神々のふるさと、対馬巡礼の旅 ―― 1
神々のふるさと、対馬巡礼の旅--- 16 海神神社(上)
神々のふるさと、対馬巡礼の旅--- 15 阿麻テ留(アマテル)神社(上)
神々のふるさと、対馬巡礼の旅 ―― 2(和多都美神社)
神々のふるさと、対馬巡礼の旅 ―― 3 和多都美神社の玉の井

対馬に関わる神々の系譜について、Wordで作成したものをスキャンしてご案内する。少々ボケて見づらいのですがご勘弁を。

なお、この写真の相関図に書き切れてない神代7代など「対馬巡礼の旅」を理解する上で必要なものを付記しておく。




 


【神代7代について】

神代3代(造化の神と呼ぶ)がこの世界に初めて生まれ出た神様で、すべて男性神


      国常立尊(クニトコタチノミコト)→国狭槌尊(クニノサツチノミコト)(or 天御中主尊(アマノミナカヌシノミコト))→豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト)(or 高皇産霊尊(タカミムスヒノミコト)の順で生まれ出る。(赤字が神代三代)


      神代3代の次に生れたのが、4対偶の男女4カップルの神(8柱の神)で、先の3代と合わせて神代7代と呼ぶ。その最後の7代目に生まれたのが、伊奘諾尊、伊奘冉尊の男女神である。


      伊奘冉尊と伊奘冉尊は、大八洲国を生み、山川草木を生んだ後、「天下(アメノシタ)の主者(キミタルモノ)を生まざらむ」として、「日神(大日孁貴(オホヒルメノムチ)or天照大神)」、「月神(月読尊(ツキヨミノミコト))」、「蛭児(ヒルコ)」、「素戔鳴尊」と順に生んでゆく。



【山幸彦竜宮説話に関わる神々】

      玉姫は豊玉彦命(海神・綿津見神)の娘

      山幸彦は天照大神の孫の瓊々杵尊(ニニギノミコト)と木花佐久夜毘売(コノハタサクヤヒメ)の間にできた子供。

      豊玉姫は出産の時に本来の和邇(ワニ=)の姿になったのを山幸彦に見られ、綿津見神の国に戻る。子供の鵜茅不合葺命(ウガヤフキアエズノミコト)の養育を妹の玉依姫命に頼む。後に、玉依姫はその鵜茅不合葺命との間に「神武天皇」を生む

      阿曇磯良は豊玉姫命の子。父が誰かは分からず。


阿曇磯良(アズミノイソラ)
鵜茅不合葺命が同一人物という説もある。と言うことは、阿曇磯良は神武天皇の父or叔父ということにもなる