朔旦冬至(さくたんとうじ)とは陰暦11月1日(朔日)が冬至の日にあたることをいうのだそうだ。
冬至の日は、古代、弱まった太陽の力が復活する一年の始まり、つまり元旦を意味していた。
一方で、陰暦では、新月が現れる日がその月の最初の日(朔日)とされている。
太陽と月がそれぞれ復活する日が重なる時が19年に1回廻って来る。いわば、蘇りの力が倍増する日が19年に一度の朔旦冬至ということになる。
それゆえに、古来、宮中では、この朔旦冬至を瑞祥吉日として盛大にお祝いしたのだという。
我が家では、そうは言っても、いつも通りの柚子湯と南瓜で蘇りの儀式を慎ましく行いました。