彦左の正眼!

世の中、すっきり一刀両断!で始めたこのブログ・・・・、でも・・・ 世の中、やってられねぇときには、うまいものでも喰うしかねぇか〜! ってぇことは・・・このブログに永田町の記事が多いときにゃあ、政治が活きている、少ねぇときは逆に語るも下らねぇ状態だってことかい? なぁ、一心太助よ!! さみしい時代になったなぁ

January 2009

似非学者・変節漢中谷巌とNHKのお粗末さ5

似非学者中谷巌とNHKのお粗末さ

 

 中谷巌氏はかつて市場原理主義を標榜し、小渕内閣(1998/7-2000/4)時代の首相諮問機関である「経済戦略会議」の議長代理を務めたほか政府の委員を多く務め、諸々の規制緩和を行なうにおいて学者・有識者として政府にお墨付きを与える役割を果たし、大きな影響力を持った人物である。

 

その人物を129日の午後9時のNHKニュースがとりあげた。中谷巌という経済学者が、かつての自説は間違いであったとして懺悔の書を出版したという「間違いを認める潔さ」を称賛するような内容であった。わたしはこのニュースに接し、冷静さを失い、憤りを覚えてこの文章をしたためている。

 

中谷巌氏は、1994年に『経済改革のビジョン 「平岩レポート」を超えて』(東洋経済新報社)を大田弘子氏(当時大阪経済大学助教授・元経済財政政策担当大臣)とともに著し、市場原理主義を徹底的に推進することを謳ったのである。

 

わたしは学者として未だ存在していることすら許せぬと考えているその男が恥も外聞もなく、何の衒(てら)いもなくテレビに顔を出したことに驚きを隠せなかった。己の犯した過ちが、国民を塗炭の苦しみに陥らせていることに、本当に自戒の念を覚え、断腸の思いであるのであれば、本来、学者という肩書、活動すら止めて、隠遁でもするのが筋ではないのか、そう思っているからである。

 

それが、こともあろうに公共放送NHKに出演。あ〜ぁ!天を仰ぐしかない。

 

この男はいま、「『資本主義はなぜ自壊したのか〜「日本」再生への提言』(集英社2008年、まえがき)や『小泉改革の大罪と日本の不幸 格差社会、無差別殺人─すべての元凶は「市場原理」だ』(『週刊現代1227日・0103日号、20081215日発売)の中で、過去に自分が行っていた言動(アメリカ流の新自由主義市場原理主義、グローバル資本主義に対する礼賛言動、構造改革推進発言など)を自己批判し、180転向したことを宣言した上で、小泉純一郎の行った構造改革を批判している。」(Wikipedia)のだそうだ。

 

あんたが言った事でこんな結果になったんだよ。「資本主義はなぜ崩壊したのか」の印税は、当然、派遣切りや中小企業の資金繰りのために拠出するのでしょうね。そうでもしなきゃ〜、わたしの腹の虫は治まらぬ、いや、世間、いやお天道さまも許しゃ〜しない。

 

本当に、今夜、したり顔のあんたの顔さえ見なければここまで激昂することもなかったんだけれどもね。・・・

 

まぁ、そのことを、こともあろうに公共放送のNHKが、さも過ちを潔く認め自己批判した見識ある人物のように報道したことに、無性に腹が立ったのさ!

「(市場原理主義の徹底による規制緩和の推進の結果)格差がここまでくるとは考えられなかった。学者として不勉強であった」といった趣旨のことを、いけしゃ〜しゃ〜とTVで述べたこの男の厚顔無恥、無節操さを目にして、怒髪天を衝く心理状態になったってわけ。

 

その当時、分野を問わず規制緩和を推し進めることの恐ろしさは、政治的無欲な経済学者、いや一般社会人ですら分かっていた。わたしもメディアの人間に行き過ぎた市場原理主義は危険であることを、事あるごとに訴えたものである。

 

現在問題となっている医療や年金、福祉といった社会保障制度におけるセーフティーネットの綻びも、言って見れば、中谷巌、竹中平蔵、大田弘子、宮内義彦といった規制緩和推進論者、換言すれば拝金主義者が、そうした分野(競争原理にそぐわぬ分野)にまで強硬に推し進めた結果であると言ってよい。

 

その元凶たちは中谷氏を始めとして今もって、ゆうゆうと生き伸びている。もちろん、派遣切りなどされず、社会的地位は盤石である。

 

ただ、公共放送が何の評価軸、見識もなく、現在の悲惨な社会をもたらすことに大きな力を貸した中谷巌氏の自己批判、自ら過ちを認めたことを大きく評価するスタンスでニュースを構成した意図が分らぬし、許せないのである。

 

何度も言うが、なぜ、この人物の著書を敢えてとりあげるのか!

 

変節することで彼はまた学者なり知識人としてのステータスを保つことになる、そのことに天下のNHKがお墨付きをわざわざ与えた今夜の報道にNO!!!を突き付けざるを得ないのである。

 

この荒廃した社会をもたらした犯人は誰だ! 

 

小泉純一郎、竹中平蔵、そして中谷巌、大田弘子・・・

 

なんの意図があって、こんな報道をおこなったのか。中谷巌氏が出演したのは、今後の自分の社会的位置取りを決める上で、この上ない好機と見て、欣喜雀躍したに違いないのである。お粗末極まりないぞ、NHK!!!

俵屋吉富の「雲龍」―――旅人の見た京都の御菓子 京都グルメ5

俵屋吉富の「雲龍」――旅人の見た京都の御菓子 

京都グルメ

 

住所:上京区烏丸通上立売上ル

電話:075-432-3101

定休日:毎水曜日

 

 室町通にある本店の裏側と言ってはなんだが、道幅の広い烏丸通に面した俵屋吉富(京菓子司)烏丸店にゆき、お目当ての「雲龍」を手に入れた。

 

俵屋吉冨表看板

小豆色の暖簾

初春の飾り

 

 

 

 

 

 

  

 ここも同行のひとりが是非とも雲龍を求めたいと言うので、わたしもお相伴したのである。「俵屋吉富」は宝暦5年、う〜ん、西暦でいうと1755年だそうだ。今から254年前、いや赤穂浪士の討ち入りから52年後と言う方が近い、そんな時代に創業という京菓子のほんまもんの老舗である。

 

 「雲龍」は俵屋吉富を代表する京菓子で、丹波大納言小豆製の粒餡を蒸しそぼろ状にしたいわゆる村雨で巻いた棹菓子である。会社沿革によれば、「雲龍」は当店7代目の石原留次郎が相国寺法堂の天井に描かれた「鳴き龍」、別名「八方睨みの龍」の画(狩野洞春作)を見て、そのたくましさ雄々しさに打たれて、大正7年に創作した菓子とある。そしてこの銘菓に「雲龍」と命名したのは相国寺の故山崎大耕老師とのことである。なお現在のご当主石原義清氏は9代目に当たる。

 

緋毛氈と雅な画

雲龍縁の歌

雲龍各種

 

 

 


 

 

 

 

 まずはオーソドックスにわたしは「雲龍」を求め(他に白雲龍・黒糖雲龍・龍鳳・龍翔がある)、食した。丹波大納言の餡とロールカステラ状の村雨がない交ぜになった、しかもしっとり、もっちりした食感は上品で絶妙であった。一度、お求めになられてはいかが・・・。

 

雲龍包装

雲龍

雲龍切口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老松の「花びら餅」―――旅人の見た京都の御菓子(京都グルメ)5

 「船屋秋月」の“わらしべ長者”=旅人の見た京都のお菓子

老松の看板

住所:京都市上京区北野上七軒

電話:075-463-3050 FAX075-463-3051

営業時間:8:30-18:00 定休日:無休

厳寒の1月に京都を訪れた。冬の桂離宮と修学院離宮を拝観するのが目的であった。その次いでと言ってはなんだが、冬の京料理もいつものように楽しみであった。

老松の店構え
老松の店構え

帰京する最終日の朝、同行の女性陣のひとりが、「せっかくお正月に来たのだから、老松さんの花びら餅を食べたい」と言い出した。「花びら餅」はお正月だけに作られる御菓子だということで、裏千家の初釜には必ずこの「花びら餅」が独楽盆に載せられ茶菓子として使われるとのこと。茶道に造詣の深い方々には周知のことなのだろうが、とんとそちらに縁のないわたしには、「ふ〜ん!」といったところであった。

お店の前に上七軒を説明する駒札が立っていた。

そういうわたしの心中などお構いなしに、善は急げと女史が上七軒の老松に電話で確認したところ、「花びら餅」はまだ、作っているとのこと。北野天満宮の東に位置するお店へと早速に駆けつけ、風情ある店内になだれをうって入り込んだのである。

上七軒の五つ団子の紋章入り提灯の下がる店頭

 上七軒の紋章・五つ団子の提灯がさがる

老松ショーケース
落ち着いた店内のショーケース

初めて目にする「花びら餅」は半透明の求肥(ぎゅうひ)餅の肌越しにほんのりと桃色が浮き出た上品な羽二重餅であった。絹織物の薄くて繊細な光沢に満ちた肌触りが伝わってくるように思えた。その編笠の形に折られた餅の真ん中を貫く竹棒状のものが餅の両端から飛び出ていた。

花びら餅
求肥越しにうっすらと紅色が透けて見えるはなびら餅

はしたないと思いつつ、タクシーのなかでひとつ旬なところを食して見た。竹棒状のものは何と牛蒡(ごぼう)であった。餡は白味噌仕立てで、表面の餅の内側にうすい紅色に色づけられた餅が重ねられ、それがほんのりと表面に浮き出ていたのだと分かった。何とも心憎い手練であり、また可愛らしい。

花びら餅包装
包装されたはなびら餅

思いがけないほどにしっとりとした牛蒡の味も、牛蒡臭さがほとんど消され、わずかに香る牛蒡の味が、上品さのなかにある種の野趣を感じさせた点は、まさに匠の技と言ってよい。

新年を彩る老松の菓子
新年を彩る老松の菓子

旅の仲間のひと言で、今年は正月からまさに「初春」を感じることが出来て、「持つべきものは友」を舌とお腹で実感したものである。そして「花びら餅」の編笠でなく蛤とも見ようによっては見える形状とそれを貫く牛蒡に秘められた別の意味があることを知ったのも、やはり「持つべきものは熟年の友」の御蔭である。

新年菓の老松箱詰め
老松の新年菓の詰め合わせ

深夜の帰宅となったその日、午前零時に家内共々、賞味期限が明朝?いや当日の「花びら餅」とつい買ってしまった新年菓(育み・北野の梅・丑の春)を茶菓子に、ミニ茶会を催した。 

深夜の茶会

おいしかった!!

 
そして、後日、その時買い求めた「流鏑馬(やぶさめ)」を食べたが、これまた上品な餡の味でわたし好みであった。いやぁ、メ・タ・ボ街道まっしぐらか・・・   

流鏑馬
しっとりした舌触りの”流鏑馬”

花びら餅の正式な名前は「菱葩(ひしはなびら)」と呼ぶのだそうで、二重の紅色の餅が菱形のところから来ているのかも知れない。次は、明治時代にこの「花びら餅」を初めて作ったと言われる同じ京都の「川端道喜(かわばたどうき)=左京区下鴨南野々町2-12)」の「菱葩(ひしはなびら)」にぜひ、挑戦してみよう。

いや〜な予感、悪寒・・・=麻生太郎首相、竹中平蔵元総務相会談5

麻生太郎首相、竹中平蔵元総務相会談

 

いや〜な予感、悪寒・・・

 

 

 22日、麻生太郎首相が竹中平蔵元総務相との間で約40分におよぶ会談が行なわれた。竹中氏が総務相時代に副大臣の任にあった自民党の菅義偉選対副委員長の仲介であるとされる。会談の目的は「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)への出席が予定されている首相に、同会議のボードメンバー(評議員)である竹中平蔵慶應義塾大学教授が主要テーマなどを説明すると同時に、同会議での演説を正式に要請するものであったと公表されている。

 

 昨年915日のリーマンブラザーズ破綻を契機に、一挙に世界的金融危機が広まった。そしてその影響は、米国のビッグスリーをはじめとする世界の実体経済に大きなダメージを与え「百年に一度の経済危機」が現実のものになろうとしている。現在、米国の金融危機は一向に収まる気配を見せぬどころか、その傷口は深まり、米国経済全体が崩壊の淵に立っていると言ってもよい。基軸通貨国への不安は世界市場に伝染病のように伝播し、日々、その重篤さは深刻さを増している。ジェット・コースターのような連日の各国株式市場の乱高下が、その市場の不安心理を如実に表わしている。

 

 そうしたなか、分野を問わず市場原理主義を強引に導入し、日本社会をメチャクチャにした竹中平蔵元総務相が、麻生首相と面談した。

 

麻生総理は米国金融危機の勃発以来、過去に金融危機を克服したわが国が「国際金融危機終息のリーダーシップをとる」と国内外の会議等の場で息巻いてきた。そしてその意気込みは現実的な政策として国際社会で実現されていない。首相の「国際的リーダーシップ」への意気込みは、その意気込みとは真反対に国際政治の舞台においては冷淡なまでに「シカト」されているのが実際のところである。

 

そのなかで、約10年前のわが国の金融危機を終息させたとされる竹中平蔵氏が麻生総理と会談した。首相の焦燥感と地に落ちた政権支持率の浮揚策からか、「竹中」という猛毒にまた手を出そうとするのではないのか。今回の突然の、そして見様によってはタイミングの良すぎる会見に、そんな薄ら寒い危惧、いや、強烈な悪寒を覚えた。

 

竹中平蔵氏は言わずと知れた市場原理主義信奉者である。強烈な毒を内包する市場原理主義を免疫力のないわが国に強引といってよいやり方で、導入、施行した人物である。そして、憲法25条で保障された「国民の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を具現化する社会保障等の制度資本を破壊し、国民の招来に多大な不安を抱かせた張本人である。

 

そしていま社会問題化している派遣切りや公的病院の閉鎖など国民の生存、生命の保証すら危ない格差社会を現実に国民の目の前に出現させた元凶とも言ってよい。その竹中氏と首相との会談!単なるダボス会議の事務的な打ち合わせなどと思えぬのである。いま国民を途端の苦しみに陥らせた人物を己の政権維持のために利用しようなどとは、ゆめゆめ考えてはならぬ。

 

「改革」「改革」と、まだお題目のように唱える中川秀直議員のような政治家もいるが、小泉政権時代に「改革なくして成長なし」の掛け声に乗せられ、強引に米国式市場原理主義を諸々の制度資本に組み込むことをわれわれは余儀なくされた。その結果として国民の幸せが、財政コストとファンド等拝金主義者の視点のみで計られ、社会保障等の制度変更がなされ、現在の格差と荒涼とした社会情勢が現出したことを忘れてはならぬ。

 

米国は「社会」より「個の利益」を最優先とする市場原理主義と訣別する大統領を選択した。24日のビデオによる演説においてバラク・オバマ新大統領は、総額8250億ドル(約73兆円)におよぶ本格的な景気対策法案を1カ月以内で成立させる意向を表明した。これまでの共和党政治の市場原理主義とは大きく異なる、選挙期間中にマケイン候補がいみじくも批判した「社会主義」とも言える、政府が大きく介入する経済政策へ転換することを正式に大統領として表明したのである。

 

 セーフティーネットの機能せぬ社会を招来させた「竹中平蔵」という、真反対の男を、この時機、官邸に呼んだ麻生首相の意図は何なのか。それを推し量ると、本当にいや〜な予感そして悪寒を覚えるのである。こうした時機に剥き出しの「個の利益」信奉者を政権中枢に近づけることすら戒めるべきだと考える。

 

 

 

また宮内義彦、規制緩和で大もうけ?=「かんぽの宿」オリックスへ一括譲渡5

鳩山邦夫総務大臣が1月6日、日本郵政の「かんぽの宿」の一括譲渡に対して反対の方針を表明した。その理由は一括譲渡先であるオリックス不動産(オリックス(株)100%出資)の親会社であるオリックス(株)の代表取締役兼代表執行役会長・グループCEOである宮内義彦氏が、「規制改革会議の議長をやり、郵政民営化の議論も随分やられた。出来レースと受け取る可能性がある」、「オリックスは立派な会社だが、譲渡に国民が納得するか。出来レースと受け取られかねない。率直にまずいと思う」、「正義感を持って対応する。『李下に冠を正さず』ということは大事だ」との同大臣の発言に要約されている。


宮内義彦氏と言えば、「ミスター規制緩和」とも呼ばれたほどの人物である。オリックスの社長時代に就任した規制緩和小委員会の座長に始まり、規制改革委員会委員長、総合規制改革会議議長、規制改革・民間開放推進会議議長を歴任、わが国の規制緩和・撤廃の歴史とともに歩んで来た人物と言っても過言ではない。そして小泉内閣(平成134月〜189月)5年半の間に「改革」の掛け声のもと、劇的に進められた規制の緩和・撤廃をその先頭に立ち、第三者・有識者という名のもとに進めた人物でもある。


今日、「派遣切り」という大きな社会問題化している派遣労働者の製造業解禁(平成163月施行)も、人材派遣会社をグループ内企業に持つ宮内義彦氏が総合規制改革会議議長のポストにあった平成156月の改正により実施に移されたものである。


また千葉県銚子市立総合病院(平成209月末休止・事実上の閉鎖)、大阪府松原市立松原病院(本年3月末閉鎖予定)など自治体病院の閉鎖や「全国に約1000か所ある自治体病院の75%は赤字(H20930日読売新聞)」と言われる公的医療機関の窮状をもたらした大きな原因とされるH16年の新医師臨床研修制度(研修医の都市部集中とアルバイト禁止)やH18年の医療制度改革(診療報酬点数の削減)も、同氏が規制改革・民間開放推進会議議長のときに実施された規制緩和である。


小泉内閣時に推進された規制緩和はおよそ6000項目を超えると言われている。市場原理主義をベースとする経済的側面のみに著しく偏した規制緩和の理論的推進エンジンが竹中平蔵経済財政政策担当大臣(当時)であり、その具体的テーマを設定、緩和項目の具体的肉付けをし、かつ、第三者としてのお墨付きを与える役割を担ったのが、規制緩和小委員会から規制改革・民間開放推進会議に至る我が国の一連の規制緩和・撤廃の推進にあたりそのトップにあった宮内義彦氏である。


規制緩和に関する一連の委員会の座長に座り続ける宮内氏に対しては、国会においても、「利害の抵触」(ある役職に就く人が、その立場や権限を利用することで、その人自身や近しい人の個人的利得を得ることが可能となる状況)の視点から、その不透明性が指摘、糾弾されている。

平成16119日には櫻井充民主党参議院議員が扇千景参議院議長あての「規制改革・民間開放推進会議委員の資質に関する質問主意書」を提出している。


主たる内容は、宮内義彦氏について「政府の政策を国民の利益で決定する会議の長の立場を利用して、特定の企業の利益を図ることが可能となる状況、すなわち『利害の抵触』が発生していると言わざるを得ない。残念ながら政府はこうした『利害の抵触』という問題についての精神が欠落している人選を行っているのではないか」とするものである。


また同月11日の厚生労働委員会においては、医療制度改革の中身について、小池晃共産党参議院議員(現同党参議院幹事長)が「混合診療解禁に関連し、保険会社の利益狙いだ」として、規制改革・民間開放推進会議(宮内議長)のメンバーが「内閣府の殻を被った企業集団」の人間ばかりで「行政の中立性が担保されない」と厳しく政府を追及するなど、議長たる宮内氏をふくめた医療保険の事業拡大という「利害抵触」についての不透明性を取り上げている。


そしてこのわたしも「タクシー料金値上げをめぐる美しくない三人」(2007.5.31付けブログ)のなかで、タクシー運転手の著しい労働条件の悪化をもたらしたタクシー事業の規制緩和(量的規制である需給調整規制を廃止)について、グループ内にオリックス自動車(オートリース業)を抱える宮内氏の利害抵触について取り上げた。


こうした過去の経緯を詳らかにするまでもなく、規制緩和の歴史のなかにおいて規制緩和にかかる政府委員会議長たる宮内義彦氏とオリックスグループの事業との「利害抵触」については、過去にもいろいろとその不透明性が指摘されているのである。


今回の日本郵政の保養宿泊施設「かんぽの宿」のオリックスへの一括譲渡については、これまで舌禍事件で目立って活躍した鳩山総務大臣にしては、その反対表明は素早く、そしてきわめて妥当な判断であった。


『(1)なぜオリックスなのか(2)なぜ一括譲渡なのか(3)なぜ不動産価格が急落しているこの時期なのか』の3点について大臣が日本郵政に問い合わせたが、納得のいく説明はなかったとして反対の方針を表明したのは、大いに納得のいくものなのである。今後、納得のゆく説明が日本郵政にはぜひとも求められるところである。



坂本総務政務官は発言を撤回する必要はない!5

坂本総務政務官は発言撤回をする必要はなかった!

 

 

 

 

 1月5日の総務省の仕事始めの挨拶で、坂本哲志総務政務官が「年越し派遣村」に集まっていた労働者らの就業意欲を疑問視する発言を行なったことに対する批判が予想したように高まった。そして、民主党をはじめとする野党4党がここぞとばかりに、辞任要求を掲げた。

 

 わたしは坂本発言自体がもう少し丁寧に言葉を尽くせば、その真意は或る面、妥当であると考えているため、辞任云々のまえに発言撤回自体も必要ないと思っている。政治家はもっと「思うところ」を誤解されぬよう丁寧に、しかし堂々と主張すべきである。

 

 さて、住み込みでの求人件数が現在三千件ほどあるそうだ。しかしなかなか応募がなく、求人先に実は人が集まらぬという実態があるとTVが伝えていた。おそらく遠い辺鄙な場所であるとか、色々と条件が厳しいのだとは思うが、「食えぬ」「生きてゆけぬ」となれば、そんな贅沢は言ってられないと考えるのが普通ではないのか。また、わたしが関与している社会福祉法人でも、時給860870円で非常勤ではあるが週5日勤務(社会保険にも当然、加入)の募集を毎月のようにしているが、応募が非常に少なく人集めにいつも苦労をしている(もちろんハローワークに求人広告も出している)。

 

このように選り好みせねば、まずは最低、食うには困らぬ仕事がないわけではない。しかも住処つきの仕事の求人もあるという事実が一方にあることも事実である。こうしたことを考慮すると生きるために本当に必死の努力をしているのかと言わざるを得ない部分もあるのである。

 

 先日、フジテレビの「特ダネ」でも派遣村の人々へのインタビューで「なぜ、今、こんな状態にあなたはあると考えるか?」との直截(ちょくさい)な問いに対し「自己責任」と回答した決して少なくない(解雇された)派遣労働者たちがいた。

 

 そうした状況に鑑みて、坂本哲志総務政務官の発言はある面の事実を語っており、仕事がない全ての人々を念頭に置いた発言でないのは、常識から見て明らかなはずと考える。

 

 言うべきことの真意をはっきりと伝えきれなかった点は政治家として問題なしとしないが、以上が発言自体を撤回する必要はないとわたしが考える理由である。もう一度、本意を丁寧に説明すればよいのである。したがって当り前のことだが辞任の必要などなく、逆に野党の解任要求の方が不適切と言うより、いわば悪しき「言葉狩り」であり、そちらの方が余ほど問題であると考える。

 

因みにLivedoor newsのネット世論調査のひとつ「年越し派遣村問題発言による辞任要求は適切?」によれば、「適切だと思う」が27.75%、「不適切だと思う」が72.24%と、辞任要求は不適切とする意見が7割を超えている(1/7PM420分現在)。

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朝ドラ「だんだん」の茉奈・佳奈CD発売、NHKに異議あり!5

 114日、朝ドラ「だんだん」に主演している三倉茉奈・佳奈の「ふたりうた」というタイトルのCDが発売される。「シジミジルのテーマ」以外は総てカバー曲のアルバムである。朝ドラをご覧になっている視聴者であれば、収録されているカバー曲のいくつかがドラマ内で頻繁に使われている曲であることが分かると思う。

 

TVの人気番組のサントラ盤が出ることは決して珍しいことではないし、逆にCD発売とテレビドラマの放映がタイアップされることも珍しくない。

 

三倉茉奈・佳奈は20071月にデビューシングル「2月のわた雪」を発売して以来、200812月の「だんだん」のオリジナル・サウンドトラックまですでに4枚のCDを出しているプロ歌手である。そのことを実はわたしは知らなかった(ドラマ内の歌声を聴いていて、まさか本物の歌手だとは思えなかったから・・・)。

 

しかし今回の朝ドラは、運命の出会いをした双子(舞妓と介護士志望の学生)が、「奇跡のデュエット」の歌声でプロ歌手デビューを果たし、今後はさらなる自分の道を模索してゆく?といったストーリーであるようだ。

 

そこで、物語のストーリー(歌手デビュー・CD発売)に合わせるように、本物の茉奈・佳奈のCDがリリースされる。茉奈・佳奈のオフィシャルWEBサイトの説明では、「だんだん」の主演が決まる前に、今回リリースのカバーアルバムは企画されていたのだそうで、番組内で逆に収録曲を歌うということになったとのこと。

 

NHKが番組関連グッズをNHKおよび関連会社が売ることに、とやかく言う気もないし、筋合いでもない。しかし、CD発売元のナユタウェイウ“レコーズはNHKとは無関係の正真正銘の民間会社である(柴咲コウ・森山直太郎等所属)。

 

そして朝ドラと言えば、半年の間、毎日、しかも朝昼夜(再放送も含む)と放映されるものである。今回の「だんだん」の場合、プロ歌手になることもストーリー展開のうえで重要な柱の一つとなっている。そんななかで、15日(月)の15分間の放送の最後には、その日のストーリーとはまったく関係なくCD収録曲の「赤いスィートピー」が約1分強にわたり流された(以前の放映でもあった)。

 

これって朝ドラ「だんだん」は一私企業のCDのプロモーション・ビデオを流してるってことじゃないの?

NHKがナユタウェイウ“レコーズ(茉奈・佳奈所属レコード会社)の販促を毎日、やってるってことじゃないの?

 

やはり、これって国民の受信料で成り立っている日本放送協会がやっちゃ〜、おかしくないかい!!



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