みなさま、明けましておめでとうございます。
2012年辰年がいよいよ明けました。
昨年は東日本大震災という千年に一度という大災害に見舞われました。
被災地では多くの人々が、家族を、友を、家屋を、仕事を、夢を、平穏な日常を・・・と、一瞬のうちに多くのものを失い、絶望のどん底に陥れられました。
また、多くの日本人は自然をコントロールしようとしたこれまでの人間の傲慢さに気づかされました。
そして、地域とのつながり、家族の絆、人の思いやりなど、もう失っていたと思っていたそうした人間社会の根底を成す構成要素がいかに大切であり、人間の平穏な日常をおくるにあたって欠かすことのできぬものであったかを、骨の髄から知らされました。
人はひとりでは生きることができない。みんなの支えで生かされているのだということを学びました。
2012年はその気持ちが本物であるのかどうかが試される年だと思います。
新年にあたって、さて、どうこの一年を生きてゆくのか。そう劇的に生き方を変えることなど凡人のわたしなどには容易なことではありません。小さくてもいいから出来ることから始めるしかありません。
日々の生活をもう一度見つめ直し、ちょっとでもよい、社会のため、家族のため、友人のため、自然のためになるような時間を増やしてゆきたいと考えています。
この2012年という年がみなさまにとって、すこしでもよいから前へ進める年であってほしいと願っています。
みなさまに幸多からんことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。