東北関東大震災に関する緊急アピール(衆議院議員・山本幸三)(2011.3.17)

「このままでは餓死、凍死が・・・」との叫び声に政府は応えているのか
(2011.3.14)

東電・計画停電のグループ別地域(14日見直し版)=東京都


計画停電の番地別グループ詳細はケーブルテレビ(CATV)のHPに記載中




「枝野幸男官房長官は14日夜の記者会見で、福島第1原発の一連の事故について『最悪の事態を想定しても、(旧ソ連の)チェルノブイリと同じ状態にはならない』と述べた」と、産経新聞が報じた。

 

炉心溶融は本当にないのか。今夜、福島第1原発2号炉で、燃料の空焚きつまり炉心溶融を起している可能性の状態が二時間二十分ほど続いたというではないか。

 

1986426日に起きたチェルノブイリ原子力発電事故では、事故当日だけで三千人の死者がでたという(ウクライナ共和国陸軍兵士の話)。

 

官房長官の言う最悪の事態とは何か。炉心溶融が起こっても三千人は死なぬということなのか。国民に勇気を持って『最悪の事態』について即刻、つぶさに語って欲しい。

 

また、チャンネル投稿等によると、

u  米軍は、ホウ酸を空輸し、原子炉に注入することを提言。

u  しかし、東電は、ホウ酸注入で原子炉の復旧が難しくなると注入を拒否し、軽水注入での冷却に固守。

u  ところが、配管ラインの一部が損傷のため冷却水が十分に供給できず、水位があがらないことが判明。

u  そこでやむを得ず、11日未明に政府に蒸気放出の要請を出す。

u  ところが、菅総理が視察に行くため、政府は蒸気放出をやめるよう指示。

u  蒸気放出は、結局、菅総理の視察が終わった夜明け以降に実施。

u  この遅れのため、原子炉外部容器内の圧力が既定値の2倍以上に高まる。

u  蒸気放出作業は2時過ぎに実施できたが、3時半には爆発事故を起こしてしまう。

u  東電は、1号機の運用維持をようやく破棄し、廃炉覚悟の海水とホウ酸注入を決定。

(結論)原発事故は、菅のパフォーマンスと東京電力の危機管理より利益を優先させたための人災

 

とある。これが事実だとしたら東京電力および菅首相と民主党政府はあまりに重大な亡国的ミスいや犯罪を犯していると言わざるを得ない。

 

これまでの福島第一原発事故に対する一連の対応を見ていると、事態は政府が発表する楽観的予想をことごとく裏切り、刻々とその『最悪の事態』へ向けて突っ込んで行っているように思えてならない。

 

真実を国民の前に可及的速やかに詳らかにするべきである。これは間違った、ごめんなさいで済む話でないことは言うまでもない。国家が滅亡する話である。