蓼科湖畔に移転した手作りソーセージのお店、ザ・ババリアン・ペーター・タテシナ
(2011.9.26)

ザ・ババリアン・ペーター タテシナ―グルメ蓼科編3

 

★★★★★      

 

長野県茅野市北山芹が沢4976-2

 

ビーナスラインを登り始めてほどなく、坂道の右側にレストラン「ガムラスタン」などが建つ砂利を敷いた開けた一画がある。その少し奥ほどに小さな木造の小屋が寄り添うようにして二棟建っている。そこが、手造りハム・ソーセージの専門店「ザ・ババリアン・ペーター タテシナ」である。

ペーター看板

ペーター全貌

ペーター店内

 

 

 

 

  


 

名前のババリアン(野蛮人? 本当は「南バイエルン地方の」という意味なんだけどね・・・)とは似ても似つかぬ可愛らしいお伽噺にでも出てきそうな建物である。小屋の周囲の樹木はクリスマスツリーのように飾り付けが施され、ちょっとしたファンタジーの世界に入り込んだような気分にさせられる。

坂本オーナー店内

ペーター奥

坂本オーナー戸外

 

 

 

 

 

 

そのムード満点の小屋に一歩足を踏み入れると、口ひげをたくわえたオーナーの坂本平人(ひらと)氏が、白いコック姿で現れる。ドイツのバイエルン州など各地で修行を重ねてきた本格派である。今日が初めてとこちらが言うと、「それじゃ、試食しないとわからない」と、奥に引っ込み、ちょっとしてお皿に6種類ほどのソーセージやチキンを盛って現れた。ニコニコとした人懐っこい顔が一目で気に入ってしまった。この手の顔の人に悪い人はいない。家内とお皿のものを全部平らげてしまった。

 

オイチカッタ〜! 

 

以前から車の通りすがりに気にはなっていたが、今夏、初めて立ち寄ってみた。生ハム、ソーセージ、スモークチキン、ザワークラフト、ピクルスと、二度にわたって買い込み、夜、ビールとともに食した。

 

最高! なんか気持ちはバイエルン☆☆

 

そして、坂本オーナーは何のことはない、ビーナスライン入り口にある老舗のステーキハウス「ピーター」(コンクリート造りの大きな建物)のオーナーであった。現在、そちらは息子さんに任せ、ご自身は蓼科高原のこのメルヘンチックなお店でソーセージやハム造りを楽しんでいる。何とも羨ましい限りである。

 

一度、車を止めてオーナーからハムやソーセージの薀蓄(うんちく)を傾けていただくのも旅の一興だと思う。是非、オーナーとの会話を楽しんでいただきたい。そして、美味しいソーセージに舌鼓を打つことは当然だが、請け合いである。