読売新聞社は、1122124発で、次の記事を配信。

 

「露下院のコサチョフ国際問題委員長はインターファクス通信に対し、『日本の新たな悲しむべき過ちだ』と批判、大使の一時帰国という『過激な一歩』でロシアの立場が変わることはないと断言した。マルゲロフ露上院国際問題委員長も、『露大統領の訪日直前の大使帰国は、挑戦だ』と述べた。大統領の『国内視察』に、他国が口を挟むのは容認できないとする論法はロシアの政界、外務省に共通している。コサチョフ委員長は、『騒ぎを大きくしているのは日本側だ』と語った。」

 

 思った通りのロシア側の反応である。本当にこのロシアという国は、「盗人猛々しい」という言葉は、この国のためにあるというほどの、相変わらずの不誠実さ、傲慢さである。

 

さて、そこで、菅・前原の次の一手は、まだ、報道では聴こえて来ない。当然のロシア側の反応である。

 

さぁ、詰将棋の始まりだ。

 

菅・前原組みは何手先まで読んで、強制召還を命じたのか。今度こそ、民主党政権が政権党たり得るのかが、この国益を賭けたチキンレースで愚かしくも試される時がやって来た。だから、やけっぱちで、こっちもじっくりとこの一戦、見てやろうじゃないか。

 

ところで、経済封鎖は当然、やるんだよね?

 

そんな手は、日本が困るだけの話だとロシアが高を括(クク)り、高笑いしているのは目に見えるようだが、北方領土が我が国固有の領土であるからには、軍事力に訴えることをしない、核なき国家に出来ることとは、これくらいのことしかない。


 そんなことは、当然、シナリオに織り込み済みで、強制召還を命じたんだよね? 


 損失を被る企業や人々への税金での支援は当然として、このロシアとの経済断絶、場合によっては国交断絶も視野に入れたシミュレーションで、まず、これから起こる経済的不自由、生活の困窮を、国民は敢えて享受せねばならぬ。この覚悟を国民に求めてゆく、準備、手順、具体的手段・・・、そして法治国家なんだから、法的整備など、そういったことは、永田町のどこかで誰かが、政治主導だから、コツコツと準備をやってくれているんだよね。


 「ロシア経済封鎖に係る経済損失補てん法案」の国会提出や輸入資源や水産物、森林資源の輸入代替先の確保には、すでに、強制召還を命じたと同時に、少なくとも動き始めているんだよね。

 

核を持たぬ国家が核保有国と事を構えるのは、その覚悟が今あるか否かは別として、こうした国民の臥薪嘗胆しかない。遠い昔に、そうしたことを国民に強いた国があったことを聴いてはいるが・・・。