彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

自然

異常気象っていうのかな・・・正月から梅が満開

酉年が明けました。家内に言われて庭に出ると玄関わきの梅の木に花が一輪・・・
梅一輪
( ^ω^)・・・なんてものじゃなく、枝によっては満開状態をていしている。
もう、梅が満開
蕾も結構、ふくらんでいます
どうも元旦には開花していたようだが、孫や姪っ子たちの喧騒軍団に占領されたわが家、落ち着いては花のことなど思いも至らぬ心理状態。誰からもこの異常事態についての報告はなかった。
正月飾り
うるさかったお正月
わが家の小さな庭に梅の木は二本ある。ひとつは息子が生まれたときに、当時、住んでいた社宅があった新宿区から希望者に記念樹木の進呈があった。

今は亡き父がこれをもらいに行ってこの庭に植えたもの。少なくとも38年はたっている。この木は日当たりの関係からいつも玄関わきの梅の木より開花がずいぶんと遅れる。だから、今年ももちろん開花はまだである。
こぶしの蕾も大きく膨らんでいます
こぶしの蕾も今年は早めに膨らんでいるような・・・
この玄関わきの梅の木は家内の父から結婚祝いにといただいた盆栽である。若いころ、盆栽の手入れもわからずに枝ぶりがよいなどと口走ったものだから、讃岐は高松の盆栽がわが家に鎮座した。ところが案の定、見事に枯らしてしまった。

打ち捨てるのも可哀そうと家内が庭に植えておいたのが、なんとなんとこんなに大きな梅の木に育った。おそらく枯れ木と思っていたものからヒコバエが芽吹き、こうした命が継がれていったのだと思う。

そう思うと、わが家の庭には今は亡き二人の父から命を託された二本の梅の木があるのだと今頃になって気づいた。

なんとまぁ不肖の息子だといまさらながら、あきれ果てた正月であった。そんなことを思い起こさせてくれた梅の木に感謝せねばなるまい。

それにしても、この地球、健全な命をつなげていける自然環境は確実に破壊されていることは確かである。


2016年・全国の紅葉狩り色とりどり(来年の紅葉狩りの参考に)

2016年も残すところあと二週間ほど。

6・若松寺(じゃくしょうじ)の紅葉
若松寺(じゃくしょうじ)の紅葉(山形県天童市)
2016年は熊本大地震や東北初という台風上陸といった天変地異やEU各国で勃発したISISによる無差別テロ、英国のEU離脱、押し寄せる難民問題など国内外で自然災害や大事件、難しい人道問題など環境問題も含め内外情勢は混迷の極みといってよい。

 

こうした色とりどりの頭が痛くなるような問題はのちに譲るとして、ここではゆるりと日本各地の紅葉の色とりどりを振り返ってみたい。いつも息苦しくなるような話ばかりでは気も萎えるし、人生楽しくない。

 

季節感がずれてきたような昨今の気象であるが、それゆえに来年の紅葉鑑賞の一助となるよう、今年、わたしが巡った各地のその時々の紅葉状況をここに記録しておこう。この二か月にわたる色とりどりの写真を振り返ってみて、季節の移ろいも土地々々でこんなに違いがあるんだ、この国は意外と広いもんだと実感した。

 

陰惨で悲惨で理不尽な事件や自然災害が多すぎる猿年だったが、こうした各地の紅葉の色とりどりはまたある一面、自然の限りない慈しみや恩恵にわれわれは抱かれて生きているのだ、大きな自然の営みと比べれば人間の存在なんてほんとに小さなものなのだと、改めて思わざるを得ない。

 

我が家の2016年の紅葉狩りの始まりは、信州の白駒の池である。ここは標高2100mにある湖のため紅葉は同じ信州といっても他所より二週間ほど早いのが常である。


例年、10月の三連休ではタイミングが遅くなり、湖畔の紅葉はほぼ終わりといった状態であった。そこで、今年は少し早めの10月4日に訪れたが、今年は逆にあと数日ほどあと、まさに三連休のあたりがどうもピーク(ブログ記事・2016年の白駒池(しらこまいけ)の紅葉は10月8日から10日の3連休が見ごろ
)であったようで、世の中、そううまくいかないものだと知らされたトホホの紅葉狩りのスタートであった。

白駒池の紅葉
10月4日の白駒池の紅葉(長野県南佐久郡)
その日、白駒池からメルヘン街道(国道299号)を下り、湯みち街道(県道191号)へ入り、標高1500mにある御射鹿池に立ち寄った。その時、撮影したのが次なる写真である。

御射鹿池の紅葉未だし
色づき始めた御射鹿池(長野県茅野市)
標高差600mというのはやはりこれだけの色づきの違いがある、自然は正直だともろもろ感じ入った秋の一日であった。

 

次に日本列島でも有数の東北の紅葉である。時期がドンピシャといかぬのが紅葉狩りと春のお花見。その日はいつとヤキモキする気持ちやついに盛りに出逢えた時の感動が日本人の心の琴線を微妙につま弾くのだろうか、その感動を求めて衝動的にみちのくの旅へと向かった今年。


まずは、松尾芭蕉の「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」の句であまりにも有名な立石寺・山寺(山形市)。標高350mほどにある仁王門の10月30日の紅葉です。

3・紅葉の中に立石寺・仁王門
立石寺・仁王門と紅葉(山形県山形市)
標高400m余の立石寺・奥の院の少し下にある開山堂から見た修行の岩場・釈迦が峰の景色。

30 開山堂から紅葉の立石寺
山寺の雰囲気を満喫した秋の景観(山形市)
次が翌日の朝に訪れた天童市の若松寺(じゃくしょうじ)の境内の黄葉です。

31 天童市若松寺の観音さまと黄葉
10月31日、若松寺の観音様と紅葉(山形県天童市)
10月31日の若松寺になります。地元でもなかなか見られない月山が鐘楼前の高台から見えて儲けものだとタクシーの運転手さんが言っておりましたので、一枚どうぞ。

若松寺から月山を拝す
若松寺鐘楼前から遠くに月山が見えた(天童市)
その日、天童駅から山形新幹線に乗り、郡山で磐越西線に乗車。途中、猪苗代駅で下車、猪苗代湖と湖畔に建つ有栖川宮の別邸であった天鏡閣と庭園(福島県猪苗代町)を見学。その時の天鏡閣の紅葉です。

31 天鏡閣煉瓦門から邸内紅葉を見る
天鏡閣入り口の紅葉はみごと!(福島県猪苗代町)
10月31日の状況ですが、日当たりの関係で早いやつはすでに落葉していましたが、盛りのものもあるといったまだら模様でした。

31 天鏡閣庭の紅葉
10月31日の天鏡閣の色づく庭園
次は翌朝の11月1日、会津の東山温泉の旅館・向瀧(会津若松市)の百合の間から中庭に色づく楓を撮ったものです。

1 百合の間から向瀧旅館と中庭の紅葉
11月1日 百合の間から中庭と向瀧の連なる棟を見る(福島県会津若松市)
向瀧の建物自体が国の文化庁・登録有形文化財第一号に指定され、各部屋も文化財という趣のある旅館でした。30数年ぶりの再訪でしたが、当時はこうした中庭の風情や伝統建築に興味を覚えた記憶はなく、年齢を重ねるのも一概に悪くはないなと感じたところでした。

1百合の間から
向瀧・百合の間から11月1日の紅葉
東北の旅の最終日(11月1日)はまず鶴ヶ城(会津若松市)へ向かいましたが、雨模様に色づく堀を芸術的に撮ってみました。

1 鶴ヶ城お堀の紅葉
11月1日の色づく鶴ヶ城のお堀
次は雨が降りだした城内を天守閣から空撮?しました。

1 鶴ヶ城天守閣から城内の紅葉を見る
天守閣から雨に煙る城内の紅葉をみる

帰京後、家内が仲間と箱根、11月16日に河口湖へ一泊旅行で楽しんだ紅葉の景色です。
八王子甲州街道多摩御陵手前
甲州街道・八王子の多摩御陵前の銀杏並木(2016.11.16)
箱根早雲山からの紅葉
早雲山から箱根の山の紅葉だそうです(2016.11.16)

次は11月20日の東京・昭和記念公園の紅葉です。

20 昭和記念公園 秋の景色
夕闇迫る昭和記念公園、木々の色づきが美しい(東京立川市)
秋の黄昏の風情がただよう素敵な写真になっていませんか。次は園内にある日本庭園の紅葉です。外人も多く訪れるすごい人出でした。

20 昭和記念公園 日本庭園の色づき
昭和記念公園日本庭園の紅葉(立川市)

その翌日に家内の実家の高松へ向かいました。11月22日の四国の屋島(高松市)の紅葉です。復元された日本書紀に出てくる屋島城(やしまのき)の見学に行った際に撮りました。

22 屋島南嶺に紅葉
11月22日 紅葉と屋島(香川県高松市)
屋島寺の手前にある血の池に色づく紅葉です。昔、源平屋島の合戦で武士たちが刀の血をぬぐった池だと伝わっています。

22 紅葉を散らす屋島血の池
屋島寺 血の池を赤く染める紅葉(高松市)

11月25日、岡山県にわたり古代山城・鬼の城(きのじょう・総社市)を見学。

26 鬼ノ城と紅葉
展望台から鬼ノ城と紅葉を(岡山県総社市)
1400年前の景観だとロマンを掻き立てられた秋の景色です。

26 高石垣から屏風折れ石垣と東門など鬼の城全貌
遠くに屏風折れ石垣、山腹が色づく(総社市)
屏風折れ石垣と下のほうに鬼の城の東門を見る絶景のなかに色づく木々が見えます。

そして、鬼の城約5kmを巡る山行の最後に出逢った鬼城山(きじょうさん)山頂に立つ楓が一本、とても印象的でした。

00・鬼城山頂上の紅葉
楓の下には真っ赤な落ち葉が・・・(総社市)

12月1日の名古屋市の熱田神宮を参拝。本宮の千木の向こうに黄葉が見えます。

1 熱田神宮本宮と黄葉
12月1日 熱田神宮本宮の千木と黄葉(愛知県名古屋市)
境内に色づく楓です。太陽の光があればもっときれいだったのですが。

1 熱田神宮境内の紅葉
熱田神宮境内の紅葉 晴れていれば渾身の一枚のはず

以上、2016年の紅葉狩りの総括をしてみましたが、やはり異常気象の影響でしょうか、楓の葉っぱが日に焼けていて、全国的にみずみずしさに欠けている印象であったのは残念です。日本らしい紅葉はやはり温暖で湿潤な気候に恵まれた年に目にすることができるのだと感じたところです。

 

来年の紅葉狩りの計画を立てる際の目安として、今年の日付と各地の紅葉具合が参考になればと思いアップしました。来年こそ世相も気候も穏やかで心休まる年であってほしいと願って紅葉レポートを終わります。



2016年10月4日の八千穂高原の紅葉、見頃はこれから。白樺群生林で秋風を纏う!!

2016年10月4日、御射鹿池(みしゃかいけ)は色づきはじめ、紅葉の見ごろは中旬から下旬!
2016年の白駒池(しらこまいけ)の紅葉は10月8日から10日の3連休が見ごろ

(当ブログの写真・記事等の無断転用を禁じます。) 

八千穂高原は北八ヶ岳の東麓に広がる高原であるが、2016年の紅葉の見頃は10月中旬から下旬とみたのでご報告。

1・10月4日の八千穂レイクです
2016年10月4日の八千穂レイク、紅葉はまだまだ先
10月4日の八千穂レイクはこんな感じで、紅葉の見頃にはまだまだという状況。

 

今回は自然園を訪ねなかったが、ここが実は紅葉の穴場である。10月下旬には園内には“もみじ橋”風雅な名前の橋も架かり、盛りのころには紅葉・黄葉が目を楽しませることは請け合いである。

2・八千穂高原自然園内・もみじ橋
八千穂高原自然園内 もみじ橋(2015年8月撮影)
八千穂高原自然園、今年は11月6日(日)まで開園している。冬期は閉園となり、来年の4月の下旬に開園となるので紅葉鑑賞に訪れる際には注意のこと。

 

10月下旬から11月上旬の頃は、国道299号線(メルヘン街道)沿いのカラマツ林の豪勢な黄葉を目にしながら麦草(標高2127m)峠を越え、八千穂高原へと下っていくのも一興である。

18 麦草峠越え
メルヘン街道麦草峠
まず、麦草峠の少し手前に日向木場展望台標高1950mがある。

4・メルヘン街道沿いの日向木場(ひなたこば)展望台
日向木場展望台
真下にある駐車場に車を停め、すぐ上の木造展望台から正面に南アルプスを見る。この日は日本第二の高嶺、北岳がくっきりと見えた。また、すぐ眼下にカラマツ林が広がっているので、盛りにはさらに絶景が楽しめる。

5・手前カラマツ林と南アルプス北岳を望む
この日は最高の眺望。北岳もくっきり
そこから麦草峠を越えてすぐに佐久(R299)と韮崎(R480)に分岐するポイントがある。

6・佐久と韮崎分岐点
分岐ポイント
ここに“レストハウスふるさと”がある。駐車場も広々しており、天気の良い時にはぜひ小休止をお勧めする。というのも、ここからの浅間山の眺望はそのふもとに広がる佐久市街も一望でき、すばらしい景色であるからである。

7・浅間山と佐久市を一望
浅間山と佐久市が一望できる絶景ポイント
そこを出て、佐久方面に299号線を5分ほど下ってゆき、看板のところで右に曲がると、そこが本日お目当ての“日本一白樺群生地”である。

8・白樺群生林をつらぬく林道
白樺群生地をつらぬく一本道
この辺りの紅葉のピークは白駒池の紅葉時期より大体、2週間ほど遅れるのが通常であるので、もしピンポイントで尋ねたいと思われる方は八千穂高原自然園(0267-88-2567)に問い合わせをしてから出かけるのがよい。

9・八千穂高原自然園管理棟
八千穂高原自然園管理センター
今年の秋は雨天の日が続き、蓼科散策も思うようにいかない。この10月4日も、台風18号の影響から不安定な天候のなか一日だけ晴天というので、八千穂高原の紅葉には早いが、青空のもとで白樺の群生林を散策したいと八千穂高原へと向かった次第である。

10・八千穂レイク周辺案内図
八千穂レイク周辺案内図
約200haの敷地に50万本の白樺が群生しており、熊笹のなかに整備された高原の小径は恋人とのデートには最適なコースである。

11・群生林の散歩道
白樺林の散歩道
この日は大正解。前日の雨もあり、数日間が天気が不安定だったこともあり、群生林には物好きな客もおらず、青空のもと二人合わせて130歳という高齢カップルではあるが、二人だけの森の散歩を心置きなく堪能できた。

12・秋空に白樺
秋空に映える白樺
実際に道を隔てた八千穂レイクには恋人の聖地に認定されたスポットもあるので、輝ける未来が待つ若いカップルはこちらも一緒に訪ねると、その効能?は抜群である。

13・恋人の聖地の認定碑と八千穂レイク
恋人の聖地認定標と八千穂レイク
この日は好天ということで、のんびりと糸を垂れ太公望を決め込む釣り客があそび、その先には浅間山が見渡せる、数少ない秋の行楽日和の景色ではあった。

14・太公望と浅間山
太公望と浅間山
湖畔にはコーヒーやソフトクリームを提供するカフェがあり、われわれは休憩を兼ねてテラスで湖を眺めながらおいしいソフトクリームに舌鼓を打った。

15・ソフトクリームと八千穂レイク
ソフトとレイクとシラカバ
白樺群生地の一番の見頃は5、6月のミツバツツジやレンゲツツジが花開き、樹々の新緑が萌えるころがよいという。しかし、秋の一日に人影も見えぬ高原の散歩道を老夫婦がのんびり人生の歩をすすめてゆくのもこれまた一興である。

16・白樺の群生林
秋の好日の白樺群生地
紅葉だけではなく、美しい風景がそこここに転がっている秋の八千穂高原。
17・秋の信州・メルヘン街道から
メルヘン街道・薄と信州の山並み
秋の信州の穴場である。小さい秋を見つけに信州の町々を訪ねられてはいかがでしょうか。



2016年10月4日、御射鹿池(みしゃかいけ)は色づきはじめ、紅葉の見ごろは中旬から下旬!

2016年10月4日の八千穂高原の紅葉、見頃はこれから。白樺群生林で秋風を纏う!!
2010年、御射鹿(みしゃか)池の紅葉、見頃は10月23日(2010.10.18)

(当ブログの写真・記事等の無断転用を禁じます。) 


1・定番のアングルでの御射鹿池です
2016年10月4日の御射鹿池は色づきはじめ
白駒池の帰り、夕刻になったが久しぶりに御射鹿池を訪れた。すると御射鹿池周辺の道路の拡張工事が進んでいた。

2・道路幅拡張
御射鹿池横の湯道街道は拡幅工事中
駐車スペースも同時に拡張される様子で、これまで路肩駐車を余儀なくされていたものとしてはありがたい。以前は御射鹿池の排出口の小さなスペースに4,5台停まるのが精々であったから、これで心置きなく御射鹿池のミラーレイクぶりを堪能できることになる。

3・湖畔へは入れません
湖畔への立入禁止。ちょっと無粋な柵です
そして、工事の関係だろう湖畔への立ち入りが禁止されており、ちょっと残念な気分。それでも道路から撮ったのが以下の写真である。

4・きれいです
柵の上から撮りました
2016年10月4日の御射鹿池の紅葉はまだ色づき始めといったところ。

5・紅葉にいま一歩
紅葉はいまいち、でもミラーレイクぶりはさすがです
ただ、角度と日差しによってやはり湖面の美しさは大きく変わる。

6・ミラーレイクです
ちょっと色模様もあります
この日もそう滞在時間は長くなかったが、いい写真も撮れたようだ。

2、3名の写真愛好家がいつものように一眼レフを片手に熱心にその一瞬をとらえようと構えていた。

7・まさに鏡です 御射鹿池
湖面に写る緑
当方はいつものキャノンのSX710HXでパチパチとそれこそ普段着の御射鹿池を撮る。

8・トンボが停まる御射鹿池
湖面の草にとまる蜻蛉
こちらが気楽な心持だとミラーレイクのほうも構えぬスッピンの顔を見せてくれる。

10月の残りの日々、紅葉が盛りを迎えるにつれ、少しよそ行きの顔を観光客に見せ始めるのだろう。

9・御射鹿池
これからが紅葉本番です
でも、いつも思うが、東山魁夷さんもすばらしい場所をよくぞみつけたと感心しながら、また、来年、お会いしましょうと帰路についた。



2016年の白駒池(しらこまいけ)の紅葉は10月8日から10日の3連休が見ごろ

10月4日の白駒池(しらこまいけ)の紅葉である。

4の白駒池
2016年10月4日の白駒池の紅葉状況
今夏の猛暑や10月に入ってからの夏のような暑さのぶり返しなど1日の寒暖差も少ないため、紅葉自体の発色は今一つの感は否めぬところ。そこで、ちょっと写真を加工してみると・・・

3・幻想的・・・これも紅葉
幻想的・・・でも、少々やりすぎですね
そうはいいながら、まずは標高2115mの高地にある白駒池の10月4日の紅葉を写真にてご鑑賞のほどを。

4・きれいです黄葉
ここの辺りに紅葉が集中
手前の紅葉を少し入れてパチリ。

5・2016 SIRAKOMA
どうですか、この高揚感、いや、紅葉観・・・
ちょっと芸術的に撮ってみたのはいかがでしょうか。

6・白駒池もミラーレーク
どうです。この色合いは・・・
これなども好きな一枚です。

7・樹間の紅葉
樹間の紅葉もいい感じ
4日の紅葉状況から見て、この3連休が白駒池の紅葉の衣を鑑賞するにはもっとも手ごろな時期と判断した。

8・白駒池の紅葉
ミラーレークの紅葉
4日の昼過ぎも団体バスが2、3台やってきていたが、駐車場は待つことなしに入れた。

9・駐車場
広い駐車場が国道299号の両脇にあるが・・・
3連休はできたら朝早めに白駒池に到着するのがよい。相当な観光客が押し寄せることは間違いない。すると道路にたくさんの車が駐車するといった状況に。

 

日照が期待できたら、照葉紅葉に加えて、白駒池の小道を囲む原生林は苔類の緑の競演でわれわれの目を楽しませてくれるはず。

10・白駒池のコケ類
トウヒ、シラビソの樹木をおおう苔、苔、苔
日本蘚苔類学会からこの白駒の森は「日本の貴重なコケの森」に選定されている。なんと485種類ものコケ類に森がおおわれているというのである。
11・白駒の森を覆いつくす苔
まさにミドリの絨毯です
異常気象がつづく天候ではある。だからこそ、ひとときそんなことを忘れ、紅色と黄色にくわえてモスグリーンといった色彩の小世界に遊んでみてはいかが。



猛暑の八月、北八ヶ岳ロープウェイで天空の坪庭(ピラタスの丘)に涼む

(当ブログの写真の転用・二次利用を禁じさせていただきます)


昔は冬、ピラタススキー場、夏はピラタスの丘、あるいは坪庭と呼んでいた場所である。

1・チロル風のロープウェイ乗り場です
北八ヶ岳ロープウェイ乗車口

現在は、夏場は坪庭、冬はピラタス蓼科スノーリゾートと呼ばなければいけないらしい。

2・北八ヶ岳ロープウェイ乗り場
スイスに来たみたい

その懐かしいピラタスの丘に涼を求めて娘と家内と3名で定員100名という大きなロープウェイで標高2237mの高所にある山頂駅まで登っていく。

3・1北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅
山麓駅に停まるロープウェイ

この北八ヶ岳ロープウェイはふもとの山麓駅(標高1771m)から八ヶ岳連峰のひとつ北八ヶ岳を構成する北横岳(標高2472m)と縞枯山(標高2403m)の鞍部に広がる通称坪庭と呼ばれる平坦地を結ぶロープウェイである。

3・ロープウェイ

この日、行き違うロープエェイからいくつもの紅葉のような手が振られていた。夏休みであることを実感する。また、ロープウェイからの景色は天気とも相まって、さすがに痛快であった。

4・ロープウェイからの景色
2016年8月、素晴らしい景観です

そして、右手に広がる縞枯(しまがれ)山の縞枯現象を目にするが、その自然のメカニズムはまだ解明されていないという非常に珍しいものである。

5・縞枯れ山 縞枯れ現象
縞枯現象

この現象は山全体が枯れ木の山になっていくのとは異なり、年々、山腹の縞枯れのエリアが移動してゆき、山自体、山林はずっと生き続けてゆくのだというから奥深い自然の営みのひとつといってよい。


実際に、30余年前に見ていた縞枯山の緑の比率は変わっていないと言い切ってよく、景観に大きな変化は認められない。


また、運がいいと鹿やニホンカモシカをロープウェイから認めることができるが、この日はその幸運には恵まれなかった。そんな興味満載の搭乗もわずか7分ほどで山頂駅に到着する。

6・北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
山頂駅

山頂の温度は真夏の昼間で20度前後、朝夕は10度を下回ることもあるという。この日は寒いと感じるほどではなかったが、ヒンヤリとした涼風が坪庭を吹き抜けてゆくのがわかる。そして、山頂駅からすぐに雄大な坪庭の景観が見渡せた。

7・1坪庭の全景 前方の高台が溶岩台地
山頂駅からの坪庭の景色

この不思議な景観は八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地ということだが、すり鉢状になった目の前の場所は平坦地になっており、山上に突如、天空の草原があらわれたようなそんな奇妙な感覚にとらわれる。

7・天空の草原
天空の高原

ここに溶岩台地をめぐる周回コースの散策路が整備されている。一周約1000m 所要時間約30〜40分で廻ることができる。


平坦地をのんびりと歩いてゆくと、溶岩台地へ登る急な石段にぶちあたる。初めてではないとはいえ、足の不自由なわたしである、ちょっと気合を入れて最初の一歩を踏み出す。

8・最初、急な石段があります
溶岩台地へ急登です

杖を片手に足元に注意しながらゆっくりと登って行く。手すりがつけられているので思ったよりは楽な急登? 日本百名山一筆書きの田中陽希さんじゃあるまいし・・・であった。

9・第一休憩所まであと少し
あと一息で第一休憩所

登り切った先に第一休憩所があるが、その直前の路端に赤い実をつけたかわいいクロマメノキを見つけた、いや、家内が見つけてくれた。こちらは急登で足先を見つめることで精一杯の状況であるのだから。

10・クロマメノキ
クロマメノキ

その少し先にあざやかな黄色の花を咲かせたキリンソウが咲いている・・・と教えられる。

11・キリンソウ(麒麟草)
キリンソウ

荒涼たる溶岩の瓦礫のすみに隠れるようにして咲く可憐な高山植物。その生命力、自然の営みのたくましさに心底、頭が下がる瞬間である。


ようやっと第一休憩所に到着する。あぁ、そこからの展望は絶景である。

12・第一休憩所からの景観
なかなかな絶景です

急坂の疲れをここで癒し、いよいよ溶岩台地へと足を踏み入れる。

13・坪庭に広がる溶岩台地
太古の落とし物・・・

太古に山頂に噴出した溶岩が露出し転がっているそのさまは不気味で、怪異とすらいってもよい。そんなとき、大きな奇岩が目の前をふさぐように屹立している。

14・1奇岩もいっぱい
ポンピドー美術館でもお目にかかれぬアヴァンギャルド

生半可なアヴァンギャルドよりも数段、前衛的な自然の彫刻である。

そして、溶岩台地には這松(はいまつ)が叢生しており、その中の周遊路をさらに進んでいく。

14・這松(ハイマツ)と溶岩のなかをゆく
這松を分けて歩く感じ

視界いっぱいに多彩な溶岩が飛び込んでくるが、これが早朝であったとすると、人っ子一人いなかったとすると・・・と考えると、背筋が凍るような寒々とした情景である。遠くに見える縞枯れが一層、その気持ちを募らせるのである。

15・太古の溶岩が山頂に広がる 遠くに縞枯れ現象
まさに溶岩台地、遠くに縞枯現象

そんな這松以外に生き物の息遣いを感じることができぬ天空の世界をテクテク歩いていく。その心中の思いとは裏腹に吹き渡る真夏の風はことのほか頬にやさしい。

16・溶岩台地を歩く
瓦礫のなかを歩くよう・・・

しばらくして、ようやくというか溶岩台地を後にする木製階段に到達する。

17・溶岩台地から階段で下の木道に出ます
急勾配だが木製階段がしっかりしているので安心

この下りも急勾配であるが、手すりも整備されたしっかりとした階段であり、ここはゆっくりと下りれば何の問題もない。


下の木道を歩き出すと、すぐに薄桃色のハクサンフウロの花をわたしが見つけた。

18・ハクサンフウロ
今年もよろしく・・・ハクサンフウロ

大好きな高原の花である。目に飛び込んでくるのだろう。すると、すぐ先にシナノオトギリソウという黄色い花が見えてきた。

19・シナノオトギリソウ
シナノオトギリソウ

溶岩台地の荒涼たる色彩世界のなかから生還した身には、黄色という色は活力にあふれた命をイメージさせることに気付いた。標高2237mの散策路の路端には命の賛歌を歌うようにいろいろな草花が目立ってくる。緑の草のなかに小さな白いオダマキの花を見つけた。

20・白いオダマキ
白いオダマキの花

次にくっきりとした黄色が目立っている金露梅は自然と目に飛び込んでくる。

21・キンロバイ(金露梅)
目立ちたがり屋の金露梅

すると、えっ? ワレモコウが咲いているではないか。ここはもうとっくに秋が舞い降りてきていることを知らされる。

22・もうワレモコウが咲いていました
ワレモコウがもう咲いている

今年もはや夏が過ぎようとしているのだ・・・光陰矢の如し・・・

物忘れ、新しい知識欲の減衰・・・老化の兆候が色濃く迫って来たわが身に、この花はなんじゃ? 名前も知らぬ花である・・・

23・この花は?
あなたの名前は?

調べる気力とて欠乏したわたしである。誰か教えてくだされ・・・


足弱な娘と麻痺をかかえるわたしを伴い、一人元気な家内との坪庭散策も約50分で無事、終了、下山の運びとなった。

24・定員100名の北八ヶ岳ロープウェイ
下界に戻ります

足早にロープウェイに乗り込み、山麓駅という俗界へとまたわが身を沈めに降りて行った。山麓駅の建物内は広く、軽食が可能な大きなスペースやTシャツなど衣類や特産のコケモモジャムやドレッシングなど豊富な食材もお土産として展示されている。

25・ロープウェイ改札口へ お土産もたくさんあります
品ぞろえ豊富なショップです

あっという間に世俗の垢に染まったわたしと娘は、コケモモ・ミックスソフトクリームなる悪魔の誘いにいとも簡単にからめとられ、ご覧のようなおいしそうな写真のものを手に、いや、口に入れたのである。

26・苔桃ミックスソフトクリーム
濃厚なミルク味のバニラにコケモモの酸味がほどよくてオイシイ!
コケモモのフルーツソースと胡桃味噌
コケモモのフルーツソースと胡桃味噌を土産に買いました

そして、隣接する蓼科アミューズメント水族館を20年ぶりで訪ねてみた。

27・蓼科アミューズメント水族館
蓼科アミューズメント水族館

これだけ高地にある水族館も珍しい。そして、すべて淡水魚の水族館である。

28・高原に泳ぐ熱帯魚
魚種も豊富な水族館です
真夏でもさわやかなここ蓼科で、熱帯魚観賞もまぁこれはこれで乙なものだと、館内をゆっくり廻って、俗世から天空の浄地へ、そしてまた、下界の日常に戻っていった短くも奥の深い真夏の一日を過ごした。2016年の夏もあと少しで終焉を迎える。


今日から八月、錦織圭が頑張った早朝、六輪もの朝顔が咲いた!!

(当ブログの写真の転用・二次利用を禁じます)

1・太陽が差し込まぬ間のひと時

朝顔が咲いた・・・

今朝はATP1000イリーズのロジャーズカップ2016の決勝戦。

5時半に起きて、錦織圭選手とジョコビッチ戦の第一セットの第8ゲームからのテレビ観戦。第一セットは6−3で敗退。


そして、第二セットに入ってブレイクを許すも、すぐにチャンスをものにし、取り返す。なかなかの好ゲームで、錦織圭もジョコビッチをいらつかせる場面も出て、あと一息というところで、ジョコにワンブレイクアップを許し、惜しくも敗退。

2・上にも二輪の朝顔が・・・
上にも二輪の朝顔・・・

ちょっと前はジョコビッチとの対戦は、相当の力の差があると感じていたものが、今日、の第二セットのゲームはジョコ攻略も射程圏内に入ってきたと思わせるショット、ラリーが随所に見受けられた。

3・ここにも一輪
ここにも一輪・・・

早起きした甲斐はあったと窓外を見やると、朝顔のグリーンカーテンに紫の花がいくつも咲いているのが目に飛び込んできた。

4・朝顔、咲いた
たくさんの朝顔が・・・

数えてみると六輪の花が咲いている。こんなに一度に咲いたのを見たのは初めてだねと家内と話しながら、写真を撮った。


・・・もう今年も八月・・・月日が経つのは本当に早いねと語り合った盛夏のさわやかな朝である。



2015年の晩夏の蓼科、八千穂高原自然園を逍遥

孫がやって来て慌ただしかったお盆。娘や息子夫婦も帰っていった翌日、蓼科の山荘へ向かった。最近はグループホームへ入ってしまった娘もいっしょに来ることも少なくなり、山荘へは家内と二人で行くことがとみに多くなった。


雨模様の日々が多いとの天気予報のなか向かった蓼科であったが、移動した日の17日に弱い雨が降っていたほかは幸いにも曇り日和の穏やかな天気がつづいた。


その曇り晴れのお天気の一日、メルヘン街道(国道299号)をひたすら駆け上がり、麦草峠を越えてから佐久方面へ下ったところに八千穂高原自然園はある。

1・麦草峠

その自然園へ辿りつく前、麦草峠を越えてから5kmほど下った標高1706mのところに“レストハウスふるさと”という食事処がある。

2・レストハウスふるさと

食事の必要がなくともぜひここで休憩をとって欲しい。

3・標高1706m

というのも、そこからの絶景がお勧めなのである。佐久の町を見下ろし、その向こうに浅間山が見える。この日は山頂に雲がかかり残念ではあったが、雲のない日であれば超絶景スポットであることは請け合いである。

4・雲に隠れた浅間山・レストハウスふるさとから

この写真でここで味わえる解放感は皆さんに届くのではないだろうか。

その絶景を楽しんで10分弱でいよいよ八千穂高原自然園に到着する。

5・八千穂高原自然園管理棟
八千穂高原自然園管理棟

お盆も過ぎたということだろうか、園内に人影は少ない。一周するのに30分コース(白の径)、50分コース(青の径)、80分コース(緑の径)と三コースあったが、われわれは緑の径をゆき、途中で青の径へ入って2時間弱をかけてのゆったりとした散策であった。

6・八千穂高原自然園園内
自然園園内

園内には滝や湖もあり、散策路の路傍にはもう盛りは過ぎた高原の夏の花や秋の気配を届ける花など目を楽しませてくれる見どころがたくさんある。


まず、飛龍の滝にぶつかる。

7・飛龍滝

落差は大したことがないのに、その瀑布の音はまさに森閑とした森の中に千丈の落差を感じさせるものである。


次にもみじの滝へ向かうが、道端の可憐な花が訪う人々を迎えてくれる。

8・フシグロセンノウ  9・ツリフネソウ
フシグロセンノウ             ツリフネソウ

立ち止まっては一枚。

10・苧環(オダマキ)  11・ナンバンハコベ(ナデシコ科)
苧環(オダマキ)             ナンバンハコベ

また、一枚。

12・カワラナデシコ
カワラナデシコ

そして、また、一枚・・・

13・コウリンカ
コウリンカ

と、なかなか散策の径の捗(はか)が行かない。もちろん、時間はいくらでもあるのだから・・・急ぐ必要はさらさらない。


やがて、もみじの滝に到着。

14・もみじの滝

この滝は小ぶりであるが、趣のある好みの滝である。ほんとに小さな滝壺がまた可愛らしい。


そして、もみじ橋と名付けられた木橋はなかなか乙なものであった。

15・もみじ橋

途中で蜻蛉が蕾に停まっているのを見つけた。パチリと一枚。

16・蜻蛉
見事なショット!!

そして、緑の径の奥にトリカブトの花が咲いていた。

17・トリカブト

初めて見たが、思ったほどの毒々しさはなく、この根っこに猛毒が宿っているとはなかなか信じがたい。


そして、途中から青の径へ入り、遊亀湖の畔に出た。

18・遊亀湖

園内の渓流をせき止めてできた湖だということで、流出口には堤防状のコンクリートが流れを塞ぐように立ちはだかっているのだが、この人工的な景観がなぜだかストンと胸に落ちる不思議な景観であった。


そこを過ぎると、もう管理棟へまっしぐら。往きに通り過した鹿害防護柵をめぐらした園内を通過する。そこにはようやく花をつけ始めたというヤナギランが見えた。

19・ヤナギラン

そのヤナギランの脇に黄色も鮮やかなアキノキリンソウが咲いていた。

20・アキノキリンソウ

最近の鹿害はますます大きくなり、信州の高原のいたるところでこうした無粋な柵を見受けるが、これも美しくも可憐な花を守ってゆくには当然、必要と思わねばならぬ。


そう云えば、この日、別荘地内で小鹿に遭遇した。

21・小鹿かがいました

カメラを向けてもキョトンとした可愛らしい瞳でじっと見つめられると、そうした鹿の害も大変だと感じつつも、つい、かわいいと思ってしまうのもこれまた正直な気持ちではある。


八千穂高原自然園へ出たあと、少し先にある白樺の群生地と八千穂レイクを訪ねた。
白樺の群生地は予想以上の景観で、今度は青空がぜいたくに広がった日にゆっくり来ようと二人で語り合ったほどに、なかなか雰囲気のよい場所であった。

22・白樺群生地

また、そのすぐ横にある八千穂レイクは“恋人の聖地”に認定されたのだとか。

23・恋人の聖地 八千穂レイク

白樺群生地と八千穂レイクを二人でゆっくり語り合いながら散策すれば、なるほど、恋も成就するだろうなと感じさせる↗↗なデートスポットでもあった。


そんないろいろなことを心に映しながら、2015年の蓼科、晩夏の一日は静かに過ぎていった。そして、こうした時間がゆったりと流れゆく人生のステージにわれわれ二人はもう立っているのだとしみじみと感じさせられた一日でもあった。




 

 

2015年度の花見三昧 都立滝山公園(滝山城跡)の山桜は圧巻

滝山城跡は国史跡に指定されているとのことだが、都立の滝山公園(八王子市高月町)としてその景観、丘陵の地形がほぼ往時のまま保護されている。初めて訪れてみて、その規模と地形の保存状態にビックリした。

6 中の丸からの眺望
中の丸から拝島?の方向を一望

ここからの眺望もさることながら、吉野の山桜もこれをそのまま同心円に拡大したのだろうと想像してしまうほどに素晴らしく豊かな景色である。

6 山桜、見事です
山桜の壮観さを堪能

それに加えて、ここはちょっとお城オタクにはたまらぬほどのスポット。

滝山城へいたる堀底道
二の丸へ向かう堀底道 この旧坂を登っていきます

複雑な丘陵を活かした戦国時代の城郭の地形がほぼそのままの状態で残されており、尾根筋から見下ろす大曲輪や千畳敷跡空堀、土塁などは圧巻である。

6 滝山城中の丸
滝山城の中の丸

歴女が訪ねれば、一日、城攻めの攻防に夢を馳せることのできる大規模な城跡で、関東随一の規模を誇るといわれた城郭が天然の要害であったことを肌で実感できる貴重な遺跡であるともいえる。

6 引橋から本丸の枡形虎口を見る
中の丸から本丸へ引橋 突当りに枡形虎口

よくぞ、これまで乱開発されずに自然な形で保存されてきたなと正直、驚いた。

6 本丸に立つ滝山城址石碑
本丸跡に滝山城跡石碑

さて、戦国の世に身を置き妄想の世界に遊んでいたところ、中の丸へゆく途中で突如、家内がスイカズラ科のニワトコの花が咲いているという。あまりに喜ぶものだから写真を撮った。わたしには変哲も何もないただの木に見えてしまうのだが・・・

6 スイカズラ科 ニワトコの花が咲いていた
ニワトリ・・いやニワトコの花です(4月6日)

家内は一週間前にも、かの前世が植物学者の泰斗であったに違いないとわたしがひそかに思っている女史と一緒にここを訪ねている。その時にはこのニワトコは蕾だったのだと家内はいう。その時、命は一秒一秒を確実に刻んでいっているのだという当たり前のことに感動する家内を少しうらやましく思ったことは事実である。

30 ニワトコの蕾 一週間前
3月30日のニワトコの花のつぼみ

そして、ニワトリかニワトコかさえもよくわからぬわたしには、少々、それほどに喜ぶことなのだろうかと女心の不可解さにも久方ぶりに感じ入ったところでもある。


それから三の丸から尾根伝いに古峯ヶ原園地へ向かっていると、また、「見て!見て!」とはじまった。


今度はリンドウ科のフデリンドウという花が咲いているという。これも一週間前に訊ねた際に見つけていた花だという。

6 フデリンドウそろい踏み
小さな花です フデリンドウ

たくさん咲いていると路傍ばかり見ているのも、花見に来ているのに、ずいぶんと不思議な光景だな・・・なぞと思いながら、どれどれとそのはしゃぐほどの花を見てやった。すると、おっ・・・かわいい・・・この年の大の男がとも思ったりもするが、美しいものは美しい、かわいいものはかわいい。それでよい。

6 滝山城址のフデリンドウ
家内が必死でローアングルから撮りました

そう素直に言える人間になりたいものと、ちょっと小さく心のなかで思わせた可憐な花がフデリンドウであった。

蕾がかわいいので、この写真も撮ってほしいというので撮った。だから、ここに掲載する。

6 フデリンドウと蕾
後ろに立っているのがもう少しで花になる蕾です

戦国の山城というよりちょっとした丘陵の風情のなかでそのなりのままの山肌に植わる山桜。

6 大曲輪の山桜
この日はなんとか天気がもっていました

幹が根元で10本ほどに分かれひょろひょろと空へ向かって高く伸びる山桜。

滝山城跡桜の園

なかなかに見事である。人工的でないのがさらによい。来年も必ずここに来ようと思った夢想空間の爽快な場所である。



 

 

2015年度の花見三昧 新宿御苑・多磨霊園・高幡不動・浅草寺

今年の桜は開花が予想より早く、開いたと思ったらもう満開ですと慌ただしいことこのうえなかった。花見日和に生憎、予定が入っていたりとタイミングも悪く、そんなこんなで、実はこれぞお花見〜というショットが今回はあまりない。


さらにお天気の具合が今一つといったことで、やや充実感に欠ける“お花見”レポート

になることをまず申し上げておく。


そして、二回に分けてアップすることになるが、一回目が4月3日の新宿御苑。4月5日の多磨霊園、4月6日のおまけの高幡不動尊、4月7日の浅草寺の桜。2回目がそんな不作の今年の花見のなかで、ちょっと新鮮な驚きを感じた4月6日の都立滝山公園(八王子市)は少しくわしく案内することにする。


それでは、日付順にどうぞ。

4月3日の新宿御苑、これは家内が友人とランチ込みの花見(花より団子)のショットです。

1・2015年の新宿御苑の花見
曇り空の新宿御苑

風が強く、曇り日であったため、爽快な花見というわけではなかったそうだ。

2 桜と旧御涼亭
桜と御涼亭

ただ、風のおかげで、この桜吹雪は見事にその雰囲気が出ているので採用した(偉そうにという家内の声が聴こえそうではある)。

3 新宿御苑の桜吹雪
桜吹雪・・・おみごと!!

4月5日の多磨霊園の桜並木。

4・4月5日多磨霊園の桜並木
もう葉っぱが出てきています

その二、三日前のニュースで満開の映像が流れていたので、急遽、花見ついでの墓参となった。

5 至る所、桜、桜
多磨霊園内のそこここに桜の樹

そんな心がけであるから、途中からパラパラと雨が落ちてくるといった天候で、まぁ、霊園の花見だからこれはこれで風情があると負け惜しみのひと言。

5 霊園内の桜も満開
やはりきれいです・・・

そして、我が家の菩提寺は、梅が中心で桜はこの枝垂桜のみであるので、ここに掲載する。根元近くのハナモモがきれいだったので、これもまぁいいかと・・・。

5 菩提寺の枝垂桜とハナモモ

4月6日は滝山城址公園へ行く途中に、高幡不動尊の桜もまだ何とか大丈夫だったので、一枚アップしておく。

6 高幡不動尊の桜
車中から一枚、高幡不動尊の桜です

4月7日は平成中村座の公演を見に浅草へいったので、浅草寺境内の桜もまだ何とか残っていたので、どうぞ。これまた、雨模様の天気で色合いが今一つで残念であった。

7 浅草寺五重塔に桜
浅草寺の五重塔と桜

ただ、たまたま伝法院が公開中とのことだったので、初めて小堀遠州の庭を拝観した。

7 伝法院庭園よりスカイツリーと五重塔
大書院の屋根越しにスカイツリーと五重塔

その大書院の横に大きな枝垂桜があった。

7 浅草寺伝法院の枝垂桜

これも空が青かったらなぁと、嘆息。真青なる空より枝垂れ桜かな・・・とはいきませんでしたな。



しかし、こんなりっぱな庭がこの都内にあったとは、東京はなかなか奥深いと感慨にふけったところであった。




 



湧水の都・安曇野の早春を賦す

(当ブログ内の写真・記事等一切のコンテンツの転用を禁じます)

湧水の郷、安曇野を歩く その1=NHK「おひさま」ロケ地・陽子の通学したあぜ道(2011.8.9)
穂高温泉・安曇野、泊まってみたい宿=にし屋別荘(2011.8.23)
穂高温泉郷・安曇野、泊まってみたい宿=なごみ野(2011.8.28)
穂高神社で幻のザラメ味噌煎餅に遭遇、癖になる旨さ!!(2015.4.12)

3月29日、全国のトップをきって東京でサクラが満開になったと発表された。わたしたちはその前日から一泊で安曇野を訪ねていた。

1・早春賦

そもそもは穂高神社への参詣が目的であったが、あたりに車を駆るうちに安曇野の清澄な風景を目にし、その魅力を再認識した。

2・穂高神社拝殿
穂高神社拝殿

参詣後に「ひょっとしてわさびの花が咲いているかも」という家内の言により迷わず大王わさび農場に向かったが、それが大正解。

3・水車のある風景
水車のある風景

いつもは(5月から10月)黒いネットで覆われ、こんなに広々とした開放感のもと、わさび田を一望することはできない。

4・わさび田一望
一望にわさび田

その整然と畝が立てられたわさび田の面が早春の陽光を浴びて白く輝いて見える。点々と白い斑のように光るもの・・・、目を凝らすと・・・あっ・・・やはり、わさびの花だ・・・

5・わさびの花
わさびの花

ここでは一日12トンという湧水量を誇るわさび田の真清水が畝々を潤す。

6・真清水がわさび田の畝に湧き出る
清冽な真清水が畝をうるおす

この水は外部から引き込んでいるものではなく、この一面のわさび田の下から湧き出でる伏流水なのだという。しかもその流水が含んでいる養分のみでわさびは育つのだそうだ。

7・蓼川と万川の透明な水の流れ
湧水を流す蓼川と万水川

まさに安曇野は自然と共生し、自然からの賜りもので生きているといってよい。

8・早春の安曇野を駆る
安曇野を駆る

常念岳の頂には真っ白い雪がまだまだしっかりと残っている。

9・冠雪の常念岳
常念岳

しかし、安曇野の里には小さな春がたしかにやってきている。

10・早春の安曇野

東京がもう満開だと桜を愛でる頃、ここ安曇野にはようやく早春の腑が奏でられる季節がやって来る。




淡雪を散らしたごとく、秩父の節分草(セツブンソウ)は満開でした

さぼりにさぼった彦左の正眼、誰かさんから早くUPしなさいと尻を叩かれ、リ・スタートはまず、大好きな花めぐりのご報告から。

00・一面に節分草
節分草(セツブンソウ)が一面に・・・

3月11、12日で春の訪れを告げる花々を求めて秩父を訪ねた。特にセツブンソウを観てみたいという家内の希望で、秩父郡小鹿野町にある節分草園(両神小森)の見ごろの時期に合わせることになった。

0・キレイ

そこで、泊りは、目的の節分草園に近い国民宿舎両神荘を予約した。

1・国民宿舎両神荘
国民宿舎 両神荘

花園ICで関越自動車道を降り、途中、長瀞で宝登山山頂にある蝋梅園と梅百花園にも立ち寄った。時季は蝋梅が少しでも残っていれば・・・梅が少し咲き始めているはず・・・と、帯に短し襷に長しと中途半端であったが、かなり意欲的な?(世上、それを欲張ったと云う)計画を立てた。


その両日は、関西方面や北海道、日本海側が荒天という気象条件のなか、関東だけは申し訳ないほどのお出かけ日和であった。午前10時45分、宝登山へ到着。早速、ロープーウェイで頂上へ。

2・宝登山ロープウェイ
宝登山ロープウェイ

山頂駅の広場では福寿草がお出迎え。

3・福寿草

そして、急階段を軽やかに?昇り、奥宮を参拝する。

4・宝登山神社の眷属・山犬が鎮座する奥宮
眷属・山犬が狛犬の宝登山神社・奥宮

そのすぐ上が標高497mの宝登山山頂である。

5・宝登山山頂

そこから秩父山地にある二つの百名山である両神山(標高1723)と甲武信ヶ岳(こぶしがだけ・同2475)が見晴らせた。

6・宝登山山頂から両神山を見る

山頂の真下に広がっているのが、東蝋梅園であった。見ごろは既に過ぎていたが、青空を背景に何とか遅咲きの蝋梅を楽しんだ。

7・東蝋梅園の蝋梅
抜けるような青空にのんびり屋の蝋梅

冠雪の秩父山地をバックに撮られた玄人の写真をまねようと試みたが、何せ蝋梅の花が少なすぎ、やはり満開の時でないとそんなショットはとても無理とつぶやいた。

8・両神山と蝋梅
両神山を背景に蝋梅を・・・

それを耳にした家内が云うには、それでもアングルの取り方がかなり難しいのではとの辛辣なコメント。まぁ、今回は腕が試されずに幸いであったということか・・・


山頂から下りかけに梅園が山腹に張りつくように広がる。梅の方はこれから満開となるところである。今日あたりは一斉に開花したのではなかろうか。

9・山腹に広がる梅百花園
この週末は見ごろでしょうね

ここからは武甲山が見渡せるので、梅と武甲山の揃い踏みが撮れるので、おそらくこの週末当りはアマチュアカメラマンが押し寄せ、この山肌にカメラレンズの砲列が並ぶことになるのだろうと想像した。

10・紅梅と武甲山
何とか武甲山をバックに紅梅を撮ってみました

梅園を跡にして、椋神社を経由していよいよ節分草園へと向かうことにした。

到着したのは14時40分。閉園が16時半であるので、ゆっくりと堪能が可能である。

11・受付入り口
節分草園の入口

山間の傾斜地に自生しているため、底冷えする山気が直接、襲うので、閉園間際や天気の悪い日は、相当着込んでいかないと鑑賞どころではないと感じた。

12・傾斜地に節分草が自生する
寒々とした山の斜面一面にセツブンソウ

当日はほんとうに幸いかな気温も暖かく、絶好の鑑賞日和であったが、前日は寒さでじっくりと鑑賞するどころではなかったと売店のおばさんが教えてくれた。


セツブンソウはキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草である・・・とWIKIPEDIAに書いてあった。和名はやはり節分の時分に花を咲かせるので、この名があるというが、それくらい想像はつく。

00・まあまあ

園内に足を踏み入れると、陽射しの関係で一面、真っ白に見える箇所がある。

13・節分草の群生

これって、満開・・・と目を凝らすと実に山肌一面に淡雪のごとく節分草の花が咲いている・・・とわたしが嘆声を発した。

14・淡雪
淡雪が降りたみたいですね・・・

すると、家内が白い花に見えるのは萼片(がくへん)で、花びらではないのよとご教授くださる。

15・きれいです

ありがとうとお礼を言いつつも、内心、興ざめさせるな!!と小声でつぶやく真正理科音痴。あぁ、小学校でもっとしっかり理科の授業を聴いておけばよかったと反省。


花弁自体は退化して黄色の蜜槽となり、多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいるのだそうな。

16・花弁が黄色
接写しました・・・小さな黄色の点々が花びらですからね

家内が必死に携帯で接写していたので、わたしが鮮明な映像を撮ってやった。

どうだ、これが節分草の萼片(白)と花弁(黄)と雄蕊と中心にあるのが雌蕊であります。

17・花弁と萼片
クリックして更に拡大してください、黄色の花弁の先は二又です

それとかわいいと叫ぶので、蕾が開花しかけの花も撮りました。うん、なるほど結構、かわいらしいと思った。

18・つぼみ
つぼみも可愛らしいですね

そんな節分草園。そんなに人は多くはなかったが、われわれは園内を端から端まで探検しつくし、写真も丁寧に撮ったため、通常の人は20分ほどで一周するものを50分もかかってしまった。

19・白のコントラスト
自生する節分草、自然は大切にとほんとうに思った景観です

家内は満開の節分草に出会えて、それはそれは満足のご様子でありました。

わたしは出口の売店で大好きな干し柿を土産に買って、それはそれで満足の体で、当日の宿泊先、両神荘へと車を走らせたのでありました。




 

2014年、紅葉の高尾山、11月20日頃が見ごろ

11月13日の快晴の一日、強欲にも紅葉と富士山とスカイツリーを見に行こうと、高尾山への登頂を試みる。京王線・高尾山口駅を降り、ケーブル駅へ向かう道にあふれる登山客にびっくり。

1・京王線・高尾山口駅前からケーブル駅へ
高尾山口駅からケーブル駅へ向かう人、人、人

平日というのに高齢者の御一行様でなかなかの人出。小学校の遠足以来の山頂踏破を目指すわたしも、それには、正直、呆れてしまう。

ケーブルカーに行列を作ることはなかったが(土日は行列がすごいのだとか)、この乗車率は半端じゃない。

2・行列がなくとも乗車率は?%・・・
麓のケーブル・清滝駅

山頂に着くと、その乗客たちはあっというまに山のなかへ溶け込み、私たちの視界からどんどんと姿を消してゆく。皆さんの健脚にまずは素直に脱帽 ”(-“”-)”


まずは薬王院を目指して一号路(表参道)を歩くが、野草園の付近でまず紅葉、見っけ!!

3・野草園近くの紅葉

やはり紅葉は陽の光が当たって“何ぼだね”などとまずは余裕のコメント。

浄心門もあっという間にくぐりぬける。

4・浄心門のあたり
浄心門

そして二股に分かれる場所にやって来た。家内の説明で左にゆくと男坂、右にゆけば女坂だという。

5・左が男坂、右が女坂
左:男坂 右:女坂

帰り道にゆるやかな坂の方が良くはないかとのサゼッションで左の男坂に進入。急な階段が見えた。

6・108段の男坂

煩悩の数の108段あると言われたが見た目で実感できず、平気だよと豪語。手すりに支えながらではあるが、スピードを落とさずに一気に登り切る。

7・この急坂を一気に
急勾配でした

脈拍は鰻登り、息はゼイゼイ!! この齢で見栄を張るものではないと素直に反省。爾後、スローペースへと一気にギアチェンジ。ゆっくり歩いてゆく。

8・薬王院への道
杉の苗木の寄進者名札が続く道。30万本の京王電鉄が最高でした

小さな子供さんにも抜かれながらも10分ほどで山門に到着。

9・山門

山門脇の紅葉も始まっている。緑の葉叢のなか秋の陽光に黄色や紅色が浮かび上がり、美しい。人々もしばし足を止め、頭上にかかる紅葉に目を輝かす。

10・山門脇の紅葉

薬王院の本堂にはちょっとした階段を昇る。そこに仁王門が待ち構える。

11・本堂から仁王門を
本堂から仁王門を見る

その仁王門をくぐると本堂はすぐ正面である。われわれも線香を焚き、痛い膝に煙をまぶし、平癒を願う。本堂へ昇り、賽銭箱にお賽銭をあげる。


みなさん、真剣にお祈りをしている。むずかしい世の中である、わかるわかる。みんな頑張っているんだよね。

12・高尾山・薬王院本堂
薬王院本堂

本堂の両脇の壁には高尾山の修験の象徴である大きな天狗の面が掛かっている。

13・本堂左手の天狗面  14・本堂右手の天狗面

天狗様のご加護を身に纏い、次に薬王院本社へと向かう。ここも急勾配の階段を昇った先に朱塗りの鳥居がある。その鳥居の横に朱色を打ち消すほどの鮮やかな紅葉が真っ青な秋空に映えて、これぞ、紅葉といった景色である。

15・薬王院本社の鳥居脇の紅葉

鳥居の正面すぐに色鮮やかな彫物で装飾された見事な建物がある。東京都の重要美術建造物に指定されている薬王院本社で、正式名称は飯縄権現堂である。

16・薬王院・本社

その絢爛豪華な本社を後にして、奥の院不動堂へ向かう。ほんのわずかな距離である。建物は宝形造のいたって簡素な造りとなっている。

17・不動堂
奥の院

奥の院にお参りして、いよいよ、山頂踏破は近い。アップダウンが続くが、道には板が敷かれていたり、舗装がされており歩行に困難はない。そして、緩やかにのぼる坂の先に山頂の広場の気配が見えて来る。

18・山頂が見えてきた

そして、山頂の広場に出た。小学校の遠足以来の登頂である。もっと広い平坦地を予想していたが、工事中の幔幕で覆われた個所もあり、えっというような狭い場所である。

19・山頂です

ここら一帯に坐ってお弁当をひろげ、ワイワイガヤガヤと・・・4年生はあの当時、4クラスであったから二百名余の人数がここに坐ったはずなのだが・・・

半世紀以上も前の懐かしい光景は・・・にじんで・・・そして輪郭はおぼろげで・・・そして喉を通る唾はなぜか甘酸っぱくて切ない・・・


広場を少し下った先に富士山の見通せる展望台のような張り出しがある。天気がいいので、人もすごい。

20・富士山の見える展望台辺りはすごい人
富士山に少し雲がかかる

小さな浮雲を頂きに添わせた冠雪の富士山が見えた。何度も来ている家内もくっきりと富士山が見える日は少ないのだと、当日はいたくご満悦である。

21・富士山遠景
なかなかクリアーな富士山

アップの富士山もしっかりと撮った。

22・富士山のアップ
どうです、冠雪の霊峰は・・・

富士山をバックに一人ずつ交代で写真に収まる。何枚、富士山の写真撮ったかって、数えたら45枚に及んでいました。さすがに、バッカじゃないのと我ながら呆れているところであります。


そこで当日のメインでもある高尾山山頂の紅葉の写真をどうぞ。

23・紅葉です

秋の空に映える紅葉。街中の紅葉と違い、青空と紅葉以外に何も映っていないのが何とも清々しく、痛快である。

24・秋の絶景

それからこの一枚、富士山と紅葉はいかがでしょうか。ちょっと、うらやましくないですか〜

25・富士山と紅葉
ちょっと雲が邪魔なのですが・・・

そして、そこでお弁当を食べて、いよいよ下山開始。帰りは3号路といって、舗装されていない山道を経由してケーブル山頂駅まで向かうことにした。その3号路は麓まで下る登山道であるが、われわれは途中で本堂の仁王門の下で1号路と合流する道へと入って行った。

26・3号路をゆく

すべて、高尾山ガイドも十分勤まるのではないかと思う家内さまのご指導の賜物であります。

途中で頭上を見上げると紅葉になっている部分が・・・

27・下山途中の紅葉

そしてケーブル駅に到着するちょっと前に最後の絶景スポットがあると家内が指さした先に・・・

ありました、スカイツリーが・・・

28・新宿のビル群の向こうにスカイツリーが見えた

遠くて小さいので写真はズームにしていますが、肉眼で確認することが出来ました。これもそう頻繁には見えないのだとか。本当にラッキーな秋の一日でありました。


最後に、この高尾山登山で感心したのがトイレ設備でありました。

29・高尾山の頂上下の綺麗なトイレ
りっぱなトイレでした

山頂真下のトイレは二階建てで、混雑時には二階も開放するそうで、一方通行で人を流す方式で、洋式トイレ装備のそれは立派なものでありました。


高尾山の紅葉はこれから1週間ほどが最盛期の見頃。ぜひ、健康と目の保養のためにも一念発起、高尾山へ足を運ぼう。


2014年の八千穂高原・白駒池(しらこまいけ)の紅葉は終了

蓼科の秋、見つけた!=白駒池・横谷渓谷の紅葉の見ごろ(2010.10.18)

10月11日、まだ大丈夫だと思い、八千穂高原の白駒池の紅葉を見に行った。

1・白駒池

ちょうど紅葉のシーズンということで、白駒池周辺の駐車場は満杯で、路上駐車の車も数十台という混雑ぶり。

駐車場も一杯

苔と原生林をぬけて白駒池へと向かう。

3・苔と原生林
ここはいつも幻想的・・・

紅葉への期待は高まるばかりである。


麦草峠の傍にある標高2115mという高地に位置する白駒池。白駒池の紅葉は4年前の2010年10月17日に訪れていた。


その際のブログには一週間前が見ごろであったとある。その時も、紅葉の白駒池を十分には堪能しきれなかったとあった。


今回訪れた11日はちょうど、その盛りの頃であったはずである。

4・終わっています、紅葉
あ〜あ・・・

だが、残念!! 無念!!


今回も紅葉はすでに終わっていた。湖畔の縁にわずかに残るモミジを無理やり撮影。

5・わずかに残る紅葉をアップで
アップで無理やり・・・

白駒池の紅葉を一応、堪能・・・した形とした。


そして・・・ポップカラーで撮ると、あらあら、こんなに紅葉が綺麗に・・・

6・ポップカラーで撮影

来年はホントのリベンジで9月の末あたりに来ようと心に誓った。そして、まともな写真を一枚、きっと撮ってみせると思った。


標高の違いでこんなに紅葉の度合いが違うとは・・・


そんなことで、悔しかったので白駒荘の温かいコーヒーを、これまたかなり肌寒い湖畔のデッキでグッと飲んで帰ってきました。

7・白駒荘のコーヒーをいただきました

ソーサーに載っているのは食用ほおずきで、これ初めて食べたが美味しかったので、一袋購入しました。


いつものようにしずかに時を刻む蓼科の秋

この三連休、秋の蓼科へと足を伸ばした。台風が襲来する前に急きょ、帰京という短い滞在になったが、蓼科の足早の秋を文字通り足早に愉しんだ。

1・色づく山肌

蓼科の秋は朱色より黄色のイメージである。

2・急速に色づく山

高い山に囲まれた蓼科には、紅葉する楓が少ない。

3・秋です

ただ、山肌ははっきりとその装いを秋色に変えはじめている。

4・色づく八子ヶ峰

秋のぬけるような空にその彩りは美しい。

5・秋の空に黄葉が映える

天気の良い連休の前半、蓼科東急の上から紅葉をはじめたリゾートの森の向こうに八ヶ岳の稜線が幻想的な蒼色のグラデュエーションを見せる。

6・八ヶ岳と紅葉

静かな時間である。聞こえてくるのは秋風に蕭々と鳴る木々の葉音と時折、奏でられる小鳥の啼き声のみである。

7・秋色に染まる

わが山荘にもいつのころからかハウチワカエデが生育し、庭のあちこちに秋色の迷彩をほどこす。

8・ハウチワカエデが緑に映える

京都の高雄の燃えるような紅葉とはまたことなった趣きを見せてくれる。

9・ハウチワカエデ

いつものことだが蓼科の秋は束の間である。梢から舞い落ちる葉っぱが地面に散り敷くや冬将軍が凍てつくような真っ白な息を吐き出しながら足早にやってくる。

10・黄色・緑・赤とりどりのハウチワカエデ

赤や黄色を装った落葉はその氷のような息であっというまに土色の朽葉へと変じてゆく。


いつものしずかに時を刻む、蓼科の四季のひとこまである。



 

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物・昆虫図鑑 --- その5

2・アサギマダラが数匹、飛んでいました
ヨツバヒヨドリの蜜を吸うアサギマダラ

春から夏にかけて本州などの涼しい高原地帯で繁殖を重ね、気温が下がる初秋になると温かな南方へと移動する。その移動は想像を絶する距離であり、遠く沖縄さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいくのだという。

3・ヨツバヒヨドリの蜜を吸うアサギマダラ

2006年8月、山形・蔵王スキー場でマーキングして放ったアサギマダラ1700匹のうちの一匹が、11月20日に与那国島・久部良岳の山頂で見つかっている。その移動距離は2246kmという気の遠くなるような距離である


そんな珍しい蝶が夏の八ヶ岳周辺には多く、飛翔しているのだそうだ。そして、この8月2日、八島湿原の緑陰のなかで出逢うことになった。

0・この緑陰にアサギマダラが輪舞
この緑陰に群生するヨツバヒヨドリにアサギマダラが群れ飛ぶ

アサギマダラはヒヨドリ科の花が好物で、実際に我々が目にした数匹のアサギマダラはヨツバヒヨドリの花に群がり、輪舞していた。

1・2000kmを移動するアサギマダラ

貴重な経験であった。ハイカーの人たちも嬉々として写真撮影に余念がなかった。


自然の宝庫、八島湿原にはそうした珍らしい蝶だけでなく、馴染の昆虫がそこここで目に留まる。


コオニユリの蜜を吸う揚羽蝶

4・コオニユリと揚羽蝶

都会で目にすることがなくなったシジミチョウにも久しぶりにお目にかかった。

5・シジミチョウ

そして、このショットは夏の定番のようなものだが、アザミと蜜蜂。

6・アザミに蜜蜂

そのほかアザミにはいろいろな虫が蜜を求めてひと時の憩いを愉しんでいる。

7・アザミの埋まる小さな昆虫

草むらの萱の葉にトノサマバッタだろうか、静かに羽を休めていた。

8・トノサマバッタかな?

最後に高原に早々と秋の訪れを告げる赤とんぼである。ワレモコウに停まる赤とんぼ。

9・ワレモコウと赤とんぼ

そして、花を落としたアザミに羽を止める赤とんぼ。

10・赤とんぼ

それから自然との触れあいということで、最後に家内に寄って来て、じっと手にとまった高原の蝶、なんだかホッとする時間でした。

11・手に停まる蝶

ヒンヤリとした風が吹き渡る八島湿原で繰り広げられる様々な生き物の営みは、高原に足早にやって来る秋そのものの景色であった・・・


12・八島ヶ池と八島湿原

 

2014年の八島湿原の植物・昆虫図鑑、これで終了となる。長い時間、お付き合いいただきありがとうございました。

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その4

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その1
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その2
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その3
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物・昆虫図鑑 --- その5

霧ヶ峰高原を歩いているとこんな素敵な光景に何度も出くわします。爽快な気分になりますね。

1・ナデシコ、オミナエシ、ノアザミ、ヨツバヒヨドリ お花畑
旧御射山遺跡から八島湿原へいたる道端の光景

これから掲載する花々は皆さんよくご存じの馴染のある花が多くでてきます。すべて8月2日に八島湿原で写した写真です。


エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)

2・エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)
エゾカワラナデシコ
3・ナデシコを真上から
真上から撮りました

ホソバノキリンソウ(ベンケイソウ科)

4・ホソバノキリンソウ(ベンケイソウ科)
ホソバノキリンソウ、木橋の足元にひっそりと咲いていた

まだ残っていました、おなじみのニッコウキスゲ(ユリ科)です

5・ニッコウキスゲ(ユリ科)
遅咲きのニッコウキスゲが一輪

ノハナショウブ(アヤメ科)

6・ノハナショウブ(アヤメ科)
ノハラショウブがところどころに・・・

ノリウツギ(ユキノシタ科)

7・ノリウツギ(ユキノシタ科)
よく見かけるノリウツギ

ツリガネニンジン(キキョウ科)

8・ツリガネニンジン(キキョウ科)
小さな釣鐘ですね・・・ツリガネニンジン

オミナエシ(オミナエシ科)

9・オミナエシ(オミナエシ科)
おなじみのオミナエシ

キバナツリフネソウ(ツリフネソウ科)

10・キバナツリフネソウ(ツリフネソウ科)
見つけました、キバナツリフネソウ

コウゾリナ(キク科)

11・コウゾリナ(キク科)
シルクのような艶を見せるコウゾリナ

マルバダケブキ(キク科)

12・マルバダケブキ(キク科)
結構、目立っていました、マルバダケブキ

コウリンカ(キク科)

13・コウリンカ(キク科)
コウリンカ、これはちょっと珍しい

コオニユリ(ユリ科)

14・コオニユリ(ユリ科)
野原に一輪、凛と咲きます

秋の訪れを告げるワレモコウ(バラ科)。ワレモコウには蜻蛉がよく似合う。



15・ワレモコウと赤とんぼ

昆虫と植物の共生・・・癒される光景でした。
次に喋々など八島湿原に遊ぶ昆虫を少しご紹介します。

植物図鑑その5につづく


 



15・ワレモコウと赤とんぼ

昆虫と植物の共生・・・癒される光景でした。
次に喋々など八島湿原に遊ぶ昆虫を少しご紹介します。

植物図鑑その5につづく


 


15・ワレモコウと赤とんぼ

昆虫と植物の共生・・・癒される光景でした。
次に喋々など八島湿原に遊ぶ昆虫を少しご紹介します。

植物図鑑その5につづく


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その3

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その1
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その2
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その4
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物・昆虫図鑑 --- その5

8
月上旬の八島湿原、ウスゲヤナギランが見頃である。湿原を右回りに歩き始めて2、30分ほどすると一茎に紫色の花が群れ咲くヤナギランの群生が見えて来る。

ウスゲヤナギラン(アカバナ科)

1・群生するウスゲヤナギラン
湿原で咲き誇るウスゲヤナギラン
2・ウスゲヤナギラン(アカバナ科)
ウスゲヤナギラン

次に虎の尾に形が似ているというトラノオ。ただ、葉の形が異なっており種類(科)も異なる。


オカノトラノオ(サクラソウ科)

4・オカノトラノオ(サクラソウ科)
オカノトラノオ

イブキトラノオ(タデ科)

5・イブキトラノオ(タデ科)
イブキトラノオ

そして見つけたのが黄色の花をつけた次なる花である。

6・名無しのゴンベイ
名無しの権平

名前はわからぬ。一見するとトラノオの一種かと思うが、花はヤナギランに似ている。なんという花であろうか・・・


キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)

7・キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)
可愛らしいキバナノヤマオダマキ

クガイソウ(コマノハグサ科)

8・クガイソウ(コマノハグサ科)
クガイソウ

 

それからギボウシである。オオバとコバがあり葉の違いというが、いまひとつはっきりしない。


オオバギボウシ(ユリ科)

9・オオバギボウシ(ユリ科)
オオバギボウシ

コバギボウシ(ユリ科)

10・コバギボウシ(ユリ科)
コバギボウシ

 

アザミは歩く先々に咲いている。アザミには必ずと言ってよいほどにミツバチが停まっている、余程、蜜の味と相性がよいのだろうか。


ノハラアザミ(キク科)

11・ノハラアザミ(キク科)
ノハラアザミ

ノアザミ(キク科)

12・ノアザミ(キク科)
ノアザミ

 

それからシシウドに似たイブキボウフウ。

イブキボウフウ(セリ科)

13・イブキボウフウ(セリ科)
イブキボウフウ


目も鮮やかな黄色の花を咲かせるキンバイソウ。


キンバイソウ(キンポウゲ科)

14・キンバイソウ(キンポウゲ科)
鮮やかなキンバイソウ
15・キンバイソウ
高山植物には珍しく派手な花です

 

これも夏の定番、ホタルブクロ。

ヤマホタルブクロ(キキョウ科)

16・ヤマホタルブクロ(キキョウ科)
ヤマホタルブクロ

 

植物図鑑 その4につづく



2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その2

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その1
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その3
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その4
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物・昆虫図鑑 --- その5

八島湿原には250種類余とも400種類以上ともいわれる植物が存在するといわれているが、この8月上旬は色とりどりの可憐な花が湿原の中や縁辺に咲き誇り、われわれハイカーの目を楽しませてくれる。


これから、2014年8月2日に八島ヶ原湿原に咲いていた花々を出来うる限り掲載したい。写真は花の形、葉っぱの形や付き方さらに生えている状況ができるだけわかりやすいものを選んだつもりである。


花の名前を調べる際に花びらの色や形だけでなく葉の形やつき方が見分ける重要なポイントだということは理科を普通に学んだ人には常識なのだそうである。


また、なかには名前が分らぬものもあったが、あまりに美しいので写真のみを掲載した。もし、その花の名前をご存知の方がおられれば、コメントからで結構ですのでご教示いただけると幸甚です。もちろん、花の名前を勘違いまたは間違っている場合も遠慮なくご指摘くださると今後の勉強ともなりますので大歓迎です。


加えて湿原の中には花の蜜などをもとめて飛び交う昆虫も多く、都会では目にすることのない喋々や虫などを目にし久しぶりに童心に帰ったこともあり、適宜、掲載させていただいた。


まず夏の高山植物の代表選手であるフウロソウ科の可憐な花をご紹介する。


ハクサンフウロ(フウロソウ科)

1・ハクサンフウロ(フウロソウ科)
高原の夏の風物詩、ハクサンフウロ
2・ハクサンフウロ(フウロソウ科) (2)
ハクサンフウロ

タチフウロ(フウロソウ科)

3・タチフウロ(フウロソウ科)
タチフウロ

アサマフウロ(フウロソウ科)


4・そこここにアサマフウロ
そこここにアサマフウロが咲いている
5・アサマフウロ(フウロソウ科)
アサマフウロ

 

次に高原の花のこれも定番のアカバナシモツケソウ

アカバナシモツケソウ(バラ科)

6・アカバナシモツケソウの群生
群生するアカバナシモツケソウ
7・アカバナシモツケソウ(バラ科)
アカバナシモツケソウ

ニガナ(キク科)

8・ニガナ(キク科)
ニガナ

ヤマニガナ(キク科)


9・ヤマニガナ(キク科)
ヤマニガナ

 

それから高原でやたら目にするのが次の花。 うん、うんという方も多いかと・・・

ヨツバヒヨドリ(キク科)

10・ヨツバヒヨドリ(キク科)
この白い花、よく見かけませんか

シシウド(セリ科)

11・遊歩道の脇にシシウド
遊歩道の脇に肩とならぶほどの高さにシシウドが咲く
12・シシウド(セリ科)
じっくり見ると小さな可愛らしい花がたくさん

チダケサシ(ユキノシタ科)

13・チダケサシ(ユキノシタ科)
チダケサシ

ハナチダケサシ(ユキノシタ科)


14・ハナチダケサシ(ユキノシタ科)
ハナチダケサシ

 

“植物図鑑 その3”につづく


2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その1

ブログ・「彦左の正眼」内の写真・記事等一切の転用を禁じます。

2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑--- その2
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その3
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物図鑑 --- その4
2014年8月上旬、霧ヶ峰高原・八島ヶ原湿原の植物・昆虫図鑑 --- その5


8月2日、霧ヶ峰の天気は晴れのち曇り、雲の流れは速いが雲量の多い一日であった。

午前中も早めに少しでも空気の澄んだうちにとビーナスラインを疾駆する。

0・ビーナスライン

窓外には早起きの甲斐あって大パノラマが展開する。

夏霞がうっすらとかかる信州の空に八ヶ岳の稜線が見える。

0001・ビーナスラインから八ヶ岳を眺望

その長い山裾の右手に目を転じると、その奥に北岳を頂とした南アルプスの悠揚たる山並みが見える。

001・ビーナスラインから八ヶ岳裾野と南アルプス

そして霧ヶ峰の山腹を縫って走るビーナスラインの急カーブを曲がると視界が一挙に開けた。雲は多いが、円みを帯びた丘陵の先に今度は薄絹越しに見えるシルエットのように中央アルプスの山脈が浮かんで見えた。

01・ビーナスラインから中央アルプスを

霧ヶ峰付近を遠望する高原の景色はわれわれ夫婦が安らぎを覚える大好きな景色である。

1・八島湿原へビーナスラインを

霧ヶ峰自然保護センターを右手に曲がると八島ヶ原湿原はもうすぐ。

2・霧ヶ峰自然保護センターから八島湿原へ

そして八島湿原の駐車場へと到着。まずは八島ビジターセンターへ向かう。

3・八島ビジターセンター

そこでこの日、8月上旬に咲いている花々の“週間情報(100円)”を求める。

4・八島湿原8月の花
クリックして拡大してください

これは隔週で編集改定がなされているようだが、湿原に咲く花の名前をこの“花情報”を手にああでもないこうでもないと言い合いながら歩くのも一興である。

5・八島湿原入口はトンネルです
この小さなトンネルが八島湿原への入口。拡大するとネットが見える。

八島湿原へは小さなトンネルを通って入ってゆく。その入口には鹿害を防ぐためのネットが下ろされている。

霧ヶ峰一帯で鹿に花の芽を食い荒らされる被害が拡大し、この八島湿原にも遊歩道の途中に鹿の侵入を防ぐ柵が設置されている。

6・鹿の遮断扉
遊歩道に無粋な柵が・・・

植物図鑑にゆく前に、ここで八島湿原の概要を簡単に述べておく。

7・八島湿原入口
ここから八島湿原へと入ってゆきます

八島ヶ原湿原植物群落は標高1632mに位置する面積は34・7haの高層湿原である。日本の高層湿原の南限にあたり、昭和14年に国の天然記念物に指定され、昭和35年には国定公園内の特別保護地区になっている。

8・八島湿原説明板
入口脇に説明板

高層湿原は養分が少なく貧石灰、貧酸素で、水質は酸性、低温など制約の多い環境のためカヤソリグサ科などの矮小な植物が侵入繁茂して生成される。

9・八島湿原一望・八島ヶ池
八島ヶ原湿原一望、手前が八島ヶ池

即ち、これらの水生植物が枯れても、高緯度で標高が高く寒冷な気候のため腐敗・分解が進みにくくそのまま堆積し泥炭化してゆく。

10・八島ヶ池
八島ヶ池

そして新しい苗がその上に生長していく結果、湿原は付近の水面より高く盛り上がってゆく。

11・鎌ヶ池
鎌ヶ池

八島湿原では最高所は水面より7mも高く、泥炭層の厚さは8・5mにおよんでいる。

12・鬼ヶ泉水
鬼ヶ泉水

この現在の姿をわれわれがいま目にするのに1万2千年という気の遠くなるような時間を必要としたのだという事実に、わたしは人類の知識というものの限界、人智のおよぶ世界がいかに矮小かということを心底思い知らされた。


悠久の自然が事も無げに成し遂げた驚異の仕業なのである。


そんな八島湿原の夏の一日、高原に咲く可憐な花を求めてぐるりと一周したのである。

13・八島湿原遊歩道

板敷の遊歩道を杖をつきつつ写真撮影も貪欲にこなす道行き。時折の緑陰に癒されながらの90分の所要時間というコース。それをわたしはなんと5時間を超える時間を費やして踏破?したのである。

14・緑陰を歩くハイカー

壮挙と云ってよい。左半身に強い痺れと麻痺を残す身体。


日頃の運動不足、リハビリ不足を一挙に挽回すべく板敷の遊歩道を、足を踏み外さぬよう慎重にゆっくりと歩いた汗と日焼けという勲章をともなう涙ぐましい快挙であった。盛夏の八島湿原・・・

15・盛夏の八島湿原

その湿原を歩き通したリハビリ・ハイキングの成果が次稿から掲載する八島湿原の花々、湿原の生き物である。


八島湿原、こうやって見ると8月の上旬が高原植物の華やかな舞踏会の季節なのだとあらためて思ったものである。


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