店をご紹介いただいたチャーミングな女性に感謝の言葉を伝え、この稿の筆を置くこととする。






さぁ、行こう昭和記念公園・シャーレーポピーの花がいま盛り!!

5月18日の日曜日、久しぶりにグループホームから帰ってきた娘と一緒に、いま盛りだというポピーを見に立川の昭和記念公園を訪れた。

シャーレーポピー

いま、ポピーが見ごろだと家内がいうので、出不精のわたしと娘に、「お天気もいいし、その下で食べるソフトクリームはおいしいわよ」との、まさに甘言につられて、三人で出かけた。


立川口から入場したが、ここからの景色はいつも素晴らしい。

立川口カナール

カナールといって、英語のCANALは運河を意味するが、造園用語では“静水をたたえた水路のことだそうで、ヨーロッパの整形庭園で大いに発達し、フランスのヴェルサイユ宮苑の十字形のグラン・カナールが有名”とのこと。


そこを過ぎて広々とした“みんなの原っぱ”へ向かうと、その入口付近で、“第10回ドッグランフェスタ”が催されていた。

第10回ドッグランフェスタが開催されていました

たくさんの大人たちが芝生の上でご自慢の愛犬と戯れる姿につい笑みがこぼれた。


その“みんなの原っぱ”の西側・“原っぱ西花畑”には、5月上旬まで見頃と案内されていた“アイスランドポピー”がまだたくさん花を咲かせていた。

ポピー、ポピー、ポピー

黄色、オレンジ、白といった色とりどりポピーが一面に咲く様は見事である。

ポピーの花

オレンジのポピーが生き生きとしていた。きれいである。

ポピー、気持ちよさそう・・・

青い空の下に色鮮やかな花の絨毯を無造作に広げているようで、とても贅沢な気分になった。


原っぱを斜めに横切り、もう一つのポピーの花壇・花の丘へ向かう。

原っぱで思い思いに楽しむ人々

膝に優しい芝生の上を歩きながら四方に目をやると、家族連れや若い仲間たちが思い思いに、五月晴れの休日を楽しんでいた。

みんなの原っぱでは凧揚げ

凧揚げに興じる家族も数組いたが、広大な原っぱである。糸が交錯し、こんがらがるような光景は見当たらない。なんとも気持ちのよい景色である。


そして、お目当てのシャーレーポピーが咲き誇っている花の丘へ到着。

シャーレーポピー

丘の斜面一面に真っ赤なシャーレーポピーが敷き詰められるようにして、満開の花を見せている。

青い空に赤いポピー。

丘一面にシャーレーポピー

道沿いの人々はそこここで記念写真や芸術写真を撮ることに余念がない。

真っ赤な花の丘

花の丘に植わるポピーの間に細い道が設けられているが、そこを歩く人々は花の海をかき分けて泳いでいるようにも見えた。


こちらも、ちょっとアーティスティックな写真を・・・

シャーレーポピーの丘です

まぁ、周り中、即席玄人カメラマンだらけなのであります・・・


やや強い日差しの当日、5月の風がとてもさわやかで気持ちがよく、思いっきり背伸びをし、空を見上げる。新緑と青い空。わたしの大好きな景色である。

お天気最高でした

それから“こもれびの丘”の樹林の細い径をそぞろ歩いて、休憩所へ向かう。お約束のソフトクリームのお時間が来ていたのです。

木漏れ日の径

娘に「ソフトへ突撃だ〜」と声をかけると、それまでのトボトボとした歩調に活気が戻ったようで、木漏れ日が落ちる径をしっかりとした歩幅で踏みしめ始めたのだから、ソフトクリーム!怖るべしである。

木漏れ日の丘を歩く

“こもれびの丘”を抜けたところの“森の家”で、わたしは懐かしいきゅっと冷えたラムネを、ダイエットにいそしむ娘は念願のソフトを家内とシェアしていただきました。


そして、軟弱二人組は、ここから立川口まで歩いて戻るのは苦しいと山ガールもどきの家内に嘆願し、園内を走る”パークトレイン”に乗せていただきました。

園内を走るパークトレイン

出口まで5月のそよ風に頬をなぶらせながら、気持ちよくこのポピーを愛でるプチ・ハイキングを終えることが出来たのであります。

そんなこんなで、5月の休日、安上がりで贅沢な時間を過ごしました。













大勢の人出でにぎわう“春のバラフェスタ・神代植物公園”

5月25日の日曜日、天気は晴れといっても雲の多い、青空が見えぬ一日であった。運動不足解消に神代植物公園で開かれている“春のバラフェスタ”へ連れていかれた。

神代植物園

もちろん、深大寺蕎麦で昼食をとるのを条件に、花が大好きな家内に同意したのである。

神代植物公園は初めて訪れるのだが、てっきり、大きな温室が並んでいて、その中を中心に歩くのかと思ったら、さはありなん。

薔薇の園

要は花をいたるところに植えている公園である。

園内の中心にフランス式庭園のような場所があり、そこで、バラフェスタなるものが催されていた。

会場入口付近から一望すると、バラの数より人間の数が多い・・・

2014バラフェスティバル

びっくりするような人出である。

バラを撮る人たち

日本人というのは梅が終われば桜、そして菖蒲にアヤメ、それからツツジ・・・、それからバラと、本当に花を愛でるのが好きな国民なのだと、今日は、つくづく、確信したところである。

薔薇らしい薔薇

そこで、みなさまにも、美しいバラの数々、写真で楽しんでいただきたい。

薔薇の競演

素人のわたしが薔薇らしい薔薇だと勝手に決めつけている花を選んで、ここに掲載した。

ばら

いろいろ、ご意見もご不満もあろうかとは思うが、美しい一輪のバラに免じて、ご寛恕願いたいと存じます。

黄色いバラ

この神代植物公園の“春のバラフェスタ”は次の日曜日の6月1日までである。









秋川丘陵、女性二人ののんびりハイキング=春の植物図鑑

家内が友人と秋川丘陵のハイキングを楽しんできた。

秋川丘陵ハイキングコース

野の花や高山植物をこよなく愛する二人が、道々、撮った写真があるので、この網代・弁天山コースの路傍に健気に咲く春の花に敬意を表し、ここに記録するものとする。

 

木立 cサルトリイバラ
春の陽光の木漏日            サルトリイバラ

お二人は、小峰ビジターセンターからJR武蔵増戸駅手前の山田大橋辺りまで3時間ほどかけての行程だったそうな・・・。

l秋川 アオサギ
秋川                  アオサギが一羽

本来であればもっと短時間のコースだが、立ち止まってはパチリ、歩き出しては道端の花に目が留まりパチリと精確さを期す撮影に、まぁ、それはそれは余念がなかったということのようでありました。

aホウチャクソウ b野苺
ホウチャクソウ                  野 苺
dカキドウシ f団栗の芽生え
カキドウシ              どんぐりの芽生え

山路はこの季節、ヤマツツジが咲いていたそうで、写真を見ても爽やかな春山のそよ風が伝わってくるようで心地よいことかぎりない。

gヤマツツジ

さて、そんな牧歌的山路も、実は戦国時代、ここに網代城という山城(標高330m)があったという。

もちろん大きな城などではなく、どちらかというと見張りと狼煙場を兼ねた出城のような小さなものであったそうな。そうした城址も廻って、弁天山に着いたんだと・・・。

標高292m弁天山

標高292mという弁天山からの景色は低山のわりになかなか壮大といってよい。サマーランドの観覧車なども見下ろせて気分の良さげな光景である。

弁天山頂上よりサマーランド方向を望む

弁天山からちょっとゆくと貴志嶋神社の奥宮である弁天洞穴があったという。

j貴志嶋神社鳥居 j貴志嶋神社本堂
貴志嶋神社の鳥居と本堂

そのぽっかり空いた穴のなかに石造の大黒天像や毘沙門天が安置されていて、お二人はちょっと岩をよじ登って撮影をしたそうな。今どきの女性の逞しさや如何に!!

i弁天洞穴 i左:石造大黒天像
弁天洞穴                  左:大黒天 右:毘沙門天

その貴重な写真の大黒天像の背面には“文明九年(1477)・・・正月六日”の紀年銘があるのだそうだ。

その事実から、この山がかなり昔から、貴志嶋神社の存在とも併せ信仰の地であったことがうかがえる。

そして、貴志嶋神社からの下り坂の脇に小さな棚田があったという。

k棚田

そんな写真を見て、こんな狭隘な場所にも昔の人々は生きる糧を求めて棚田を作ってきたのだと思うと、人間の“生”へのひたむきな姿勢、“生”に正面から立ち向かう敬虔な心が感じ取られるようで、自然と頭が下がって来た。

棚田

そして二人は一般道へ出て、山田大橋近くの信州安曇野手打ち蕎麦と銘打つ蕎麦屋・“たか瀬”で昼食休憩をとったのだそうだ。その時、家内からなぜか沖縄の“島らっきょう”の天ぷらがおいしかったとのメールが届いた。写真の添付もなく、謎めいたメールであった。

eハナイカダ雌花 eハナイカダ雄花
左:ハナイカダの雌花                右:雄花

それからまたビジターセンターへと、一部、一般道を経由して戻っていったという。

h十二単 oスミレ
十二単                    スミレ

そんなことで・・・まぁ・・・のどかな春の一日を野の花を愛でながらのんびりと過ごしたのだそうな、目出度し目出度し・・・。

n一輪草 n二輪草
左:一輪草                 右:二輪草

そして、帰宅後、わたしは家内の撮った花の写真につき説明を受けたわけである。

pセリバヒエンソウ
セリバヒエンソウ

その際に名前不詳の花もあったが、前世は冒険家であり植物学者でもあったはずとわたしが睨んでいるところの家内の友人から、後刻、精査後の正確な名前がメールされてきたことに鑑み、ここに敬意を表し秋川丘陵“春の植物図鑑”として掲載するものである。





新宿御苑で花見に興じる(2014年4月1日)=御苑は桜の種類も多く、しばらく満開で〜す

今週の天気予報も今日が晴れで、あとは曇り日が多いとのことだったので、年度初めの41日、晴天のもと新宿御苑まで足を伸ばし、2014年初の花見に興じた。

やっぱり満開の桜は素晴らしい

今週が都心の花見も盛りと、平日であるにもかかわらず、多くの人々が新宿御苑を訪れていた。新宿門から入苑したが、お昼休みと言うこともあってか、その人の多さには正直、驚いた。

お昼時に花見に訪れる人びとも驚くほど多い

苑内では家族連れからカップル、日本人だけでなくアジアの人たち、欧米人と様々な人々が、美しい満開の桜にため息をもらしていた。

外人さんも花見です

朝方、少し雲が覆っていたものの、お昼には青空が広がり、絶好の花見日和となった。その青空を背景に桜花が咲き乱れる様子は、いつ見ても美しいと感じた。

満開です

新宿御苑の桜は、わたしはおそらく初めてか、学生時代に来たことがあるかぐらい。こんなに桜の巨木があるとは、ビックリである。

一本の桜の樹です
これ、一本の桜の樹です
古木の枝先に健気に咲く桜
古木も健気に桜花を咲かせています

例年、御苑の花見を楽しむ家内の案内で、久しぶりに園内をゆっくり一周した。汗ばむほどでもなく、春の陽射しが心地よく、気分爽快な散策であった。

人出もすごいです

広い芝生の上では家族連れや昼間なのに職場の仲間だろうか、雑多な人々がうららかな陽光のもとで、日本の花、美しい桜の花を観賞、いや、花より談笑に花を咲かせているグループも多くおりました。

花見に興じる家族連れ

そしてNTTビルを望む新宿御苑ならではの桜の風景なども一興であった。

御苑の花見の醍醐味ですかね

日本庭園の一画、松の緑のなかに白く棚引く雲のように咲く桜も見事である。

日本庭園に咲く桜

池面に枝を垂らし、その末梢まで花を咲かせた桜には、誰しも趣きを感じるのだろう、たくさんの人が芸術家の顔となり写真を撮っていた。もちろんこの彦左衛門も何枚も撮りました。

水面に垂れる桜花

苑内の桜の種類は多く、寒緋桜という桜も変わっていて面白い。

寒緋桜 ハナカイドウ
左:寒緋桜                右:ハナカイドウ

また、“アメリカ”という桜も最近、桜の色が白くなったと感じるなかで、いわゆる桜色の花びらをつけており、その美しさにちょっと複雑な感情を抱いた。その横に“陽光”という桃色の花を咲かせた桜もコラボして、豪勢な花見を演出しており、園内を回遊して興味は尽きない。

アメリカの向こうに陽光
手前が”アメリカ”、奥の桃色の濃い桜が”陽光”という品種
逆光と桜
逆光と桜

さらに、八重桜や枝垂れ桜などはこれから咲き初めということでまだまだ、しばらく満開の桜を楽しめそうである。

枝垂れ桜はこれから満開
この枝垂れ桜が満開になったら、さぞかし美しかろう

日本人は春といえば桜。秋といえば紅葉。大勢の人出に賑わう新宿御苑で興じた花見。日本人には花鳥風月を愛する心が染みついているのだと感じた心地よい一日であった。


そして、その中に混じって桜を愛でる外国の人たちも、美しい自然の前ではわれわれと同じように“花鳥風月”を愛でる心を有しているのだと、至極、当り前のことに気づかされた一日でもあった。


プラムポックスウイルス(PPV)感染、「青梅市梅の公園」の梅林再生を願う

“青梅”という地名は、この地にある古刹・金剛寺に「平将門誓いの梅」と呼ばれる梅樹があるが、その実が秋になっても青々として落ちないということから名づけられたのだといわれている。

梅香山大聖院
金剛寺から分株された梅の植わる”梅香山・大聖院”

その青梅の“吉野梅郷梅まつり”に行ったのが、2年まえの2012年4月2日。その日、あまりに天気が良かったので、急きょドライブもかねて観梅の小旅となったものである。

吉野梅郷提灯
梅まつりの提灯が道路沿いに吊られている
梅の蕾
白梅の蕾
紅梅
紅梅

われわれは生憎、金剛寺に寄ることはなかったが、吉野梅郷に“梅香山・大聖院”という寺院があり、そこに金剛寺から分株された梅の樹の二代目が植わっている。その一代目がここ吉野梅郷の親木だという。

親木の梅
吉野梅郷の元祖の親木

その親木から育った梅の樹の末裔が現在、青梅市の吉野梅郷として、長年、人々の目を愉しませてくれている。

この景色、早く戻ってほしい
吉野梅郷の梅の公園を一望

ところが、2010年、梅の木を弱らせる「プラムポックスウイルス」(PPV)への感染が初めて観察された。アブラムシによって周辺の梅樹が次々にその菌にやられてゆき、死滅してゆくという恐ろしい病気である。


われわれが「青梅市梅の公園」を訪れたのは、その感染が認められて2年後ということになる。

ミツマタ(黄) ミツマタ
ミツマタが吉野郷の道沿いに植わっていた

園内ではすでにウイルスにやられた梅も多く、花をつけた梅の木もその半分以上の枝が白っぽい枯枝になっていたのが痛々しくて印象的だった。

PPVで枯枝になった紅梅
プラムポックスウイルス(PPV)に侵された紅梅

そのため、ブログへのアップをちょっと控えようと思ったことをこの伐採のニュースで思い出したのである。


そこで、記録も兼ね青梅の梅園をわれわれの記憶にとどめる意味も籠めてここに、写真を掲載する。

梅林山・天澤院、天満宮より吉野梅郷を望む
梅林山・天澤院、天満宮より吉野梅郷を一望

PPVの「感染拡大阻止」と「早期根絶」には梅の木の全伐採が必要であり、「青梅市梅の里再生計画」によれば、新しい青梅の梅を鑑賞できるまでには8年の月日を要するという。

梅の公園の紅白梅に松
梅の公園の紅白梅と松

平成33年度が再生計画の終了年度ということで、われわれの目に触れるのはその翌年の平成34年(2022年)。

青空に梅
この光景が帰ってくることを願う

この齢になると、この8年がものすごく長く感じられるが、その日まで何とか健康を維持し、家内共々、青梅の観梅を愉しみに行きたいものと願っている。



伝説の復活・レストラン半文居(はんぶんこ)が築地に降臨!!

中央区築地6-8-8 1F

03-3543-2828


数年前、銀座三丁目の裏筋に“半文居”はあった。

銀座・半文居

長谷川圭オーナーシェフのクリエーターとしての腕が冴えわたった創作フレンチの料理の数々に舌鼓どころか、舌太鼓を打った人たちもさぞかし多かったことと思う。


いまや伝説となった“半文居(はんぶんこ)”が数年間の熟成の時を経て、美しい奥さまを伴ない、処を変え、築地へと舞い降りた。日比谷線築地駅の1番・2番出口からわずか4、5分の距離である。


われわれ夫婦は、忙しいに決まっている開店当日(8/29)にご迷惑も顧みず、何事も一番槍こそ食いしん坊冥利につきるのだとの、“ふたり”よがりの意気込みのみで、ここ“半文居”へと馳せ参じた。
お店の前には開店を祝う生花がならんでいた。

開店祝いの花が店頭にならびます

そのため一見して、新生・半文居のロゴが隠れていたが、これからは、スッキリした店の外壁に淡い橙色の灯りにほのかに浮かびあがる“半文居”のロゴが、道行く人々にお二人の温かな心映えを贈りつづけてゆくことになるのだろう。

半文居

店内は以前の半文居より心持ち広くなったのか、ゆったりとした空気感を覚える。

京都の割烹”まつおか”からも胡蝶蘭が届いていました 京都の蕎麦処”おがわ”からもお花が・・・
京都の割烹”まつおか”、そば処”おがわ”からもお花が届いていました


入ってすぐ左手が二人と四人のテーブル席である。テーブルを合わせると六名の席が用意でき、お客の使い勝手がよくなっている。

入ってすぐ左手にテーブル席が二つ

そして、まっすぐ奥、おしゃれに床上げをして、左手厨房に沿い五人席のカウンターとなっている。当日、われわれ夫婦はこのカウンターの奥に陣取った。

カウンター席から入口を見る
カウンター奥席から入口を望む

開店のお祝いを述べて、しばし店内を探索。そして、いよいよ、“legend of cuisine”のスタートである。


最初にお店からサーブされたシャンパンで開店を祝す。

祝開店でお店からシャンパンが・・・

そして前菜・スープが供されたが、一本の角材の上にのせられてあらわれた。この木材は一枚板で造られたカウンターの端材を活用したもので、なかなかに風流である。

一品目です

真ん中の小籠包のようなお饅頭もどきは、中に具材として刻みサラミを入れ込んだもので、一風変わって面白い。

中にサラミが・・・

次が、わたしがその彩りから勝手に名づけた“お花畑”という野菜の盛合せである。

何か野菜畑へ迷い込んだみたい

ミニ大根かと思えば、これが人参なのだと・・・。

これって、大根・・・いや人参です

ままごと遊びのようで、童心に帰ったひと時であった。圭シェフの新たな食材に対する旺盛かつ幼児のような純な感性が楽しめる秀作である。


お酒はもちろんワインからラム酒まで、過不足なく揃っている。

大好きなラム酒も揃っていました
ラム酒も存在感があります

ワインについて今後、その充実度を深めてゆくと、新米奥さまが申しておったので、これまた楽しみである。

ワインも充実

当日の魚料理は胡麻を焼き付けたイサキのソテー。胡麻の風味が白身魚の淡白さにほどよいアクセントを加えている。これもひと手間が料理の奥ゆきを増している。

イサキのソテー


そして、いよいよ当夜の逸品。フランス産の仔牛・シャロレ(言いにくい名前ですが、確か、これで正しかったかと・・・)。そのシャロレはまさに絶品でした。


シャロレというお肉は初めての出逢いであったが、この肌理細かさは、和牛のフィレ肉より明らかに目のつんだしっとりとした肉肌でひと目で上物とわかる代物であった。

逸品のフランス産仔牛

その仔牛のやわらかさと旨味を引き立てるために、じっくりじっくり45分もの時間をかけて焼いたのだそうだ。

圭シェフ、新たな伝説へ向かって
圭シェフのこだわりです

調理の時間でその旨味は倍加、いや、乗数倍させたようなひと品で、圭シェフの食材選びに対するこだわり、食材の旨さを引き出す調理への執着を久しぶりに思い出させてくれた一品であった。


食後のデザートも三品。家内はこれにも大満足。

デザート

オイシイ!オイシイ!の連発の夜でした。


わたしは食後にこだわりのラム酒のロックをいただき、これまた大満足。

ラム酒のオンザロック


“半文居”の新たな伝説があゆみはじめた夜。その場、その時に居合わせた幸せを感じながら、次々と訪れるお客の邪魔にならぬようにお店を後にしたのです。

“本物の大人”だけの空間、“KENZO ESTATE(ケンゾー エステイト)・広尾”=広尾グルメ

港区南麻布4-12-25 南麻布セントレ1FTel. 03-3448-0555

営業時間 14:0023:002230ラストオーダー) ・ 定休日 無休



“KENZO ESTATEケンゾー エステイト広尾は、ゲームメーカー・カプコンの創業者、辻本憲三氏が個人として運営するカリフォルニア州ナパにあるワイナリー・“ケンゾーエステイト”の直営レストランである。


というより、ワインがもっともおいしく飲めるために創られた料理が供されるお店と言った方がよいのかもしれない。


したがって、このお店はワイン愛好者が主として集うお店であり、未成年者の入店は原則、禁止である。

エントランス

そうしたお店へワインに素人の私ごときがうかがうのは非常に失礼にあたるのだが、共通の知人のお祝いということで、畏敬する大先輩がセッティングをされたため、恐る恐る広尾のKENZO ESTATE”へ足を踏み入れた次第である。

個室
当日、利用した個室

KENZO ESTATE”が日本でも知る人ぞ知るというワイナリーであることを、わたしはこの日、初めて知ったものだが、店長でソムリエでもある常盤さんが、丁寧にワインの説明をしてくださり、素人も肩を凝らすことなく、和やかな時間が過ごせた。

当日のワインラインナップ
当日のワインのラインナップ・右端より順番にサーブされた

当日、供されたワインは、“プランAの各90ml”というものに、ロゼを加えたものであった。

まず、“2012 yui(結)”(ロゼ))

2012 yui(結)
2012 yui

2012 asatsuyu”(白)・“2009 asuka(明日香)”(赤)

2012 yui・2012 asatsuyu・2009 asuka
2009 asuka に、2012 asatsuyu

2009 rindo(紫鈴)”(赤)

2009 rindo(紫鈴)
2009 rindo

2008 murasaki()”(赤)

2008 murasaki(紫)
2008 murasaki

2009 ai(藍)”(赤)

左端、2009 ai(藍)
2009 ai

 

と、上の6種類であったが、ネーミングはすべて辻本氏の奥様がなさるそうで、例えば、ロゼの“yui(結)”は、白と赤を合わせた色合いという意味合いとKENZO ESTATE”が目指すブレンドワイン、異なる品種を結び合わせ最高のワインを造るという深い意味合いを籠めて命名したのだという。

また“asuka(明日香)”は、辻本氏の出身地・奈良橿原市に因み、隣接する明日香村の名をつけるが、明日の香を目指してワイン醸造に取り組んでゆくのだという心意気を籠めて命名されたそうである。

ワインひとつの名前の謂れを知ることで、“KENZO ESTATE(ケンゾーエステイト)”のワイン醸造に懸ける真摯な姿勢が、強烈に伝わってくる。

メニュー
当夜のメニュー

一方、お料理はコースをお願いしていたが、これがまた半端でなく美味しい。

ポタージュスープ
アミューズ・キタムラサキの冷たいポタージュ

順番に供されるワインに適(あ)うよう、それぞれの料理はくっきりと味が立った味付けがなされ、いたく感心させられた。

ムール貝のフレッシュバジルマリネ・夏野菜と
冷たい前菜・ムール貝のフレッシュバジルマリネ

ひとつひとつの素材も厳選されたものであり、久しぶりにいただいたアワビのステーキなどは身がコリッとしながらも柔らかく、おいしかった。

蝦夷アワビのステーキ
温かい前菜・蝦夷アワビのステーキ、肝のソース
小笠原産尾長鯛のブレゼ
魚料理・小笠原産 尾長鯛のブレゼ

もちろん、トリゥフが添えられたフィレ肉もナイフがす〜っと入るほどに軟らかで、舌にとても美味であった。

黒毛和牛フィレ肉のロースト・サマートリュフソース
肉料理・黒毛和牛フィレ肉のロースト

名物のKENZOカレーが〆の料理として出てきたが、これがワインを飲んできた口に無性に合うのには正直、驚いた。

KENZOカレー
KENZOカレー

デザートもまさに奢った口をしずかに落ち着かせるのだろう、出しゃばり過ぎない味で、完食である。

ココナッツブラマンジェ
ココナッツブラマンジェ

”KENZO ESTATE”は、2230が料理のラストオーダーとなっているが、それ以降、午前4時まで簡単な乾きものでワインを嗜む愛飲家は利用可能とのことであった。二次会としてお使いいただいて結構ですよとのことであったが、なるほど、そうしたお洒落で落ち着いた二次会の利用も考えて見られてはどうだろうか。


まさに、ここ“KENZO ESTATE”には、熟成した本物の大人たちがゆったりとした時間を愉しむためのぜいたくな空間がいつでも用意されているのである。

若夫婦が選んだ西新宿のイタリアン、“カッフェ アロマティカ”はコスパも最高!

中野区弥生町1−4−6  筺В娃魁檻械械沓粥檻坑毅隠


息子夫婦がよく通う若者好みのインテリアなイタリアン、“カッフェ アロマティカ(Caffe Aromatica)”で、誕生日の食事会を開いた。


弟の家族もジョインし、総勢八名のにぎやかなパーティーとなった。お店は一階(10席)と地下(10席)に客席を擁す、こじんまりとした造りとなっている。

一階・店内
一階の客席:カウンター席とテーブル席3組

われわれは地下の奥の6人用テーブルに8人で着席したが、テーブルがゆったりとしていたので、不便なことはなかった。

B1です。手前に8人掛けのテーブルがあります
奥の6人席から撮った地階のお席

息子夫婦は、いつもはアラカルトでメニューをオーダーするとのことだったが、この日は8人の大人数ということで、コース料理で了解してほしいとのお店の要望であったという。


こじんまりとしたお店である。メニューの制約というか、融通を利かさなければ、こだわりある料理をリズムよくサーブするのは中々に難しいのだと感じた。


と同時に、アットホームな雰囲気。居心地の良い空間。そしておいしいお店というものは、お客のあたたかい理解を得ながら共に育ってゆくものなのだなとも感じたところである。


さて、食事会は、冷えたシャンパンでお祝いをして始まった。

冷えたシャンパンでお祝いです

そして、コース料理がスタートした。

最初のオードブルに、軽く、ソフトサラミとオリーブが出される。もう赤ワインが欲しくなり、オーダー。結局、当夜は2本空けてしまった。

セッティング ソフトサラミとオリーブ

次に真蛸の柔らか煮と白インゲン豆のビューレ・グアンチャーレ添えが出る。これは変わっていて、みんなおいしいと評判であった。

真蛸の柔らか煮と白インゲン豆のビューレ・グアンチャーレ添え

次いでパスタが二種類出てくる。これが若夫婦が通う理由なのかな・・・。

帆立と葉キャベツのタリアテッレ(きし麺のようなパスタ)のトマトソース和え。

帆立と葉キャベツのタリアテッレ・トマトソース

子羊肉の赤ワイン煮込みと揚げ茄子のカラマーリ。

子羊肉の煮込みと揚げ茄子のカラマーリ

これもそれぞれ趣が異なり、飽きが来ない。おいしいパスタでお腹が膨らみます。


そしてメインに岩井豚のロースト。オレンジの蜂蜜ソース。


岩井豚のロースト・オレンジのハチミツソース
柔らくておいしかったですよ

デザートがナッツトとドライフルーツのカッサータ(アイスケーキ)。もちろん、エスプレッソも出てきました。

ナッツとドライフルーツのカッサータ デザートは誕生日の特別仕様でした

合同誕生日の二人にはイタリア語で、“Buon Compleanno”、“誕生日、おめでとう”と書かれ、蝋燭が一本、飾られたデザート皿が振る舞われた。


蝋燭の火を消した二人に一斉に“オメデト〜”。二人は30歳台。

彼らにとって誕生日は、まだまだいいものなのだなぁと笑顔を見ながら、あらためて思った。

シェフの小板橋さん
シエフの小板橋さんがお見送り。おいしかったですよ、ありがとう!

味はもちろんのこと、お洒落な盛りつけ、きめ細かいサービスもあり、若者好みのインテリア。若夫婦の選んだ西新宿のイタリアン。


“カッフェ アロマティカ”、コスパも最高のお店と見た。

青梅市・“吹上しょうぶ公園”の花菖蒲は今が盛り、30日まで!!

青梅市・“吹上花しょうぶまつりHP

いま、花菖蒲が満開とのニュースを観て、梅雨の合間にと早速、青梅市吹上にある“吹上しょうぶ公園”を訪れた。

長井系・出羽万里
長井系・出羽万里

“吹上しょうぶ公園”は圏央道青梅ICより5km、中央道八王子ICより20km、JR青梅駅より徒歩約15分のところにあり、山間に深く切れ込んだ、いわゆる谷戸(ヤト)地一帯2.1haが公園となっている。

いわゆる”谷戸”です
浅い谷が切れ込んだ谷間の地・多摩丘陵に多い”谷戸(ヤト)”という地勢である

パンフレットには、「貴重な谷戸地を保全するため、霞丘陵の一角、勝沼城跡歴史保全地域に囲まれた谷戸および、その周辺の歴史的資源を積極的に活かし、花しょうぶを主体とした公園として整備」と、説明されている。

駐車場から・奥にしょうぶ公園があります
駐車場の奥に”吹上しょうぶ公園”が広がる

園内は畑地が30区画ほどに分けられ、江戸系・肥後系・伊勢系・野生種・長井系・米国種・雑種、約10万本の花しょうぶが植えられている。

花しょうぶ、盛りです

鑑賞形式は回遊式となっているが、土の道、板敷の道ともに幅が広く、休憩ベンチもほど良く点在し、よく整備されていたので、足が不自由なわたしでも安心して歩くことが出来た。

花しょうぶを楽しむ人々
ゆっくりと鑑賞ができる回遊公園

それと望外の喜びだったのが、なんと半夏生の花と白く粉をかぶったような葉が見られたことである。京都建仁寺の両足院以来の半夏生との再会であった。

水辺に咲く半夏生 突端にわずかに緑を残す葉も
これぞ半夏生
見事な半夏生である

さらに“ミズカンナ”という初めての水生植物にお目にかかったのも、

初めてです、ミズカンナ 自信作・ミズカンナ
珍しい植物である・・・ミズカンナ

それでは、花しょうぶの万華鏡の世界をじっくりと写真でお楽しみください。

これから雌蕊へもぐり、蜜を吸います
まずは花しょうぶの雌蕊にまさに潜り込もうとする蜂を撮りました
長井古種・日月 長井古種・野川の鷺
長井古種・日月            長井古種・野川の鷺
肥後系・秋の錦 米国種・ピンクフロスト
肥後系・秋の錦             米国種・ピンクフロスト                 
肥後系・日の丸一号 肥後系・白玉兎
肥後系・日の丸一号            肥後系・白玉兎
肥後系・蒼茫の渉
肥後系・蒼茫の渉


こうやって撮った写真の数を見ていると、わたしは長井系の素朴な花しょうぶが好みのようである。 

菖蒲だらけです

みなさんはいかがであろうか。それを確かめに“吹上しょうぶ公園”へ急がれては。

伊勢系・衆華の誉 菖蒲だらけ!

“吹上花しょうぶまつり”は6月30日までである。

新緑のなか、山の藤が見事!!

大滝経由でアプローチするルートで大岳山(オオダケサン・東京都で5番目の高さで標高1266m)に登った家内が、深山に咲き誇る見事な藤の写真を撮って来てくれた。

滝の如き山藤
雪崩れる山藤

遠くに山藤、近くにはノダフジの房も垂れ、藤三昧だったと自慢した。

ノダフジ
ノダフジ・蔓が右巻とのこと

そこで、家内の描写の世界に身を置き、わたしは、独り、瞑想し、一句ものしたのである。

山の藤
そして、豆知識といおうか、初めて知ったのが、一般的に藤棚に垂れる観賞用のフジはノダフジといって、蔓の巻き方が右巻だそうです。
新緑のなか、フジの花がそこここに顔を出す
一方、山藤は蔓が左巻きなんだそうです。さらに、花の房(正式には花序というみたいですが・・・)がノダフジよりも短いのだそうです。そして、山藤は本州中部以西の山野に自生しているということで、大岳山あたりの藤は山藤ではどうもないようですが、写真で見るかぎり蔓の巻き方も分からず、どなたか、この山の藤が何という名か教えていただけないでしょうか。

蘇民将来(ソミンショウライ)の心が映えるおもてなしの京風割烹、日本橋・”OIKAWA(おいかわ)“

“日本橋OIKAWA”で季節感あふれる粋なランチはいかが?(2015.4.20)

中央区日本橋2-15-8

03-3272-0757


OIKAWA・MAP

江戸橋一丁目交差点を南へ昭和通りの一本裏筋に、京料理店とは思えぬロゴを掲げる“OIKAWA”はある。 

”OIKAWA”と読みます
OIKAWAと読みます

20127月開業のまだ新しいお店である。京料理のたん熊で修業されたという、まだまだ若い笈川智臣(オイカワ・トモオミ)さんが店主の京風割烹である。

OIKAWA

玄関口に、 “蘇民将来子孫家門”の護符が注連縄に吊られていたのが印象的である。早速に、パチリ!!


玄関に”蘇民将来子孫家門”の護符が吊られている
玄関には”蘇民将来子孫家門”の護符と脇に三方に載せられた飾付がある

引き戸を開け入店すると、わたしがグルメの極意につき常々ご指南いただいておる女性陣お三方が、“どうして一番暇なご仁が一番遅いの?”ってな顔をなさって、待ちかまえておりました。


何を隠そう、“OIKAWA”はそのお一人が紹介してくれたもので、わたしは久しぶりのご新規のお店ということで楽しみにしていたのだが、方向音痴のうえ、お店の外観など写真に収めたりと忙しく、遅参となった次第。


カウンター下にセットされたLEDや壁面に飾られた掛花入れを引き立てる仄明るい光の演出が、おだやかで、奥ゆかしい店内の雰囲気を造り出している。

掛花入れも清楚
間接照明が美しい掛花入れ

カウンター席が6席、入口左手に8人のテーブル席の和室があるのみの、まさに瀟洒で粋な店づくりである。

お座敷
8人まで入れるテーブル式の御座敷です

さて、着座と同時にビールが注文されると、先付けが目の前に手際良くあらわれた。小鉢も和洋の取り合わせで、なかなかお洒落である。

胡麻豆腐キャビア添え  筍と粟麩と烏賊の木の芽和え
ごま豆腐のキャビア添え     筍と粟麩と烏賊の木の芽和え

次にエンドウ豆のすり流しに昆布を粉にして寒天でまとめた・・・だったっけ・・・、そんな手の込んだ具材と白身魚とが入った・・・スープ・・・

エンドウ豆のすり流し、柚子の花・・・

お造りは淡路島産の鱧と鳥貝。鱧につける梅肉も京都から取り寄せたという“こだわり”の一品でした。

お造り・鱧と鳥貝
鱧と鳥貝のお造り

湯引きの鱧はあまり好みでないわたしが、“これ、おいしい!”と思ったのだから、笈川さんの腕は半端じゃないのでしょう。それと俎板へ叩きつけてから包丁でさばく鳥貝も甘くておいしかった。


それからスッポンの茶碗蒸し。

スッポンの茶碗蒸し
スッポン、見えますよね

柚子を効かせた山椒味噌でいただく京都牛・・・

京都牛
京都牛だそうです

その一品、一品に舌鼓を打ちながら、食通の女性陣は笈川氏との料理談義に花を咲かせ、いたってご満足の態。その笑顔が一段と美しさを増していたのは、美味なお料理の所為(セイ)か、それともイケメンの所為か・・・、いや、いらぬ詮索でありました m(__)m


お料理も終盤。箸休めの九種盛が出て参りました。

箸休め・九種盛

わたし目はこれを見るや、俄然、お酒の注文に力(リキ)が入ったのでした。


ビールのあとは店主お薦めの”船中八策”を
最初に薦められた”船中八策”

大好きなちりめん山椒やふき味噌など、など・・・


日本酒もお料理に合わせて笈川氏にお任せしたが、“船中八策”にはじまり“有加藤(アリカトウ)”、“満寿泉”など・・・、おいしくいただきました。

大吟醸・満寿泉
大吟醸の”萬寿泉”

女性陣が、“OIKAWA”自慢の“長野県産・幻の米”を 、土鍋で炊いたご飯を“おいしい〜”と食べているのを横目で見ながら、わたしはまだ九種盛のツマミで、黙然と大吟醸を口に運んでおりました。

長野県産・幻の米
これが”長野県産・幻の米”です

その御蔭で、とうとうこの温かな炊きたての“幻の米”を口にすることなく、店をあとにすることとなったのでした。憎っくき“満寿泉”っていうのは、お門違いというものでした(その“幻の米”はちりめん入りのお握りにしていただけたので、帰宅後、家内と半ぶんこして食べました。冷えても粒が立っていておいしかったですよ!)。


そして、宴もとうとう最後となるのだが、その最後の最後に、この“OIKAWA”、サプライズが待っていました。


デザートに小豆とバリーの炭酸割りが出てきて・・・


デザート・小豆とベリーの炭酸割り

〆に、お抹茶と“京菓子司・彦九郎”の干菓子が供されたのです。


京菓子司彦九郎
人形町・彦九郎

そのお茶請けを目にした途端、これまでお料理にこれ素敵とか、わ〜っとか、きれいとか、さんざん感嘆の声をあげてきた客人(マロウド)たちは、止めを刺されたかのようにただ呻き声を漏らすしかない状態に陥らされるのである。

人形町京菓子司・彦九郎の干菓子
つなぎ団子のお皿に人形町京菓子司・彦九郎の干菓子がアレンジされていた

お皿の上にならぶその干菓子は、まさに、“ ○|||| ” という形状をしていたのです。


まさに“OIKAWA”のロゴではありませんか。しかも彩りまでそろえたお持て成しであり、牛頭天王(ゴズテンノウ)を持て成した蘇民将来(ソミンショウライ)の清らかな心映えがこちらの心に沁み込んでくるような、そんな清々しい時間がこの小さな空間に流れたのでありました。


こうして、もうみんな興奮覚めやらぬなか、笈川ご夫婦のお見送りを受け、牛頭天王ならぬ、グズ天王のわたしは家内の待つ龍宮城へ向けて旅立って行ったのでした・・・


店頭には蘇民将来が牛頭天王をもてなした“粟”飯の葉柄が一輪差しに活けられておりました。

粟の茎柄が門前に飾付されていた
手前が”粟(アワ)”の葉柄です

帰り際に笈川氏からこれは“粟”ですよと教えられた。そして、“OIKAWA”というお店が、蘇民将来のやさしい心根に沿った本物のお持て成しを目指すお店であることを確信したのである。


そして、笈川氏が夏にはこの入口に茅の輪を置きたいんですよねと言われた。いわずと知れた、牛頭天王が蘇民将来の子孫たちに“流行病に罹らぬように腰に着けよ”と教えた“茅の輪”のことである。


日本橋・“OIKAWA”へゆけば、美味しいお料理とあたたかなお持て成しが待っている。そして、無病息災にも与れる。こんなお店・・・って、ほ〜っておけませんよねぇ〜

深大寺“なんじゃもんじゃ”の花が満開(2013.4.24)

厚い雲におおわれた今日、深大寺へ盛りは今週いっぱいという満開の花を観にいった。 

深大寺
深大寺山門

先般、深大寺へ参拝した時に気がついた“なんじゃもんじゃ”という奇妙な名前の木の花がいま満開であるとのNHKの地方ニュースを2日ほど前に観たからである。 

リボンのような花
”なんじゃもんじゃ”の花はなんだかリボンのよう・・・
舞い落ちた”なんじゃもんじゃ”の花です
舞い落ちた花弁です

とても忙しい家内が今日しか時間がないというので、曇り空で写真撮影にこだわりをもつわたしは、今日の天気はかなり条件は悪いと思ったものの、止むを得ず女房の尻を追っかけて訪ねることにした。

かえでの中に”なんじゃもんじゃ”
カエデの紅と”なんじゃもんじゃ”の清楚なホワイトのコントラストが見事!!

まずは本堂に参拝し家族の健康を祈った後、左手にある“なんじゃもんじゃ”の木の下へ立った。

青紅葉と紅紅葉を脇に控える”なんじゃもんじゃ”
新緑のカエデと紅のカエデの間に”なんじゃもんじゃ”

英語名で“snow  white”というそうだが、実際に目で見て、なるほど木の枝に雪が一面に降り積もったように見えたのには驚いた。駐車場のご婦人が教えてくれたのだが、夜にはライトアップされるのだそうで、それはまた一段と美しいのだそうだ。

”snow white”の名前通り、雪が降り積もったよう
ほんとうに雪が積もっているよう・・・

駒札の説明にあったように日本で自生するのは岐阜県、愛知県、長崎県対馬と不思議な分布になっているのも謎めいている。

”なんじゃもんじゃ”説明板
駒札の説明

この奇妙奇天烈な名前の樹、学名はモクセイ科の“ヒトツバ・タゴ”というのだそうだが、やはり、黄門さまがこの奇妙な花をつけるこの樹の名を訊ねて、村人が「はて、ナンジャモンジャわからんのう」と応えてから、この“なんじゃもんじゃ”という俗称が定着したというほうが、いかにもおかしみに溢れ、好ましい。

新緑あふれる深大寺門前通り
深大寺門前町も新緑があふれていました

“なんじゃもんじゃ”御覧のあと、人影もまばらな門前の憩処・“雀のお宿”で、珈琲で一服。

雀のお宿
”雀のお宿”という茶店で一服
くず餅と珈琲
くず餅、イカッタ〜!!

黒蜜と黄な粉のかかったくず餅が添えられた珈琲に、満足、満足のわたしであった。これもそれも、“なんじゃもんじゃ”さまのお蔭である。

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