今年はブログ更新がまことに滞っていて、知人から体調でも悪いのかと連絡を受けたりする。


体調はいたって良好なのだが、ちょっと寒い日々が続いたため、寒い二階の自室を温めるのが面倒くさくて、温かな一階の居間でグズグズ、グダグダ・・・とやっているあいだに、今年ははや三月、弥生となった。


どうも窓外を眺めると、今日は春一番のようだ。強い南風が吹いている。ベランダへ出てみた。風が一瞬止むと、弥生の大気は肌に優しい。あの刺すような冬の寒気とはあきらかに異なる。 

春一番が吹く前はまだ雲が空を覆う
春一番が吹く前の朝の空

弥生の風が春の足音のトキメキを運んできたのだ・・・


空はまだ雲におおわれ、太陽もかすかに影を見せているだけ・・・ 

春一番に雲が掃かれてゆく
春一番に雲が掃かれ、うっすらと青い空が・・・

これから俺の季節なのだとじりじりと出番をまっているかのようだ・・・ 

太陽が出番を待っている
出番を待つ太陽

無精をして、ベランダから玄関脇の白梅を見下ろした。この梅は30余年前の結婚祝いに義父から戴いた盆栽だったが、根が無精者のわたしは手入れもよくせず枯らしてしまったものを、家内が庭に念のため植えておいたら、ひとつの芽が生え、甦ったものである。

白梅
二階から失礼・・・パチリ!

そして今や丈2mを超えるりっぱな成木に育ち、こうして美しい花をまとうようになった。生命力の強さ、命の流れを感じさせる梅の木である。


三週間ほど前から座敷にはお内裏様が飾られている。昨年までは段飾りをしていたが(もちろん家内一人で飾りつけをするのだが・・・)、 

7段飾り
段飾りもひと仕事・・・

今年は寄る年並みなのだろう・・・、お内裏様だけの雛飾りで“よし”としたようだ。 

お内裏さま
で、今年はお内裏さまで雛まつり・・・

でも、男雛、女雛と雛あられと桃の花・・・、まさに春の訪れである。

桃の節句
桃の節句ですねぇ〜

今年の啓蟄(けいちつ)は35日。このブログも長い冬眠からそろそろ覚めるときがやってきた。ブログの積み残しが貯まり過ぎで、これから腕まくりをして在庫一掃に励んでゆく所存・・・、だが、来週は奈良へお水取りの“おたいまつ”を観覧に行って参ります。


まだ、一月の京都の特別拝観のブログアップも済んでいないのに・・・、でも、ブログネタ探しも大事と気を取り直し、東大寺へいってきま〜す!!